ホーム トピック アルバム 留意事項 検索 管理
おなまえ
Eメール
タイトル
コメント
参照URL
添付File

暗証キー (英数字8文字以内)(あとで修正・削除する場合は要入力)
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
文字色
IMRT治療のPSA非再発率
投稿者: 投稿日:2014/12/28(日) 18:42:56 No.5158 [返信]
今年も後、4日、無事に新年を迎えることができることを感謝しつつ、
最近投稿、頻繁であることを若干反省しつつ、本年最後の投稿です。

小線源治療のPSA非再発率について、いろいろ論文を調べましたが、
私の受けたIMRTに関しては、以前投稿した
IMRT vs brachytherapy での愛知県がんセンター


ぐらいでしたので、もうひとつ、国内の論文を紹介します。
東北大学病院 泌尿器科
限局性前立腺癌に対する強度変調放射線療法
http://www.uro.med.tohoku.ac.jp/patient_info/seiseki10.html

に図が載っていて、中リスク(36例)はPSA非再発率が100%となっています。
著者名と雑誌名より2012年の論文をみつけました。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22770471

Full Text
http://www.ro-journal.com/content/7/1/105

5年PSA非再発率は以下のとおりです。
中間リスク  100% (36)
高リスク   82.2%(105)

http://www.ro-journal.com/content/7/1/105/figure/F1?highres=y

上記の図をみると、8年近くたっても、中間リスク群でPSA非再発率100%という
のはすばらしい治療結果と思われます。


...(続きを読む)
医者を見たら死神と思え
投稿者: 投稿日:2014/12/28(日) 13:27:43 Home No.5157 [返信]
年末に不穏な表題ですが、がんもどき理論で有名なK医師がビッグコミックに
監修者として連載が開始されたマンガの題名です。
緩和ケア医師の平方眞氏がblogで、あらすじを紹介し論評していますので、紹介
します。
腫瘍内科医 勝俣範之氏のtweetで知りました。
http://nkatsuma.blog.fc2.com/


「ビッグコミックにK氏監修マンガ」
http://air.ap.teacup.com/awatenai/2110.html

「ビッグコミック『医者を見たら死神と思え』第2回」
http://air.ap.teacup.com/awatenai/2126.html

「『医者を見たら死神と思え』第3回」
http://air.ap.teacup.com/awatenai/2133.html

「『医者を見たら死に神と思え』第4回」
http://air.ap.teacup.com/awatenai/2139.html



平方眞氏のもうひとつのサイト
http://www.lcv.ne.jp/~hirakata/palliative/

に以前、がん性格


で、書きました宮城県コホート研究の論文の概要が載っていましたので、紹介
します。

...(続きを読む)
ひげの父さん、SANZOKUさん、皆さん
投稿者:GANBA-SETA 投稿日:2014/12/28(日) 12:31:03 No.5156 [返信]
S医科大にてトリモダリティの外照射25回を受け、
クリスマスの12月25日にクリスマスプレゼント退院しました。
外照射ではK先生、T先生にお世話になりました。

O成人病センターでの生検で尿閉になった経験がありますが、
同じような症状が出て、一時的に尿閉状態となりましたが、
入院中もO先生に診察していただき、適切な治療と投薬を受けまして、
尿閉は治り、放射線治療によります排尿障害は残っていますが、
日が経つにつれて改善して行きそうな状態です。

当方の前立腺がんは尿道の近くにあり、
中葉肥大となり尿閉を起こしたようで、O先生によりますと、かなりレアケースとのことです。
O成人病センターでの生検で尿閉になったのも同じ理由によるものと思います。
尿閉対策として、看護士さんの指導を得て自己導尿の方法をマスターしました。
外放射の前に、自己導尿を済ませて治療に行きましたので、
外照射治療における位置合わせがスムースで、治療は、いつも15分程で終了しました。

入院中、時間はたっぷりありましたが、今の季節は、外は寒すぎるし、
排尿障害もあり、暖かい院内から出る気が起こらず、TV、読書、PCゲーム等で過ごしました。

今のところ、排尿障害以外は特に日常生活上の問題はありませんので、
遅れていた年賀状を仕上げ、先ほど郵便局の本局まで出しに行ってきました。

また、経過報告などさせていただきます。
トリモダリティ治療
投稿者:KTじーさん 投稿日:2014/12/27(土) 21:07:45 No.5155 [返信]
こんばんは!
2009年4月にハイリスクの前立腺がん(ステージT3a,PSA30ng/dl,GS4+4=8 )でS医科大学O先生にトリモダリティ治療(ホルモン療法+小線源+放射線治療)を受けて5年弱の経過後の様子を今年の1月初旬に投稿しました。
あれから一年、PSAの数値は0.049ng/mlと変わりなく6年近くたった今も安定して経過しています。
 この病気の診断を受けた当時は、前立腺の全摘手術を受けるしかないと思っていました。しかしセカンドオピニオンを受けるため訪れたO先生から小線源治療についての説明があり、全摘手術以外の方法で治療できることを知りました。小線源治療には成功か失敗かのどちらかしかない、再発率も転移がなければ1%程度と極めて低く、正確に狙いを定めて高線量を照射でき、後遺症もほとんど残らず、何より手術の苦痛も少なく数日の入院で済むことを聞いて、O先生のもとで治療をお願いする決心をしました。結果、入院は3泊4日と短く、退院後も今までとほとんど変わりなく日常生活を送ることができました。今でも再発はもちろん全摘手術で起こり得たかもしれない尿漏れなど身体的問題に悩まされることはありません。
今年の10月で満74歳になりました。若い頃から行っていた軟式野球連盟の役員及び審判員を今も変わらず続けています。そして健康な身体づくりのため毎日1万歩を目標に歩き、孫の保育園の送り迎えをするなど日常生活に何一つ支障なく元気な毎日を送っています。
この様な治療法を行う医療機関はそれほど多くはないと思います。そんな現状のなかO先生に巡り会い、治療を受けられたことは幸運でした。
身近で同じ病気の患者さんのことを聞くと、つい私の体験談にも力が入ります。
最後に何かの記事で見たのですが、この治療方法についてほとんど周知されておらず医療者の間においてももっと普及啓発が必要ではないかと書いていました。私にその手助けが少しでもできればと思い、この現況を書きました。
リアルタイムの術中プラン
投稿者: 投稿日:2014/12/27(土) 14:10:52 Home No.5154 [返信]
小線源治療のリアルタイムの術中プランに関して検索したところ、以下の資料に
徳島大学でリアルタイムに変更した経緯が書かれていましたので、紹介します。

http://www.nmp.co.jp/member/oncoseed/realtime3/pdf/realtime3.pdf

P.3
徳島大学では、線量計画装置にInterplantを使用し、小線源療法導入から初期の199例までは術直前プラン法で施行していたが、この方法では刺入するニードルの本数が多く、支持針(アンカーニードル)を内側部に置いても穿刺に伴う前立腺の偏位が生じるため、よりシンプルに効率よくシード挿入を行う工夫が必要とされていた。その後、Mount Sinai 大学のDr. Stoneの技術指導等を経て、200例目以降からは、VariSeed を使用したMount Sinai 大学と同じコンセプトのリアルタイムでの辺縁配置法をInterplantを使用して実施している。

Stone氏はいろいろな日本の医療機関に対して指導しているのですね。


徳島大学の泌尿器科の病気、治療についてに「2004年7月から小線源治療を導入し、2013年2月現在、約500例の治療実績があります」
ということで、リスク分類別PSA非再発率の図が載せられています。
ただし、高リスクと低リスクの説明の文が逆と思われます。
http://tokushima-u-uro.jp/data/contents/contents/disease/1_13607169426399.png

8年近くで高リスク 85.7%というのは治療成績いいですね。
教えて下さい
投稿者:栗林 投稿日:2014/12/27(土) 12:09:48 No.5153 [返信]
ひげの父さんは常にデーターを基に医学的分析・解析されていることに敬意を表します。そこで、再び甘んじてご質問させて下さい。ひげの父さんもそうですが、IMRT等の放射線治療あるいは摘出手術後に再発してホルモン治療に移行した場合、ホルモン抵抗性(CRPC)が現れるまでのPSA値が安定している期間は、ホルモン治療のみでスタートした場合と比較して放射線・手術後の各リスクパラメータは小さくなっている分だけ有意差があるのではないかと漠然と推測しているのですが、そうしたことを学会発表あるいは論評はないのですかね。データー収集がとれないのでご質問ばかりして申し訳ありませんが、腺友の皆さんにおいてもわかる範囲内でお考えを教えて下さい。
お返事
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/12/26(金) 23:34:21 No.5152 [返信]
 SANZOKUさん
放射線治療の進歩を考えると、10年のデータというとまだIMRTも普及していなかったし、
小線源だって導入直後で、中高リスクには対応できていなかった時代なので、
なかなか厳しいことは確かですね。
しかし、我々が治療を受けるのは、10年前の技術による放射線治療ではなく、
今の放射線技術に基づいているわけです。
放射線治療医は「今の水準」がわかるけど、多くの泌尿器科医は、10年間のデータが示されるまでは
積極的な評価をしない。
放射線治療医と泌尿器科医の認識に、大きなタイムラグがあると思わざるを得ませんね。
技術レベルの評価では、5年非再発率というのは面白いかも知れませんが、実際には5年を超えても
再発するのが前立腺がんですから、このあたりがそれで良いかと言われると、これはまた別問題だと思います。


 眞さん
松本さんは、私がここに返事を書いた翌日に、ほぼ同文の問合せが直メールで入りました。
掲示板に書いたので、それを見て欲しいといいましたが、その後見たと言う返事はありましたが、
特に質問などはありませんでした。
他の方からの回答もご覧になっているのかどうか・・・インターネットはたまにしか使っておられないのかも。

篠原先生の講演資料の紹介、ありがとうございます。
PSA bounce の例としては参考になると思いますが、これは日本に小線源が導入された時(2003年)の講演ですね。
プレプランに基づいてシードを置き、挿入後に線量を再度確認するというやり方ですが、
現在は、進んでいる施設では、プレプランではなくリアルタイムの術中プランに変わっています。
そのあたりには気をつけながら読む必要がありそうに感じました。
トリモダリティなどで極めて強い線量を与えると、PSAが、通常よりかなり低い値まで下がるようで、
このような例は、米国の長期の実例を比べてもまずほとんど再発しないようです。
しかし、これはあくまで施術者の手ごたえであり、泌尿器科医はやはり10年待てというのでしょうね。
Sylvester氏の論文 PSA非再発率
投稿者: 投稿日:2014/12/25(木) 20:32:43 Home No.5151 [返信]
SANZOKU さんが 病院がリスク別非再発率の公表ということ書かれていますが、リスク別は難しいかと思いますが、治療毎の再発率は以下のような若干の夢物語ですが分かるかと思います。

マイナンバー法が成立したので、法制上の問題はあるかと思いますが、健康保険被保険者番号と紐づけることにより、個人の医療情報を一元的に管理できるようになると、各病院毎の統計データをとることも可能となるかと思います。PSA再発率をどう捉えるかですが、ホルモン治療が再開されて日とでも定義すれば、その薬を処方した日は分かりますので可能かと思います。
もちろん、治療に関しては、放射線治療、小線源治療、手術など、すべて保険点数により分かると思います。
個人の情報が一元に管理される日が遠からず来るでしょう。

国としては医療費の削減ということは大きい課題ですので、マイナンバー法は適切に使用するかと思います。

さて、未来の話はさておき、小線源治療の非再発率に関して、いろいろ調べてきました。
東京医療センター斉藤先生が以下の動画で22分25秒当たりで紹介している「アメリカでの15年経過をみた治療成績」の引用元の論文がわかりましたので、紹介します。
http://www.cancerchannel.jp/posts/2013-03-08/18800.html

筆頭著者はSylvester JE 氏であり、所属はSeattle Prostate Institute。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17084544

15年PSA非再発率は以下のとおり
・低リスク  85.8%
・中間リスク 80.3%
・高リスク  67.8%

Full Textは有料ですので、図をみることはできませんが、上記の動画の図を先に紹介したNelson N. Stone氏の論文


と比較すると、高リスクの傾向が違うことがわかります。
シアトルのとおりだと、6年までの値が分かればいいかなと思いますが、Stone氏のそれは直線的になっているので、そういうわけにはいかないと思います。
どうしてこのように傾向違うのか理由わかりません。


日本では、東京医療センターが9年のデータの論文
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsejje/26/2/26_176/_pdf
...(続きを読む)
小線源治療後のPSAの推移
投稿者: 投稿日:2014/12/24(水) 07:14:45 Home No.5150 [返信]
治療後のPSA、どのように推移していくか気になりますが、間寛平さんの主治医
である篠原克人さんの講演の資料を紹介します。
http://www.nmp.co.jp/member/oncoseed/download/seminar.pdf

日本で小線源が開始された2003年、第62回日本医学放射線学会総会 ランチョン
セミナーとして講演されたものです。

術後のPSAの低下に関して以下のような記述がありました。

0.1ng/ml以下になるまで要する期間を比較すると、前立腺全摘症例ではおよそ術後3週であるが、一般的にブラキテラピーの症例では5年以上である。なかには、図44に示すように、術後のPSAが約1.0ng/mlまで急速に下がり、しばらくその近値に留まりながら5年ほどで0.1ng/mlあたりに落ち着くという症例もみられる。

ネット上、長期のPSAの推移を一覧等で公開しているサイトはそう多くはないですが、
例えば、以下の例のPSAの推移をみてみると上記のことがいえるかと思います。

http://www.geocities.jp/ja1htm/page008.html

トリモダリティに関しては長期の例はそうないかと思われますが、当掲示板に投稿した
一里塚さんのPSA推移を示します。



0.05あたりに落ち着いているかと思います。


病院選び
投稿者:SANZOKU 投稿日:2014/12/23(火) 11:14:40 No.5149 [返信]
表題は患者にとって悩ましいテーマと思います。こちらの掲示板を訪れた人は、ひげの父さんに相談という奥の手があるのですが、さもなければ皆さんはどのような方法で病院を選ばれているのでしょうか? 家から近い、癌拠点病院である、知り合いの紹介があるなどという理由からでしょうか? 一般的な患者は癌を宣告されても治療法など知る由もなく、せいぜい先生から説明された方法の中から治療法を選ぶといったところでしょうか・・・。まあこれでも低リスクであれば間違いはないかもしれません。もしかしたら中リスクでも大きな間違いはないと思います。

ところが高リスクや転移癌といった人には、これでは納得できないという人が居られても不思議ではありません。そこで自ら治療法を勉強し、その治療に適した病院を選ぶ道筋に進ことになります。治療法に関しては先に眞さんがアップした機関などによる治療法別の比較結果などの情報で、ある程度目星が付くかもしれません。ところがいざその治療を国内のどの病院で受けるかという話になると、はたと困るのが現状ではないでしょうか?

何故ならそのような治療法がどの病院で行われているかが分かっても、その治療に命を預けるにも関わらず、治療実績が公表されていない病院が多いからです。治療実績として比較的参考にして良いパラメータは5年PSA非再発率かと思います。しかしこれについてもいろいろ問題が多いと考えられます。

その問題について述べる前に何故10年PSA非再発率でなくて、5年PSA非再発率かということを述べたいと思います。先ず第一に考えられるのは、様々な治療法のうち、10年PSA非再発率を公表できる治療法は国内では手術以外にあまりないという実情があります(ちなみに10年非再発率を公表するには少なくとも12年くらいの治療実績がなければなりません)。現状は他にも治療法はいろいろありますから、この10年ほどの間に治療法は大きく変化しているのですね・・・。その変化という点を捉えてもう少し言及すると、同じ治療法でも検査装置や医療機械、使用薬剤は日進月歩で変化しています。もちろん各病院の技術も着実にアップしているでしょう。その変化を捉えるという意味で考えても10年非再発率の治療実績は、もはや古めかしいデータということになりかねません。

いよいよ5年PSA非再発率の問題点について述べます。上記のように5年PSA非再発率が良いパラメータだとすれば、各病院でこれを公表するように仕向ければ良いように思います。たとえば患者会がこれを要求するということも考えられます。ところがこのパラメータにも大きな問題が潜んでいるのですね・・・。公表された5年非再発率が本当に公正なパラメータになるかという点です。私のような素人目に見ても以下のような問題点が見えて来ます。

①病院がリスク別非再発率を公表しても、病院がそれぞれのポリシーでリスクを自己管理している。もう少し具体的に述べると、いわゆるリスク指標(PSA、GS、病期)以外に陽性率などを考慮したり、画像診断以外にリンパ節生検などをして患者をスクリーニングしている。
②病院によって術後ホルモン治療などを実施している。たとえば2年実施すれば、しないのに比べて2年以上の再発遅延効果があると考えられる。
③そもそも病状認定の段階で病院によって結構開きがある。それは検査機械の性能や判定する医師の判断の違いによる。厳しく判定すれば、治療実績に有利になる。

こう考えてくるとなかなか難しいところもありますね。一人一人の癌の性質は同じリスク指標であったとしても大きく異なるので、もしかすると非再発率の数値に一喜一憂すること自体あまり意味がないかもと思えてきたりします。ですが自分はこれらの事があっても治療実績について客観的評価を導入すべきと思うし、患者が治療実績を知って命を託す病院を選択することは重要なことと思います。ですが、しばらくはひげの父さんにご尽力を願うしかないのかとも思います。今自分にできることは、自分の治療について最新のクチコミ情報をアップするくらいでしょうか・・・。

最後に自分の病院選びの経緯に触れておきます。最初はとにかく近くのしっかりしてそうな病院を選ばなければということでT大学病院を選びました。そこでD2宣告され、「何を言ってもやることは同じ」という殺し文句でホルモン治療を余儀なくされていました。その後ネットをくまなく探し回り、ひげの父さんの紹介にもあったS医科大学にアクセスすることにしたのです。この時点でその治療実績にも注目していましたが、何と言ってもメールで直リンクできる先生のお人柄と物の考え方に惹かれるものがありました。もちろんその後のO先生による診察で私の病状修正がなければ、S医科大学にお世話になることもなかったのです。こんなややこしい病状の患者を引き受けていただいただけで感謝しています。あまり合理的な判断によるものではないかもしれませんが、実際はこのような経緯で現在があるのです。
松本洋二郎 さん
投稿者: 投稿日:2014/12/23(火) 10:32:44 No.5148 [返信]
質問に対して、私含めて何人かの方が回答していますが、了解されています
でしょうか。

小線源治療に対しての有害事象にα1ブロッカーが有用であり、この掲示板では
処方され、特に問題なく、対処されていると書きましたが、別の掲示板では
α1ブロッカーであるユリーフを処方されても、なかなかよくなっていない
yuichiさんの例をみつけましたので、以下に書きます。

・ワンタンメンを食べていましたら、急激な尿意で、最後まで食べることができずに、店を出てトイレに駆け込んだ
・就寝してからの排尿は、相変わらず3回ぐらいで、絞り出している状況

http://8921.teacup.com/ishi50/bbs/566
http://8921.teacup.com/ishi50/bbs/570
http://8921.teacup.com/ishi50/bbs/578
http://8921.teacup.com/ishi50/bbs/597

放射線科の医師の診察もありましたが、その医師は、排尿で苦しむのは、”3か月後がピークですよ”と言われ、がっくり、でした。

当方、IMRTで放射線科の医師に1か月でおさまるといわれ、1か月たち、ほぼ現状に
戻ったのとは違いがありますね。
また、夜間に起きる回数は減り、放射線治療のせいか改善されたのは喜ばしいこと
です。

α1ブロッカーには3種類あり、ハルナールかユリーフが処方されるようですね。
3種、少し効能が違い、以下のページにくわしく書かれています。

フリバスとハルナールとユリーフ
http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/bph/2007/01/post_3934.html

ユリーフの副作用には以下のようなものがあげられています。
5%以上  射精障害(逆行性射精等) 口渇
...(続きを読む)
お返事
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/12/23(火) 01:30:02 No.5147 [返信]
 栗林さん
再発率30~40%というのは、このブログの患者さん(PSA48、GS4+3、陽性率6/12)のような、
ハイリスクに対する話だと思いますが、J医大の放射線治療科A先生(同じ先生かどうかは判りませんが)は、
トリモダリティ(この表はLDR)なら非再発率77%というデータ(スライド資料)も示されています。
これもあまり良い数字とは思えませんが、非再発率60~70%(再発率30~40%)よりはかなりまし?


 眞さん
それも行きたいセミナーでした。
我国で承認される薬は、世界で50番以内のものはまずありません。
この分野では明らかに後進国ですが、それでも近頃は承認が早くなる傾向にあるとか。
しかし、まだ多いのは7~80番目あたりかな、へたすりゃ100番前後のものもあるので何をかいわんやですよね。

 >また、米国ではNCCN ガイドラインに載り、FDAの承認を得ていないものが
 >保険薬となるものがあり、FDAの承認は保険薬となる必須ではないとのこと。

それは知りませんでした。
国民皆保健の日本と、民間の保険会社が力を持っている米国との違いでしょうね。

日本の学会で、「口演」となっているのはほとんど case report ですね。
新人の発表練習と思われるものもあります。

「”抗がん剤は効かない”の罪」は読みました。

5147

『海外癌医療情報リファレンス』10周年記念がん医療セミナー
投稿者: 投稿日:2014/12/22(月) 19:29:41 Home No.5146 [返信]
昨日、「『海外癌医療情報リファレンス』10周年記念がん医療セミナー」に参加
しました。
URLリンクすると掲示板で、投稿できませんので、演題に興味ある方はセミナー名
で検索してみてください。

聴衆は翻訳を業とする女性の方が多いと見受けられ、男性は少なかったです。

勝俣 範之先生の「日本のがん医療事情について~がん研究の死の谷と情報
リテラシー~」はなかなか面白かったです。

先に投稿したジーラスタ、ジェブタナは「終わらないドラッグラグ問題 日米比較」
のスライドの一覧表にのっていました。

ジーラスタ
https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=5103

ジーラスタ米国では2002年に承認、ジェブタナは2010年、日本は2014年、この遅れは
どうしようもないですね。

韓国、中国は米国が承認されたら、即承認といっていました。

また、米国ではNCCN ガイドラインに載り、FDAの承認を得ていないものが
保険薬となるものがあり、FDAの承認は保険薬となる必須ではないとのこと。
このような薬はまた、日本での承認が遅くなるとのことでした。

日米癌治療学会のエビデンスレベルも興味深かった。米国ではcase reportの発表
はないが、日本ではあるとのこと。

自著の『「抗がん剤は効かない」の罪 ミリオンセラー近藤本への科学的反論』
毎日新聞社は6000部しか売れていないと嘆いていました。
眞さんからの再発率情報
投稿者:栗林 投稿日:2014/12/22(月) 15:33:14 No.5145 [返信]
眞さんからの情報紹介で、J医科大学病院でHDR+外部照射+2年に亘るホルモン療法を実施している方の医師による再発率の状況話題でIMRT、手術治療も含めて治療後の再発率が一般で考えられているより高いことに驚いています。しかしながら根拠はないのですが、私も現状の再発率はそのようなものでないかと思っているのですが、腺友の皆さんのお考えはどうなんでしょうかね。
黒田裕子さん
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/12/22(月) 00:20:46 No.5144 [返信]
NHKのニュースでも流れていたので、御存じの方もあると思いますが、
神戸で9月に肝臓がんで亡くなられた黒田裕子さんを「偲ぶ会」に行ってきました。
私自身はひょうごがん患者連絡会の活動を通じてのお付き合いがメインでしたが、
本来の専門は災害救助とその介護で、阪神淡路大震災や東北大震災はもとより、世界各地にも出向いて、
文字通り寝食を忘れ救護活動に没頭なさっていました。
チリに行く時は、「無事に帰れるかどうか・・・でも、阪神大震災で一度死んだ身ですから」と言いながら。
実に多様な活動をされていたので、お付き合いも広く、
黒田さんを偲んで集った人はざっと600人を越えていました。
その中には見知った顔にもちらほらと。

死後生
 人の精神性のいのちは、
 死後も後を生きる人々の心の中で生き続け、
 それぞれの人生を膨らませる。
 黒田裕子さんのいのちは永遠です。
        柳田 邦男

黒田さんご本人の座右の銘: 「人生の旅の荷物は夢ひとつ」
再発率について追記
投稿者: 投稿日:2014/12/21(日) 21:32:18 No.5143 [返信]
さきほど、投稿した再発率に関しての条件は治療法の比較など、客観的に行う場合
の条件であり、治療中にローカルに医師にきく再発率はそれはそれで、アバウトな
もので十分意味あると思います。

J医科大学病院でHDR+外部照射+2年に亘るホルモン療法を実施している方の
医師と再発率に関して以下のような会話をしています。

2014年3月22日: 前立腺癌の放射線治療を終えて
http://www5f.biglobe.ne.jp/~denzasou/m-mid-left/5-diary/140322tg.html

泌尿器科の主治医に同様な質問をすると、「内部照射と外部照射による最新の治療によっても、30~40%が再発している」と同じ答えが返ってきた。更に、「放射線治療により癌細胞が消滅したか否かを確認する手段がない。 従来法の外部照射や摘出手術による治療では、再発率は50%近くになる。あなたが、今回受けた治療は、従来より再発率がより低い方法だと考えてもらいたい。


高リスクであり、以下のページに詳細あり
2013年7月16日:前立腺ガン発覚と新たなスタート
http://www5f.biglobe.ne.jp/~denzasou/m-mid-left/5-diary/130716tg.html
PSA非再発率のデータの信頼性
投稿者: 投稿日:2014/12/21(日) 20:24:48 No.5142 [返信]
各治療法に関して、よく引用されている
Prostate Cancer Results Study Group (PCRSG)には比較に際しての
原則について書かれています。

http://www.prostatecancertreatmentcenter.com/prostate-cancer/study-group/

2000-2012の記事をベースにしたとのことですが、
Criteria for An Article to Be Included for Comparison Purposes
の7項目に以下のように書かれています。

7. Peer reviewed journals only. Peer reviewed journals are those in which every article is first reviewed by an expert panel before publication.

SANZOKU さん
データの比較は上記の原則が正しいと思います。

>機会があれば近々の治療実績を非公式にでも知ることができればと思っています。
とのことですが、我々がそのようなデータを知ることはとうていできないし、
知ったとしても意味ないかと思います。

Peer reviewed journals に載ったものと、単にWebに掲載されているデータの
信頼性のレベルは異なると思います。
まして、ローカルにきいたものはほとんど意味はないかと思います。
報告
投稿者:角さん 投稿日:2014/12/21(日) 13:27:36 Home No.5141 [返信]
エンザルタミドの服用でPSAがどうなったか、推移を報告させていただいています。
今月の報告です。
  6月14日 251.00
   →6月18日 エンザルタミド服用開始
   7月2日  50.80
   8月9日   4.49
   9月6日   1.41
   10月4日   0.626
   11月5日   0.369
   12月3日   0.328
           でした。
下げ止まりのような感じもしますが、どうなるかわかりません。
気を引き締めて、生活したいと思います。
てっちゃん
投稿者:SANZOKU 投稿日:2014/12/21(日) 13:11:17 No.5140 [返信]
お父様の説得に効果がありましたか・・・。
以下のような情報もあります。


眞さんにお知らせした以下のひげの父さんの情報は、高腫瘍量の患者の治療に初期から抗癌剤を併用すると驚異的に生存期間が伸びるという報告です。
https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=4323

これらの治療にも副作用や危険性があるので、このような治療を勧めているわけではありません。リスクを背負って治療を受けるのは自分なのですから。ただ正しく情報をキャッチして悔いのない選択をしてくださいと言っているのです。
エンザルタミドへの期待
投稿者:てっちゃん 投稿日:2014/12/21(日) 11:08:20 No.5139 [返信]
眞 様、SANZOKU 様
リンクを貼られていた内容を読みました。
まだまだ勉強不足で話には参加できませんが、
抗がん剤前にも最近使用できるようになった、
新薬エンザルタミドへの期待が膨らみました。
海外の情報なども探し当て勉強されているのですね。
感服いたします。

特に「エンザルタミドは転移性前立腺癌患者の生存を改善する」は、
父への説得材料に効果的でした。
「前立腺がんを正しく知って、正しく恐れる」実践中です。

ありがとうございます。
処理 記事No 暗証キー

- JoyfulNote 改 -