その事は 承知しております。
著名人では ありますが
但し 岡本先生は この掲示板の多くの患者達の主治医でもあります。
故に 違和感があるのです。
何故に? 他の方には ( 氏 ) をつけています。
眞さんは 決して 敬称略は されません。
著名人では ありますが
但し 岡本先生は この掲示板の多くの患者達の主治医でもあります。
故に 違和感があるのです。
何故に? 他の方には ( 氏 ) をつけています。
眞さんは 決して 敬称略は されません。
論文を引用する際の著者名
投稿者:moto 投稿日:2017/03/15(水) 13:43:13 No.8416
[返信]
論文を引用したり紹介したりする際、敬称を略して著者名を記すことが習慣となっており、決して失礼には当たりません。
漂流さん
ご投稿で ( 岡本ら ) と 書かれています。
とても 違和感が あります。
医師に対しては 敬意を表して
( 岡本先生達 ) の方が 好ましいと思っています。
ご投稿で ( 岡本ら ) と 書かれています。
とても 違和感が あります。
医師に対しては 敬意を表して
( 岡本先生達 ) の方が 好ましいと思っています。
Tedさん お久しぶりです。
Tedさんは1ヶ月前に小線源手術を受けたのですね。その後の経過は如何ですか?
ご自分で試し撃ちが出来るのですから経過は良好ということですね。
タバタ式トレーニング(4分間運動)はネットで検索すればすぐに出てきますが、
「強度の運動を20秒全力で行い10秒休憩(これで1セット)、この流れを8セット
繰り返し行うものです。(合計4分間) 週に3回程度行うと良いそうです。
私は今、バイクマシン(自転車漕ぎ)で行っていますが、心拍数は150近く上がります。
高齢者は過激な運動はしない方が良い、と言われています。
果たしてこれが私にとって良い結果に結びつくのか、はたまた「年寄りの冷や水」になる
のか分かりませんが、もうしばらく続けて行こうと思っています。
今日は、1ヶ月後の診察のようですが、お大事に。
Tedさんは1ヶ月前に小線源手術を受けたのですね。その後の経過は如何ですか?
ご自分で試し撃ちが出来るのですから経過は良好ということですね。
タバタ式トレーニング(4分間運動)はネットで検索すればすぐに出てきますが、
「強度の運動を20秒全力で行い10秒休憩(これで1セット)、この流れを8セット
繰り返し行うものです。(合計4分間) 週に3回程度行うと良いそうです。
私は今、バイクマシン(自転車漕ぎ)で行っていますが、心拍数は150近く上がります。
高齢者は過激な運動はしない方が良い、と言われています。
果たしてこれが私にとって良い結果に結びつくのか、はたまた「年寄りの冷や水」になる
のか分かりませんが、もうしばらく続けて行こうと思っています。
今日は、1ヶ月後の診察のようですが、お大事に。
RE:滋賀医大 岡本らの論文
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2017/03/15(水) 01:35:00 No.8413
[返信]
漂流さんが標題の抄録を訳してくださっていますが、私の訳も論文スレッドにあげておきました。
ご参考まで。
ご参考まで。
滋賀医大 岡本らの論文
投稿者:漂流 投稿日:2017/03/15(水) 00:45:36 No.8410
[返信]
眞様から、言われていました、滋賀医大の岡本らの論文の抄録の部分を翻訳しました。翻訳は 論文・詳細スレッドに載せました。翻訳は不慣れなので、日本語が変でわかりにくいところがありましたら、更には、間違っていましたらご指摘頂ければと思います。
簡単には
生化学的再発は6人に認められ、ADT終了後、中央値23(12-30)ヶ月であること、遠隔転移は、その後、中央値9(0-18)ヶ月で確認された。このような短期間でのPSA再燃、そして、遠隔転移は、治療開始前に、既に、遠隔転移していたことを示しています。それを裏付ける証拠として、生化学的再発した6人は、前立腺内での癌の再発は認められなかったのです。
治療の段階で、既に遠隔転移している前立腺癌については、征圧出来ませんでしたが、前立腺内にある癌細胞、更には、骨盤内のリンパ節に転移している癌細胞は、完全に征圧することが出来ています。 遠隔転移がなければ、岡本らのこの治療法で、非遠隔転移性前立腺癌、つまり、リンパ節転移があっても骨盤内であれば、完全に征圧(やっつける)ことが出来ることを示しています。(現段階では、最強の治療法ではないでしょうか)
ランナ-さん:ADTにより血管も影響を受けてますが、骨密度も下がり、骨折のリスクも増えてます、骨を丈夫にするには、水泳ではなく、骨に負担をある程度かける、筋トレが良いと思います。骨の周りに筋肉をつけて、骨を守るのです。
簡単には
生化学的再発は6人に認められ、ADT終了後、中央値23(12-30)ヶ月であること、遠隔転移は、その後、中央値9(0-18)ヶ月で確認された。このような短期間でのPSA再燃、そして、遠隔転移は、治療開始前に、既に、遠隔転移していたことを示しています。それを裏付ける証拠として、生化学的再発した6人は、前立腺内での癌の再発は認められなかったのです。
治療の段階で、既に遠隔転移している前立腺癌については、征圧出来ませんでしたが、前立腺内にある癌細胞、更には、骨盤内のリンパ節に転移している癌細胞は、完全に征圧することが出来ています。 遠隔転移がなければ、岡本らのこの治療法で、非遠隔転移性前立腺癌、つまり、リンパ節転移があっても骨盤内であれば、完全に征圧(やっつける)ことが出来ることを示しています。(現段階では、最強の治療法ではないでしょうか)
ランナ-さん:ADTにより血管も影響を受けてますが、骨密度も下がり、骨折のリスクも増えてます、骨を丈夫にするには、水泳ではなく、骨に負担をある程度かける、筋トレが良いと思います。骨の周りに筋肉をつけて、骨を守るのです。
通っているスポーツジムでヤクルトの女性が数名、新商品の試飲会を
何度かやっていたことが有りました。
その時に、無料の血管年齢を測定してくれたのです。中指か人差し指に装置を
はめて測定する方法です。
マラソン大会の時は30代前半の血管年齢で喜んでいたのに、3年間のホルモン療法後
の血管年齢が60代と聞かされて唖然としました。
血管を鍛える方法にどんなものが有るのか知りませんが、ネットで調べてみましょう。
何度かやっていたことが有りました。
その時に、無料の血管年齢を測定してくれたのです。中指か人差し指に装置を
はめて測定する方法です。
マラソン大会の時は30代前半の血管年齢で喜んでいたのに、3年間のホルモン療法後
の血管年齢が60代と聞かされて唖然としました。
血管を鍛える方法にどんなものが有るのか知りませんが、ネットで調べてみましょう。
bighiroさん、ランナーさん
投稿者:Ted 投稿日:2017/03/14(火) 20:13:37 No.8408
[返信]
同い年のbighiroさん
いつものことですがジムでの運動、ハンパではないですね。
脱帽です。
タバタ式トレーニングって初耳です。きついのでしょうね。
毎朝も元気そうで羨ましいです。
この前、自分で試したらいつかbighiroさんが言っていたドライオー〇〇〇でした。
ランナーさん
僕のジムでも血管年齢って分かるのかなー。
通っているのはティップネスですが裸足になって台に乗って両手で握力計みたいのを
握る体力測定があるのですがやる度にに総合点数が下がるので長いことやっていません。
明日は1ヶ月検診でMRです。
血液検査もあるようです。
PSA下がっているのでしょうかね。
いつものことですがジムでの運動、ハンパではないですね。
脱帽です。
タバタ式トレーニングって初耳です。きついのでしょうね。
毎朝も元気そうで羨ましいです。
この前、自分で試したらいつかbighiroさんが言っていたドライオー〇〇〇でした。
ランナーさん
僕のジムでも血管年齢って分かるのかなー。
通っているのはティップネスですが裸足になって台に乗って両手で握力計みたいのを
握る体力測定があるのですがやる度にに総合点数が下がるので長いことやっていません。
明日は1ヶ月検診でMRです。
血液検査もあるようです。
PSA下がっているのでしょうかね。
癌の告知を受ける前、マラソン大会で実施していた「血管年齢」の測定結果は、50代前半の
私は30代の血管値でした。
しかし、3年間のホルモン療法後、スポーツジムで実施した2度の「血管年齢」の測定結果は
60代前半ぐらいの結果値でした。
ジムのエアロビクスは30分間の初心者向けのクラスが有りますが、無理すれば、今の私でも
出来ますが、30分間立ちっぱなしはちょっときついです。ランニングマシンを使っての
ランニングは15分間が丁度いいぐらいですね。
筋トレ・水中ウォーク・水泳は健康体の時のようにすることが出来るようになりました。
漂流様へ
血管についての一言、参考になりました。
血管年齢が退化したのもホルモン療法の影響だったのですね!!!
私は30代の血管値でした。
しかし、3年間のホルモン療法後、スポーツジムで実施した2度の「血管年齢」の測定結果は
60代前半ぐらいの結果値でした。
ジムのエアロビクスは30分間の初心者向けのクラスが有りますが、無理すれば、今の私でも
出来ますが、30分間立ちっぱなしはちょっときついです。ランニングマシンを使っての
ランニングは15分間が丁度いいぐらいですね。
筋トレ・水中ウォーク・水泳は健康体の時のようにすることが出来るようになりました。
漂流様へ
血管についての一言、参考になりました。
血管年齢が退化したのもホルモン療法の影響だったのですね!!!
トリモダリティ治療後の定期検査・診察
投稿者:bighiro 投稿日:2017/03/13(月) 22:18:49 No.8406
[返信]
小線源施術後1年8ヶ月、外部照射終了後1年5ヶ月の定期検査・診察にS玉病院に行ってきました。
泌尿器科の主治医の診察「PSA(前回12月の値)は、0.05。男性ホルモン(テストステロン)は
治療前よりも高くなり、ホルモン療法の影響はなくなった。PSA値はこれから少しずつ上がるかもしれ
ないが、余り心配することはない。また下がることもある。排尿関係で気になることがないのなら、
フリバス錠の服用はやめてもよい。」とのことでした。
現在の状況
・排尿・排便(便秘しないようにサプリメントを服用している)で特に気になることはない。
・体重は少しずつ減少しているが、体脂肪(内臓脂肪)は高止まり。(ホルモン療法の副作用の蓄積?)
・食生活は以前と変わりなく、もちろんアルコールも同様です。
・ジム通いも週に4~5回でエアロビ・筋トレに励んでいます。2ヶ月前から、4分間運動(タバタ式
トレーニング)を始めました。
最終のホルモン療法(リュープリン注射)をしてから今月で1年。ホルモン療法の影響はなくなった。
と言われたが、このことは今年に入ってから、毎朝の愚息の現象で実感している。
PSAも昨年9月までの検査では0.01以下だったのが0.05に上昇した。
これらは嬉しさもある半面、気になることでもあるが、一喜一憂しても仕方ないことで、いつもの「
なんくるないさー」の気持ちで行きます。
kimimikiさん Good timinng. ありがとうございます。
泌尿器科の主治医の診察「PSA(前回12月の値)は、0.05。男性ホルモン(テストステロン)は
治療前よりも高くなり、ホルモン療法の影響はなくなった。PSA値はこれから少しずつ上がるかもしれ
ないが、余り心配することはない。また下がることもある。排尿関係で気になることがないのなら、
フリバス錠の服用はやめてもよい。」とのことでした。
現在の状況
・排尿・排便(便秘しないようにサプリメントを服用している)で特に気になることはない。
・体重は少しずつ減少しているが、体脂肪(内臓脂肪)は高止まり。(ホルモン療法の副作用の蓄積?)
・食生活は以前と変わりなく、もちろんアルコールも同様です。
・ジム通いも週に4~5回でエアロビ・筋トレに励んでいます。2ヶ月前から、4分間運動(タバタ式
トレーニング)を始めました。
最終のホルモン療法(リュープリン注射)をしてから今月で1年。ホルモン療法の影響はなくなった。
と言われたが、このことは今年に入ってから、毎朝の愚息の現象で実感している。
PSAも昨年9月までの検査では0.01以下だったのが0.05に上昇した。
これらは嬉しさもある半面、気になることでもあるが、一喜一憂しても仕方ないことで、いつもの「
なんくるないさー」の気持ちで行きます。
kimimikiさん Good timinng. ありがとうございます。
放射線治療法のまとめ
投稿者:漂流 投稿日:2017/03/13(月) 20:31:51 No.8404
[返信]
眞さん、ひげの父さん
私の説明不足を補って頂き、有り難うございました。
これまでのことを纏めると、必須のこととして、中リスクの場合は、BED200を超える線量を照射すること。高リスクはBED220を超えることが求められることになります。眞さんのテープ起こしの記載の中に、京都大学溝脇氏の言として「 当然高リスクの方は潜在的な転移の割合が2割ぐらいありますから局所、なんぼ頑張っても治らないわけです。」とあります。このことは、米国の論文(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24299969)でも記載されています。また、滋賀医大の岡本らの論文でも、143人中6人でPSAの再燃が認められたと記載されています。その人達は、ADT終了後、中央値23(12-30)ヶ月でPSAが再燃していること、遠隔転移は、その後、中央値9(0-18)ヶ月で確認された。このような短期間でのPSA再燃、そして、遠隔転移は、何を意味するのでしょうか? それは、治療開始前に、既に、遠隔転移していたことを示しています。それを裏付ける証拠として、この6人は、前立腺内での癌の再発は認められなかったのです。
つまり、上記の線量で限局癌は完全に征圧できることになります。言い換えれば、限局癌の最善の治療は、~中リスクでは、BED200を超える治療。高リスク、恐らく、超高リスクでも、転移がなければ、BED220を超える線量で、完全に征圧できると考えられます。
これから治療する患者さんにとっては、こうした治療ができる施設を探すことが、まず、やるべきことではないでしょうか。
もう、治療を受けてしまった人は、そのときの、人事を尽くしたわけですから、後は、天命を待たないで、日々、治療法は進化していますから、次の一手を探すことではないでしょうか
眞さん、ひげの父さんのご指摘に、従って、「論文・詳細スレッド」にも記載できるように纏めて行きたいと思います。
私の説明不足を補って頂き、有り難うございました。
これまでのことを纏めると、必須のこととして、中リスクの場合は、BED200を超える線量を照射すること。高リスクはBED220を超えることが求められることになります。眞さんのテープ起こしの記載の中に、京都大学溝脇氏の言として「 当然高リスクの方は潜在的な転移の割合が2割ぐらいありますから局所、なんぼ頑張っても治らないわけです。」とあります。このことは、米国の論文(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24299969)でも記載されています。また、滋賀医大の岡本らの論文でも、143人中6人でPSAの再燃が認められたと記載されています。その人達は、ADT終了後、中央値23(12-30)ヶ月でPSAが再燃していること、遠隔転移は、その後、中央値9(0-18)ヶ月で確認された。このような短期間でのPSA再燃、そして、遠隔転移は、何を意味するのでしょうか? それは、治療開始前に、既に、遠隔転移していたことを示しています。それを裏付ける証拠として、この6人は、前立腺内での癌の再発は認められなかったのです。
つまり、上記の線量で限局癌は完全に征圧できることになります。言い換えれば、限局癌の最善の治療は、~中リスクでは、BED200を超える治療。高リスク、恐らく、超高リスクでも、転移がなければ、BED220を超える線量で、完全に征圧できると考えられます。
これから治療する患者さんにとっては、こうした治療ができる施設を探すことが、まず、やるべきことではないでしょうか。
もう、治療を受けてしまった人は、そのときの、人事を尽くしたわけですから、後は、天命を待たないで、日々、治療法は進化していますから、次の一手を探すことではないでしょうか
眞さん、ひげの父さんのご指摘に、従って、「論文・詳細スレッド」にも記載できるように纏めて行きたいと思います。
ひげの父さんの投稿で紹介されました講演について京都大学の溝脇尚志氏の講演と題してブログに記事を書いています。
講演の該当箇所、43分43秒にリンクしていまして、話された内容を文字起こしをしています。さらに紹介されている論文もリンクしました。
なお、溝脇氏の参照されている論文はHDRを対象とするものです。
講演の該当箇所、43分43秒にリンクしていまして、話された内容を文字起こしをしています。さらに紹介されている論文もリンクしました。
なお、溝脇氏の参照されている論文はHDRを対象とするものです。
ひげの父さん、大門さん、漂流さん有難うございます。皆さんに投稿頂き大変心強く感謝しております。これが手術前だったら一入です。今は時計を手術前に戻したい心境です。
今も尿漏れで有りながら尿閉の危惧をしておりますが、現状を受け入れ出来るだけ体を動かしていこうと思っています。願わくは前のようにフルマラソンにエントリーしたいものです。
今後とも新たな情報とう有りましたら宜しくお願いします。
今も尿漏れで有りながら尿閉の危惧をしておりますが、現状を受け入れ出来るだけ体を動かしていこうと思っています。願わくは前のようにフルマラソンにエントリーしたいものです。
今後とも新たな情報とう有りましたら宜しくお願いします。
漂流さんに紹介いただいた論文 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16242258
をできるだけ簡単に説明してみました。
論文紹介では、要点を整理していただくと、どなたにも分かりやすくなりますね。
原文での表記や、内容が複雑かつ長文になる場合は、論文用スレッドを活用していただけるとありがたいです。
対象:1990年~2003年 1377例
内訳:小線源単独:571例、
小線源+ホルモン療法:371例、
トリモダリティ療法:435例
全体のPSA非再発率(10年)は 87%
なお、PSA再発患者の約半数において、がんの存在が確認されています。
日本に小線源が導入されたのが2003年ですから、これはそれ以前の米国でのデータです。
BED* PSA非再発率(10年) 生検陽性率
100以下 46% 24%
100-120 68 15
120-140 81 6
140-160 85.5 6
160-180 90 7
180-200 90 1
200超 92 3
先に添付していただいてる図は、この詳細をグラフ化したものです。
*BED:生物学的等価線量
小線源を用いた治療法と言っても、140Gy前後から~220Gyを優に越えるものまで、
施設(医師)によって幅があるのが現状です。
LDRのように低線量のシードによる放射線が半減期にしたがい低減しながら長期継続するような場合は、
BEDの換算もそう単純ではなく、換算方式に疑義を抱く意見もあるようです。
線量増加の頭打ちについては、昨年、大阪のセミナーの終盤に、溝脇先生も触れておられます。
...(続きを読む)
をできるだけ簡単に説明してみました。
論文紹介では、要点を整理していただくと、どなたにも分かりやすくなりますね。
原文での表記や、内容が複雑かつ長文になる場合は、論文用スレッドを活用していただけるとありがたいです。
対象:1990年~2003年 1377例
内訳:小線源単独:571例、
小線源+ホルモン療法:371例、
トリモダリティ療法:435例
全体のPSA非再発率(10年)は 87%
なお、PSA再発患者の約半数において、がんの存在が確認されています。
日本に小線源が導入されたのが2003年ですから、これはそれ以前の米国でのデータです。
BED* PSA非再発率(10年) 生検陽性率
100以下 46% 24%
100-120 68 15
120-140 81 6
140-160 85.5 6
160-180 90 7
180-200 90 1
200超 92 3
先に添付していただいてる図は、この詳細をグラフ化したものです。
*BED:生物学的等価線量
小線源を用いた治療法と言っても、140Gy前後から~220Gyを優に越えるものまで、
施設(医師)によって幅があるのが現状です。
LDRのように低線量のシードによる放射線が半減期にしたがい低減しながら長期継続するような場合は、
BEDの換算もそう単純ではなく、換算方式に疑義を抱く意見もあるようです。
線量増加の頭打ちについては、昨年、大阪のセミナーの終盤に、溝脇先生も触れておられます。
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Stock氏の論文について (BEDの計算式)
投稿者:眞 投稿日:2017/03/13(月) 11:10:09 No.8398
[返信]
漂流 さんは2017年3月13日の投稿で「具体的に、限局癌を征圧するには、どれくらい放射線量が必要かを勉強しました」と書かれ、次の論文のURLを示されています。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16242258
この論文は2015年 4月10日に小線源治療のBEDの計算と題して紹介したものです。
また、サイトにも同様に小線源治療のBEDとして載せています。
PubMed からリンクしていますfull text は有料ですので、別のfull textをリンクしました。
漂流 さん は full text より図を参考にアップロードされたのですね。
BED、BEDとよくいわれ、具体的な計算式はどうなっているのか上記の論文でやっと分かり、ちょっと嬉しくなりました。自分で分かっただけではなく、情報共有のということでネット上にあげた次第です。
懐かしい論文です。
滋賀医科大の岡本氏の論文にも以下のように書かれて参照されています。
The use of prostate brachytherapy provides the advantage of safe delivery of a high biologically effective dose (BED) to the prostate[1,2,3,4].
Google翻訳
前立腺近接照射療法の使用は、高い生物学的有効用量(BED)を前立腺に安全に送達するという利点を提供する[1,2,3,4]。
4. Stock RG, Stone NN, Cesaretti JA et al. Biologically effective dose values for prostate brachytherapy: effects on PSA failure and posttreatment biopsy results. Int J Radiat Oncol Biol Phys 2006; 64: 527-533.
私は2017年3月1日の投稿で以下のように書きました。
「SANZOKUさん
分かりやすい紹介を「論文・詳細スレッド」に是非書いてください。」
SANZOKUさん
...(続きを読む)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16242258
この論文は2015年 4月10日に小線源治療のBEDの計算と題して紹介したものです。
また、サイトにも同様に小線源治療のBEDとして載せています。
PubMed からリンクしていますfull text は有料ですので、別のfull textをリンクしました。
漂流 さん は full text より図を参考にアップロードされたのですね。
BED、BEDとよくいわれ、具体的な計算式はどうなっているのか上記の論文でやっと分かり、ちょっと嬉しくなりました。自分で分かっただけではなく、情報共有のということでネット上にあげた次第です。
懐かしい論文です。
滋賀医科大の岡本氏の論文にも以下のように書かれて参照されています。
The use of prostate brachytherapy provides the advantage of safe delivery of a high biologically effective dose (BED) to the prostate[1,2,3,4].
Google翻訳
前立腺近接照射療法の使用は、高い生物学的有効用量(BED)を前立腺に安全に送達するという利点を提供する[1,2,3,4]。
4. Stock RG, Stone NN, Cesaretti JA et al. Biologically effective dose values for prostate brachytherapy: effects on PSA failure and posttreatment biopsy results. Int J Radiat Oncol Biol Phys 2006; 64: 527-533.
私は2017年3月1日の投稿で以下のように書きました。
「SANZOKUさん
分かりやすい紹介を「論文・詳細スレッド」に是非書いてください。」
SANZOKUさん
...(続きを読む)
中高リスクの治療には、放射線照射以外には無いとの判断ですが(5年のPSAの非再燃率は、手術に比べて、約2倍の高さ)、具体的に、限局癌を征圧するには、どれくらい放射線量が必要かを勉強しました。照射量が多ければ多いほど、癌は征圧出来ますが、正常組織も放射線障害を激しく受けます。どの程度が良いのかを実験的に示した論文を下記に示します。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16242258
タイトルBiologically effective dose values for prostate brachytherapy: effects on PSA failure and posttreatment biopsy results.
この研究は、徹底した解析が行われています。線量単位としてBEDが用いられています。このBEDは、biological effective dose(生物学的等価線量)です。放射線生物学や放射線腫瘍学のLQモデルに基づき、分割照射による細胞生存率への影響を加味した指標ということになります。異なる線量や照射回数を用いたときの放射線治療の効果や影響は、BEDにより比較可能となります。
BED量による癌の征圧の程度を見るため、線量を変化させています。ところが、外部照射だけを利用すると、前立腺に隣接する正常臓器、例えば、大腸に大きな放射線障害(大量出血など)をもたらす事になります。例えば、BED=200にするには、1.8グレイ/一回照射の分割照射の場合、58回の照射で計、105グレイの照射が必要となります。従って、前立腺内部に、放射線源を留置して照射し、隣接する正常組織の被爆を抑える形で、BED200以上を確保しています。(これが現在の小線源治療につながっています)
その結果、BED200で最もPSA非再発率が高くなっていました。別の論文では(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19879812),更に、BEDを上げて、どうなるかを見ています。その結果、BED >220 Gy以上では、差異がないことが判ったと書いてありました。従って、少なくともBED =220 Gyが求められます。この線量を確保するには、外部線源と内部線源留置の方法しかないと判断されます。
因みに、最近は、外部照射単独でも、出来るだけ線量を上げる試みがなされており、ある論文(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24447404)では、中リスクの患者に対して86.4GyのIMTR(BED164)を行っています。しかし、この論文では、brachytherapy combined with 50.4 Gy of IMRT を行っている実験区ももうけており、その結果、brachytherapy combined with 50.4 Gy of IMRT の方が、IMRT単独よりも治療成績がよいと記載されていました。
これらのことを総合すると、これまで、中高に焦点を合わせて来ましたが、中リスクでも小線源治療と外部照射を組み合わせた治療が優れている様です。
追記: SANZUKUさんは、BEDは220越えの様ですね
ランナ-さん:ホルモン治療は終了してますよね。もう、そのことは考えないで、如何にホルモンから抜け出るかが重要だと思います。また、勉強してお知らせ出来ればと思います。先ずは、血管を強くするために、適切な運動をすることだと思います。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16242258
タイトルBiologically effective dose values for prostate brachytherapy: effects on PSA failure and posttreatment biopsy results.
この研究は、徹底した解析が行われています。線量単位としてBEDが用いられています。このBEDは、biological effective dose(生物学的等価線量)です。放射線生物学や放射線腫瘍学のLQモデルに基づき、分割照射による細胞生存率への影響を加味した指標ということになります。異なる線量や照射回数を用いたときの放射線治療の効果や影響は、BEDにより比較可能となります。
BED量による癌の征圧の程度を見るため、線量を変化させています。ところが、外部照射だけを利用すると、前立腺に隣接する正常臓器、例えば、大腸に大きな放射線障害(大量出血など)をもたらす事になります。例えば、BED=200にするには、1.8グレイ/一回照射の分割照射の場合、58回の照射で計、105グレイの照射が必要となります。従って、前立腺内部に、放射線源を留置して照射し、隣接する正常組織の被爆を抑える形で、BED200以上を確保しています。(これが現在の小線源治療につながっています)
その結果、BED200で最もPSA非再発率が高くなっていました。別の論文では(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19879812),更に、BEDを上げて、どうなるかを見ています。その結果、BED >220 Gy以上では、差異がないことが判ったと書いてありました。従って、少なくともBED =220 Gyが求められます。この線量を確保するには、外部線源と内部線源留置の方法しかないと判断されます。
因みに、最近は、外部照射単独でも、出来るだけ線量を上げる試みがなされており、ある論文(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24447404)では、中リスクの患者に対して86.4GyのIMTR(BED164)を行っています。しかし、この論文では、brachytherapy combined with 50.4 Gy of IMRT を行っている実験区ももうけており、その結果、brachytherapy combined with 50.4 Gy of IMRT の方が、IMRT単独よりも治療成績がよいと記載されていました。
これらのことを総合すると、これまで、中高に焦点を合わせて来ましたが、中リスクでも小線源治療と外部照射を組み合わせた治療が優れている様です。
追記: SANZUKUさんは、BEDは220越えの様ですね
ランナ-さん:ホルモン治療は終了してますよね。もう、そのことは考えないで、如何にホルモンから抜け出るかが重要だと思います。また、勉強してお知らせ出来ればと思います。先ずは、血管を強くするために、適切な運動をすることだと思います。
漂流さんの投稿記事を見て、ホルモン療法が怖くなりました。
以前、スポーツジムで坊主頭のおじさんから「ホルモン注射はとても危険」
と言われたことが有りましたが、こうして、弊害の文章を読むと、ちょっと
怖い気がします。
泌尿器科の主治医からは、日光を浴びたり、筋トレをしたら骨が強くなる
と言われました。
以前、スポーツジムで坊主頭のおじさんから「ホルモン注射はとても危険」
と言われたことが有りましたが、こうして、弊害の文章を読むと、ちょっと
怖い気がします。
泌尿器科の主治医からは、日光を浴びたり、筋トレをしたら骨が強くなる
と言われました。