羊毛さん(元々は眞さんの投稿)
分かりやすい説明をありがとうございます。
cTとかpTは今まで全く知りませんでした。
今、全摘の方のリスト見ると、Sharakuさんやカスミさんの病状の
冒頭がpTになっていますね。
「治療法別 経験者 投稿リスト」
③全摘(ダビンチ等)経験者
分かりやすい説明をありがとうございます。
cTとかpTは今まで全く知りませんでした。
今、全摘の方のリスト見ると、Sharakuさんやカスミさんの病状の
冒頭がpTになっていますね。
「治療法別 経験者 投稿リスト」
③全摘(ダビンチ等)経験者
>眞様
本当にありがとうございました。時間をかけてリンク先の文章を全て読ませていただきました。まさかここまで詳細に教えていただけるとは、思ってもいませんでした。特に「治療法比較3」は、ご自身で全てまとめられたのでしょうか?とても参考になりました。同じ治療法、リスク分類でここまで差があるのは、驚きと同時に不思議でなりません。
父のような高リスク群では何に気を付けて、重視すべきか。全体の道筋が見えてきた気がします。また進展があったら報告します。本当にありがとうございました。
本当にありがとうございました。時間をかけてリンク先の文章を全て読ませていただきました。まさかここまで詳細に教えていただけるとは、思ってもいませんでした。特に「治療法比較3」は、ご自身で全てまとめられたのでしょうか?とても参考になりました。同じ治療法、リスク分類でここまで差があるのは、驚きと同時に不思議でなりません。
父のような高リスク群では何に気を付けて、重視すべきか。全体の道筋が見えてきた気がします。また進展があったら報告します。本当にありがとうございました。
Tedさん
cTは<仮の病期>と眞さんが書いてますが、
これはMRIやCTなどの画像や、前立腺の一部だけを取る生検で推定される病期です。
画像やサンプルで「推定」される病期。
実際に前立腺を摘出して前立腺全体をくまなく検査した結果がpT。
「確定」の病期です。
pTが分かるのは全摘手術の時だけで、放射線治療の場合はpTはわからないということになります。
(T4の場合はほぼcT=pTということになるのかな?)
cTは<仮の病期>と眞さんが書いてますが、
これはMRIやCTなどの画像や、前立腺の一部だけを取る生検で推定される病期です。
画像やサンプルで「推定」される病期。
実際に前立腺を摘出して前立腺全体をくまなく検査した結果がpT。
「確定」の病期です。
pTが分かるのは全摘手術の時だけで、放射線治療の場合はpTはわからないということになります。
(T4の場合はほぼcT=pTということになるのかな?)
cT4N1M1bの冒頭のcはステージCだろうなんて適当なことを言いましたが、
違っていると思います。すみません。
眞さんの投稿で引用されている、
TNM分類で用いられている記号の表の、
c 臨床分類の接頭辞のことでしょうかね。
意味が良く分からないのですが。。。
どなたか説明していただければ良いのですが。
違っていると思います。すみません。
眞さんの投稿で引用されている、
TNM分類で用いられている記号の表の、
c 臨床分類の接頭辞のことでしょうかね。
意味が良く分からないのですが。。。
どなたか説明していただければ良いのですが。
冒頭のcはステージCのことでしょうね。
M1a 所属リンパ節以外のリンパ節転移
M1b 骨転移
M1c リンパ節,骨以外の転移
UMさん、ありがとうございました。
N1は所属リンパ節転移ですね。
M1a 所属リンパ節以外のリンパ節転移
M1b 骨転移
M1c リンパ節,骨以外の転移
UMさん、ありがとうございました。
N1は所属リンパ節転移ですね。
前立腺がんガイドブック、病期(ステージ)にはこう書かれています。
「生検や画像診断を元に告知される病期は、正しくは臨床病期(cT)と言います。 診断時に告げられる病期と言えば、すべてこの臨床病期のことですが、これは<仮の病期>と思っていただいたほうが良いでしょう。 これに対し、手術時に採取された組織を顕微鏡で調べ病理学的に判定した病期を病理病期(pT)と言います。 これが<真の病期>ですね。」
詳しくは病期分類概論を参照してください。
c は clinical 、p は pathologicalの頭の文字をとったのですね。
病期分類概論には以下のように書かれています。
「・臨床病期 ( cTNM )
治療をする前の状況から、分類する
治療戦略を立案するための目安
・術後病理学的病期 ( pTNM )
手術標本などで 臨床病期を補完する
治療前の状況を反映」
……投稿後、病期分類概論からの引用を追記
「生検や画像診断を元に告知される病期は、正しくは臨床病期(cT)と言います。 診断時に告げられる病期と言えば、すべてこの臨床病期のことですが、これは<仮の病期>と思っていただいたほうが良いでしょう。 これに対し、手術時に採取された組織を顕微鏡で調べ病理学的に判定した病期を病理病期(pT)と言います。 これが<真の病期>ですね。」
詳しくは病期分類概論を参照してください。
c は clinical 、p は pathologicalの頭の文字をとったのですね。
病期分類概論には以下のように書かれています。
「・臨床病期 ( cTNM )
治療をする前の状況から、分類する
治療戦略を立案するための目安
・術後病理学的病期 ( pTNM )
手術標本などで 臨床病期を補完する
治療前の状況を反映」
……投稿後、病期分類概論からの引用を追記
先ほどの投稿に補足します。私は28回照射の寡分割照射の臨床試験に参加していまして、その臨床試験に参加している病院ですでに寡分割照射を実際に行っていることがわかりました。
前立腺がん 放射線治療の概要(根治照射の場合)
私は20回を過ぎたあたりで、もう後何回と指折り数えていましたので、少しでも少ない回数の照射での治療はいいと思います。
この病院では、SBRTは病期のステージが低~中リスクの場合に適応とのことです。
前立腺がん 放射線治療の概要(根治照射の場合)
私は20回を過ぎたあたりで、もう後何回と指折り数えていましたので、少しでも少ない回数の照射での治療はいいと思います。
この病院では、SBRTは病期のステージが低~中リスクの場合に適応とのことです。
UM さん
投稿を読ませていただき、例によって長い文をかき(途中でプレバトを眺めていたこともあり)、投稿しようと思いましたら、すでにUM さんが今後の方向性の投稿がされていました。書いたものボツにしようと思ったのですが、折角書いたので投稿します。
ピント外れと思われましたら、読み捨ててください。
私はいままで治療法の選択に関して掲示板に書き、それをまとめたものをブログ記事としました。
1. http://inves.seesaa.net/article/450370338.html
2. http://inves.seesaa.net/article/450656419.html
2.は高リスクの場合、小線源とIMRTとを患者属性のわかる論文をもとに比較し、小線源の場合、T3の患者の割合の少ないなかでのデータなのでIMRTを選ぶほうが無難かなということを書いたものです。
1.について、読んでいただくと分かるとおもいますが、それではあまりに不親切ですのでUM さんに即し説明します。
治療に際し、何を大事にしているかを明確にすることがまず最初にすることです。
UM さんのお父さんは都心の病院も視野にいれ、セカンドオピニオンという考えには「そこまでしなくてもといった感じ」なので、「近くの病院で治療が受けられること」が優先かと思われます。
その意向を覆すのは明らかに治療成績が異なるといったデータで説得かと思いますが、私がいつも提示しています以下の治療成績の一覧表をみてもそのようなことはなかなかいえないと思います。
http://flot.blue.coocan.jp/cure/memo/outcome3.html
現在の病症を認識することが次に大事なことでノモグラムを使用し、限局がんの可能性、リンパ節転移の可能性をしることは重要です。
ブログに以下の2つの記事を書いています。
a. http://inves.seesaa.net/article/432322495.html
b. http://inves.seesaa.net/article/475176360.html
a. で紹介した米国有数の病院であるMemorial Sloan Kettering Cancer Center(MSKCC)が開発したツールを使用してみます。
UM さんのお父さんのデータ
年齢:70
PSA:18
GS(primary):4
...(続きを読む)
被膜外浸潤の可能性が高いこと、リンパ節転移の可能性のことを考えれば、やはり手術ではなく放射線治療を選ぶほうがいいのではないかと思ってしまいます。
外照射は当然IMRTで照射の正確さを期すためにもIGRT併用がいいと思います。
いま治療を受けている病院の放射線治療装置は上記の機能搭載で治療できるかを確認すればいいかと思います。
外照射は回数が多く長く通わなければならないのが欠点です。
SBRTは回数が少なくて5回で終了というのがいいですが、始められてそう年月が経っていないので実績があまりありません。
ということを書いて調べると既に体幹部定位照射による前立腺がんの根治治療件数が2020年12月25日で500症例に到達という記事がありました。
掲示板にもホルモン+外照射経験者をみますとSBRTは何名か治療経験者がいますね。
高リスクなので長期のホルモン治療(概ね2年)が放射線治療の前、後に必要ですので通院が便利(近くの病院)なことは必須ですね。
とはいっても放射線治療の回数が少ないというのは大いなるメリットなので上記の病院が自宅からそう遠くないならば病期などで適用可か否かをセカンドオピニオンで確認するのも一つの考えかと思います。
……以下2021/03/19に追記
2019年10月 2日の投稿、ハイドロゲルスペーサー併用SBRT 臨床試験をみますと、SBRTでの治療が500例に達した病院について、臨床試験の報告では、超高リスクも対象にしていたことが書かれています。
投稿を読ませていただき、例によって長い文をかき(途中でプレバトを眺めていたこともあり)、投稿しようと思いましたら、すでにUM さんが今後の方向性の投稿がされていました。書いたものボツにしようと思ったのですが、折角書いたので投稿します。
ピント外れと思われましたら、読み捨ててください。
私はいままで治療法の選択に関して掲示板に書き、それをまとめたものをブログ記事としました。
1. http://inves.seesaa.net/article/450370338.html
2. http://inves.seesaa.net/article/450656419.html
2.は高リスクの場合、小線源とIMRTとを患者属性のわかる論文をもとに比較し、小線源の場合、T3の患者の割合の少ないなかでのデータなのでIMRTを選ぶほうが無難かなということを書いたものです。
1.について、読んでいただくと分かるとおもいますが、それではあまりに不親切ですのでUM さんに即し説明します。
治療に際し、何を大事にしているかを明確にすることがまず最初にすることです。
UM さんのお父さんは都心の病院も視野にいれ、セカンドオピニオンという考えには「そこまでしなくてもといった感じ」なので、「近くの病院で治療が受けられること」が優先かと思われます。
その意向を覆すのは明らかに治療成績が異なるといったデータで説得かと思いますが、私がいつも提示しています以下の治療成績の一覧表をみてもそのようなことはなかなかいえないと思います。
http://flot.blue.coocan.jp/cure/memo/outcome3.html
現在の病症を認識することが次に大事なことでノモグラムを使用し、限局がんの可能性、リンパ節転移の可能性をしることは重要です。
ブログに以下の2つの記事を書いています。
a. http://inves.seesaa.net/article/432322495.html
b. http://inves.seesaa.net/article/475176360.html
a. で紹介した米国有数の病院であるMemorial Sloan Kettering Cancer Center(MSKCC)が開発したツールを使用してみます。
UM さんのお父さんのデータ
年齢:70
PSA:18
GS(primary):4
...(続きを読む)
被膜外浸潤の可能性が高いこと、リンパ節転移の可能性のことを考えれば、やはり手術ではなく放射線治療を選ぶほうがいいのではないかと思ってしまいます。
外照射は当然IMRTで照射の正確さを期すためにもIGRT併用がいいと思います。
いま治療を受けている病院の放射線治療装置は上記の機能搭載で治療できるかを確認すればいいかと思います。
外照射は回数が多く長く通わなければならないのが欠点です。
SBRTは回数が少なくて5回で終了というのがいいですが、始められてそう年月が経っていないので実績があまりありません。
ということを書いて調べると既に体幹部定位照射による前立腺がんの根治治療件数が2020年12月25日で500症例に到達という記事がありました。
掲示板にもホルモン+外照射経験者をみますとSBRTは何名か治療経験者がいますね。
高リスクなので長期のホルモン治療(概ね2年)が放射線治療の前、後に必要ですので通院が便利(近くの病院)なことは必須ですね。
とはいっても放射線治療の回数が少ないというのは大いなるメリットなので上記の病院が自宅からそう遠くないならば病期などで適用可か否かをセカンドオピニオンで確認するのも一つの考えかと思います。
……以下2021/03/19に追記
2019年10月 2日の投稿、ハイドロゲルスペーサー併用SBRT 臨床試験をみますと、SBRTでの治療が500例に達した病院について、臨床試験の報告では、超高リスクも対象にしていたことが書かれています。
ありがとうございます。
ブログではわからなかった部分がわかりました。
先端医療を受けられているようですね。
それはそれでホッとすることですが、それでも今の惨状なのですから言葉もありません。
遺伝子検査でより良い治療法が見つかることを祈ります。
癌が大きいままで放射線をやれば、他の臓器への影響が大きすぎて放射線による効用を打ち消してマイナス効果になるということなんでしょうね。
ど素人の私には、やはり納得できませんが、先端医療現場の医師の方針ですから間違いないのでしょう。
抗がん剤治療、苦しいこともあるでしょうが、若さの持つ体力生命力で乗り切って下さい。
私もGSが10なので、青さんの未分化には遠く及びませんが、低分化で超ハイリスクです。
いちおう放射線が奏効してPSAも0.11まで低下してきていますが、気を引き締めていこうと思います。
ブログではわからなかった部分がわかりました。
先端医療を受けられているようですね。
それはそれでホッとすることですが、それでも今の惨状なのですから言葉もありません。
遺伝子検査でより良い治療法が見つかることを祈ります。
癌が大きいままで放射線をやれば、他の臓器への影響が大きすぎて放射線による効用を打ち消してマイナス効果になるということなんでしょうね。
ど素人の私には、やはり納得できませんが、先端医療現場の医師の方針ですから間違いないのでしょう。
抗がん剤治療、苦しいこともあるでしょうが、若さの持つ体力生命力で乗り切って下さい。
私もGSが10なので、青さんの未分化には遠く及びませんが、低分化で超ハイリスクです。
いちおう放射線が奏効してPSAも0.11まで低下してきていますが、気を引き締めていこうと思います。
私の病状の件、単に医師の書いたものを写しただけのつもりでした。
それで今読み返してみたら、誤記もありました。
正確に医師のレポートを写せば、cT4N1M1bでした。
冒頭のcも末尾のbも、私には意味は分かりません。
それで今読み返してみたら、誤記もありました。
正確に医師のレポートを写せば、cT4N1M1bでした。
冒頭のcも末尾のbも、私には意味は分かりません。
>羊毛様
詳しくありがとうございます。父との関係はおっしゃる通りで、びっくりしました。頭の中が整理され、すっきりとしました。高リスク群なので心配ではありますが、まずは予約してある地元の基幹病院に行き、父に少しでも納得していない様子があれば、有明のがん研まで行ってみようかと考えています。今後の経緯はまた報告します。ありがとうございました。
>Ted様
M1a 所属リンパ節以外のリンパ節転移
M1b 骨転移
M1c リンパ節,骨以外の転移
ということではないでしょうか。
詳しくありがとうございます。父との関係はおっしゃる通りで、びっくりしました。頭の中が整理され、すっきりとしました。高リスク群なので心配ではありますが、まずは予約してある地元の基幹病院に行き、父に少しでも納得していない様子があれば、有明のがん研まで行ってみようかと考えています。今後の経緯はまた報告します。ありがとうございました。
>Ted様
M1a 所属リンパ節以外のリンパ節転移
M1b 骨転移
M1c リンパ節,骨以外の転移
ということではないでしょうか。
中間リスクに対して必要な小線源治療の線量(BED)の投稿大変ありがとうございます!眞様のお言葉に更に安心しました。ブログも読ませて頂きました。分からない事が多い中、また医師に聞けないで悶々としている中、こちらでの様々なお言葉は本当に有難いです。十分な線量での治療を受けたあとは、ガンの再発がないようできる事を(食生活や生活習慣など)をやっていきたいと思います。またその後の経過なども投稿させて頂きたいと思います。ありがとうございます!
秋葉さん
秋葉さんの病院情報「G研A」をエナガさんが
④ホルモン+外照射に追記してくれました。
https://sen-you.boy.jp/bbs/treat/?res=4
エナガさんが気づいたのですが秋葉さんの病状の「T4N1M1a」の
語尾の「a」が何のことか分かりません。
良ければ教えていただけますか。
秋葉さんの病院情報「G研A」をエナガさんが
④ホルモン+外照射に追記してくれました。
https://sen-you.boy.jp/bbs/treat/?res=4
エナガさんが気づいたのですが秋葉さんの病状の「T4N1M1a」の
語尾の「a」が何のことか分かりません。
良ければ教えていただけますか。
K大学に行きました。
担当医の方針が『使えるうちに一番良いクスリを』という方針なのでホルモン療法では、新しいクスリを使いました。
今後は、遺伝子検査で新たな遺伝子薬が使える可能性があるので、検査をしてもらう予定です。
癌が大きすぎて放射線治療が不可とは、ホルモン療法でガンが小さくならない現状だと、放射線治療をする際、他の臓器に照射してしまうから、と言われました。
抗がん剤治療も、『今、使わず、体力がなくなったり、する前にやりましょう』と言われ、開始した次第です。
担当医の方針が『使えるうちに一番良いクスリを』という方針なのでホルモン療法では、新しいクスリを使いました。
今後は、遺伝子検査で新たな遺伝子薬が使える可能性があるので、検査をしてもらう予定です。
癌が大きすぎて放射線治療が不可とは、ホルモン療法でガンが小さくならない現状だと、放射線治療をする際、他の臓器に照射してしまうから、と言われました。
抗がん剤治療も、『今、使わず、体力がなくなったり、する前にやりましょう』と言われ、開始した次第です。
自分のことでも悩むのに、親のこととなるとさらに大変ですね。
UMさんは私やここにくる多くの方達と同じように、自分で調べて治療法と病院を選択したいタイプ。
お父様は馴染みの先生を信頼してお任せしたいタイプ?
子としては親の頑固さにはほとほと悩まされますね(←私の話)
先生が「どれも治療成績は変わらない」というのはある程度はその通りで、だからこそ患者に選択肢が与えられているのですが、お父様の病状はT3aなので高リスク。PSAも20に近いし、陽性率も8/10で腫瘍が大きそう。
高リスクの手術は非再発率が低めだとかいうのもどこかで見たことありますし、私ならやはり何らかの放射線治療を選びそうな気がします。(病院によってはそれほど低めでもないという話も?)
ただこれは小線源を選択した私だからそう思うのかもしれません。
結局、再発リスク、副作用(内容と期間)、再発時の治療と副作用、などなど勘案して自分なりに決めるのだと思います。
お父様の人生。結局どんな治療を選択しようと、最終的な責任は本人にあります。
そこまでしなくても、という選択も本人の選択。
でも、UMさんが他の病院でも話を聞くべきと思うなら、「親のためではなくUMさんが納得するために一緒に話を聞きに行って欲しい」と頼んでみてはいかがでしょう。
お願いという形なら受け入れてくれたりしないですかね...?
あまり連れ回すことはできなさそうですから、病院の絞り込みは大事でしょうね。
「がんセンター」とか名前で決めるのではなく、中身で聞きに行く病院を決めるとよいと思います。
個人的には、泌尿器科と放射線科の協業である小線源をやってるところが、他の治療法もいろいろ知っているような気はします。
UMさんは私やここにくる多くの方達と同じように、自分で調べて治療法と病院を選択したいタイプ。
お父様は馴染みの先生を信頼してお任せしたいタイプ?
子としては親の頑固さにはほとほと悩まされますね(←私の話)
先生が「どれも治療成績は変わらない」というのはある程度はその通りで、だからこそ患者に選択肢が与えられているのですが、お父様の病状はT3aなので高リスク。PSAも20に近いし、陽性率も8/10で腫瘍が大きそう。
高リスクの手術は非再発率が低めだとかいうのもどこかで見たことありますし、私ならやはり何らかの放射線治療を選びそうな気がします。(病院によってはそれほど低めでもないという話も?)
ただこれは小線源を選択した私だからそう思うのかもしれません。
結局、再発リスク、副作用(内容と期間)、再発時の治療と副作用、などなど勘案して自分なりに決めるのだと思います。
お父様の人生。結局どんな治療を選択しようと、最終的な責任は本人にあります。
そこまでしなくても、という選択も本人の選択。
でも、UMさんが他の病院でも話を聞くべきと思うなら、「親のためではなくUMさんが納得するために一緒に話を聞きに行って欲しい」と頼んでみてはいかがでしょう。
お願いという形なら受け入れてくれたりしないですかね...?
あまり連れ回すことはできなさそうですから、病院の絞り込みは大事でしょうね。
「がんセンター」とか名前で決めるのではなく、中身で聞きに行く病院を決めるとよいと思います。
個人的には、泌尿器科と放射線科の協業である小線源をやってるところが、他の治療法もいろいろ知っているような気はします。
KSAD さんは2月11日の小線源治療の線量で「小線源治療の際の線量ですが、大きければ大きいほどいいものなのでしょうか?」という質問をされ、エナガさんがフォローされました。
小線源治療直後のD90が明らかになり、それに対して3月10日の投稿で以下のように書かれました。
処方線量145GyでD90=192.2Gyを実現するのはすごい技術だと思いました。BED=205Gyになるので中リスクとしては十分な線量だと思います。
後程、D90の値をKSAD さんは訂正されましたが、BED値としては四捨五入すると同じとのこと。
日本における小線源治療において中間リスクのBED値はどの程度で治療されたかということで、今朝、J-POPS研究:NCT00534196(日本における前立腺癌に対するヨウ素125密封小線源永久挿入療法に関する前向きコホート研究)での値をfull textで確認してみました。
42病院で2005年7月から2007年6月に治療された2316人が対象の研究であり、日本における初期の小線源治療の状況が窺えるものかと思います。
中間リスク 1,109人
BED
平均 184.5
中央値187.4(80.6-289.8)
中間リスクの5年PSA非再発率は92.7%。
BED 187.4Gyで中間リスクに対して十分だったかどうかは分かりませんが、結果として上記のPSA非再発率となったということです。
J-POPSに関してのブログ記事は以下のとおり。
http://inves.seesaa.net/article/479653437.html
KSAD さんの投稿を契機に少し調べ、ブログに中間リスクに対して必要な小線源治療の線量(BED)という記事を書きました。
米国のマウントサイナイ病院における1990年6月~2004年12月の中間リスクの患者558人を対象とした論文を紹介しました。
BEDが150 Gy未満か以上かにより10年PSA非再発率が大きく異なるという話でそれが唯一の有意な予測因子ということをいっています。10年PSA非再発率は以下のように大きく異なります。
BED
150 Gy未満:63%
150 Gy以上:92%
...(続きを読む)
小線源治療直後のD90が明らかになり、それに対して3月10日の投稿で以下のように書かれました。
処方線量145GyでD90=192.2Gyを実現するのはすごい技術だと思いました。BED=205Gyになるので中リスクとしては十分な線量だと思います。
後程、D90の値をKSAD さんは訂正されましたが、BED値としては四捨五入すると同じとのこと。
日本における小線源治療において中間リスクのBED値はどの程度で治療されたかということで、今朝、J-POPS研究:NCT00534196(日本における前立腺癌に対するヨウ素125密封小線源永久挿入療法に関する前向きコホート研究)での値をfull textで確認してみました。
42病院で2005年7月から2007年6月に治療された2316人が対象の研究であり、日本における初期の小線源治療の状況が窺えるものかと思います。
中間リスク 1,109人
BED
平均 184.5
中央値187.4(80.6-289.8)
中間リスクの5年PSA非再発率は92.7%。
BED 187.4Gyで中間リスクに対して十分だったかどうかは分かりませんが、結果として上記のPSA非再発率となったということです。
J-POPSに関してのブログ記事は以下のとおり。
http://inves.seesaa.net/article/479653437.html
KSAD さんの投稿を契機に少し調べ、ブログに中間リスクに対して必要な小線源治療の線量(BED)という記事を書きました。
米国のマウントサイナイ病院における1990年6月~2004年12月の中間リスクの患者558人を対象とした論文を紹介しました。
BEDが150 Gy未満か以上かにより10年PSA非再発率が大きく異なるという話でそれが唯一の有意な予測因子ということをいっています。10年PSA非再発率は以下のように大きく異なります。
BED
150 Gy未満:63%
150 Gy以上:92%
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お父様とご自身の貴重な体験を教えていただき、本当にありがとうございました!とても参考になりました。
来週中に地元の基幹病院で、泌尿器科と放射線科の医師に相次いで話すことになっています。どちらもとても話しやすいのですが、泌尿器科は放射線治療の事はあまりわからず、放射線科は手術の事は全く知らず、小線源など他の治療はどちらも話題にもならず。自分としては都心まで出向いて複数の治療法に精通している医師の意見も聞くべきと思っていたのですが、父の意見を尊重してもう余計な事は言わないべきかとも。本当に悩ましいです。
来週中に地元の基幹病院で、泌尿器科と放射線科の医師に相次いで話すことになっています。どちらもとても話しやすいのですが、泌尿器科は放射線治療の事はあまりわからず、放射線科は手術の事は全く知らず、小線源など他の治療はどちらも話題にもならず。自分としては都心まで出向いて複数の治療法に精通している医師の意見も聞くべきと思っていたのですが、父の意見を尊重してもう余計な事は言わないべきかとも。本当に悩ましいです。
お父様の治療方法で悩んでいらっしゃるとのことで、ご心労お察しいたします。
参考になるか判りませんが、我が家の状況をお話しします。
私の父は現在93歳。70歳で前立腺がんが見つかり、放射線治療を行い、その後いまだにホルモン療法を続けています。
がんが見つかった時のPSAやGSの値は定かではありません。(現在のPSAは10前後)
今でも3カ月に一度病院へ通ってますが、ここ数年は私が仕事を休んで父を病院へ連れて行っています。
腹部への注射をするために腰が悪い父をベッドに寝かせたり服を下ろしたりするのが一苦労です。
そんな私(63歳)ですが昨年人間ドックでPSA値が高かったため、生検を行い前立腺がんが見つかりました。やはり遺伝なのでしょうか。
【PSA9.7 GS3+4 針生検5/14 骨シンチとCTで骨やリンパへの転移は無し 限局性がんと診断】でした。
治療に関して医師からいろいろと選択肢が提案されましたが、
自分で病院へ行けなくなっているのに治療を続けている父を見て、私は手術を選択しました。
地元の病院から信濃町の大学病院に紹介状を書いてもらい、2カ月待ちで12月にダビンチ手術。9日間入院しました。(コロナの影響で面会禁止)
術後1カ月位尿漏れがありましたが、3カ月後にはほとんど無くなりました。PSAは0.01になってます。
手術前の緊張感、手術後の腹部の痛み、尿漏れ対策の骨盤底筋体操など乗り越えなければならないことはいろいろありますが、
将来を考えて私は手術を選択して良かったと思います。ご参考まで。
参考になるか判りませんが、我が家の状況をお話しします。
私の父は現在93歳。70歳で前立腺がんが見つかり、放射線治療を行い、その後いまだにホルモン療法を続けています。
がんが見つかった時のPSAやGSの値は定かではありません。(現在のPSAは10前後)
今でも3カ月に一度病院へ通ってますが、ここ数年は私が仕事を休んで父を病院へ連れて行っています。
腹部への注射をするために腰が悪い父をベッドに寝かせたり服を下ろしたりするのが一苦労です。
そんな私(63歳)ですが昨年人間ドックでPSA値が高かったため、生検を行い前立腺がんが見つかりました。やはり遺伝なのでしょうか。
【PSA9.7 GS3+4 針生検5/14 骨シンチとCTで骨やリンパへの転移は無し 限局性がんと診断】でした。
治療に関して医師からいろいろと選択肢が提案されましたが、
自分で病院へ行けなくなっているのに治療を続けている父を見て、私は手術を選択しました。
地元の病院から信濃町の大学病院に紹介状を書いてもらい、2カ月待ちで12月にダビンチ手術。9日間入院しました。(コロナの影響で面会禁止)
術後1カ月位尿漏れがありましたが、3カ月後にはほとんど無くなりました。PSAは0.01になってます。
手術前の緊張感、手術後の腹部の痛み、尿漏れ対策の骨盤底筋体操など乗り越えなければならないことはいろいろありますが、
将来を考えて私は手術を選択して良かったと思います。ご参考まで。
お世話になります。今年になって父が前立腺がんと診断されました。治療をどう進めるか迷うあまり、最近は家族間で口論になることもあります。何かの参考になればと思い、ぜひ相談させてください。
【PSA18, GS4+3, T3aN0M0, 針生検8/10, 年齢70, 健康状態は良好、東京在住】
現在は地元の広域基幹病院に行っているのですが、治療は手術か通常の放射線のみで、小線源などはやっていません。担当の医師はとてもやさしいですが、治療法の選択においては「どれも治療成績は変わらないから好きな方で」と言われ、迷っています。
私は都心のがんセンターなど、もっと詳しい医療機関も視野に入れるべきだと思いましたが、父はそこまでしなくてもといった感じです。実際のところ、そこまで劇的に変わらなければ父の意見を尊重すべきだとは思います。年齢や病状から見て、どう判断するべきでしょうか?やはり差は大きいでしょうか?
【PSA18, GS4+3, T3aN0M0, 針生検8/10, 年齢70, 健康状態は良好、東京在住】
現在は地元の広域基幹病院に行っているのですが、治療は手術か通常の放射線のみで、小線源などはやっていません。担当の医師はとてもやさしいですが、治療法の選択においては「どれも治療成績は変わらないから好きな方で」と言われ、迷っています。
私は都心のがんセンターなど、もっと詳しい医療機関も視野に入れるべきだと思いましたが、父はそこまでしなくてもといった感じです。実際のところ、そこまで劇的に変わらなければ父の意見を尊重すべきだとは思います。年齢や病状から見て、どう判断するべきでしょうか?やはり差は大きいでしょうか?
岡本圭生氏の新しい論文が発行されました。(Online publish date: 2021-02-18)
Case report で、膀胱浸潤と両側精嚢(SV)浸潤を伴うT4N1の患者を2013年にトリモダリティで治療を行い、「患者はPSA再発もなく、6年後も腸や尿の問題もなく健康を維持しました」という報告です。
全骨盤照射を行い、精嚢に小線源をいれたとのことです。
著者の所属が「滋賀医科大学 前立腺癌小線源治療学講座」となっているのが、すでに退職しているのに不思議でした。なお、本文のDisclosureには以下のように過去形で書かれています。
Keisei Okamoto was associated with the Department of Brachytherapy for Prostate Cancer endowed by Nihon Medi-Physics Co., Ltd., Tokyo, Japan.
full text のPDFには現在勤務している病院の電話番号が記載され、連絡先としてgmail のアドレスが書かれています。
Case report で、膀胱浸潤と両側精嚢(SV)浸潤を伴うT4N1の患者を2013年にトリモダリティで治療を行い、「患者はPSA再発もなく、6年後も腸や尿の問題もなく健康を維持しました」という報告です。
全骨盤照射を行い、精嚢に小線源をいれたとのことです。
著者の所属が「滋賀医科大学 前立腺癌小線源治療学講座」となっているのが、すでに退職しているのに不思議でした。なお、本文のDisclosureには以下のように過去形で書かれています。
Keisei Okamoto was associated with the Department of Brachytherapy for Prostate Cancer endowed by Nihon Medi-Physics Co., Ltd., Tokyo, Japan.
full text のPDFには現在勤務している病院の電話番号が記載され、連絡先としてgmail のアドレスが書かれています。