トリモダリティ(小線源+外照射+ホルモン)のうちの「小線源」は局所療法ですから、転移にはききませんよね。
前立腺のみに高線量を当てるための治療ですから。
転移にも小線源をきかそうとすれば、転移部分にもヨウ素125等を埋め込まないといけないわけです。(骨に埋め込む??)
通常、オリゴメタの転移部分は、「外照射」で治療することになると思います。
あるいは「外照射+ホルモン」の組み合わせです。
転移部分が小線源ナシの外照射であれば、前立腺だけ小線源を加えることに意味があるのか?
前立腺も転移部分も外照射でいいのではないか?
と考えるのは自然なことな気がします。
そう考えると、セカンドオピニオンをあえてトリモダリティの医師のところで受ける必要はないわけですが、
トリモダリティをやっている泌尿器科医は放射線にも詳しく、マイナーな治療にも興味をもって勉強している医師が多いのではないか、という印象があります。
そういう意味では、トリモダリティの先生のところかもしれませんが、トリモダリティに限定しないというスタンスで話を聞く、ということがよいのではないかと私は思います。
前立腺のみに高線量を当てるための治療ですから。
転移にも小線源をきかそうとすれば、転移部分にもヨウ素125等を埋め込まないといけないわけです。(骨に埋め込む??)
通常、オリゴメタの転移部分は、「外照射」で治療することになると思います。
あるいは「外照射+ホルモン」の組み合わせです。
転移部分が小線源ナシの外照射であれば、前立腺だけ小線源を加えることに意味があるのか?
前立腺も転移部分も外照射でいいのではないか?
と考えるのは自然なことな気がします。
そう考えると、セカンドオピニオンをあえてトリモダリティの医師のところで受ける必要はないわけですが、
トリモダリティをやっている泌尿器科医は放射線にも詳しく、マイナーな治療にも興味をもって勉強している医師が多いのではないか、という印象があります。
そういう意味では、トリモダリティの先生のところかもしれませんが、トリモダリティに限定しないというスタンスで話を聞く、ということがよいのではないかと私は思います。
2021年 2月 8日の投稿で野美井 さんはこう書かれました。
「骨転移がオリゴメタ(少数転移)であればトリモダリティで根本治療が望める施設があるように書き込みましたが改めてよく調べてみると私の思い込みでそのような施設や治療はありませんでした。」
上記の野美井さんの投稿は私の2021年 2月 7日の投稿での質問に対する返信でした。
2月 7日の投稿の前に岡本圭生氏の論文を確認しました。
転移の症例が書いていたかなと思ったからです。症例はT3bN1の患者でした。
本日、論文でも参照されています日本臨牀 74巻増刊号3 542-5 、「小線源療法 高リスク前立腺癌への適応と問題点」を本日改めて読みました。論文と同じ症例が書かれています。この日本臨牀の記事についてはブログで滋賀医科大 岡本圭生氏の「日本臨牀」掲載の記事という表題で書きました。
68歳のGS 4+4、PSA 65 T3bN1M0 の患者で治療終了後4年経過で現在 PSA = 0.02ng/mL との記載がありました。
精嚢浸潤があり、骨盤内リンパ節転移があってもトリモダリティで治療したという症例でした。
日本臨牀の記事の結論を引用します。
「転移病巣がなければ高リスク前立腺癌であっても根治は十分可能であり、局所再発を起こさせない治療を行っていくべきである。小線源治療を用いたトリモダリティ療法は、高線量照射による高い局所コントロールが可能な高リスク前立腺癌の、有効なモダリティといえる。」
トリモダリティの適応は転移病巣がない場合と明確に書いています。
日本の高リスク前立腺がんに対する小線源トリモダリティ治療の第一人者の書いたものです。
ヒサ さん
技術指導を受けた医師が指導医を凌駕するのはかなり難しいと思います。
セカンドオピニオン時、外照射による治療の可否についても確認されたらよろしいかと思います。
「骨転移がオリゴメタ(少数転移)であればトリモダリティで根本治療が望める施設があるように書き込みましたが改めてよく調べてみると私の思い込みでそのような施設や治療はありませんでした。」
上記の野美井さんの投稿は私の2021年 2月 7日の投稿での質問に対する返信でした。
2月 7日の投稿の前に岡本圭生氏の論文を確認しました。
転移の症例が書いていたかなと思ったからです。症例はT3bN1の患者でした。
本日、論文でも参照されています日本臨牀 74巻増刊号3 542-5 、「小線源療法 高リスク前立腺癌への適応と問題点」を本日改めて読みました。論文と同じ症例が書かれています。この日本臨牀の記事についてはブログで滋賀医科大 岡本圭生氏の「日本臨牀」掲載の記事という表題で書きました。
68歳のGS 4+4、PSA 65 T3bN1M0 の患者で治療終了後4年経過で現在 PSA = 0.02ng/mL との記載がありました。
精嚢浸潤があり、骨盤内リンパ節転移があってもトリモダリティで治療したという症例でした。
日本臨牀の記事の結論を引用します。
「転移病巣がなければ高リスク前立腺癌であっても根治は十分可能であり、局所再発を起こさせない治療を行っていくべきである。小線源治療を用いたトリモダリティ療法は、高線量照射による高い局所コントロールが可能な高リスク前立腺癌の、有効なモダリティといえる。」
トリモダリティの適応は転移病巣がない場合と明確に書いています。
日本の高リスク前立腺がんに対する小線源トリモダリティ治療の第一人者の書いたものです。
ヒサ さん
技術指導を受けた医師が指導医を凌駕するのはかなり難しいと思います。
セカンドオピニオン時、外照射による治療の可否についても確認されたらよろしいかと思います。
けんさん
ありがとうございます。
確かに、
「米国マウントサイナイ病院ストーン教授、滋賀医科大学岡本教授からの技術指導を仰ぎながら
現在に至っており、。。。」
ってありますね。
とても有益な情報だと思います。
ありがとうございます。
確かに、
「米国マウントサイナイ病院ストーン教授、滋賀医科大学岡本教授からの技術指導を仰ぎながら
現在に至っており、。。。」
ってありますね。
とても有益な情報だと思います。
前立腺低侵襲治療センターのホームページに、O先生の名前が出ています。
すみません、情報はそれだけです。
すみません、情報はそれだけです。
O先生は多くの医師を指導されてきたと思いますが、
「O先生の系譜を継ぐ市立大学病院」があるのですね。
O先生のUJ病院での施術が遅れているようですし、良ければもう少し情報を
アップされては如何でしょうか。
知りたい方もおられると思います。
掲示板内をO先生の「系譜」「後継者」「弟子」とかで検索しても
特にヒットしません。
「O先生の系譜を継ぐ市立大学病院」があるのですね。
O先生のUJ病院での施術が遅れているようですし、良ければもう少し情報を
アップされては如何でしょうか。
知りたい方もおられると思います。
掲示板内をO先生の「系譜」「後継者」「弟子」とかで検索しても
特にヒットしません。
以前どのような検索でみつけたか分からないが、みいだした浜松医科大 中村和正(なかむら かつまさ)氏を筆頭著者とする論文、Jpn J Clin Oncol. 2020 Sep 28;50(10):1188-1194を赤倉氏の講演を視聴したこともあり、再び読み、確認しました。
日本放射線腫瘍学会認定の放射線腫瘍医に対して調査を行ったものであり、質問票に373名(36.8%)が回答されたとのことだ。
先の投稿で赤倉医師が参照したAdnan Ali 氏を筆頭著者とする論文、JAMA Oncol. 2021 Feb 18. に関連して以下の調査の結果が興味深かった。
「症例2(3つの骨転移)の場合、すべての病変に対して24.4%のみが放射線療法を推奨し、31.4%が前立腺のみに対して放射線療法を推奨しました。」
ある程度の割合の放射線治療医が少数転移(3個)に対し、根治は難しいとしても長期延命を狙った放射線治療を試みる価値があると考えているものと思われます。
Ali 氏の論文のfull textの図3のAをみると骨転移が3個位内の場合、ホルモン治療に放射線治療を追加した場合、4年生存率は70%程度です。
中村氏の論文では「症例3(複数の骨転移)については、回答者の49.1%が放射線療法の適応がない」という回答だったとのこと。症例1(1つの骨転移)ということで質問しているので、複数の骨転移というのは多分に骨転移4つ以上を意味するのだろう。
もしそうだとするとAli 氏の論文で4個以上の骨転移に対して放射線治療を追加するのは生存率に差がないという結果を臨床経験上、認識しているものと思われます。
同様に、図3のCをみると骨転移が4個以上の場合、4年生存率は40%程度であり、やはり骨転移が多いと厳しいといえます。
Ali氏の論文の発行は2021年2月18日であり、かなり新しいものです。1500人を超す患者に対するランダム化比較試験でエビデンスレベルは高いと思われます。
日本放射線腫瘍学会認定の放射線腫瘍医に対して調査を行ったものであり、質問票に373名(36.8%)が回答されたとのことだ。
先の投稿で赤倉医師が参照したAdnan Ali 氏を筆頭著者とする論文、JAMA Oncol. 2021 Feb 18. に関連して以下の調査の結果が興味深かった。
「症例2(3つの骨転移)の場合、すべての病変に対して24.4%のみが放射線療法を推奨し、31.4%が前立腺のみに対して放射線療法を推奨しました。」
ある程度の割合の放射線治療医が少数転移(3個)に対し、根治は難しいとしても長期延命を狙った放射線治療を試みる価値があると考えているものと思われます。
Ali 氏の論文のfull textの図3のAをみると骨転移が3個位内の場合、ホルモン治療に放射線治療を追加した場合、4年生存率は70%程度です。
中村氏の論文では「症例3(複数の骨転移)については、回答者の49.1%が放射線療法の適応がない」という回答だったとのこと。症例1(1つの骨転移)ということで質問しているので、複数の骨転移というのは多分に骨転移4つ以上を意味するのだろう。
もしそうだとするとAli 氏の論文で4個以上の骨転移に対して放射線治療を追加するのは生存率に差がないという結果を臨床経験上、認識しているものと思われます。
同様に、図3のCをみると骨転移が4個以上の場合、4年生存率は40%程度であり、やはり骨転移が多いと厳しいといえます。
Ali氏の論文の発行は2021年2月18日であり、かなり新しいものです。1500人を超す患者に対するランダム化比較試験でエビデンスレベルは高いと思われます。
元S医大病院のO先生の系譜を継ぐ市立大学病院ですかね。
トリモダリティにも積極的なようですから、納得できる治療が受けられるといいですね。
トリモダリティにも積極的なようですから、納得できる治療が受けられるといいですね。
セカンドオピニオン決まりました。
投稿者:ヒサ 投稿日:2021/02/27(土) 16:41:58 No.12601
[返信]
3月第2週にY大学付属病院でセカンドオピニオンを受けることになりました。
とりあえずのご報告と、受けるにあたってのアドバイスがあればお願いします。
とりあえずのご報告と、受けるにあたってのアドバイスがあればお願いします。
赤倉 功一郎氏の講演
投稿者:眞 投稿日:2021/02/27(土) 14:55:08 No.12600
[返信]
オンコロの赤倉 功一郎氏の講演はライブ配信時にききました。
今朝同じURLでアーカイブとして既に公開されていました。
https://youtu.be/FbAzPe1phEg
印象に残ったのは以下の2か所
1.https://youtu.be/FbAzPe1phEg?t=1080
骨転移が3個以下の場合はホルモン治療に放射線治療を追加すると生存率に寄与するが、4個以上の場合は差がないということでした。
2.https://youtu.be/FbAzPe1phEg?t=1531
ホルモン治療はリュープリンまたはゾラデックスあるいはゴナックスにカソデックス(一般名:ビカルタミド)あるいはオダイン(一般名:フルタミド)を併用しての治療を行うものと思っていましたが、ホルモン治療をまだ行っていない転移の患者にはカソデックスあるいはオダインでは不十分で最初から新薬あるいは抗がん剤を併用するのが広く行われるようになっているとのこと。
上記の動画で一覧表で説明されていますが、その前24分10秒付近から治療を裏付ける論文を参照しての説明がありました。
視聴者は100人超で超多いという数ではなかったです。
講演のあと、20分弱、質問の時間となり、youtubeのコメントにはそう多く質問がよせられていなかったので、どうするのかと思っていましたが、腺友倶楽部の会員から事前に質問を受けていてそれに答える形ですすみました。
示されている論文を検索する元気はいまではあまりなくなり、1.に関してだけしらべ、ブログ記事を書きました。
http://inves.seesaa.net/article/480238346.html
順位戦もフォローしようと思い、そのドタバタも少し書きました。
今朝同じURLでアーカイブとして既に公開されていました。
https://youtu.be/FbAzPe1phEg
印象に残ったのは以下の2か所
1.https://youtu.be/FbAzPe1phEg?t=1080
骨転移が3個以下の場合はホルモン治療に放射線治療を追加すると生存率に寄与するが、4個以上の場合は差がないということでした。
2.https://youtu.be/FbAzPe1phEg?t=1531
ホルモン治療はリュープリンまたはゾラデックスあるいはゴナックスにカソデックス(一般名:ビカルタミド)あるいはオダイン(一般名:フルタミド)を併用しての治療を行うものと思っていましたが、ホルモン治療をまだ行っていない転移の患者にはカソデックスあるいはオダインでは不十分で最初から新薬あるいは抗がん剤を併用するのが広く行われるようになっているとのこと。
上記の動画で一覧表で説明されていますが、その前24分10秒付近から治療を裏付ける論文を参照しての説明がありました。
視聴者は100人超で超多いという数ではなかったです。
講演のあと、20分弱、質問の時間となり、youtubeのコメントにはそう多く質問がよせられていなかったので、どうするのかと思っていましたが、腺友倶楽部の会員から事前に質問を受けていてそれに答える形ですすみました。
示されている論文を検索する元気はいまではあまりなくなり、1.に関してだけしらべ、ブログ記事を書きました。
http://inves.seesaa.net/article/480238346.html
順位戦もフォローしようと思い、そのドタバタも少し書きました。
JCHO東京新宿メディカルセンター 泌尿器科の赤倉 功一郎氏の講演を直にきいたのは2015年のAKIBA Cancer Forum 2015でのことでした。
講演が終わったあと、がんと・ひとを・つなぐオンコロのブースで300ml入りのミネラルウオーターのペットボトルを確保し銀座の画廊へ行ったのもいまでは懐かしい思い出です。
明日、赤倉氏のがん医療セミナー ONCOLO Meets Cancer Experts (OMCE)2021ライブ配信(2月26日(金)20:00~21:00)をみようと思っております。
https://youtu.be/FbAzPe1phEg
AKIBA Cancer Forum 2015 から5年以上たち、「手術・放射線療法・薬物療法が有効な前立腺がんの全て」というテーマはいまさらながらという気がしないでもないですが、時が経ち、どのような進化がみられたかを一望するのもいいかなと思っています。
ただ、明日は「将棋界の一番長い日」として知られるA級順位戦最終局の日ですので、局面が佳境になっていたら、どうしようかなと少し心配ではあります。
講演が終わったあと、がんと・ひとを・つなぐオンコロのブースで300ml入りのミネラルウオーターのペットボトルを確保し銀座の画廊へ行ったのもいまでは懐かしい思い出です。
明日、赤倉氏のがん医療セミナー ONCOLO Meets Cancer Experts (OMCE)2021ライブ配信(2月26日(金)20:00~21:00)をみようと思っております。
https://youtu.be/FbAzPe1phEg
AKIBA Cancer Forum 2015 から5年以上たち、「手術・放射線療法・薬物療法が有効な前立腺がんの全て」というテーマはいまさらながらという気がしないでもないですが、時が経ち、どのような進化がみられたかを一望するのもいいかなと思っています。
ただ、明日は「将棋界の一番長い日」として知られるA級順位戦最終局の日ですので、局面が佳境になっていたら、どうしようかなと少し心配ではあります。
RE. D90、BED
投稿者:KSAD 投稿日:2021/02/17(水) 08:52:50 No.12597
[返信]
眞様、情報不足な者のつぶやきに細かく反応して下さり、本当に感謝しかありません。アップしてくださった情報読み込んでみます。ありがとうございます!
KSAD さんは「とりあえずD90とBEDは聞いてみようと思います」と書かれています。
小線源治療後のポストプラン時にD90の値をきけば、十分です。
BEDは簡単な四則演算で求めることができます。私のサイトの以下のページを参照してください。
http://flot.blue.coocan.jp/cure/bBED.html
なお、ここで参照したStock RG 氏の論文は日本の広範囲な病院を対象としたJ-POPS 研究の結果を報告した論文でも参照されています。
論文のURLはJ-POPSを参照してください。
小線源単独の処方線量はこのJ-POPS 研究では144Gyと書かれています。
期間は2005年7月に開始され、2010年12月までです。
先の投稿でも示しました東京医療センターの斉藤史郎氏の論文には当初は144Gyであったが、2006年11月から160Gyに増加したと書かれています。
D90は185Gy程度と書かれています。
日本一治療数の多い病院だから線量増加をしたというわけではなく、例えば、琉球大学でも160Gyで治療を行っています。
http://hdl.handle.net/20.500.12001/24347
PDF 期間:2009 年から 2016 年まで
D90 は173.9GyとABSTRACTに書かれています。PDFをみると中央値です。173.9(109.9-225)
……以下2/17に追記
日本癌治療学会の2015年の前立腺癌に対する密封小線源治療における5大学postplan data 解析にはこう書かれています。
「前立腺癌に対する密封小線源治療を行う際、各施設ほぼ共通の線量目標を設定しているが、線源挿入中は前立腺の浮腫、変形、線源の移動など生じるため実際の線量評価は困難である。そのため、最終的な評価は後日撮像されるCT画像を用いたpostplanで行う。」
小線源治療後のポストプラン時にD90の値をきけば、十分です。
BEDは簡単な四則演算で求めることができます。私のサイトの以下のページを参照してください。
http://flot.blue.coocan.jp/cure/bBED.html
なお、ここで参照したStock RG 氏の論文は日本の広範囲な病院を対象としたJ-POPS 研究の結果を報告した論文でも参照されています。
論文のURLはJ-POPSを参照してください。
小線源単独の処方線量はこのJ-POPS 研究では144Gyと書かれています。
期間は2005年7月に開始され、2010年12月までです。
先の投稿でも示しました東京医療センターの斉藤史郎氏の論文には当初は144Gyであったが、2006年11月から160Gyに増加したと書かれています。
D90は185Gy程度と書かれています。
日本一治療数の多い病院だから線量増加をしたというわけではなく、例えば、琉球大学でも160Gyで治療を行っています。
http://hdl.handle.net/20.500.12001/24347
PDF 期間:2009 年から 2016 年まで
D90 は173.9GyとABSTRACTに書かれています。PDFをみると中央値です。173.9(109.9-225)
……以下2/17に追記
日本癌治療学会の2015年の前立腺癌に対する密封小線源治療における5大学postplan data 解析にはこう書かれています。
「前立腺癌に対する密封小線源治療を行う際、各施設ほぼ共通の線量目標を設定しているが、線源挿入中は前立腺の浮腫、変形、線源の移動など生じるため実際の線量評価は困難である。そのため、最終的な評価は後日撮像されるCT画像を用いたpostplanで行う。」
羊毛様、ありがとうございます。最初の診察の時に、T2cで、3+4で単独治療になるのですか?と質問した時に、そうです、としか言われず再発のリスクの事は言われなかったので、あまりにも説明不足を感じているので、もう今更というのもありますが、とりあえずD90とBEDは聞いてみようと思います。自分の病院選択が間違っていなかったか、この気持ちはずっと持ち続けていくのだと思いますが、主人の運だけは強く信じたいと思います。
みなさんしっかり書かれているので出る幕ではないなー(出なくてもいいかなー)とROMを決め込んでいましたが、眞さんの投稿で名前が出たのでちょっと出てきました。(笑)
小線源単独を中高リスクでも行っていて、HPでも条件を詳しく書いているS会S病院の記述です。
https://www.simo.saiseikai.or.jp/departments/hinyokika-ct.html
前も投稿してたように思いますが、少しアップデートされたような気がします。
III章またはV章に書かれています。整理すると、
----------
PSA10ng/ml以下 T2c以下 GS3+3
PSA10ng/ml以下 T2c以下 GS3+4 陽性率34%未満
PSA20ng/ml以下 T2b以下 GS3+3
PSA20ng/ml以下 T2b以下 GS3+4 陽性率34%未満
PSA10ng/ml以下 T2b以下 GS4+3 陽性率34%未満
PSA40ng/ml以下 T1c GS3+3 陽性率50%未満
PSA25ng/ml以下 T1c GS3+4 陽性率34%未満
PSA20ng/ml以下 T1c GS4+3 陽性率34%未満 陽性コアが片側のみ
PSA10ng/ml以下 T2a以下 GS4+4 陽性2本以下
----------
となります。
まあこれが全てではなく、この病院はこうだ、ということだと思いますが参考にはなります。
KSADさんはこの病院の基準からはわずかに外れているようです。(PSA5.6 T2c GS3+4 6/16=37.5%)
ただ、外れているといって僅かですし、16本という変則的な本数(標的生検?)、PSAの低さからして、単独療法でもいけるという判断になったのかもしれません。
(※追記:結局眞さんと同じようなこと書いてるな^^;)
D90やBEDは、聞いてもいいですが、聞くのは必須ではないと思います。
私も1年くらいたってから知りましたし。
...(続きを読む)
小線源単独を中高リスクでも行っていて、HPでも条件を詳しく書いているS会S病院の記述です。
https://www.simo.saiseikai.or.jp/departments/hinyokika-ct.html
前も投稿してたように思いますが、少しアップデートされたような気がします。
III章またはV章に書かれています。整理すると、
----------
PSA10ng/ml以下 T2c以下 GS3+3
PSA10ng/ml以下 T2c以下 GS3+4 陽性率34%未満
PSA20ng/ml以下 T2b以下 GS3+3
PSA20ng/ml以下 T2b以下 GS3+4 陽性率34%未満
PSA10ng/ml以下 T2b以下 GS4+3 陽性率34%未満
PSA40ng/ml以下 T1c GS3+3 陽性率50%未満
PSA25ng/ml以下 T1c GS3+4 陽性率34%未満
PSA20ng/ml以下 T1c GS4+3 陽性率34%未満 陽性コアが片側のみ
PSA10ng/ml以下 T2a以下 GS4+4 陽性2本以下
----------
となります。
まあこれが全てではなく、この病院はこうだ、ということだと思いますが参考にはなります。
KSADさんはこの病院の基準からはわずかに外れているようです。(PSA5.6 T2c GS3+4 6/16=37.5%)
ただ、外れているといって僅かですし、16本という変則的な本数(標的生検?)、PSAの低さからして、単独療法でもいけるという判断になったのかもしれません。
(※追記:結局眞さんと同じようなこと書いてるな^^;)
D90やBEDは、聞いてもいいですが、聞くのは必須ではないと思います。
私も1年くらいたってから知りましたし。
...(続きを読む)
RE. 小線源単独治療の条件
投稿者:KSAD 投稿日:2021/02/15(月) 12:12:15 No.12593
[返信]
眞様、ご丁寧に本当にありがとうございます。3月始めの治療後最初の診察までに、自分としての知識、医師に対しての質問をまとめるのに、エナガ様からの情報と合わせてしっかりと勉強させていただきます。先日ご相談した線量に関しては、術前の放射線科の医師から、処方量が145グレイです。と説明されたのを思いだしました。D90がいくつになるか、BEDがいくつになるかもキチンも確かめたいと思います。主人の話では術後麻酔から覚めた直後に医師がきてシードは86個埋めました。とだけ話してたとの事で、退院前にカテーテル抜く時も医師はおらず、聞くにも聞けずにモヤモヤしておりました。前立腺がんは最初の治療が最後の治療と思って決めた方が良い、との言葉を読んで、色々調べたつもりでいても、これほど何も知識がなかったのかと痛感しております。こちらでの情報に本当に感謝しかありません。ありがとうございます。
私は今まで小線源単独治療に関して2月13日の投稿だけではなく、何度か投稿していました。
1. https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=9636
2. https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=12056
3. https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=12201
昨日、主に1.の投稿をもとにブログ記事を書きました。
http://inves.seesaa.net/article/480029588.html
3つの病院の小線源単独の適用条件を一つを除いて論文をもとに書きました。
小線源単独治療の条件はその中でT医療センターが一等緩く、KSADさんの場合はこの中で生検陽性率を除いて条件を満たしていますので、KSADさんのご主人の治療を受けた病院はT医療センターの基準に準じているのかもしれません。
T医療センターの基準 生検陽性コア率が34%未満
KSADさん 生検陽性コア率 6/16:37.5%
3.の投稿でサイトの資料をもとにN医科大の基準を紹介しました。これは1.での論文でのものと異なります。一般にはサイトの基準に準用と考えていいのかもしれません。
2.で私は次のように書きました。
「必ずしもホームページで書かれたように治療(小線源単独)が行われているわけではないという羊毛さんの投稿があったと記憶しています。」
今回少ししらべ、以下の投稿であったことがわかりました。
https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=11160
小線源単独療法は時間の点、副作用が外照射併用よりも少ないと思われるので、適用可であるならば受けたいというのはよく分かります。
ただ、治療成績に関しては線量を増加することが容易にできる併用のほうがいいのではと思われます。その点について、2.で Mount Sinai, New York のEmily Schlussel Markovic 氏を筆頭著者とする論文、BJU Int . 2018 May;121(5):774-780を紹介し、こう書きました。
「併用が単独より有意であることは示されなかった」
ただし、いまは有料でみることのできないfull textのグラフをリンクしていますが、10年すぎると、そうでもないのではと書きました。
...(続きを読む)
1. https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=9636
2. https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=12056
3. https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=12201
昨日、主に1.の投稿をもとにブログ記事を書きました。
http://inves.seesaa.net/article/480029588.html
3つの病院の小線源単独の適用条件を一つを除いて論文をもとに書きました。
小線源単独治療の条件はその中でT医療センターが一等緩く、KSADさんの場合はこの中で生検陽性率を除いて条件を満たしていますので、KSADさんのご主人の治療を受けた病院はT医療センターの基準に準じているのかもしれません。
T医療センターの基準 生検陽性コア率が34%未満
KSADさん 生検陽性コア率 6/16:37.5%
3.の投稿でサイトの資料をもとにN医科大の基準を紹介しました。これは1.での論文でのものと異なります。一般にはサイトの基準に準用と考えていいのかもしれません。
2.で私は次のように書きました。
「必ずしもホームページで書かれたように治療(小線源単独)が行われているわけではないという羊毛さんの投稿があったと記憶しています。」
今回少ししらべ、以下の投稿であったことがわかりました。
https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=11160
小線源単独療法は時間の点、副作用が外照射併用よりも少ないと思われるので、適用可であるならば受けたいというのはよく分かります。
ただ、治療成績に関しては線量を増加することが容易にできる併用のほうがいいのではと思われます。その点について、2.で Mount Sinai, New York のEmily Schlussel Markovic 氏を筆頭著者とする論文、BJU Int . 2018 May;121(5):774-780を紹介し、こう書きました。
「併用が単独より有意であることは示されなかった」
ただし、いまは有料でみることのできないfull textのグラフをリンクしていますが、10年すぎると、そうでもないのではと書きました。
...(続きを読む)
有り難うございます。放射線の効力はゆっくり出て来ると説明されましたので良い方向に向いて欲しいです。
ホルモン治療は続けた方が良いとの事で続けていますが、イクスタンジの効果はとても緩やかで効いていると言えない数値だった為転院後はオダイン錠に変わっています。
地元の病院で最初に処方されたのはビカルタミドでしたが一ヶ月後、56.124から17.854まで下がったのですが二ヶ月目には30.792まで上がったためイクスタンジに変わりました。イクスタンジも効いていればもっと急激に下がる筈でとても緩やかな下がり方だった為すぐにまた上がるとの事でした。その後セカンドオピニオンを受けた病院に転院し、10月からオダインに変わり今に至っています。
ホルモン治療は続けた方が良いとの事で続けていますが、イクスタンジの効果はとても緩やかで効いていると言えない数値だった為転院後はオダイン錠に変わっています。
地元の病院で最初に処方されたのはビカルタミドでしたが一ヶ月後、56.124から17.854まで下がったのですが二ヶ月目には30.792まで上がったためイクスタンジに変わりました。イクスタンジも効いていればもっと急激に下がる筈でとても緩やかな下がり方だった為すぐにまた上がるとの事でした。その後セカンドオピニオンを受けた病院に転院し、10月からオダインに変わり今に至っています。