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Re:前立腺がんは誰にでも起きる遺伝子の複製ミス?
投稿者: 投稿日:2017/03/25(土) 10:37:16 Home No.8472 [返信]
Ted さんの投稿された文の日経記事のURLと元のScience誌の記事のURLを参考までに示し、さらに関連することを書きます。

日経 2017/3/24
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG23HCS_U7A320C1CR0000/

Science  24 Mar 2017
http://science.sciencemag.org/content/355/6331/1330.full


C. Tomasetti 氏らの上記論文に関係する記事
http://www.sciencemag.org/news/2017/03/debate-reignites-over-contributions-bad-luck-mutations-cancer

この記事の中の一部の記述を紹介します。

Many researchers Science spoke with took issue with the authors’
hard numbers for various reasons. “The whole idea of viewing cancer
as a whole is pretty alien to us, the causes of different types are
so different,” says Noel Weiss, an epidemiologist at the Fred Hutchinson
Cancer Research Center in Seattle, Washington. And “what seems random
today will not seem so random in the future.”

Google翻訳
Scienceが話した多くの研究者は、さまざまな理由で著者のハードナンバーを
発行しました。ワシントン州シアトルのフレッドハッチンソンがん研究センター
の疫学者、ノエル・ワイス氏は、「がん全体を見るという全体の考え方は、私
たちとはかなり異質なものです。そして、「今日は無作為に見えるものは、将来
無作為に見えることはないだろう」


私は遺伝やタバコじゃなかったの!?癌になる理由、第1位を発表と題して2015年 1月15日に投稿しました。

...(続きを読む)
御礼
投稿者:ハナミズキ 投稿日:2017/03/25(土) 08:45:35 No.8471 [返信]
kimimikiさん、Makkyさん
おはようございます。
励ましのメールありがとうございます。
kimimikiさんのメールには季節の風情がいつも感じられ、気持ちが和みます。
これから、色々な草花が開花して美しい季節がやってきますね。

Makkyさんも頑張ってください。私は外部照射で5月8日から入院です。プレプランの際に時間がありましたら、携帯にメールください。ぜひ、お会いしましょう。


ハナミズキさん
投稿者:Makky 投稿日:2017/03/25(土) 00:09:23 No.8470 [返信]
順調に回復されているようで安心いたしました。次の放射線治療をされている時、私もO先生に小線源治療のプレプランを受けることになっています。お会いできる機会がありそうですね。
ハナミズキさん
投稿者:kimimiki 投稿日:2017/03/24(金) 21:41:54 No.8469 [返信]
ご無事に 第一関門を突破されて良かったですね。
次の放射線治療の時は
ハナミズキの美しい季節になっているでしょう。
どうぞ お大事になさってくださいませ。

ハナミズキ

8469

前立腺がんは誰にでも起きる遺伝子の複製ミス?
投稿者:Ted 投稿日:2017/03/24(金) 20:07:49 No.8468 [返信]
今日の日経夕刊

がんの6割、遺伝子複製ミスが主原因 米大チーム
2017/3/24 12:34

【ワシントン=共同】肺がんや胃がんは、たばこや食事などの環境要因で起きやすく予防が有効だが、脳腫瘍や乳がん、前立腺がんなど多くのがんは、細胞分裂の際に誰にでも起きる遺伝子の複製ミスが主な原因だとする研究結果を米ジョンズ・ホプキンズ大のチームが24日付の米科学誌サイエンスに発表した。がん全体で見ると6割が複製ミスによるものだという。
 チームは「複製ミスは、タイプミスと同じで一定の割合で必ず起きる。がんとの戦いに勝つには、予防だけでなく、早期発見が重要だ」と訴えている。
 がんの原因には大きく分けて、大気汚染、喫煙、食事といった環境要因、親から受け継いだ遺伝要因、自然に起き、防ぐことの難しい遺伝子の複製ミスの3つに分けられる。チームは国際がん研究機関に登録された世界69カ国のがん患者のデータベースや英国のデータなどを使って、32種のがんについて3つの原因の寄与度がどの程度になるか調べた。
 この結果、全体ではがんを引き起こす遺伝子変異の66%は複製ミスが原因なのに対し、環境要因は29%、遺伝要因は5%であることが分かった。複数の変異がなければがんを発症しないことを考慮すると、環境を改善することでがんの42%は防げると見積もった。
 種類別では、肺がん、胃がんは環境要因の寄与する度合いがそれぞれ66%、55%と高かった。一方で前立腺がんや乳がんは環境要因の割合が低かったのに対し、複製ミスが96%、83%と高くなった。
トリモダリティ
投稿者:ハナミズキ 投稿日:2017/03/24(金) 10:46:12 No.8467 [返信]
ご心配をいただいた皆様へ

3月21日に滋賀県S大学付属病院で、泌尿器科O先生と放射線科のK先生、A先生のチームによる小線源手術を受けました。9時に手術室に入り、麻酔の注射を打たれて15分後、下半身が全く感覚がなくなり、その後、1時間15分程度で完了しました。
O先生とK先生達との連携プレーを聞いていると、私のような超ハイリスクの患者でも完治できるとの確信を持つことが出来ました。要は転移していなければの話ですが・・・。
麻酔の関係で頭をあげて寝てはいけないとのこと、これが最大の苦痛でした。特に私の場合は一例のため、翌日の朝、8時頃までは魔界の世界でした。
幸いに、現在、24日の朝10時ですが、痛み、高熱がなくホッとしています。
5月の連休明けから、外部放射線治療が始まりますが、副作用について先輩諸氏のアドバイスを受けたいと思います。よろしくお願いします。
本人訴訟
投稿者:SANZOKU 投稿日:2017/03/23(木) 12:16:56 No.8465 [返信]
 この掲示板の趣旨に直接関係しない話題で済みません。
ただ患者さんによっては裁判に訴えてでも治療の不満を晴らしたいと言う方も居られるでしょう。
それ以外の方は読み飛ばして下さい。

 表題の本人訴訟は事件の当事者本人が、弁護士などの代理人を立てずに訴えを起こす権利です。
権利と言っても法律の素人が訴えを起こすことは簡単ではありません。
犯罪に当たる行為でなければ、民事訴訟を簡易裁判所または地方裁判所に起こすことになります。

 訴状には少なくとも次の二点が明記されねばなりません。

<請求の趣旨>被告に請求する内容で、基本的に金銭賠償になる。
<請求の原因>請求の原因つまり法的根拠の明示です。
 自分の請求が民法の第何条何項に基づいているのか書かねばなりません。
 裁判所は決して原告が請求した原因以外での審判はしません。
 たとえ他の原因で勝訴の見込みがあっても、
 その原因でもって審判することはありません(提訴後に変更は可能)。
  これらが明記されていなければ、裁判所から補正命令が出され、
 従わなければ提訴そのものが却下されることもあります。つまり門前払いですね。

 他にも証拠書類を添えて提出します。

 裁判は法律用語が満載で、当初は素人であれば言葉の意味を理解することさえ難しいです。
ましてその用語を駆使して訴状を書き上げることは容易でありません。

 このように書いてくると絶望的な雰囲気が漂いますが、
全く法律の素人である私でさえ、2審(高等裁判所)まで進むことができたのですから、
まんざら針に筵みたいな場だけではないと言うこともできます。
まあ口頭弁論の度に、「ここは法律教室ではありませんよ!」などと嫌味は言われましたが・・・。

 このような困難を回避するには弁護士に依頼するしかないのですが、
その依頼料は少なくとも30万円以上、内容によっては100万円を超すことになります。
...(続きを読む)
私は元気です!
投稿者:ランナー 投稿日:2017/03/23(木) 10:13:12 No.8464 [返信]
許すという事の文章をありがとうございました。

「怒り」についての本を何冊も読みましたが、どの本も、最後は「許す」と
いうことが書かれていますね。「許す」ことでどんなに心が楽になることでしょう。

たつきさんもご苦労されていらっしゃるのですね!
私は苛められている時よりも、退職に追い込まれてからの方が精神的に辛くて、不眠症に
なったり、夜、布団に入ると自然と涙が出て来たことが何度も有りました。
呑み屋のカウンターで一人で座っていると、店主から「お客さん、大丈夫ですか?
うつ病みたいになっていますよ」と言われたことも有りました。マラソン大会に
参加しても、怒りを抱えながら走っていましたね。心が灰色の雲に覆われているような
そんな状況は本当に辛かったです。

裁判についは、弁護士に依頼して解決していれば、費用はもっとかかったと思いますが、
もっとより良い解決になったと思いますが、本人訴訟を選んだのは自分なので後悔は
有りません。日本の裁判は証拠主義なので、本訴訟に入る前の弁護士相談では「証拠が
ない裁判はやるだけお金と時間が無駄だからしないほうが良いです」と言われたのですが、
私は慰謝料を取れるという確信が結構強く有り、本人訴訟を選んだのです。
物的証拠が何ひとつなかった状態での裁判でしたが、法廷に立って宣誓をした後の
2時間の尋問の最後に裁判官が被告に対して「相当悪いことをしているようですね」
と発言してくれたのです。

あれから十数年が経ちました。いつまでも、そういった人の事を考えるのは嫌なので、
悔しいけれど「その人とは関係なく生きよう」と。

昨日も、ジムには6時間もいました。水泳も、午前と午後の二回に分けて
行い、練習量も増えました。。水中での前回りの練習、クイックターンの練習・背泳ぎ。

最後に、「嵐が過ぎれば青空。」
ランナーさん
投稿者:たつき 投稿日:2017/03/22(水) 18:02:39 No.8463 [返信]
私事で恐縮ですがランナーさんの投稿を拝見して、誰しも長い間には色々な経験をされてるものですね、できればおだやかに、幸せに暮らしたいものですが、人生は苦しいことも沢山ありますね、私も13年前に事故で妻を亡くし子供に弁当を作ったり,家事いっさいをやりました。妻は事故の数年前に強度のうつ病を発症しようやく回復にむかっていた矢先でした。家の事があるので仕事を定時で上がらせてもらいましたが、すぐに出向となり出向先ではいじめられ悔しくて不眠症になり、精神科に行ったこともあります。過ぎ去った日々ですが後悔ばかりです。人生後半は前向きに行きたいと思います。
難しいけれど
投稿者:kimimiki 投稿日:2017/03/22(水) 11:47:46 No.8462 [返信]
「 気苦労に打ちのめされて なんの人生ぞ!起きて 前を見よ!」
この言葉は 私の生きる支えに なっています。

感動シェア広場より

8462

私は大丈夫!
投稿者:ランナー 投稿日:2017/03/21(火) 10:08:15 No.8461 [返信]
昨日は、水中でターンや前回りの練習を何度もしましたが、うまくできませんね。
練習あるのみですね。ジムには6時間もいました。若い女性とおばさんがマシンの
取り合いで言い合っていました。

苛めにあったのがもう15,6年前。いじめが原因でうつ病になって精神科に通い、
治ったと思って再就職すると、入社して10日目にまた再発、朝が起きれなくなり
退職しました。一度うつ病になると治りにくいみたいですね。その後、一部上場の
事務職でまたリストラにて二年間の勤務を終わったり、私の職業人生はこの
ようなことの繰り返しでした。

先日、テレビの「そこまで言って委員会」に松本サリン事件で犯人に仕立て上げられた
河野義行さんが質問に答えていました。「前世でよっぽど悪い事をしたのかな!?これも
人生の一コマといった感じです」と。私も何度もそんな風に感じたことも有りました。

裁判をしていた2003年&2005年頃と比べると、怒りも抑えられるようになっており、
割と心穏やかに生きて行くことが出来るようになりました。このように精神が安定するよう
になったのも加藤諦三の本のお蔭だと思っています。

人生とはこのようなものであったか!(試練に耐えること)今の私はこんなことが出来る!
この幸せが有ればあとはなにもいらない!・・・・・そして、私を徹底的に苛め、裁判を
嘘で塗り固めたその課長は死ぬまで良心の呵責にさいなまれながら生きて行かねばならないこと、
そのことによるその課長のその苦しみはいかんばかりか・・・・。このことを思うと、その課長も
哀れな人間と思えるのです。

ところで、先日、45歳ぐらいの男性から精神障害者であることを告げられた私は、
突然の告白に戸惑い、私自身もそうだと伝えることができませんでしたが、いつかは
伝えることになるのでしょう。

ジムでお会いする年配の男性はみな、なにかしらの病気持ちですね。糖尿病・小児麻痺・原因
不明の病など。一人で、頭部の手術・膀胱がんの手術・大腸がんの手術をした男性もいます。
そういった方々と一言、二言、会話をして交流を図っています。私は内気で、いつも身構えて
...(続きを読む)
ランナーさん
投稿者:kimimiki 投稿日:2017/03/20(月) 17:07:48 No.8460 [返信]
3月17日のご投稿について
「 人生は試練の連続  」 確かに その通りだと思います。
また そこから 学ぶ事も 多くありますね。
不思議と 辛く悲しい過去は 鮮明に記憶しています。
会社と上司の心ない仕打ちの為に 精神科に通っているとは・・・
彼らの罪は 計り知れませんね。
ろくでもない人達の事は すっきりと 忘れて
現在において 楽しいことを数えながら 生活できます様に!
ジムでは 新しい事が次々に出来る様になって 喜ばしいですね。(*^o^*)
原発がんでは死なない?
投稿者:Ted 投稿日:2017/03/20(月) 10:32:29 No.8459 [返信]
今朝の日経です。
肝臓にがん転移、目印のタンパク質特定 鳥取大
2017/3/20

肝臓に転移しやすいがん細胞かどうかが分かる目印となるタンパク質を特定したと、鳥取大の岡田太教授(実験病理学)のチームが19日までに明らかにした。成果は英科学誌電子版に発表した。
 このタンパク質は「Amigo2」で、がん細胞で増加すると肝転移しやすくなるほか、予後不良となることを確かめた。岡田教授は「今後、Amigo2の増加を抑える薬を開発できれば、肝転移の予防や治療につながる」と期待する。
 チームは、がん患者の約90%が、がんの転移の結果死亡していると説明しており、中でも肝臓は最も転移しやすい臓器という。
 チームはマウスを使った実験で、肝転移しやすいがん細胞を作製。すると、がん細胞でAmigo2が増加することが分かった。さらにその増減によって、肝転移するがん細胞の数も増減することを突き止めた。
 実際に胃がんや大腸がんの患者を調べると、もともとのがん組織よりも肝転移したがん組織の方にAmigo2が多く、チームは、Amigo2が増加した結果、がん細胞が肝転移しやすくなったとみて、さらに調べる。
 Amigo2は、がん細胞を肝臓の血管に接着しやすくする働きを持つため、転移を促進すると考えられるとしている。〔共同〕
漂流さん
投稿者:kimimiki 投稿日:2017/03/19(日) 21:41:21 No.8458 [返信]
早速に ありがとうございました。
漂流さんのご投稿は 毎回 何度も なんども 読み返しています。
夫については そう 予想していましたが
果たして 私は正しく 理解出来ているのか?
自信がありませんでしたので お尋ねしました。
今後のPSA数値上昇によっては 再発の可能性もあると覚悟しています。
その為  こちらで  熱心に勉強させて頂いています。

8458

kimimikiさん
投稿者:漂流 投稿日:2017/03/19(日) 19:52:27 No.8457 [返信]
私は、医師でもないし、定年退職後の仕事として勉強しているので、確定的な事は言えませんが、ホルモン治療期間が6ヶ月、治療終了が2013年9月ですよね そうすると、私が書いた事から判断すると、ホルモン療法の効果が切れるのは、長くて治療終了後4倍の期間だとすると2年です。その時期は2015年9月です。今も、PSA値は下がったままですよね 人によって違いますが、恐らく、再発はないような気がします。ホルモン療法の効果が切れることにより、残存する癌細胞が増殖を開始し、結果として、PSAが上昇します。しかしながら、再発の閾値である2.0を超えるには、かなりの時間がかかると思われます。
 また、別の機会に再発について考察したいと思いますが、問題は、その患者さんのPSA値が閾値以下でも、持続的に上昇している場合は要注意だと思われます。
質問です
投稿者:kimimiki 投稿日:2017/03/19(日) 12:42:38 No.8456 [返信]
漂流さん
夫の病状説明は 28番 です。
ホルモン療法期間と放射線線量で 再発率は 予想出来ますか?
お暇な時に お答え下さると 嬉しいです。
宜しく お願い いたします。
もうひとつ判ること
投稿者:漂流 投稿日:2017/03/19(日) 11:52:09 Home No.8455 [返信]
SUZOKUさん
 その通りだと思います。纏めて見ました。放射線治療のADTですが
https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=8390
利点
1. ADTの治療は、前立腺の体積をある程度小さくして放射線治療を効率良くする。
弊害
1. 6-12ヶ月のADTで、骨密度が下がり、骨折のリスクが出てくる
2. ADTにより、心臓血管系の原因による死亡リスクが上がる
3. ADTによる、糖尿病、心臓冠状血管病、そして、心臓による突然死のリスクの増加
4. 立腺癌の早い時期からのADTは、前立腺癌患者のかなりの数で、臨床的進行が始まる前に去勢抵抗性前立腺癌細胞を生成させている。
5. ADTは認知症になるリスクを高める。
6. Cancer Letters Review に「ADTは、治療をデッドエンドに導く つまり、ADTにより、何の治療法もなくなる」
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0304383515004401

https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=8357
論文では、3ヶ月のホルモン治療(ADT)で、テストステロンの低値(0.2 ng./ml. or less)は倍の6ヶ月続く。また、ホットフラシュ等の症状は13.6ヶ月続くと書いて有ります。

ここでは、12ヶ月のADTですから、テストステロン低値は2年、そして、臨床的テストステロン不足解消には、4年かかる事になります。
このことを頭に入れて、もう一度、生化学的非再発率の図をみると、下図のようになると思います。治療後、2-4年で再発が始まります。トリモダリテーの場合は再発はほとんどありませんね。つまり、治療で、癌細胞は死滅してしまっているのです。しかし、ホルモン+外部照射の場合は、放射線により、癌細胞は、ある程度は、死滅しまずが、確率的に生き残ることになります(線量不足で)。それが復活してくることになります。

8455

RE:ホルモン療法+外部照射 VS トリモダリテー
投稿者:SANZOKU 投稿日:2017/03/19(日) 09:19:24 No.8454 [返信]
漂流さん。

なるほどね~。

 これまでもそのように感じていましたが、ここまで明確に見せていただくと
議論の余地がないという感じですね。
報告ありがとうございました。

 ちなみに、この差は主に照射線量の差ということになるかと思いますが、
グラフをよく見るとどちらも10年近くまで再発が続いています。
ただし中リスクの例では、トリモダリティのみ約5年で再発は無くなっています。

 このことから言える事はこの機関のトリモダリティ治療はそれなりの質を確保しているが、
さすがに高リスクともなるとBED211Gyでも線量が不足しているのかな? と思わせますね・・・。
もう少しだけ線量を安全に上乗せできれば、高リスクでも5年程度までの再発に収まり、
滋賀医大の95%に迫る成績が出るのではと思います。

 以前にも書きましたが、非再発率のグラフはその曲線の成り立ちにも注意すると
見えて来るものがあると思います。
ホルモン療法+外部照射 VS トリモダリテー
投稿者:漂流 投稿日:2017/03/18(土) 23:09:47 Home No.8453 [返信]
これまで、中高リスクのいろいろな報告などを検討してきました。その結果、施術者の技術力による差異は侵襲的治療には大きく影響するものの、前立腺の全摘出施術に比べて、放射線治療は優位であることは判りました。中高リスクでは、(ホルモン療法+外部照射)と(トリモダリテー)とどっちが患者に取ってよいのでしょうか。これまで、見た限りでは、トリモダリテーが優位のように見えます。しかし、殆ど報告では、どちらか一方を用いて、結果を出して、それぞれで生化学的再発率では優秀な成績を出しています。それらを比較するにしても、処置の方法、解析の方法が異なること、更には、患者集団が異なるなどから、正確な結論を導きだすことは出来ませんでした。

http://www.redjournal.org/article/S0360-3016(16)33484-8/abstract

ASCENDE-RT: AN ANALYSIS OF SURVIAL ENDPOINTS FOR A RANDOMIZED
TRIAL COMPARING A LOW-DOSE-RATE BRACHYTHERAPY BOOST TO A DOSEESCALATED
EXTERNAL BEAM BOOST FOR HIGH- AND INTERMEDIATE-RISK

前にも少し紹介しましたが、カナダの研究グループが中高リスク患者を無作為に二つに分け、一つはホルモン療法+外部照射治療、もう一つはトリモダリテー。どちらの治療もADT(ホルモン治療)は最短の12ヶ月です。ホルモン療法+外部照射治療は、全骨盤照射を2グレイ/回 23回 計46グレイ(BED=92.0)とDE-EBRTで2グレイ/回 16回 計32グレイ (BED=64.0) の照射 計78グレイで、BED=156。
一方、トリモダリテーは、骨盤照射を2グレイ/回 23回 計46グレイ(BED=92.0)と小線源治療はBED=119.6グレイ 計BED=211.6
biochemical progression free survival (b-PFS); 生化学的非再発はPSA値の最低値+2ng/mlを再発閾値とした。
 その結果、6.5年追跡中央値で、生化学的非再発は、トリモダリテーの方が(ホルモン療法+外部照射)と比べて2倍であった。 図は下に示した。赤線はトリモダリテー、黒線はホルモン療法+外部照射 最初の図は中間リスク  次の図は高リスク
このことから、ホルモン療法+外部照射とトリモダリテーを、厳密に条件を一定して比べた結果、生化学的非再発は、トリモダリテーの方が(ホルモン療法+外部照射)と比べて2倍よいことが明確に示されました。

8453

8453-2

Re: RE:ゲラ刷りついて
投稿者: 投稿日:2017/03/18(土) 19:56:08 No.8452 [返信]
High biologically.pdf [0.51 MB]には以下のように書かれています。

Received: 19.09.2016
Accepted: 24.01.2017
Published: 28.02.2017

従って、漂流さんのいわれるgalley proof ではないと思います。
もっとも、オープンアクセスジャーナルについてよく知りませんので、上記の日付が具体的にどのようなことを示すのか、その間のやりとりがどうなのか私は全く知りません。
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