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RE:自我の目覚めからの悲嘆教育
投稿者:OZFP 投稿日:2014/01/28(火) 08:36:43 No.4038 [返信]
animoさん、いつもコメント有難うございます。 私なんかと比べられない程、良い心掛けをお持ちなのが文面から伝わり、それがご自身の健康に繋がっておられると拝察します。

死生観とは違いますが、人間は運命に翻弄されますね。
昔読んだのは科学的そうなシェルドレイク著「なぜそれはおこるのか?」という仮説でしたが、それを発展させた理論は出ませんでした。
抗し難い運命も、或は努力や念力で変えられる部分も有りそうで、必然的に人類は古今東西で呪いや占いを盛んに行ってきました。
自然科学の申し子を任じている割に、自分の手相で都合の良い生命線のハッキリ長く繋がっているのをたまに眺めて、可笑しいな百歳以上生きられる筈なのにと気休めにしています。(笑)
当家も祖父母の時代まで代々農家で、父母も浄土真宗の信者でした。 なので、仏壇の前に兄弟三人座らされて経典を読まされたのですが、結局誰も帰依しませんでした。(笑)

ご家族特に奥様には心配でございましょう、お察し申し上げます。 女房に死なれて矢張り我一家の運命が変わりました。
母親を早くに失って不憫なので、自由に大学生活を謳歌させていたら音楽に嵌り、休学はするは就職活動も本気でしないで、大学の就職担当課から「お宅の息子さんは就職しないのですか?」と言う不満の電話もあり、文字通り愚息になってしまいました。(笑)
こちらの掲示板を読んでおられる方々は邱永漢氏をご存知だと思いますが、彼が当時我々位の歳で講演されたのを聞いていたのですが、「私が今丸裸で投げ出されても豪州なら生きて行ける自信がある」と仰ったのがここを移民先に決めた動機でもあります。
事実日本は巨大地震が襲ってきたり、財政破綻の可能性は低くなく、年金制度も破綻していると言って良いので、息子夫婦や孫が住む上で将来的に良いのではと判断した次第です。
自我の目覚めからの悲嘆教育
投稿者:animo 投稿日:2014/01/28(火) 04:09:34 No.4037 [返信]
OZFPさんの投稿に対しまして紙面をお借りします。
ご自身の経過には何のコメントも述べることは出来ませんが癌になれば誰でもが我を失います。
今回の悲嘆教育の投げかけに、こうはっきり書かれますとどう反応すればよいか迷います。ご家系的に罹患された方が多いのでしょう。その苦しみにおいてすべてに対し、怒りが湧いてくるのでしょう。
死に対して昔は、武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり、などと盛んに耳にしてきたものですが、自身の実態は武士系の家柄でもなく、農兵とか町民系であるため、そのような大それたことを聞きましてもどこのお方の所業かな、思っておりましたが、この年になったり、急に癌の宣告を受けますとびっくりで、内心、動揺しないように、落ち着くように、と心で念じておりましても、やはり毎日毎日が恐怖の連続でありました。
その中で、自身は葉隠れが急に頭の中に沸いてきまして、男子本望にしてみっともないことは出来ない、人間が自我を持って生まれたからには死ぬことは早かれ遅かれ人間の運命であり、生体の当然の馴れ合いであろう、、、と覚悟を決めております。
そこで、自身は今後どのような寿命があるのか、あるのなら、どのように痛くない思いで、気持ちよく、みんなに感謝しつつ、生かさせてもらえるかも毎日考えておりましたし、今もその気持ちは変わりません。
そこで、一番心配なのは残った家族のことでしょう。金銭的、精神的、永続的に自分がおかげさまでここまでこれたことが残った者にに出来るのかな、、恥ずかしながら、これは一番心苦しい問題です。

OZFPさんの息子さんのようなりっぱな方がおられるということは、本当にうらやましい限りであり、親としての心配は同系の病気の心配くらいでしょう。これが前立腺がんであるなら、今後の治療方法はお手の物でありましょうが、ほかの癌になりますと本当にクワバラ、クワバラであります。私の家内も昨年、急に乳がんの話になり、エェー、お前もかー、とあわてまくった覚えがあり、自分の子供も男の子でまだ学生なもので、イヤー本当に弱った覚えがあります。
悲嘆教育などは今後、大学、高校から義務教育者にまで早く行き届くと良いですし、本当にありがたいご教授であります、、、、感謝
4年ぶりの報告です!
投稿者:泣き虫 投稿日:2014/01/27(月) 20:09:35 No.4036 [返信]
ひげの父さん、皆様 ごぶさたしております。
今から約4年前にご相談させていただいた泣き虫です。
父はもうすぐ76歳になるのですが、元気です。(少々、認知症の気がありますが)
定期的に受診しながら前立腺癌と上手く生きています。
励みになります
投稿者:kickoff 投稿日:2014/01/27(月) 19:58:02 No.4035 [返信]
一里塚さんの体験談、S医大での治療成績は大変励みになりました。ありがとうございます。
O先生に治療頂いた大先輩が、前立腺がんのことを忘れるぐらいお元気で活躍されていることは、同治療を受けた者にとって何より励みになります。
一里塚さんの後に続けるように頑張っていけたらと思っていますので、今後ともよろしくお願い致します。
toyopiさんは比較的近い時期(私の方が少し後輩ですが)に治療されたとのこと、今後とも色々教えて頂ければ幸いです。
toyopiさんの書いておられる「線友の皆様のお役に・・・・・・」私も全く同じ気持ちです。これからも手術にしろ放射線にしろ正しい情報を受信して、後悔しない治療方法を選択される方が増えることを願うばかりです。
(無題)
投稿者:toyopi 投稿日:2014/01/26(日) 22:42:30 No.4034 [返信]
T医療センターで昨年11月に小線源療法実施、年末から外部照射治療を受けたtoyopiです。1月24日に外部照射が終わって明日から仕事に復帰します。今後は再発は気になりますが、一日一日を大切にして生活していきたいと思います。ひげの父さんには本当に感謝しております。一里塚様の投稿にも勇気づけられました。これから長い経過観察のステージですので時折この掲示板をのぞいて、線友の皆様のお役にたてることがあれば微力を尽くしたいと思っています。
体験談
投稿者:一里塚 投稿日:2014/01/26(日) 16:41:55 No.4033 [返信]
kickoffさんの投稿拝見しました。S医大で小線源治療をされて順調のようでなりよりです。
小生も2007年5月に小線源+外照射治療をうけました。O先生の50番前後の患者だったと記憶しています。(PSA6.4 グリソン値4+4 T2b)現在6.5年経過し再発の心配なしの言葉を頂いています。78歳ですが体調もよく自分が前立腺癌であったことを「ひげの父さん」で認識するくらい順調に過ごしています。
術後の副作用も少なく順調とのこと、一段の改善がなされているようですね。自身で治療法を選択され後悔は無いとのことですが、少し古いデータですがS医大で2年以上経過した症例250件(2~8年経過)を対象にしたPSA非再発率は低・中・高リスクを全て合わせて98%とのこと。
データから現時点で医師・施設とも極めて信頼度の高いレベルにあると思います、朗報お待ちしています
治療選択広がりと特化・・
投稿者:山BOY 投稿日:2014/01/26(日) 12:26:57 No.4032 [返信]
 ひげの父さんからのお返事を頂き、「やっぱり深いな~!」と感心させられるのと共に、自分の表面だけとらえた浅はかな意見に反省しきりです。

ひげの父さんはT医療センターが小線源等の放射線中心の治療に特化する事で、その先駆者的として大きな存在感を示してきたのに、時流に乗らざるを得ない医療環境を危惧されているのでしょうね。

 なるべく自分の行った治療については肯定的にとらえたい気持ちがこの間の様な文面になったのかも知れませんが、正直なところ患者の立場としてはロボットは「傷口が小さい」、「術中の出血が少ない」以外には明確にはその恩恵はわかりません。

 現実には再発もしかけているし、手術の半年後には地元で鼠径ヘルニアの手術を受け、その時の主治医から「せっかく傷の小さなロボット手術したのに勿体無いね~」と笑われてしまいましたから(笑)

 鼠径ヘルニア予防という意味ではひげの父さんが何度か取り上げられている東京女子医大がこの問題に積極的に取り組み成果も出ている様ですね!

 とにかく今後はもう少し物事を多面的にとらえて発言していきたいと思います。
フランス事情
投稿者:lyonnais 投稿日:2014/01/25(土) 19:40:07 No.4031 [返信]
掲示板がちょっと一服なので、前立腺癌以外のこと、書かさせていただきます。

PARISは大田区ぐらいの大きさしかなく、その周りに、新しい町や巨大な団地(共産主義階層をPARIS市の選挙に影響がでないため、に、、、、)そして、PARISから、たった、20kmの私のような駅は広大な、森や、畑が始まります。そして、外壁の色や自分の庭の木を切るのにも、許可が必要で、村の景観が、損なわれないように、配慮されています。主治医制度は暇な、老人が(国鉄、警察、消防署員 ETC,,55歳で年金にはいれる人々もいる!!)趣味に近い形で、何軒もの医者を無駄に訪ねないt為に(国民保険の赤字が日本と同じく膨大なので、、)主治医以外の医者にかかると、保険の還付金割合が減ります。他方、無法滞在者でも貧しければ、入院も含めて無料です。もちろん、アラブ、アフリカの大金持ちが自家用機で診察に来る、豪華な病院もありますね。日本の有名どころの駐在員は皆様、会社の保険でそこにいかれるようです。国民保険はほとんどききません!!。私は病気というものをあまりしたことがないので、医者を知らず、診察だけなら、費用も許容範囲(1万3000円ぐらい)なので、行ってみました、前立腺癌(ロボ、ダビンチ手術の名医と呼ばれるかたに、手術を勧められました、そのころ癌を診断されたばかでもちろん、小線源治療など知らず、癌は切るものと無知に思っていましたが、一応、放射線治療なんかはどうなんでしょうかと、質問したら、やはり、このサイトにかかれているのと同じように、放射線をあてたら、もう2度と手術は出来ないし、小腸に穴が開いたら大変だよと言われ、はい、そうですか、と1か月半後の手術日を決め、プライベート保険ある?いいえ、ありません、で、この病院はあまりりも高いので、その医師が執刀している、プライベートクリニックに決まり、ありがとうございます、でしたが、手術日10前にこのサイトで小線源治療を知り、キャンセル、助かりました。わたしのようにサイトでひげの父さんサイトにたどり着けた患者は幸運ですが、インターネットに、無縁で、孤立して悩んでいる方々がいると、異国で、悩んだ1年前の自分を彷彿し、ひげの父さんの患者会設立を、支持します。(もちろん、ひげの父さんには大変な負担になるのが解りつつ)、お願いします。僭越ではありますが、カンパの腺友会の銀行振込み口座番号サイトに乗せて下さると助かります。
滅せぬもののあるべきか
投稿者:OZFP 投稿日:2014/01/25(土) 16:37:51 No.4030 [返信]
この掲示板の読者や投稿者の中で、終着点への先頭走者だと思っていますので、早めに「死」に対する理解を深め心の備えにするのも無駄ではないでしょう。
Wさんが書かれたように、ここの掲示板に投稿されている方々のコメントはD2患者にはほとんど役立ちませんが、逆に再燃される方々に私のコメントは役立つかも知れません。
また憎まれ口を何年にも亘り投稿できていれば生存証明になり、皆さんの励みになったらと希望します。

D2患者のまさぞうさんがブログを去年8月で中断されているのを懸念していますが、その中で引用されている著書にアルフォンス・デーケンの「死とどう向き合うか」がありました。
http://www.amazon.co.jp/%E6%AD%BB%E3%81%A8%E3%81%A9%E3%81%86%E5%90%91%E3%81%8D%E5%90%88%E3%81%86%E3%81%8B-NHK%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%82%B9-%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%B3/dp/4140840455

死についてまだ真剣に考えた事のない人には成程と思い客観的な理解は深まるでしょう。

先祖代々浄土真宗の家系で、既に3回も喪主を務めて僧侶が法要の最後に唱える白骨の御文章の「されば、朝(あした)には紅顔(こうがん)ありて、夕(ゆうべ)には白骨(はっこつ)となれる身なり。」が印象的で今でも思い浮かびます。
また中学校はミッション系スクールだったので、礼拝の時間と聖書の授業でキリスト教にもかなり深く接したことがありました。
しかし、現代人として自然科学のもの凄い威力を理解すればするほど、何も判らなかった大昔に組み立てられた理屈に洗脳されることはありませんでした。
今回コメントとして長くなりすぎるので、私自身の死生観は次の機会で披露しようと思います。

現在は近親者の死には滅多に遭遇する機会がないし無宗教化が進み、死をタブー化する傾向が非常に強く、なるべく真剣に考えないよう人生を享楽的に過ごすことが肯定されて主流となっています。
アルフォンス・デーケンが教鞭を取った大学で「死の人間学」講義を履修した弊愚息が書いたレポートを見付けたのですが、やはり多感な年頃に母親を失って間もない時に書いたので、今読んでも心に迫るものがあります。


------------------------以下引用 -----------------------
 20世紀においては、特に戦後50年、死のタブー化が進み、日本においてもその傾向は如実である。戦後では、医療の発達、国内の安定により身近な人の死に接する機会が少なくなってきており、そのことが私達が死をどう捉えるか考える意識を希薄にしてきたのだと考えられる。このような状況の中で、教育の現場において死への準備教育が重要視されてきている。各国ではさまざまなプログラムによって子供たちと本音で死について語り合わせ、学習するような体制がとられており、日本に比べてかなり進んでいる印象を受けた。そしておそらくそれら多くの国では、その生徒自身の身近な人の死についてどう感じたか語り合うといったような授業が行われているようである。そうした教育を「悲嘆教育」と呼ぶらしいが、これについて私は実に考えるところがあった。

 身近な人との別れの経験、つまり自身の喪失体験を語ることによって、その生徒は似た体験をした生徒たちと共感しあえ、またそれ以外の生徒たちにはそうした経験をした人がどのような気持ちでいるかを知ることができる。つまり喪失体験への精神的なケアと、死への準備教育の両方を同時に行えるメリットがあるということである。私が「死の人間学」を受講した大きな理由は、リアクションペーパーに度々書かせて頂いている通り、自分の母親の喪失体験である。そこで、この体験への精神的なケアとして、そのような同じ境遇にあるひとと共感することがいかに役立つかということは、前々から常に感じていたことである。私には兄弟がいないため、母親が亡くなったときその死をどう捉えていいか話す相手がおらず、一人で悩んでしまうことがよくあった。こんなときに、先の「悲嘆教育」のように、同じような年代で母親を亡くした体験を持つ人と語り合えたらどんなに心の支えになったかと思う。今でも、そのような同じ境遇の人と語り合えたらなあとも思うが、実際にそのような人が近くにいたとしても、なかなかそのことについてお互いが触れたがらないことも、私の経験上また事実である。これも、日本において死のタブー化が進んでいることを示す一例なのだろう。

 アメリカには悲嘆教育と悲嘆カウンセリングのための専門の施設があるようであるが、これも日本ではあまり馴染みがなく、ある意味とてもアメリカらしい施設であると感じた。アメリカでも学校や家庭では、親を亡くした子供たちの悲嘆ケアがあまり進んでおらず、そうした通り一遍の対応では心の痛みは癒えない。そこで、子供たちの精神的なケアをする専門の施設が必要になってくるのだが、そこには感情を思い切り表出するための部屋というのがあるらしく、とても興味深かった。悲嘆のプロセスを乗り越える上で、あまり泣いてはいけないなどの制限を加えるより、思いっきり身体を使って感情を表に出したほうが、心の癒しになるのだという考えが根底にあるようだが、私は少し違和感を覚えた。そのような傷ついた子供たちがわざわざ泣き喚いてよいと言われて、またその専用の部屋まで与えられて、はたして心の癒しとなるのだろうか。日本人とアメリカ人では、文化その他国民性まで含めて、異なる点は多々あるので、一概にはどちらが良いとは言えないと思うが、少なくとも自分はそうした悲嘆のケアには、日常生活の中で信頼できる身近な人々と時間をかけてその死について考えいくといったスタイルの方が効果があるのではないかと思う。そのような施設はなにか特別な人だけが行くあまり開かれていない悲しみの施設といったイメージを持ってしまうのは、私だけだろうか。死をタブー化しないといった点では、そのような施設の必要性を見出せるが、親を亡くした子供だけを集めてケアすると、どうしても逆に子供の心の傷を深くしてしまうといった弊害も存在するのではないかと感じてしまう。

 大切な人の喪失体験による心の傷を癒してくれる最も効果的なものは「希望」ではないかと思う。キリスト教の信者でない人でも、天国でまた再会できると信じる人は多いであろう。私も6、7才の頃、祖父、祖母を一年間で三人も亡くしたが、その時自分で考えた最も納得のいく悲しみの乗り越え方は、自分の生きている将来きっとタイムマシンが発明されるので、それを利用して過去に戻り祖父母たちの病気を未然に防ぐといった「希望」であった。さすがに母親を亡くした時は、もう高校生だったのでそのような考えは、浮かばなかったが、それでも母は自分の中に生きていていつでも守ってくれていると信じている。しかしながら、科学現実的に物事を捉えてしまう性格のため、頭ではそう信じたいと思っていても、心のどこかでは、母親という存在はもうどこにもなくて、物質的、意識的にも存在するはずがないのではと考えてしまう。それは、自分の死への恐れといったことにもつながる。やはり所詮、生物は死んだらそれでその肉体、意識、魂までも永遠に消滅してしまうのではないかと常々考える。天国で再会する、心のなかに生きつづけているなどと信じるのは、「希望」のためにやはり自分の都合にいいように解釈しただけのことではないのかと。

 母が亡くなったとき、多くの方が手紙を下さったり、声をかけて慰めてくれた。しかし、意外にももっとも慰めになった言葉は何かと問われれば、葬儀でのお坊さんの「寿命だったんでしょうね。」という一言であると答える。母親の死は、最初どうしてもう受け入れられず、納得のいかないものであった。他の誰もが同じ体験をすれば感じると思われる通り、どうして自分だけがこんな目にと思っていた。このように考えているうちは、いくら慰めてもらっても、本心からは傷は癒えないと思われる。しかし、これは運命だったんだ、自分ではどうすることもできなかったんだ、と考えるようになると、少しは納得でき、心も落ち着く。母の死をきっかけとして良くも悪くも、世の中には自分ではどうすることもできないような不可抗力が存在すると考えるようになってしまった。

 母親の死のとき最も感じたのが、よく言われるように、親孝行しようと思ったらもう親はこの世にいないといったことである。確かに母親には親孝行と呼べるようなことは、殆どやらなかった気がする。亡くなった人を慈しみ愛する気持ち、これは亡くなったのが自分の親であれば当然の気持ちであるが、それが母が生きているうちにうまく伝えられていたかというと、必ずしもそうは言えないだろう。別に親を悲しませてばかりいたとは思わないが、特別にそうした気持ちを行動で表すことは、照れもあってなかなかできなかった。大切な人の死、そして自分自身の死の場合もそうであるが、やはり大切なのは、そこから何を感じ何を学び、どうこれから死ぬまでに活かしていくかということであると思う。タブー化を防ぐ意味合いで、常に死について他の人と考えていかなければならないとは思わないが、やはり身近な人を亡くした経験のある人は、誰しもその死に関して考えるところがあるだろう。それを自分のために活かすというと、何かその人の死を都合の良いように利用しているとも捉えがちだが、そうではなくてその人を悼む気持ちには変わりがあるはずはないので、いつもよりよい場面で支えとなっていくことができるのではないかと思う。

...(続きを読む)
がんサポート誌・他
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/01/25(土) 00:05:04 No.4029 [返信]
明日はRFL神戸の打合わせがあり、まだ準備作業をやっています(^^;
あまり時間がないので、駆け足で・・・

 kickoffさん
ようこそ、こちらへ。
患者が最も引っ掛かりやすい「罠」がこれですよね。
 >手術の後に放射線はできるが放射線の後に手術はできない。
説明は省きますが、これはかなり「嘘」に近い言い回しですね。
再発率の低い治療法を始めから選ぶのが、がんとの正しい向き合い方だと信じています。

 フィットさん
おそらくほとんどのケースでは問題になるようなことはなかろうと思っています。

 lyonnaisさん
それぞれのお国の事情というのは面白いですね。
日本では医院(クリニック)が診療科ごとに分かれていますが、ほとんどの外国ではそうじゃない。
総合的に見る家庭医のほうがあたりまえですよね。
もっとパリの近郊かと思っていたけど、そんなに田舎だったんですね^^
また、来月お会いしましょう。


がんサポート誌(2月号)が前立腺がん特集だったもので、取り寄せてみました。
今日手元に届いて、まだほんとにざっと目を通しただけですが、
今度の特集は目の付けどころがこれまでとは違いますね。
取材の指揮者のレベルが、これまでより一段上がったように感じました。
あまり期待しないで買ったのですが、これは読んでも損はしませんぞ。^^

4029

6か月後の帰国
投稿者:lyonnais 投稿日:2014/01/24(金) 20:11:53 No.4028 [返信]
琵琶湖での小線源治療から6か月が過ぎ、検査の為に帰国します。大坂でのおめもじを楽しみにしています。腺友会へのカンパは円でなく、ユーロでいいですか。(冗談)私もこのサイトに救われたので、ぜひ速く設立してほしいのです。命にかかわる情報を頂いて、殆ど、無料と言うことは、ヨーロッパでは考えられないのです。でも、良い情報をボロティアで発信するには資金が入ります。ここで情報を得た人が、千円でも2千円でも賛同すれば、塵も募されば、山となるの例えもあるので、早期設立お願いします。それによって、情報が多く発信され、私のように、良い治療を受けられて、治療法を後悔する人々が減ればと思います。前立腺癌と診察されたとき、無知でどうしたら良いのか、解らず、ネットでやっと、このサイトにたどり着きました。でも、年配の方々の中にはネットに無縁も考えられます。

さて、話は変わって。フランスでの3か月目のPSA検査、どうせなら、小線源治療の医師が良いと考えましたが、フランスではまだマイナーな治療法なので、探し方が解らず、そうだ、放射能なら、マダムキューリーとの単純な発想より、キューリー研究所に電話したら小線源治療の医師名を紹介されました。しかし、そこに行くには、主治医の紹介状が入るとのことで、私はあまり病気したことがないので、主治医はいないというと、貴方はどこに住んでいるの?で、私の住所を答えると、数分後、貴方の村には開業医が2人いて、マダムとムッシュー。どちらにする?そして、電話の向こうから、美しい笑い声で、私なんて、馬鹿なのかしら、前立腺なら、男性の医者が、貴方には気楽よねと、電話番号をもらい、村の医者なら、おじいさんかなと、その一軒家を訪ね、診察室に入ると、フーン、医者にも、物が、かたずけられない人もいるんだと、雑多に本、書類などが所狭しとつまれていました。内心、PARISの洗練されたクリニックとのあまりの違いにギョッとしましたが、40前半のその若い医者はとても、気さくで、感じ良く、日本で治療して来たのなら、診察の必要はないけれど、血圧ぐらいは図りましょうかと、笑いながら、ウインクして。血圧は問題なし。何かあまりにも、自然体なので、診療室の乱雑さには、目をつぶり、気に入って、主治医に決めました、そして、紹介状、その、紹介状で小線源の医師に電話予約をしようとしたらその、秘書が約3か月の日を指定、PSA検査だけなのだから、もう少し、速く出来ないのか、と食い下がったのですが、満員なの、ごめんなさい、でダメで、結局、村の医師にまた書いてもらって、近くの血液検査場に朝行き、夕方に結果を取り行きました。PSA は治療前約10。1か月後焼く5、そして今回3か月後3.1でした。いつもは排尿の薬を、良く、飲み忘れるほど、快適に暮らしていますが、ちょくちょく行くPARISは、日本みたいに、駅などに、トイレがないので、急に、もようしたときはカフェーに飛び込みます。サイトであまり語られない、sexについては、快感度が少々減った気がします、それと、フィナーレにシャンパン(若き頃)のように、精液が出ず(皆無)やったーと言う、満足感に欠けるますが、何せ、もう、オジンなので、あまり気にもなりません。おかしい話ですが、日本で大学を出てすぐにフランスの大学に来たので、琵琶湖での小線源治療がなければ、日本再発見ができませんでした、前回は京都、厳島神社、通天閣(なんか、島倉千代子さんや、鶴田浩二さんが、着流しで、歩いているようで気に入り、昭和生まれを実感しました。祖国、感嘆するほどに、水美しい国でした。草々
後発医薬品
投稿者:フィット 投稿日:2014/01/24(金) 20:02:59 No.4027 [返信]
かずさん、父さん、早速の書き込み有り難うございました。ビカルタミドにあんなに多くの種類が有ることを初めて知りました。同じ薬を服用しても効きかたや副作用に個人差がでるように、後発品の場合も、先発品では出なかった副作用が後発品では出るとか、またその逆の現象があるような気がしています(何の根拠も無いのですが)。何れにせよ、難しい問題だということは分かりました。自分の身体で試してみるしかない!?
小線源治療を終えて
投稿者:kickoff 投稿日:2014/01/24(金) 18:17:41 No.4026 [返信]
 ひげの父さん、はじめまして。
 前立腺がんの告知を受けてからこの掲示板の情報により、小線源治療を決断し1月14日に無事、治療を終えましたので報告させて頂きます。私のように治療で悩んでおられる方の少しでもお役に立てれば幸いです。

 自覚症状等は全くなく、人間ドックでPSA値の高値を指摘され、大阪の病院で生検を受け前立腺がんと診断されました。
 検査結果:PSA 4.89  グリソンスコア 7(3+4)  T2bN0M0    生検13箇所のうち4箇所に癌あり  51歳
 生検を受けた大阪の先生から複数の治療方法を説明頂いたあとに「手術の後に放射線はできるが放射線の後に手術はできない。癌に対する武器は多い方がよい。手術で切りましょう。」と言われました。その時は納得し先生にお任せするつもりでしたが、ひげの父さんのHPから情報を頂き、結果的にはS医大のO先生に小線源治療をして頂きました。
 小線源治療は治療中も痛み等は全くなく、治療後に会陰部の軽い痛みにより座る時には円座の座布団を使用しましたが、10日目の今は排尿も含め何の問題もありません。今後の副作用にについてはわかりませんが、先生からは日常生活に大きな支障を伴うものはないと聞いています。
 小線源治療の侵襲は生検と変わりないと思います。私の場合は生検の方が治療後の副作用は大きかったです。生検後二日目に尿道カテーテルを抜いたのですが、その後数日間、排尿時に激しい痛みがあり、充分な水分補給どころか怖くて水分が取れませんでした。又、麻酔の副作用で今まで経験したことのないような頭痛にも悩まさ一週間寝ていました。
 この経験からS医大での小線源治療におけるカテーテル抜去後に恐る恐る排尿したのですが、少し血尿があるものの全く痛くありませんでした。勿論、麻酔による頭痛もありません。たかがカテーテルと思われるかもしれませんが、先生が細かいところまでいかに患者の身になって治療して頂けるかの違いであると思います。
 生検の大阪の先生もセカンドオピニンの話をしてくださったり人当たりも良く好感の持てる先生でしたが、「手術のあとに放射線・・・・」「排尿時の痛み等副作用は人それぞれで違うから」等の言葉は非常に寂しい限りです。
 私の選んだ小線源治療が正解だったのかどうかは、今後の経過次第で分かりませんが、色々な情報から自分自身で治療方法を選び、治療して頂ける先生とめぐり合えたのですから後悔はないと思います。
これから多くの腺友の先輩達同様にPSAとの長い付き合いが始まりますので、この掲示板を通じて今後も元気を頂けたら幸いです。
 長文失礼しました。  
ジェネリック医薬品について
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/01/24(金) 11:43:58 No.4025 [返信]
フィットさんとかずさんが書きこんでおられますが、患者はどういう態度でジェネリック(後発医薬品)と接したら良いか。
実はなかなか難しい問題と思っています。

その前に、チト話を整理しておきますと、薬には商品名と一般名という二通りの表記があります。
カソデックスというのは固有の商品名で、ビカルタミドというのはその一般名なんですね。
講演会などでは医薬品メーカーが協賛してくれることも多いので、他社の商品名が出てくると嫌がる傾向があり、
ビカルタミドという一般名しか使えないことが多いのですが、言いにくいし、
これって患者さんにちゃんと意味が伝わっているんだろうかと不安に思うこともしばしばです。
カソデックスの後発医薬品も、当然カソデックスという商品名を使うことができないので、
「一般名(ビカルタミド)+社名表記」で表す場合が多いようです。
http://www.okusuri110.com/cgi-bin/dwm_yaka_list_sen.cgi?4291009&%83r%83J%83%8B%83%5E%83~%83h
値段は、本家に対しざっと4~5割引きぐらいでしょうか。

さてと、これらが同じがどうかということですが、主成分に変わりがないのは事実ですが、
薬は主成分だけでできているわけではなく、そば粉にうどん粉を混ぜると麺が切れにくくなるように、
薬を作るためには、溶けるスピードの調整とか錠剤にするための工夫など、
主成分以外の補助成分も必要となるわけですが、そのあたりの工夫や製法は各社によってまちまちなんですよね。
そのために、薬の吸収スピードなど様々な点で効き目の違いも出て来ます。
ジェネリックを作る立場とすれば、有効性においても±2割ぐらいまでなら許容範囲としているようですが、
多くの患者では、これで大丈夫かもしれないけど、不具合が出るような場合もないとは言えない。
だったら逆に、本家が効かずにジェネリックのほうが効くという人が居ても不思議じゃないように思うわけですが、
このあたり、実際どうなのかは、私もわかっておりません。(^^)>

正直に言いますと、今は間欠療法の休薬期間でカソデックスは飲んでいないのですが、
次に始まった時にカソにするのか、ジェネリックにするのか、実はかなり悩んでおります。
今の気分としては、ジェネリックを試してみても良いかなぁ~ と思っていますが、さてどうなりますやら。(^^;
RE:ホルモン治療薬 後発剤
投稿者:かず 投稿日:2014/01/24(金) 09:27:10 No.4024 [返信]
フイットさん

ホルモン剤につきましては、知識のないまま処方箋で出された薬を服用しており、カソデックスではないと思い調べましたらジェネリック薬品でした。
正規品を服用しておらず違いはわかりませんが、現在当該ホルモン剤で数値が下がっています。
(12月の検査で数値が10月比0.001下がっていました。)
名前は、ビカルタミド錠80mg[NK]です。日本化薬の製品です。
費用は、90日分で15,920円です。
調剤薬局のアンケートにジェネリックの項目に深く考えず丸を入れていたともいます。
このため、当初からジェネリック薬品を処方されたと思います。
ホルモン治療薬 後発剤
投稿者:フィット 投稿日:2014/01/24(金) 08:54:57 No.4023 [返信]
フィットです。ひげの父さん、もし何か情報お持ちなら教えて下さい。カソデックスの後発剤としてビカルタミドという薬があり、服用されている方も多くいると聞きます。値段が少し安いのは分かるのですが、効能、副作用において何か違いはあるのでしょうか? 全く差が無いのであれば敢えて値段の高い方を選ぶ理由が無いように思うのですが。宜しくお願いします。
RE:小線源の埋込が完了しました
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/01/23(木) 23:49:28 No.4022 [返信]
 ミントさん
ようこそこちらへ^^
ハイリスクの前立腺がんでトリモダリティ(ブラキ+外照射+短期ホルモン療法)を受けられ、
シードの埋め込みが終わり、後は外照射(IRMG?)を残すのみとか。
それにしてもシード本数が50本を切っているとは、かなり少ないですね。
前立腺のサイズが小さかったのと、効率的な線源配置がなされた為と思われますが、
完治の自信ありとは実に頼もしいですね・・・T医療センターならまず間違いはないでしょう!

ブログのURLを書いておられるので腺友ネットからリンクを張っておきましょか?
小線源の埋込が完了しました
投稿者:ミント 投稿日:2014/01/23(木) 15:38:08 Home No.4021 [返信]
初めて、ここに投稿致します。
1月16日T医療センターで小線源の埋込処置を受けました。
夏場はPSA:平均値50.0 グリソン値7でした。11月よりホルモン療法を開始し、PSAは0.5まで下がった時点で小線源療法を実施しました。 3泊4日で、処置当日は、予定より30分ほど短い時間で埋込が完了したので、いたって順調に推移しました。前回計測時よりも前立腺の容量が小さくなっていたとのことで、本数は49本と予定よりも少ない本数です。 処置中は、全く痛みは無く、その後、排尿障害、痛みは全くありません。 とても腕の良いS先生他スタッフのおかげです。 1週間経過し、会陰部の肛門付近に若干の違和感がありますが、そのうち消えると思います。 ホルモン療法は5月まで継続の予定で、3月からIRMGを45日行います。 完治する自信を持っています。
すみません!
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/01/23(木) 14:49:23 No.4020 [返信]
 animoさん
まるでアタシが罪?を押しつけたような形になってしまいましたね。(^^;
申し訳ありません。
私自身はなんとも思っていなかったのですが、不慣れな方が気にされてもいけないと思ったまでのことでしたが、
結果的には私の読み違いいうか、気の回し過ぎだったようです。
どうぞお気になさらず、水に流していただければありがたいと思っております。
何回もすいません。ここまでくると、恥ですね
投稿者:animo 投稿日:2014/01/23(木) 05:50:38 No.4019 [返信]
ミッツさんごめんなさい  ミッツさんの直近医療でこのような状況の投稿に心底残念に思う、との意味はミッツさんが受けられたよくあるお医者様の限界的診察、診断、受療の問題であり、受療者であるミッツさんのことではありませんです。
ミッツさんはお医者様を信頼し立派に治療を受けられたし、現在もひげの父さんが説明されておられますように、根治も狙うのなら相談にのってもらえると思いますので、是非、直接お問い合わせください。
出来る方は出来る方を極めるそうで、前立腺がんでは国内のどの優秀なセカンドオピニオンにも負けない治療選択の助言をしていただけるそうです。

すいませんね、、よろしくお願いします
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