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小線源治療のBED計算式
投稿者: 投稿日:2014/11/28(金) 21:00:48 Home No.5057 [返信]
SANZOKU さん
公式ののっているPDFの紹介ありがとうございます。Stoneさんの2006年の講演時の資料ですね。

数式で以下の部分がよくわかりません。
T1/2 は半減期なので 60 ?
t1/2 の値がよくわかりません。

ご存じでしたら、教えてください。


米国Mount Sinai大学のDr. Stoneさんの講演に関しては、当方が初めて投稿してすぐにGANBA-SETA さんが参考の資料ということで、紹介していただきました。投稿記事は以下のとおり。


リンクは
http://www.nmp.co.jp/seed/specialist/interview06.html

ここに
中・高リスク群の併用治療(トリモダリティー)における小線源療法の目標とする線量

1. 処方線量 110Gy
2. D90 130Gy(前立腺体積の90%に照射されている線量)

と書かれていて、先に私が投稿した「BEDの参考値」に以下の説明がありましたので、SANZOKUさんの紹介していただいた式からも納得しました。

BT dose in D90 @day 30

RE:前立腺肥大症と放射線治療
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/11/28(金) 18:39:13 No.5056 [返信]
 山城の人さん
前立腺肥大と放射線治療の関係ですが、ハッキリ書かれた資料はあまりなさそうに思います。
外部照射には特に制限はないと思うので、小線源療法に関して、私が思い浮かぶのは以下の程度です。

「放射線治療計画ガイドライン2012年版」~密封小線源永久挿入療法~ には、概ね次のように書かれています。
 http://www.kkr-smc.com/rad/guideline/2008/prostate_br.pdf
・前立腺容積は35㏄以下が理想的であり,50~60㏄までに対してはホルモン療法によって容積減少をはかることを推奨する。
しかし、ホルモン療法でも前立腺が小さくならない方もあります。

九州大学(泌尿器科)のHPには、小線源療法(LDR)の適格範囲として、前立腺容積については次のように書かれています。
①20 ml以上 35 ml 未満。
②35 ml以上 60 ml未満は6ヵ月間のホルモン療法を先行し、20 ~ 35 ml に納まれば施行可能。
③20 ml 未満、60 ml 以上は対象外。
境界領域(グレーゾーン)については数回体積を測定して適応を決めるとなっています。

「シード線源による前立腺永久挿入密封小線源治療の安全管理に関するガイドライン」(医薬安全通知 第0313001号)では、
小線源治療を受けた患者の退出条件について次のように書かれています。
 http://www.jrias.or.jp/report/pdf/20110222-145412.pdf
・体内残存放射能が1300MBq以下(あるいは)
・患者の体表面から1m離れた地点の1cm線量当量率が1.8μSv以下

前立腺の容積が大きければ、それだけ多くのシードを要することにもなりますが、
100本を越えるようなシードでは、このような残存放射能基準を越える可能性が出てくるので、
ある程度、容積の上限を決めておく必要があるということでしょう。

ただし、容積が35mlを越えても実施例はあるので、この数字はさほど厳密な閾値ではなさそうです。
眞さん
投稿者:SANZOKU 投稿日:2014/11/28(金) 18:11:43 No.5055 [返信]
眞さん。 長い治療を首尾良く終えられたようで良かったですね。私の場合はホルモン治療でどことなくぼんやりするような感じはありましたが、苛立ちはあまり変わらなかったような気がします。

さて眞さんの飽くなき探求心には一目も二目も置いています。ホームページの論文リストも興味深いものばかりで非常に参考にさせていただいています。

たまたまですが、お探しの公式めいたものをブックマークしていたのでお知らせします。
http://www.nmp.co.jp/member/oncoseed/download/seminar7.pdf

図17の論文に掲載されていそうですが私は見ていません。お探しの式は図21に載っています。
前立腺肥大症と放射線治療
投稿者:山城の人 投稿日:2014/11/28(金) 14:07:02 No.5054 [返信]
ひげの父さん ご無沙汰しています。
さて、表題の件について少しお聞したく投稿しました。
この掲示版でも放射線治療された方が、前立腺肥大症をともなっていると、放射線治療は難しいとの報告があります。

これらの関係についてなにか文献等ありますでしょうか?
前立腺肥大症患者が前立腺癌になった場合には、手術またはホルモン治療しか選択肢がないのか?
小生自身、前立腺肥大症で治療中のため気になっています。
CRPCの専門的解説
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/11/28(金) 10:41:12 No.5053 [返信]
CRPC(去勢抵抗性前立腺がん)に関する専門的な解説が、アストラゼネカのウェブサイトに載っています。
私も流し読みだけで、まだじっくりは目を通していませんが、CRPCに至る機序など、かなり詳しい説明が書かれています。
判りやすい動画解説も用意されていますので、興味のある方はご覧ください。

 ① アンドロゲン供給源の変化
 ② アンドロゲン受容体の感受性の亢進
 ③ リガンド非依存的なアンドロゲン受容体の活性化
 ④ アンドロゲン受容体を介さない成長/進展

医療関係者向けのサイトなので、アクセスの仕方によっては「医療関係者ですか?」と聞かれる場合もありますが、
患者って決して部外者じゃないはずですよね。
本来、医療関係者のど真ん中に居るべきだと思っているので、私はいつも「YES」と答えています(^^;

「CRPC Academy」
http://www.crpcmechanism.jp/dr/top/
SANZOKUさんコメント有難うございます
投稿者:syz 投稿日:2014/11/28(金) 05:34:23 No.5052 [返信]
SANZOKUさん、コメント有難うございます。少し変わった症状のようですが、参考にさせて頂きます。
ひげの父さん
投稿者:SANZOKU 投稿日:2014/11/27(木) 21:56:20 No.5051 [返信]
ひげの父さん、コメントありがとうございます。私もあまり根拠はないのですが、敵は去勢抵抗性癌であってホルモン感受性の癌ではないと考えています。後者は休薬も含めてじわじわ締め付ければ良いのではと思います。

問題はCRPCの部分ですが、これはなるべく早期に多剤を使用して、それぞれの薬剤の抵抗性の部分の違いを利用し総合的に小さくしておく方が有利と考える次第です。そうすれば再発までの時間を稼げるからです。一剤のみを休薬も含めて使用していると、本当の敵であるCRPCの部分が増殖し、その部分が大きくなってから他剤を使っても増大速度は既に指数関数的に増加していますから、再発までの時間が稼げないのではないか? という考えです。

とは言っても多剤を使用することは身体への負担が大きくなりますから、現実は異なるものと思います。
syzさん
投稿者:SANZOKU 投稿日:2014/11/27(木) 21:36:27 No.5050 [返信]
syzさん。厳しい状況が続いていますね。
あまり聞き慣れない名前ですが、神経内分泌性腫瘍というのがあります。

syzさんの病状がPSAの値の割に非常に進行していることを考えると、これを疑う必要があるのではないでしょうか? 以下のサイトに説明があります。
http://blog.livedoor.jp/garjyusaiga/archives/52252037.html
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/114694/1/48_97.pdf

あまり詳しくはないのですが、これを調べる方法はもう一度生検をして細胞を染色する必要があるらしいです。他にもマーカで調べることもできるような事も書かれています。万一このタイプだとするとホルモン薬や通常の前立腺癌の抗癌剤は効きません。その治療方法についても参考のサイトに書かれています。いずれにしても治療を急ぐ必要があります。

もう検査はされているかとは思いましたが、念のため書かせていただきました。良い治療法が見つかりますように祈念しています。
BED
投稿者: 投稿日:2014/11/27(木) 19:02:46 Home No.5049 [返信]
11月21日に最後の照射が終わり、本当に長かったと思い、元の日常に戻ったとはいえないところです。ただ、排尿以外の治療の副作用に関しては、元に戻りつつの状況です。

・体重
外照射が始まると、食欲がなくなり、57Kgあった体重が54Kを切ってしまった。
(入社時の体重に近づいた)ダイエットには外照射ときどってみても仕方がないので、少し多く食べるようにして、やっと、55Kに戻しました。
・アレルギー性の鼻炎
以前は、朝起きると、必ず鼻水をティッシュでかむ日常でしたが、おさまり、快適だった。副作用として、こういったことはきいたことがないが、この調子だと、来年の花粉症も治まるのではないかと思っていましたが、また鼻炎復活。これは私にとっての日常、不健健康な生活に戻ることだと複雑な気分。
・苛立ち
ホルモン治療を開始して、なんとなく、イライラするのがおさまって、極些細なことにも苛立ってきた毎日がどこへいったのかと思っていました。ところが、ホルモン治療が終わったころから、以前のようにイラツクようになりました。

(どなたにも参考にならない体験でしょう)

SANZOKUさんの書き込み


「またBEDはどの程度で施術されたのでしょうか?」を読み、掲示板において"BED"で検索したところ、私の投稿含め5件の投稿がありました。掲示板においてBEDはあまり意識されていないまたは議論されていないという状況かと思われます。

なかで、
治療法についての相談  2011年 3月 8日
https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=2315

「金沢在住の54才です。14箇所のうち8箇所でがん細胞が陽性でGSは8、ハイリ
スクの仲間入りとなりました。
治療法として内分泌+小線源療法+外照射治療の臨床研究を勧められています」


この臨床研究は


で紹介したTri-Modality therapy with I-125 brachytherapy, external beam radiation therapy, and short- or long-term hormone therapy for high-risk localized prostate cancer (TRIP)のCorresponding author から勧められたのでしょう。

...(続きを読む)
RE:経過報告2
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/11/27(木) 15:13:08 No.5048 [返信]
 syzさん
ご報告の内容に驚いています。
初回のホルモン療法が効かなくなり始めてから1年と少々。
一般的に進行が遅いと言われている前立腺がんも、
ホルモン療法の効果が失せると共に、急に進行が早くなるケースを時々見かけますが、
syzさんの場合、ちょうどそれに該当してしまったようですね。

リンパ節転移、骨転移はよくある話なので、聞いたぐらいでは驚かないのですが、
これぐらいの短い期間で、肺や膵臓などの遠隔臓器にまで転移が及ぶとは・・・

エンザルタミドが効かなかったというのは、AR-V7が陽性であった可能性もあるので、
アビラテロンも効かない恐れがありそうです。
そうなると、後はカバジタキセルぐらいでしょうか。

ただし、これは抗がん剤なので、やや体はきつかも。
あとは、出来るだけQOLを下げないで、排尿や痛みなどのコントロールが、
いかにうまくできるかということに縛らざるを得ないでしょうね。
なかなか難しいケースなので、うまく言えませんが、
この掲示板でも、多発臓器転移は少ないでしょうね。
どなたかから良いアドバイスがあればよいのですが・・・
お返事
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/11/27(木) 14:37:27 No.5047 [返信]
 角さん
PSA(ALP)の推移をこのようにきっちりした図に現わしていただけると、
症状が凄くリアルに緊迫感を持って伝わってきます。

①精巣の摘出というのは、薬物よりも効果がもっと持続するのかと思っていましたが、
案外短い期間で耐性が生じてしまい、薬物とさほど変わらないことが読み取れますね。
費用削減という意味で、これを勧められる場合もあるようですが、このぐらいの期間なら、
それがメリットと言えるほどでもなさそうですね。

②エンザルタミドでは、PSAは250から1を下回るぐらいまで急激に落ちています。
グラフを見ると威力は絶大と言って良いでしょう。
後は、この状態がどのぐらい持続してくれるのか・・・

アビラテロンとエンザルタミドの使い方ですが、専門医によれば、どちらが先でも良いし、
片方の効果が無くなった時には、もう一方を使えば良いという見方が多いようですね。
AR-V7が陽性であればどちらにも効果がないようですが、陰性であっても効くと思われるのは、
エンザルタミドで半数強、アビラテロンでは3人に2人ぐらいのようです。
薬に抵抗性が生じ、他方の薬を使おうとした時に、交叉耐性が生じて使えないという可能性に
触れておられるのは、横浜市大病院の上村先生ですが、他の先生は、まだこれには触れておられないので、
先を走っておられる角さん達には心苦しいのですが、
まだしばらくは、良く判らないまま様子見ということで行かざるを得ないかと。


 SANZOKUさん
間欠療法について触れておられますが、私の感触では、
ホルモンに対し反応があるがんに対しては、休薬期間を設けるというのは、
相手の油断を誘うという意味で、かなり有効な手法ではないかと思っていますが、
CRPC(去勢抵抗性前立腺がん)となってしまっては、
敵に塩を送るというのは、自分の首を締め付けるに等しいのではないか、
ここは徹底的に相手を締め付けるほうが良のでは・・・このような気がしています。
ちゃんと説明できるだけの根拠は持っておりません。
...(続きを読む)
経過報告2
投稿者:syz 投稿日:2014/11/27(木) 12:49:33 No.5046 [返信]
なんとか、泌尿器科医の主治医を説き伏せて、放射線外部照射による治療を行うことにしました。主治医が見ているエンザルタミドを投与している4人の中で、私だけが効果がなく、かえってPSA値が適用前の25.134から38.134まで上昇してしまったことで考えが変わったようです。先週神戸の病院でPET-CTの検査を受けた結果が出ましたが、驚いたことに、前立線の外への侵食は元より、リンパ節、仙骨、腰椎、膵臓、肺への転移が見つかりました。    これ以上ないほどの悪化です。源腫瘍である前立腺癌とリンパ節、骨転移の一部については放射線治療を受けることにしました。問題は、肺への多発性転移を治療することは放射線では困難とのことで、残された、アビラテロンを試すしかないのか主治医と相談する予定です。
lyonnaisさん
投稿者:SANZOKU 投稿日:2014/11/26(水) 21:41:27 No.5045 [返信]
lyonnaisさんのお人柄はO先生と一脈通じるものがありますね。若い頃から外国で暮らしてこられたこと自体、我が道を行くタイプですね・・・。

性機能や不妊の問題は少しはばかれるという風潮がありますが、自然現象ですからもっと普通に語られても良いのではと思います。変に拘るところに不自然さが現れるのではないでしょうか? 病院でもあまり語られることがないのですが、どの治療法も大きく影響するのですから、もっと普通に説明して欲しいです。

PSAの推移ですが治療後3年くらいまで上下を繰り返すそうですから、心配は要らないのではないでしょうか。これからも時々掲示板に来てください。
TOGOさんへ
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/11/26(水) 00:22:34 No.5044 [返信]
ロボット(ダ・ヴィンチ)導入病院の最新情報によれば、2014年11月で約170病院が導入しておるようです。
リストは不明です。
およそ1年ちょっと前、2013年7月現在では約120病院でした。
その内訳は、「日本ロボット外科学会」のサイトで判ります。
習熟期間を考えると、このぐらいで十分ではないでしょうか。
http://j-robo.or.jp/da-vinci/nounyu.html
TOGOさん
投稿者:#732 投稿日:2014/11/25(火) 20:20:06 No.5043 [返信]
lyonnaisさんのおっしゃるダヴィンチの「ドライバーが悪ければ」の件ですが
http://www.jstage.jst.go.jp/
(ここの閲覧規約は下記参照)
   https://www.jstage.jst.go.jp/pub/html/AY04S120_ja.html
に、
「ロボット支援手術を導入し維持していくためにチームでできること」
という記事があります。
前立腺全摘の、単一術者における導入初期200例での合併症発生率を50例毎にカウントしていて、これが徐々に改善していく過程が示されています。
一般論ですが、ロボット支援においても、やはり術者(術者を含めたチーム)のスキルがかかわってくるということなのでしょう。
同記事によれば、ダヴィンチの国別導入数が日本は2位らしいのですが、先日も過剰導入気味なのではないか、という話を聞きました。それが本当であれば、熟練度が懸念されるようなケースも中にはあるのはないか、と思われます。
TOGO様
投稿者:lyonnais 投稿日:2014/11/25(火) 17:33:38 No.5042 [返信]
私も治療法で悩みましたので、参考になれば

最初に、私は重量子線を考えました。その理由は、最先端の技術で、これだけ、治療費がバカ高いのだから、きっと最高の治療なのだと、、、そしてつぎはダビンチ、これは、私のフランスの医者が最低操作するのに3-4年の練習がいるとのこと、慣れていない医者も多くて困ると。。。で、私は最新の治療法が必ずしも、最高の治療とは限らないと、知りました。車のレースでも、ドライバーが悪ければ、悲惨な事故がおこります。
ダヴィンチのある病院について
投稿者:TOGO 投稿日:2014/11/25(火) 14:56:29 No.5041 [返信]
先日はお答えいただきありがとうございました。 その後「検査はとりあえず受ける。その結果だまた考える。」でまとまりました。 その際父に「他に何か調べてほしいこと、掲示板等で聞きたいことがあるか?」と聞いておき 、まとめたメモを見つつ自分たちで調べられることは調べて解決調べて解決を繰り返していました。  その中で一つ「(手術をするかは別として)手術支援ロボット・ダヴィンチのある病院を知りたい。」というものがあり、「前立腺がん・ロボット手術・病院」で検索をして出てくるページ(ココに書いて良いのかわからないのでとりあえず書きません)のリストをまとめていたのですが、2013年時点のもののようで「今ならさらに導入が進んでいるのではないか?」と思っています。
・できる限り最新の支援ロボ導入状況がリストアップされているサイトは無いでしょうか?
あと、これは私の質問というか聞きたいことなのですが
・家族はどう支えているのか(支えてくれているのか)
というのも家族の食事を作ることが一番多いのが男ですが私でして、もともと健康的な食事をしている自信がある家族なのですが、さすがにショックで本人はもとより家族の食欲にも影響が出ています。調べた限りで「もう十分おすすめの食事してるよな・・・どうすれば・・・」となっています。
角さん
投稿者:SANZOKU 投稿日:2014/11/24(月) 21:56:46 No.5039 [返信]
角さん。私もよく理解していないのですが、AR-V7を発現している場合はリガンド(男性ホルモン)が存在しなくても癌は成長し続けるので従来の薬剤も効かないと思います。以下のサイトは医療者向けのものですが、医療従事者ですかと聞かれると「はい」と答えれば中身が見れます。去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)の原因について解説されています。AR-V7は、その中の「リガンド非依存的なアンドロゲン受容体の活性化」という部類に入っています。
http://www.crpcmechanism.jp/dr/top/

このサイトを見ても分かるように他にも多くの去勢抵抗性前立腺癌の原因があり、何が発現するかは分かりません。

ご指摘の交差耐性は当然ありうるものですが、どの原因に依拠するものかは分かりません。AR-V7はその内の一つに過ぎないと思います。たとえば角さんの例で考えるとカソデックスは効いたのに、オダインは効かなかったというのは交差耐性の可能性があります。逆にオダインを先に使った場合はどうであったか? 疑問は残りますが、だからと言ってどちらも使用しないという選択はなかったと思います。それと同様に交差耐性に関してどの薬をどの順にどの程度使用したら良いかという問題は解決が難しいです。さらに従来薬から使用するか新薬から使用するかも難しい問題と思います。私の直感ではより効果が広い薬を最初に使用する方が良いのではないかと思います。つまり新薬から使うということです。ただ、その逆が駄目だというほどの差はないように思いますが・・・。

「なるべく多種の薬剤で循環的に早めに治療する」というのは私の仮説であって、とても他人様にお勧めできるような根拠も実績もありません。まして命が懸かっていることですから、くれぐれも慎重にお考えください。

追伸
ご自分の病状説明でCRPCの段階へと書かれているのですが、これからはエンザルタミドやアビラテロンが効いている段階は、もしかするとCRPC(去勢抵抗性)とは言わないのかもしれません。

SANZOKU様
投稿者:lyonnais 投稿日:2014/11/24(月) 18:17:38 No.5038 [返信]
lyonnaisは昔,ど貧乏な学生時代に住んでいた、parisの小路地の名です。ちなみに4年間の親との約束の留学が親の嘆きも顧みず40年以上もたってしまいました。馬鹿息子を心配するふりで、親が何度も来て、旅行案内させられたのも、親無き今は懐かしいです。姉からのPSAパニック電話のとき、60歳でparis も疲れるし、自然を求めて、パリ郊外に、引っ越しの最中でした。
さて、SANZOKUさん,SEX,それなんですよ、この夏、日本のTVが前立腺癌のことで取材がしたいとe-mailが届き、承諾したら、パリの風景か自宅の村の風景を、ヴィデオで撮ってくれとか、なんかTVに出してやるてきな、雰囲気、で私は以下のようなこと語りたいといったら、このような返事がきました。
大変、残念なのですが、
今回の番組責任者である
NHKエデュケーショナルのプロデューサーから
parisでの撮影の中断を頼まれました。

理由としては、海外取材の危機管理のようです

その時、書いたことは、癌患者はある意味で被害者なのに、恥ずかしい思いをしなければならない日本社会のほうが恥ずかしい。前立腺癌は妻も被害者にも拘らず、日本の男の面子で、床を分かつこともあるらしいですが、軽く、妻の肩を揉む、足の裏をさするのも、ボディーの意思疎通で十分なSEXです。(特に我々の年代では)。男の面子とは、入れて自己満足するだけでしょうか。
ま、面子といえば私も、小線源治療の1週間ぐらいで、しごいて試したら性液というよりも、真っ赤な鮮血に近いものが出てギョッとしましたが、4-5回目からは無くなりました。私は性液が出ないよりも、出番が少なくなってきたほうが残念。というわけで、また無駄話かきましたが、、、、、。
RE:薬剤の使用方法について
投稿者:角さん 投稿日:2014/11/24(月) 12:35:40 Home No.5037 [返信]
SANZOKUさん。 いろいろありがとうございます。

SANZOKU さんの理解と自分の理解がちょっと違う部分について書かせていただきます。
(自分の理解が及んでないのかもしれないので、、、、)
 1.AR-V7についての理解
  AR-V7は、新薬のエンザルタミドとアビラテロンが効くかどうかの問題。
    AR-V7が陽性→効かない
    AR-V7が陰性→効く
  詳しくは、ひげの父さんがまとめてくれた表があります。
   

 2.交差耐性についての理解
  エンザルタミドの効果が一定程度得られ使用し続けて、PSA が上昇に転じた場合、
  アビラテロンを使っても効きが悪いあるいは効かない。  (逆も同じ。)
 (エンザルタミドとアビラテロンの交差耐性については、確度の高い情報がありません。
  が、AR-V7の問題ではないのでは)

で、自分の治療経過を簡単に書きますと
 精巣摘出手術カソデックス(6ヶ月)→再燃、CRPCの段階へドセタキセル(3クール)→
 経過観察(6ヶ月)→オダイン(5ヶ月)→エンザルタミド(5ヶ月)
pas


 これで、PSAが上昇に転ずる前の次の一手になるわけですが、
  1.ドセタキセル併用
  2.エンザルタミドの間欠療法
  3.アビラテロンとの循環もしくは併用
  4.カバジタキセル
 ということでよろしいでしょうか。
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