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トリモダリティの外部照射について
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/09/08(月) 14:37:10 No.4559 [返信]
1)SANZOKUさんの書かれていた2次元照射について
ほとんどの病院では、すでに2次元照射はやっていないと思っていたので、
ちょっと意外な気がしながら、対応をしておりました。
今や三次元原体照射(3D-CRT)が普通で、その照射口に設置したマルチリーフコリメーター
(再分割された簾のようなシャッター)を、コンピューター制御で動かし、放射線の線量を、
シャッターの解放時間を積分のように積み上げたトータル時間の濃度に置き換えることにより
細かく制御しているのが、IMRTと理解しています。

2)眞さんの例示されている、Vero 4DRTとは、半ば過去の遺物2次元照射とはまったく対極にあるハイテクの産物で、
動体追尾機能を備えた回転型IMRT(IGRT)の進化型とでもいえば良いのでしょうか、
三菱重工と京大が協力して開発したものですね。
この1号機が神戸の先端医療センターに導入されたのは2008年でしたが、
ちょうどこのマシーンの取材を終えたばかりの記者さんに、インタビューを受けたことがあります。
このマシーンの紹介だけでは面白くないので、私の体験を重ねた記事をもくろんで居られたようです。
http://www.47news.jp/feature/medical/news/080311cancer.html

3)放射線治療のマシンの写真
S医科大学で治療を受けられたクレオさんにアップしていただいた写真を拝見すると、
これはノバリス(Novalis Tx)ですね。
http://jp.brainlab.com/product/item/novalis-radiosurgery
S医科大学では、IMRTを使っておられないと聞いていましたが、なんのことはない、
ノバリスも画像誘導のついたIMRT(IGRT)ですから、百聞は意見にしかずと言いましょうか、
ある意味、これはショッキングが写真でした。
ノバリスのほかトモセラピー・シナジー・4DRTなどもこの範疇に含めても良いと思いますが、
照射方式としてはこれらはすべてIMRT(多方向照射、回転照射などバリエーションは色々ですが)ということです。
位置決めの方式というのは、さまざまな工夫ななされていますが、これを機械でなるべく自動化したいということで
このようなマシーンがたくさん現れているのが実情です。
また、機会があれば確認してみたいと思いますが、IMRTの技術を応用したこれらの機種を、
すべて広義のIMRTと理解し(厚労省の保険適用ではこれらはIMRTとみなして保険点数が加算されるはずです)、
私はずっとIMRTという用語をそのように使っていたのですが、
このマシンがノバリスだとすると(まず間違いないと思います)、S医大もやはりトリモダリティの外照射として
...(続きを読む)
RE:治療を終えて
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/09/08(月) 14:12:48 No.4558 [返信]
#732さん

はじめまして。
#732さんには治療法の選択の経緯と、治療中~治療後の報告を書き込んでただきました。
ありがとうございます。
T1cというのは、T2より初期の前立腺がんではないかと思いがちですが、
直腸診で異常が見つからなければ(直腸診というのは、私もあまり信用していないのですが)
T1という表記にされる場合が多いので、実際の病状から言えばT2cはほぼ確実、
MRIで浸潤や精嚢浸潤が見つかればT3aもしくはT3bとなる可能性もあるわけですから、
GS9(4+5)と重ね合わせると、慎重な対応が必要な症例だったと思います。
そのあたりも含めて、きちんとフォローをしていただけたようで、良かったですね。
RFL芦屋
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/09/08(月) 12:05:19 No.4557 [返信]
9月6日~7日はリレーフォーライフ芦屋に、一スタッフとして(こちらは責任者ではありません)参加しておりました。
6日の夕方には一時警報もでるほどの集中豪雨に合いましたが、プログラムの時間帯をずらしたり、
ルミナリエ(芦屋はLEDを使用)の紙袋にビニール袋を重ねたり・・・千個以上もあるので大変です・・・
なんとかうまくごまかしながら、翌日の7日には、真夏を思いだされるような好天を迎えるをことができました。
ほとんど寝ていなかったので、今朝起きたのは9時半ごろ(^^)>
メールも溜まって居れば、ここの書き込みも10件を超えていますね。(@@)

あまり丁寧なお返事は出来ませんが、気になるところだけでも、この後お返事ができればと思っています。

①テントから出られず、ステージあたりの吹き降りを写したもの。
②用意していた壁面用の「HOPE」が雨と風のため使えず、収まるのを待って、
 急遽、ステージ前にキャンドルで「HOPE」を作成しました。たぶん午前0時を過ぎていたと思いますが、
 寸法を取って作図する時間もなかったので、私が靴先で適当にラインを引きました(^^)>

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Memorial Sloan-Kettering Cancer Centerへの留学 高リスク分類の細分類
投稿者: 投稿日:2014/09/08(月) 10:23:14 No.4556 [返信]
メモリアル・スローン・ケタリング・がんセンターに関連して、以下の2名、S医師は
研究員として、M医師は客員研究員として留学していますね。

http://www.senmon-i.net/doctors/interview7.html

http://gansupport.jp/article/treatment/radiation/3720.html

米国で得られる情報、研究のやり方、手技等、いろいろ目的はあったかと思いますが、
鴎外の時代でなくても、現代も医学の領域も外国へいくということがメリットあるの
ですね。

上記のgansupportの情報では記事は2005年10月と情報として少し古いが、M医師の病院
では
「前立腺がんの1~2期は、放射線でも手術でも治療成績は変わらないため、患者自身が
両方の説明を聞いた上で選択する仕組みになっている」
とのことです。

平成24年度の研究部門の稲田賞
http://www.acta-urologica-jpn.jp/inadaPrize/inadaPrize.html

に興味ひかれるものがありました。
「D'Amico高リスク分類の細分類法に関する検討」

この論文をざっと読んでみました。
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/159087

正確なタイトルは「前立腺癌の術後生化学的再発予測に対するD'Amico高リスク分類の
細分類法に関する検討」ということで、

「1997年6月から2005年12月までにK大学医学部付属病院泌尿器科で限局性前立腺癌の診断にて開放根治的前立腺全摘除術を施行した208例について後ろ向きに解析した」
ものです。
...(続きを読む)
クレオさん
投稿者:SANZOKU 投稿日:2014/09/08(月) 09:39:53 No.4555 [返信]
おお~立派な装置ですね。これが3D-CRTの装置ですね。
私の場合日程は決まっていませんが具体的イメージがさらに湧いて来ました。
この装置の下に毎日2~30分寝ていれば良いわけですね。治療後半、尿の切迫感に悩まされたそうですが、それなりの対策(失禁パンツなど)が必要なレベルだったのでしょうか?

以前初期症状についてお尋ねしたのですが、時間を追ってそれらは改善したのですよね? またホルモン抑制薬による副作用はきつくありませんでしたか。私の場合、いわゆるホットフラッシュ、関節痛、筋力低下による疲れなどがあり、何というか少し頭がぼんやりするような感じで、すっきりした健康感が乏しいような気がします。このような症状くらいで済んでいると考えれば贅沢かもしれませんが・・・。これら副作用は薬を止めてからどのくらいで消失したのでしょうか? お時間のあるときにでもお教えくだされば嬉しいです。
SANZOKUさん、GANBA-SETAさん
投稿者:クレオ 投稿日:2014/09/08(月) 00:51:15 No.4554 [返信]
お二人とも遠方の方でしたか。私は同一県内で通院治療でした。
同一県内といっても、高速で片道1時間の距離があり治療を受け
午後出社の毎日でした。
  入院して外照射となると、回数によっては1ヶ月以上になり
退屈な毎日だろうと推察します。外出許可を得られると思いますが
歩いて行ける距離に近代美術館、その周囲に日本庭園もあり
散策すれば気も晴れるのではないかと思います。

SANZOKUさん
外照射の時のスタッフの方に撮っていただいた写真を
貼り付けておきます。

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リレーフォーライフ芦屋
投稿者:ランナー 投稿日:2014/09/07(日) 20:23:02 No.4553 [返信]
昨日、本日はリレーフォーライフ芦屋2014だったのですね。
カレンダーにメモしていたのですが、本日は午前十時の映画祭で
「サウンドオブミュージック」を観て来ました。

今の私では、まだまだ、リレーフォーライフに参加して気楽に歩ける
状況ではありませんから・・・。
9月第3週目には大阪で、9月第4週目には京都でもリレーフォーライフが
行われるのですね。
RE:針生検
投稿者:野口ひろし 投稿日:2014/09/07(日) 10:06:43 No.4552 [返信]
M&S様
ご意見ありがとうございます。7月に精密検査を受けた時のPSAは6とのことでした。お腹に針を打つと聞いたときに受け入れ難いものを感じたのですが、やはり、リスクがあるのですね。今度10月末に受診予定ですのでご意見いただいた方法を相談してみたいと思います。
RE:分子追跡放射線治療装置の研究開発
投稿者:SANZOKU 投稿日:2014/09/07(日) 07:59:37 No.4551 [返信]
眞さん。さっそく詳細情報をアップしてくださりありがとうございます。
眞さんの投稿はいつもユニークかつ詳細で敬服して拝見しています。これほど詳細に情報を集めた上で自分の治療法を決められたのですから私が下手な心配をするようなことはなかったのですね。

さて表題の件ですがこの装置が完成して営業活動を開始となっていますから、徐々に適応ケースを増やしてこの装置の実力を試す段階にさしかかっていることになります。基本的にはIMRTですので照射線量は従来機とあまり変わらないと思いますが、前立腺癌治療においても、より正確に当てられる分線量が安全に増やせるとか、その結果非再発率が改善されるといった点が見えてくれば、現在の治療地図を塗り替える可能性が秘められているということですね。

これからもいろいろな情報の掲載のほどよろしくお願いします。
針生検
投稿者:M&S 投稿日:2014/09/06(土) 21:07:14 No.4550 [返信]
野口様:
 奥様のこともあり、御心配のことでしょう。PSA値が明記されていないので判断しかねますが、70歳を超すと、癌が存在しなくてもPSAは5~6程度まで上昇するかもしれません。針生検は敗血症を誘発したり、癌細胞の凶暴化・前立腺外への飛散を指摘する泌尿器科医もお見えのようですので、針生検を安易に考えないほうが賢明かと思います。ベテランの泌尿器科医は触診と超音波検査により癌or肥大の見当をつけ、先ずは、数ヶ月間にわたり、極めて弱いホルモン剤にてPSAの推移を精査します。にもかかわらず、PSAが上昇を続ける場合には、本格的な癌治療をお考えになっても遅くはないのでしょうか。あくまでも私見ですが…
80歳まで生きれれば
投稿者:野口ひろし 投稿日:2014/09/06(土) 14:59:38 No.4549 [返信]
父母ともに94歳まで生きたので、私も漠然と90歳までは生きるかなと思っていましたが、家内が癌にかかって手術し、その後の抗がん剤治療で苦闘しており、私もPSA検査で精密検査が必要と診断され、針生検を勧められたのを痛そうだということで見送っている現在では80歳まで生きれば良いかなという心境です。現在73歳、前立腺癌は進行が遅いと聞いているので放置していても80歳までは生きれるだろうというところです。それにしても、針生検などという痛そうな方法でない方法で前立腺癌かどうか診断できないものでしょうかね。
昨日はカイカイキキギャラリーで開催されている中村一美個展
http://gallery-kaikaikiki.com/category/exhibitions/ex_solo/solo_ex_kazumi_nakamura/

を見るために地下鉄の広尾の駅で降りる。現役のころ、何度か聖心女子大学の先生の研究室に
いくために降りたが、随分久しぶりだ。

個展は期待以上によく、幾何学状のフォルムに、繊細な筆致に感服した。

客は私一人で帰る頃に男性が一人来た。銀座へ廻り、東京画廊+BTAPに入るとき、今度は彼は逆にちょうど出るところだった。

ギャラリーの近くの東京都立中央図書館に初めて入り、 閉架の『最新医学 別冊 新しい診断と治療のABC  内分泌4 前立腺がん 改訂第2版』最新医学社を閲覧する。

https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=4495

でpostし、引用した内容が改訂第2版でどう変わったかを確認するのが主目的でした。
以下、長くなりますが、引用します。

P.95
---------------------------------------------
早期前立腺がんの典型例
症例は60歳, 臨床病期 T1cN0M0, PSA 8 ng/ml, 超音波ガイド下の系統的生検 12本中3本(右側の尖部, 中部, 基部)にGleason スコア 3+4の前立腺がんを認めた。
これらの数値をMemorial Sloan-Kettering Cancer CenterのWebサイトの予測ツールに入れると,以下の予測値が計算される。
・被膜内限局がんの可能性 : 71%  (日本版ノモグラム : 73%)
・被膜外浸潤がんの可能性:19%  (日本版ノモグラム : 24%)
・精嚢湿潤の可能性 6%  (日本版ノモグラム : 2%)
・リンパ節転移の可能性 2.8% (日本版ノモグラム : 1%)
・手術後5,10年年のPSA非再発率 : 92%(東京医科大学のノモグラム82%), 88%
・手術後10年時のがん特異非死亡率 : 99%
--------------------------------------------

初版との違いは「癌」が「がん」となったこと、病院名がカタカナ表記から英語表記となった
...(続きを読む)
分子追跡放射線治療装置の研究開発
投稿者: 投稿日:2014/09/06(土) 11:33:35 No.4547 [返信]
SANZOKUさんが、
https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=4526

で次のように書かれています。
「確かIMRTでも位置決めをリアルタイムで修正したり」

下記に掲載されている装置でしょうか。
https://www.mhi.co.jp/news/story/1109205107.html

「X線透視画像を画像処理することにより、動くがん病巣の位置をリアルタイムに把握、それに連動して、治療ビーム(放射線)の方向を追従させて動くがん病巣を追いかけ、病巣だけに集中的に照射することを可能にした。これまでも立体的(3次元)に腫瘍の位置を把握するなど、進化を続けてきた放射線治療は、追尾照射の実現により、3次元情報に時間要素を加えた4次元治療へと進化した」
「肺がんに対する本格的な追尾治療に用いられ始めた。呼吸などにより揺れ動くがん患者の腫瘍をリアルタイムにモニタリングしながら追尾」
ということのようですね。

確かに肺は呼吸をすると臓器が動くので、追尾の意味はあると思います。

先にpostした「「低リスク~中リスク前立腺癌患者に対して寡分割定位的強度変調放射線治療法(54Gy/15回/3週間:1回線量=3.6Gy)の安全性を検証する研究にこの装置を使用するのでしょうか。

更に、この装置を
「実際の臨床の治療でも可能とするため、動体データ解析に基づく効率的かつ正確な追尾照射技術を創出し、各種ソフトウェアや連携制御システムを開発します。次に、これら技術を統合した治療装置システムを開発し、臨床研究を通じた評価や問題点の洗い出しを行い、更なる性能の向上を図ります」
ということで、 「分子追跡放射線治療装置の研究開発」が実施されているようですね。

http://rtpbt.med.hokudai.ac.jp/cgi-bin/index.pl?page=contents&view_category_lang=1&view_category=1001

研究体制をみると、産学共同プロジェクトですね。

http://rtpbt.med.hokudai.ac.jp/cgi-bin/index.pl?page=contents&view_category_lang=1&view_category=1005
2次元照射について
投稿者:SANZOKU 投稿日:2014/09/06(土) 11:24:24 No.4546 [返信]
先の投稿でトリモダリティで組み合わせる外部照射は2次元照射で十分などと書きましたが、不勉強な私の誤りでした。2次元照射に対する私のイメージは照射野において一様な線量の照射が行われる照射というものでしたが、実際には3D-CRTも同じであります。3D-CRTは照射野の形をコリメータを使って自在に変えられる点が特長であり、現在ではこちらの装置が用いられることが多いそうです。皆様に誤解を与える情報を掲載し誠に申し訳けございませんでした。特にReebさんにお詫びいたします。

これに伴ってこれまでの投稿内容をなるべく誤解が少なくなるように一部訂正しました。他の方とのやりとりもございますので2次元照射という言葉そのものは残しました。

ちなみに浅学な私が申し上げるのも恐縮ですが、IMRTはオートコリメータを用いて照射野内部を部分的にさらに細かく線量調節できるものであり、重粒子線はビームの進行方向で線量調節できる技術であると理解しています。誤りがあればご訂正お願いします。
治療を終えて
投稿者:#732 投稿日:2014/09/06(土) 07:56:26 No.4545 [返信]
ひげの父さん、皆様 はじめまして。
この掲示板にたびたび登場しておりますS医大でのトリモダリティの治療を終えましたので、報告させていただきます(まだホルモン治療が半年残っておりますが)。なお、私もS医大まで車で片道4時間かかるところに住んでおります。以下、経過を記載します。

2011年末(51歳)人間ドックでPSA 7.25 要精密検査との指摘があったのですが、この数年前に尿管結石の治療を受け、前立腺肥大を指摘されていたこともあり、軽く考えて放置(毎年、人間ドックは受診していましたが、前年までの病院ではPSAが検査項目になく、これが初回の検出。また、この時、生検を受けて、癌が検出されていれば、あまり調べることもないまま、場合によっては全摘手術など、今とは違った経緯をたどっていたかもしれません)。自覚症状はほとんどありませんでした。

2013年始め、同じく人間ドックでPSA 12.1となり、6月に生検を受けました。結果、左9箇所中6箇所、右8箇所中1箇所がヒット、GS 4+5との診断でした。引き続き、骨シンチ/CTを実施、画像上の転移は見当たらないということで、担当医から、病期はT1cN0M0、ホルモン療法を半年行い、その後、IMRTによる放射線治療とのスケジュールが提示されました。まったく知識もありませんでしたので、すぐに承諾し、年末までということでゴナックス/カソデクスによる治療が始まりました。

その後、IMRTの治療が迫る中、遅ればせながらいろいろ調べ、藤野邦夫氏の書籍等からトリモダリティはどうだろう、と思い始め、S医大のO先生にメールで問い合わせたところ、丁寧な返信を頂き、それまでのデータを持って2014年始めにS医大受診となりました。この時点ではPSAは0.027まで下がっていました。ここで判明した問題点は、ホルモン開始前のMRIを撮っていないこと。このため精嚢浸潤の有無がハッキリしない。もうひとつは生検時に検出された位置がまったく記録されておらず、小線源シード時の位置決定に生かせないということ。いずれも、初期の診断時の病院のほうで行ってもらっていないため、私のほうではすでに如何ともしがたいものでした。このあたりはO先生も言っておられましたが、泌尿器科医の意識の問題かと思われます。ともあれ、小線源治療時にどちらもケアする形で対応可能、また転移がなければ(こればかりは画像に出てこない微小な転移等もありうるのでなんとも言えないが)十分完治が期待できると言っていただき、IMRTの治療は見送り、ここでの治療をお願いすることにしました。
やはり順番待ちがありますので、小線源の埋め込みは6/10となり、ホルモン治療はそのまま継続。3泊4日の入院、使用線源数は58個。実施日の夜に若干の発熱がありましたが翌朝にはすでに落ち着いており、そのほか痛みなどを感じることなく、なんの問題もありませんでした。若いころの骨折の手術時など、何度か尿道カテーテルを経験しており、大嫌いなのですが、これも術後から翌夕まで、不思議と痛み・不快感はありませんでした。プレプラン時もそうでしたので、このあたりも先生の技量によるところでしょうか。退院日はバス、電車を乗りつぎで、病院をでてから自宅まで10時間ほどかかっています。トイレ近くの席の確保等、いろいろ心配したのですが、これもまったく心配無用で、問題なく一人で帰宅できました。全摘手術などでは考えられないことかと思います。

次に、放射線の外照射ですが、遠地ということもあり、地元病院も少し考えましたが、やはり同じ病院で対応していただくのが安心と考え、また、入院も可能とのことでしたので、引き続きS医大放射線科のK先生に対応いただくことにしました。

小線源後1週間の診察、および、1ヵ月後の泌尿器科/放射線科の診察(CT/MRI)を経て、7/28より8/29まで、外照射25回の治療のため入院しました。平日、8時半から10時くらいの間で(外来でリニアックの治療を受けられる患者さんとのスケジューリングの関係で若干幅があります)病棟に呼び出しがかかり、毎日、正味10分程度の治療、あとは特にすることもなくすごす、という生活で、院内図書室には大変お世話になりました。私の場合、リンパのほうにも少し放射線をあてたいとのことで、骨盤内に広く照射したためか、放射線性腸炎(?)で下痢気味となり、3週間目あたりから整腸剤のお世話になりました。これは今も続いておりますが、そのうち治まるでしょう。そんなこともあって、入院中に京都やら琵琶湖やらの見物などと考えておりましたが、ほとんど病棟でおとなしく過ごすことになりました。

小線源治療の選択が良かったかどうかは今後の経過次第ですが、自身でできる限りの情報を収集して選んだ最良の治療方法であり、この先、どのような経過をたどったとしても、後悔することはないと思います。またS医大O先生、K先生には患者視点で治療を考えていただき、放射線治療室のスタッフの皆さん、病棟の看護師の皆さんの対応も大変暖かく感激しました。余談ですが、この掲示板でのO先生の高名と違って、看護師さん方からは、なんでわざわざこんなところまで治療に、となんども聞かれました。
長文になりましたが、今後、治療を受けられる方に少しでもお役に立てれば幸いです。細かい点など直メールいただければできるだけ対応いたします。

RFL芦屋
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/09/06(土) 00:15:18 No.4544 [返信]
明日、明後日は(9月6日~7日)リレーフォーライフ芦屋に行ってきます。
こちらはRFL神戸とは違って、一スタッフとしてお手伝いに行くだけです。
責任ある立場じゃないので、うんと気は楽ですね。(^^)v

掲示板もうまく流れているようなので、特にお返事や書き込みはしていませんが、
このところアクセスは増えているようで、二日連続で300人/日を越えました。
たぶん始めてではないでしょうか。(土日はいつも減るようですが)
深夜の午前0時を過ぎると、前日のアクセスが判るようになっています。
以上、余談でした(^^)>
補完代替医療
投稿者:moto 投稿日:2014/09/05(金) 22:09:32 No.4543 [返信]
眞 さん:
 『がんの補完代替医療 ガイドブック 第3版』をご紹介頂き有難うございました。また、このガイドブックを基に、前立腺癌に焦点を当てた極めて冷静な考察を展開されており、大いに感じ入っております。癌の補完代替医療に関心を持ってはおりましたが、WEB等で検索すると、その大半は「がん患者・家族」の弱みに付け込み暴利を貪ろうとする悪徳な代物が大半を占めているため、補完代替医療と「まじめ」に向き合う気がありませんでした。一方、上記のガイドブックは公的な機関がその現状を精査した成果が盛り込まれており、眞さんの御紹介で、このようなガイドブックの存在を始めて知ることが出来て感謝しています。ガイドブックによると米国には「国立補完代替えセンター(NCCAM)」が存在するとのこと、流石に癌先進国ですね。癌医療に関する西洋医学の実力・実態はいまだ満足のいくものではないだけに、これを「補完」する意味でもこのような国立機関の存在は癌患者にとって心強いものだと思います。
 癌治療における「完治・根治」の実態を冷静に考えてみた場合、罹患部位を「完全に温存」させたままでの完治・根治は未だ夢物語。癌細胞のみを標的とした治療法もいまだ模索の段階にあると認識しています。癌治療の典型的な現状を前立腺癌治療に見る事が出来ます。前立腺は生命維持には直接関与しない臓器であるため、臓器内にがん細胞が留まっている場合には、摘出による臓器の「完全廃棄」あるいは放射線・熱線による「完全壊滅」が唯一の完治・根治療法です。この場合、臓器の温存はあり得ません。これって、医学・医療が目指す「本来の治療」なのでしょうか? 健康上不都合な罹患臓器を「切り捨てる・抹殺する」しか現状の西洋医学には術のないのが実態ではないのでしょうか? 罹患臓器を温存させたままで、「癌の完治・根治」が実現する日はいつ実現するのでしょうか。待ち遠しい限りです。「補完代替医療」への期待は、正に、このような西洋医学の実態を反映しているのでしょう。
クレオさん、GANBA-SETAさん
投稿者:SANZOKU 投稿日:2014/09/05(金) 09:31:21 No.4542 [返信]
詳細な情報ありがとうございます。
私も遠方のため入院予定ですので非常に役立ちます。
またGANBA-SETAさんからは入院生活のイメージをいただき助かります。

初期症状については自分の思い込みかと思うところもあったのですが、①と②は未だしも、⑤と⑦が同様であったとは意を強くしました。私の場合、飛び降りると会陰部にケイレンするような痺れというのはなかったですが、深く前屈するなどするとその周辺に嫌なしびれのような圧迫感を感じることがありました。いづれにしても前立腺の周辺に違和感がある人は要注意ですね・・・。
入院について
投稿者:MH 投稿日:2014/09/05(金) 08:46:09 No.4541 [返信]
GANBA-SETAさん

グットアイデアのご提供有難うございました。
会社員時代に単身赴任を経験しましたが、月曜日朝、自宅より出勤し、
週中は単身赴任寮で過ごし、週末帰宅の再現です。
病院生活の重苦しい感じが楽しく感じてきました。
9/10の受診結果を期待しています。
クレオさん
投稿者:GANBA-SETA 投稿日:2014/09/05(金) 08:24:16 No.4540 [返信]
いつも、具体的で詳細な情報有難うございす。

当方も、以前、書かせていただきましたが、
クレオさんとほとんど同じような経緯をたどり、
今は、O先生にトリモダリティ治療を受けておりますので、
体験の方の情報は、実にありがたいです。
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