こんにちは、翔峰です。
KAPPA2017さんの場合、PSA監視療法も選択肢の一つではないでしょうか?
Gleasonスコア6以下、陽性スコア 2本以下(陽性スコアでの腫瘍占拠割合50% 以下)でPSA10ng/ml以下、臨床病期T2以 下の場合がこの対象となり得るとされています。
前立腺がんは進行が遅く、がんが広がる前に他の病気でなくなるケースが多く、放置していてもいいがんの代表と言われています。
以下、ひげの父さんのガイドブックからの転載です。
------------------------------
低リスクがんの場合、10年生存率は治療を行っても行わなくてもほとんど変わらないと言われています。 つまり、特別な処置をしなくても健康なまま天寿を全うできる可能性が高いので、 病態の進行や変化をすばやくキャッチして臨機応変に対処できるだけの体制さえ整っておれば、 積極的な治療をせずフォロー(監視)だけで様子を見るというのも賢いやり方かも知れません。
ただ、「がん」という言葉を始めて聞いた人の多くは、体内にがん細胞があるというだけで冷静さを失い、人生最大の危機に巡り合わせたように思って 治療を急ぐ傾向があるのですが、積極的な治療にはかならず副作用がついて廻ります。 低リスクの場合には、がんの進行によって命が脅かされるリスクと、積極的治療によって副作用を被るリスクを比較すれば、 後者のリスクのほうが明らかに高いと思われる場合も多いので、 適切なフォローすなわち”監視療法”という選択肢も積極的に評価されるようになってきました。
根治への切り替えを常に念頭に置いた積極的な「監視療法=active surveillance」では、PSA監視以外に生検なども定期的に必要とされていますが、 高齢者を中心とした緩和医療的な「待機療法=watchful waiting」では、自覚症状がない限り、治療行為は一切行われないのが普通です。
日本の医療機関では、まだこの監視療法を患者には詳しく説明しない所も多くあり、 患者が監視療法という選択肢をしらないまま、なんらかの処置を望んだ場合(患者に余程の予備知識がない限り、そう思う方が自然です) 安易に手術や放射線治療を勧めたり、内分泌療法を行うケースも多いと思われます。
「初期のがんですから、切ったらすぐ治ります。」と言われて不必要な手術を受け、性機能不全や排尿障害の後遺症に悩むというのは、 過剰治療の最たるものですが、一生続く場合もある日常の不幸にじっと堪え、それでも恨み辛みを言うわけでもなく、命が助かった代償なので仕方がないと諦めて、 手術をしてくれた医者に感謝するという、なんとも複雑で哀しい現実があるわけです。
積極的な治療には、多かれ少なかれ二次的な障害(副作用)を被る危険性があるわけですが、目の前に「がん」という言葉を付きつけられれば、たいていの患者は動揺し、 治療後長く続くかもしれない副作用の重大性になかなか気付かないケースが多いわけです。
期待余命の長さが10年以内(概ね75歳以上)なら「中リスク」でもこの監視療法が成立します。
恐れるべきがんであれば、早期にしかるべき治療を受ける必要があるのはもちろんですが、 ほとんど恐れる必要のないがんを恐れるあまり、自分自身に一生取り返しのつかない傷をつけてしまうこともあるわけです。
「沈黙は金」、「動かざること山の如し」、”何もしない勇気” を持つということも、時には必要なことかも知れません。
KAPPA2017さんの場合、PSA監視療法も選択肢の一つではないでしょうか?
Gleasonスコア6以下、陽性スコア 2本以下(陽性スコアでの腫瘍占拠割合50% 以下)でPSA10ng/ml以下、臨床病期T2以 下の場合がこの対象となり得るとされています。
前立腺がんは進行が遅く、がんが広がる前に他の病気でなくなるケースが多く、放置していてもいいがんの代表と言われています。
以下、ひげの父さんのガイドブックからの転載です。
------------------------------
低リスクがんの場合、10年生存率は治療を行っても行わなくてもほとんど変わらないと言われています。 つまり、特別な処置をしなくても健康なまま天寿を全うできる可能性が高いので、 病態の進行や変化をすばやくキャッチして臨機応変に対処できるだけの体制さえ整っておれば、 積極的な治療をせずフォロー(監視)だけで様子を見るというのも賢いやり方かも知れません。
ただ、「がん」という言葉を始めて聞いた人の多くは、体内にがん細胞があるというだけで冷静さを失い、人生最大の危機に巡り合わせたように思って 治療を急ぐ傾向があるのですが、積極的な治療にはかならず副作用がついて廻ります。 低リスクの場合には、がんの進行によって命が脅かされるリスクと、積極的治療によって副作用を被るリスクを比較すれば、 後者のリスクのほうが明らかに高いと思われる場合も多いので、 適切なフォローすなわち”監視療法”という選択肢も積極的に評価されるようになってきました。
根治への切り替えを常に念頭に置いた積極的な「監視療法=active surveillance」では、PSA監視以外に生検なども定期的に必要とされていますが、 高齢者を中心とした緩和医療的な「待機療法=watchful waiting」では、自覚症状がない限り、治療行為は一切行われないのが普通です。
日本の医療機関では、まだこの監視療法を患者には詳しく説明しない所も多くあり、 患者が監視療法という選択肢をしらないまま、なんらかの処置を望んだ場合(患者に余程の予備知識がない限り、そう思う方が自然です) 安易に手術や放射線治療を勧めたり、内分泌療法を行うケースも多いと思われます。
「初期のがんですから、切ったらすぐ治ります。」と言われて不必要な手術を受け、性機能不全や排尿障害の後遺症に悩むというのは、 過剰治療の最たるものですが、一生続く場合もある日常の不幸にじっと堪え、それでも恨み辛みを言うわけでもなく、命が助かった代償なので仕方がないと諦めて、 手術をしてくれた医者に感謝するという、なんとも複雑で哀しい現実があるわけです。
積極的な治療には、多かれ少なかれ二次的な障害(副作用)を被る危険性があるわけですが、目の前に「がん」という言葉を付きつけられれば、たいていの患者は動揺し、 治療後長く続くかもしれない副作用の重大性になかなか気付かないケースが多いわけです。
期待余命の長さが10年以内(概ね75歳以上)なら「中リスク」でもこの監視療法が成立します。
恐れるべきがんであれば、早期にしかるべき治療を受ける必要があるのはもちろんですが、 ほとんど恐れる必要のないがんを恐れるあまり、自分自身に一生取り返しのつかない傷をつけてしまうこともあるわけです。
「沈黙は金」、「動かざること山の如し」、”何もしない勇気” を持つということも、時には必要なことかも知れません。
何時の間にかそのような仕儀になられていたのですね・・・。
ご心配お察し致します。
生検にしても二次癌にしても、そのような危険性がないとは言えませんが、
以前にも書きましたように、癌治療は「肉を切らせて骨を切るみたいな」ところがあります。
それらの危険性に比べて治療効果が圧倒的に見込まれるので治療に臨むのです。
前向けに考えて参りましょう。
ご心配お察し致します。
生検にしても二次癌にしても、そのような危険性がないとは言えませんが、
以前にも書きましたように、癌治療は「肉を切らせて骨を切るみたいな」ところがあります。
それらの危険性に比べて治療効果が圧倒的に見込まれるので治療に臨むのです。
前向けに考えて参りましょう。
皆様にはいつもお世話になっております。
ついにPSA再発でカソデックス(CABを希望したのですが?)+救済放射線治療をすることになりました。
不安はつきませんが、頑張るしかないようです。
今後ともよろしくご指導お願い致します。
ついにPSA再発でカソデックス(CABを希望したのですが?)+救済放射線治療をすることになりました。
不安はつきませんが、頑張るしかないようです。
今後ともよろしくご指導お願い致します。
70歳の男性です。PSA5,1で昨年11月の生検の結果12本のうち1本にがん細胞が発見され グリーンスコア6です。骨転移なく放射線小線源治療を選択して準備していますが、手術前検査で
残尿度を測ったところ残尿が高いのでこの治療はできないかもしれないといわれました。手術後尿が出にくくなる手術なので、導尿をしなければならなくなるかもしれないとの由でした。
手術後の導尿は短期に回復できるものなのかあるいはズーと導尿をしなければならなくなるものなのか心配です。前立腺の大きさは41センチとの由です。手術前に残尿の治療をして小線源をすげきかあるいは外放射などの方法に切り替えべきか悩んでいます。ご意見ください。
i
残尿度を測ったところ残尿が高いのでこの治療はできないかもしれないといわれました。手術後尿が出にくくなる手術なので、導尿をしなければならなくなるかもしれないとの由でした。
手術後の導尿は短期に回復できるものなのかあるいはズーと導尿をしなければならなくなるものなのか心配です。前立腺の大きさは41センチとの由です。手術前に残尿の治療をして小線源をすげきかあるいは外放射などの方法に切り替えべきか悩んでいます。ご意見ください。
i
外照射後1年半の診察
投稿者:SANZOKU 投稿日:2017/02/02(木) 17:29:50 No.8284
[返信]
先週、外部照射後1年半の診察のためS医科大に行って参りました。
年末から母親の具合が一段と低下し留守を任せるのが難しくなりつつあるので、
今回は2泊3日を1泊2日に縮め、帰りは新幹線にしました。
幸い何事もなく、また前回の尿路結石のような悪夢もありませんでした。
ご興味のある方は以下もご覧になってください。
https://sen-you.boy.jp/bbs/intro/?res=75
https://sen-you.boy.jp/bbs/paper/?read=49
今回は半年前の7月のPSA値が判明するのですが、10月に地元で測定しているので、
特段問題となる値でないことは予想がついています。
ところが予想以上に高い値でした。
これはむしろ悪い徴候ではなく、
上昇傾向に歯止めがかかったことを期待させる結果です。
全体的にはまあ標準的な経過ということで、未だ未だこれからというところです。
実は昨年の11月末に血便を確認しました。
血便と言っても便の最後にうっすらと確認できるという程度です。
一瞬ぎょっとしました。いよいよ来るものが来たかという感じです。
放射線性腸炎の晩期障害の好発期は9ヶ月~24ヶ月で、15ヶ月あたりが一番多いそうです。
その意味では標準的経過です。
この晩期障害についてちらほら聞き及んでいたので慌てずに様子を見ることにしました。
すると10日後に再び確認。
ここでO先生にお尋ねすると心配は要らないというお答えでした。
全骨盤照射をしている患者にはよくあることで自然治癒するとのことです。
この時期はお腹が重苦しく、ガス発生も多かったのですが、
その後は徐々に改善し血便は確認できていません。
とりあえずやれやれと言うところです。
O先生、K先生とも精力的に診察をこなしておられる様子で今回も元気をいただきました。
これからも変わらぬご活躍を期待するものです。
...(続きを読む)
年末から母親の具合が一段と低下し留守を任せるのが難しくなりつつあるので、
今回は2泊3日を1泊2日に縮め、帰りは新幹線にしました。
幸い何事もなく、また前回の尿路結石のような悪夢もありませんでした。
ご興味のある方は以下もご覧になってください。
https://sen-you.boy.jp/bbs/intro/?res=75
https://sen-you.boy.jp/bbs/paper/?read=49
今回は半年前の7月のPSA値が判明するのですが、10月に地元で測定しているので、
特段問題となる値でないことは予想がついています。
ところが予想以上に高い値でした。
これはむしろ悪い徴候ではなく、
上昇傾向に歯止めがかかったことを期待させる結果です。
全体的にはまあ標準的な経過ということで、未だ未だこれからというところです。
実は昨年の11月末に血便を確認しました。
血便と言っても便の最後にうっすらと確認できるという程度です。
一瞬ぎょっとしました。いよいよ来るものが来たかという感じです。
放射線性腸炎の晩期障害の好発期は9ヶ月~24ヶ月で、15ヶ月あたりが一番多いそうです。
その意味では標準的経過です。
この晩期障害についてちらほら聞き及んでいたので慌てずに様子を見ることにしました。
すると10日後に再び確認。
ここでO先生にお尋ねすると心配は要らないというお答えでした。
全骨盤照射をしている患者にはよくあることで自然治癒するとのことです。
この時期はお腹が重苦しく、ガス発生も多かったのですが、
その後は徐々に改善し血便は確認できていません。
とりあえずやれやれと言うところです。
O先生、K先生とも精力的に診察をこなしておられる様子で今回も元気をいただきました。
これからも変わらぬご活躍を期待するものです。
...(続きを読む)
放射線治療後の二次癌の発症
投稿者:しんち 投稿日:2017/01/31(火) 10:19:08 No.8280
[返信]
いつもお世話になっております。
前立腺癌の放射線治療は二次癌のリスクを高める
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/bmj/201603/546233.html
以前より指摘されてましたが、どうなのでしょうか?
これから、救済放射線治療を検討してますが、皆さんのご意見を頂ければ幸いです。
前立腺癌の放射線治療は二次癌のリスクを高める
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/bmj/201603/546233.html
以前より指摘されてましたが、どうなのでしょうか?
これから、救済放射線治療を検討してますが、皆さんのご意見を頂ければ幸いです。
千葉大学の今本敬氏の講演、ロボット手術支援システム「ダヴィンチ」による前立腺全摘除術で東京医科大学の橋本剛を筆頭筆者とする論文、Int J Urol. 2015 Feb;22(2):188-93.、full text が紹介されていたので、読み、サイトに橋本剛氏の論文と題して書きました。
論文の表題の和訳は今本氏の講演でのものをかりると以下のとおりです。
・ロボット支援根治的前立腺摘除後の生化学的再発の予測:日本人患者784例の解析
2006年に日本で初めてダヴィンチを使った前立腺がんロボット手術を行った東京医科大の2006年8月から2013年8月の784人が対象の論文です。(80人がPSA再発)
PSA再発と手術後の所見との関係をリスク階層化モデルとして3群(低リスク、中間リスク、高リスク)に分けて提示しています。その因子は病理病期等です。
詳細はfull textの Table 3. に示されています。
神経周囲浸潤、リンパ管浸潤
神経周囲浸潤(pn1:神経周囲浸潤を認める)及びリンパ管浸潤(ly1:リンパ管浸潤を認める)はPSA再発に関連していたと書かれていますが、モデルでの因子としては選ばれていませんので、そう大きい影響はないかと思われます。
なお、病理検査の浸潤進展度の表現に関しては、前立腺癌取扱い規約 第4版 ...浸潤進展度の表現にまとめました。
PSA非再発率
5年PSA非再発率は、低リスク群で89.4%、中リスク群で65.6%、高リスク群で30.3%とのことでした。
ここで、しんちさんの2017年 1月29日の投稿より各因子の値を示します。ただし、前立腺容積は分かりませんので、そう大きくなく、20㏄と仮定します。
・ PSA density:0.36 (7.21/20) 0.4未満
・病理学的グリーソンスコア これも手術後の値は書いていませんが、ダウングレードがなかったとして、 8
・断端陰性
・病理学的Tステージ pT2c
これをTable 3.で確認すると低リスクとなります。
東京医科大の結果では5年PSA非再発率は89.4%であり、Figure 2. のPSA非再発の図をみると月数がたつと再発はしています。「再発は考えられない」ということではなく、再発となる確率は低いと思われます。
もちろん、東京医科大における一病院での解析であり、限度があります。そうして東京医科大は「日本におけるロボット手術の大規模なセンター」ですので、他病院の成績を代表するものといえないかもしれません。
しんちさん
...(続きを読む)
論文の表題の和訳は今本氏の講演でのものをかりると以下のとおりです。
・ロボット支援根治的前立腺摘除後の生化学的再発の予測:日本人患者784例の解析
2006年に日本で初めてダヴィンチを使った前立腺がんロボット手術を行った東京医科大の2006年8月から2013年8月の784人が対象の論文です。(80人がPSA再発)
PSA再発と手術後の所見との関係をリスク階層化モデルとして3群(低リスク、中間リスク、高リスク)に分けて提示しています。その因子は病理病期等です。
詳細はfull textの Table 3. に示されています。
神経周囲浸潤、リンパ管浸潤
神経周囲浸潤(pn1:神経周囲浸潤を認める)及びリンパ管浸潤(ly1:リンパ管浸潤を認める)はPSA再発に関連していたと書かれていますが、モデルでの因子としては選ばれていませんので、そう大きい影響はないかと思われます。
なお、病理検査の浸潤進展度の表現に関しては、前立腺癌取扱い規約 第4版 ...浸潤進展度の表現にまとめました。
PSA非再発率
5年PSA非再発率は、低リスク群で89.4%、中リスク群で65.6%、高リスク群で30.3%とのことでした。
ここで、しんちさんの2017年 1月29日の投稿より各因子の値を示します。ただし、前立腺容積は分かりませんので、そう大きくなく、20㏄と仮定します。
・ PSA density:0.36 (7.21/20) 0.4未満
・病理学的グリーソンスコア これも手術後の値は書いていませんが、ダウングレードがなかったとして、 8
・断端陰性
・病理学的Tステージ pT2c
これをTable 3.で確認すると低リスクとなります。
東京医科大の結果では5年PSA非再発率は89.4%であり、Figure 2. のPSA非再発の図をみると月数がたつと再発はしています。「再発は考えられない」ということではなく、再発となる確率は低いと思われます。
もちろん、東京医科大における一病院での解析であり、限度があります。そうして東京医科大は「日本におけるロボット手術の大規模なセンター」ですので、他病院の成績を代表するものといえないかもしれません。
しんちさん
...(続きを読む)
SANZOKUさん、眞さん ご意見有難うございます。
投稿者:しんち 投稿日:2017/01/29(日) 18:31:02 No.8277
[返信]
実は私、関西在住で現在66歳ですが、H27年1月31日PSA5.89で2月14日にS先生受診、直腸診で炎症と診断、抗生剤のみで2か月経過観察。3月25日PSA7.21、ようやく癌疑いで4月22日MR、左葉に1㎝大の癌を疑う影像。この時に生検なしで全摘手術をお願いするも、治療方針が決められないと拒否。仕方なく5月20日生検、グリソンスコア4+4、6/15、cT2bと診断、6月15日骨シンチ、9月中旬にダビンチで手術しましょうかと?あまりにも遅い、転医をお願いしてO先生によりH27年7月にダビンチ手術を受けております。病理はグリソンスコア4+3、T2Cでした。術後H28年2月まではPSA0.01未満、6月に0.02、9月に0.03、12月に0.05と上昇、1月には0.07となっております。先生は病理所見LN-、V-、PN+のみで再発は考えられないとのことですが、PSAが0.1になればホルモン治療でもはじめてみますかと?この度、ガイドラインの改定で救済放射線治療をお願いしようと思っています。セカンドオピニオンの先生もこの病理で再発??そこで可能性としては生検を疑っている次第です。患者の治療の希望が手術だったら前立腺をひっかきまわす生検なしに実施して、再発を回避?できたら有益かと推察されますが如何でしょうか?癌は命に係わる病気なのにマニュアル通りの診療はどうなのでしょうか?
横から失礼します。
10月に全摘手術した者として、今後PSA再発した場合の心構えをする上で、とても参考になります。
ありがとうございます。
10月に全摘手術した者として、今後PSA再発した場合の心構えをする上で、とても参考になります。
ありがとうございます。
眞さんありがとうございます
投稿者:タニー 投稿日:2017/01/25(水) 16:26:26 No.8273
[返信]
さっそくの助言ありがとうございます。
今までは、参考程度として見てましたが、自分のこととしてみると資料の質の高さ、説明の明快さ!
臨床医が論文で説明することは、ありえないので本当に助かります。すべてが、論文というわけにはいかないと思いますが、それに少しでも準ずるものがあれば、ほかの点もできればよろしくお願いします。自分でも今回はできる限り調査してみて皆様の意見をきいて参考にしてゆくつもりです。
数値が上がり落ち込んでいましたが、一人ではないと思えるようになってきました。
またこのようなサイトを管理されている腺友クラブの皆様に感謝します。
今までは、参考程度として見てましたが、自分のこととしてみると資料の質の高さ、説明の明快さ!
臨床医が論文で説明することは、ありえないので本当に助かります。すべてが、論文というわけにはいかないと思いますが、それに少しでも準ずるものがあれば、ほかの点もできればよろしくお願いします。自分でも今回はできる限り調査してみて皆様の意見をきいて参考にしてゆくつもりです。
数値が上がり落ち込んでいましたが、一人ではないと思えるようになってきました。
またこのようなサイトを管理されている腺友クラブの皆様に感謝します。
タニー さん
納得のいく治療をしたいということで、4点ほど質問されています。
その中の2つ目の質問、「0.2を超えた段階で放射線治療とホルモン療法のどちらが先がよいのか」について、質問に対する直接の回答ではないかと思いますが、書いてみます。参考になることあればいいなと思っております。
日本泌尿器科学会/編『前立腺癌 診療ガイドライン 2016年版』メディカルレビュー社が2016年10月20日に発行されています。
手術後、再発した場合の扱いが変更になっております。その詳細はブログ、救済放射線治療 ガイドライン 2016年版に書きました。それを転載すると煩わしくなりますので、控えますが、2012年版の以下の推奨は2016年版ではなくなっています。
PSA倍加時間10カ月以内またはGleasonスコア8~10の再発症例に対しては,
救済ホルモン療法が推奨される。 推奨グレード C1
いきなり、推奨グレードという言葉がでてきましたが、P.2に以下のように定義されています。
推奨グレードA 強い科学的根拠があり、行うよう強く勧められる。
推奨グレードB 科学的根拠があり、行うよう勧められる。
推奨グレードC1 科学的根拠はないが、行うよう勧められる。
2016年版のP.190にはこう書かれています。
CQ2 根治的前立腺全摘除術後の再発に対し、救済放射線療法は推奨されるか。
根治的前立腺全摘除術後の生化学的再発に対する救済放射線療法(SRT)は
有効な治療選択肢であり、PSA<0.5 ng/mLでの開始が望ましい。 推奨グレード B
従って、現在のガイドラインではホルモン治療かSRTかの選択の余地はなく、SRTということですね。もちろん、放射線治療のできない状況はあるかとは思いますが。
とこれだけでは何ですので、ブログにも書いていないことを以下に書きます。
私は去年の7月、2016年6月にLancet Oncology誌に掲載された論文についてホルモン併用救済放射線治療で紹介しました。
743人の患者によるホルモン併用救済放射線治療と救済放射線治療との比較を行ったRCTであり、結果としてホルモン併用の場合がPSA非再発率においてよかったということです。
2016年版のガイドラインの解説、P.191には以下のように書かれています。
...(続きを読む)
納得のいく治療をしたいということで、4点ほど質問されています。
その中の2つ目の質問、「0.2を超えた段階で放射線治療とホルモン療法のどちらが先がよいのか」について、質問に対する直接の回答ではないかと思いますが、書いてみます。参考になることあればいいなと思っております。
日本泌尿器科学会/編『前立腺癌 診療ガイドライン 2016年版』メディカルレビュー社が2016年10月20日に発行されています。
手術後、再発した場合の扱いが変更になっております。その詳細はブログ、救済放射線治療 ガイドライン 2016年版に書きました。それを転載すると煩わしくなりますので、控えますが、2012年版の以下の推奨は2016年版ではなくなっています。
PSA倍加時間10カ月以内またはGleasonスコア8~10の再発症例に対しては,
救済ホルモン療法が推奨される。 推奨グレード C1
いきなり、推奨グレードという言葉がでてきましたが、P.2に以下のように定義されています。
推奨グレードA 強い科学的根拠があり、行うよう強く勧められる。
推奨グレードB 科学的根拠があり、行うよう勧められる。
推奨グレードC1 科学的根拠はないが、行うよう勧められる。
2016年版のP.190にはこう書かれています。
CQ2 根治的前立腺全摘除術後の再発に対し、救済放射線療法は推奨されるか。
根治的前立腺全摘除術後の生化学的再発に対する救済放射線療法(SRT)は
有効な治療選択肢であり、PSA<0.5 ng/mLでの開始が望ましい。 推奨グレード B
従って、現在のガイドラインではホルモン治療かSRTかの選択の余地はなく、SRTということですね。もちろん、放射線治療のできない状況はあるかとは思いますが。
とこれだけでは何ですので、ブログにも書いていないことを以下に書きます。
私は去年の7月、2016年6月にLancet Oncology誌に掲載された論文についてホルモン併用救済放射線治療で紹介しました。
743人の患者によるホルモン併用救済放射線治療と救済放射線治療との比較を行ったRCTであり、結果としてホルモン併用の場合がPSA非再発率においてよかったということです。
2016年版のガイドラインの解説、P.191には以下のように書かれています。
...(続きを読む)
本日、K大医学部付属病院の受診の日。
PSAは0.005で他も含めて異常なしでした。
主治医に、背中やお腹が痛いので転移しているかもしれないと
思いながら生きています、と伝えたところ、前回と同じく、
PSAが0.005なので転移はないでしょうとのこと。
この4年間ほどPSAがずっと0.005なのですが、ハイリスクなので完治はないですよね
と尋ねると、ハイリスクなので完治はしませんと。
あと、PSAがずっと0.005なのもちょっと気持ち悪いので、
今後は画像検査もすることにしましょうとのことでした。
今日もプールでよく挨拶をする75歳ぐらいのおじさんから体の事を言われたので、
スーパーハイリスクの前立腺がんである事、ホルモン療法でこのような女性的な
肉付きのいい体になったことを伝えました。
最後に、K大医学部付属病院ではPSAが10,000幾らの患者もいるそうです。
私のPSAが182であるので、この病院内ではベスト10に入っていますよね、
との質問にベスト10には入っていないとか。
ジムにはいつものように、週六日、少なくても週五日通っています。
若いスタッフと映画の話などを少しばかりして、交流を図っています。
PSAは0.005で他も含めて異常なしでした。
主治医に、背中やお腹が痛いので転移しているかもしれないと
思いながら生きています、と伝えたところ、前回と同じく、
PSAが0.005なので転移はないでしょうとのこと。
この4年間ほどPSAがずっと0.005なのですが、ハイリスクなので完治はないですよね
と尋ねると、ハイリスクなので完治はしませんと。
あと、PSAがずっと0.005なのもちょっと気持ち悪いので、
今後は画像検査もすることにしましょうとのことでした。
今日もプールでよく挨拶をする75歳ぐらいのおじさんから体の事を言われたので、
スーパーハイリスクの前立腺がんである事、ホルモン療法でこのような女性的な
肉付きのいい体になったことを伝えました。
最後に、K大医学部付属病院ではPSAが10,000幾らの患者もいるそうです。
私のPSAが182であるので、この病院内ではベスト10に入っていますよね、
との質問にベスト10には入っていないとか。
ジムにはいつものように、週六日、少なくても週五日通っています。
若いスタッフと映画の話などを少しばかりして、交流を図っています。
初めて投稿させていただきます。
九州の北西部に住む1961生 55歳 健康状態は良好(ややメタボ)
病歴
2013 12 メタボ検診のついでに何気なくPSAも検査してみる。19.2 主治医よりTEL
2014 1 総合病院にて再検査 17.6 CT,MRI,の検査予約
2 CT,MRIにて右側に腫瘍の影、骨シンチ 異常なし
3 生検 病期 T3aN0M0 GS4+5 2/12(陽性率)
親戚のDr4人(内科医3、病理医1)に相談 全員全摘を勧める
関東の私立医大附属病院の外来総師長に放射線科のDrに治療をきいてもらう
私の病期では治療は不可とのこと。主治医も10年後を考えるなら全摘しかなとのこと
検査~手術までベルトコンベアー状態で日程が進んだ (急いだほうが良いといわれ)
4 全摘手術 pT3aN?M0(リンパ管にはあるが、節にはなかったとのこと)
5 当サイト発見(おいおいおい! Drにほんの少し嫌味をいう)
Drでも科が違うとほとんどあてにならない
専門医でも、、、
知識は力なりを実感
同業種に自分の無念さと浅はかさを会合等で言うも伝わらず2人が、、
PSAの値
2014 6 0.003 9 0.003
2015 1 0.007 5 0.014 9 0.034
2016 1 0.040 5 0.052 9 0.092
2017 1 0.122
PSAが上昇し2次治療にはいりそうで今度は結果はどうあれ自分で納得いく治療をしたく以下の点で 皆様のご意見を参考にしたくメールさせていただきました。ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
・現時点でのハイパーサミアは有効?
・0.2を超えた段階で放射線治療とホルモン療法のどちらが先がよいのか
・2次医療はできれば福岡でとおっもていますが何か情報があれば
・他になにか有効な手立てはないもんか?
九州の北西部に住む1961生 55歳 健康状態は良好(ややメタボ)
病歴
2013 12 メタボ検診のついでに何気なくPSAも検査してみる。19.2 主治医よりTEL
2014 1 総合病院にて再検査 17.6 CT,MRI,の検査予約
2 CT,MRIにて右側に腫瘍の影、骨シンチ 異常なし
3 生検 病期 T3aN0M0 GS4+5 2/12(陽性率)
親戚のDr4人(内科医3、病理医1)に相談 全員全摘を勧める
関東の私立医大附属病院の外来総師長に放射線科のDrに治療をきいてもらう
私の病期では治療は不可とのこと。主治医も10年後を考えるなら全摘しかなとのこと
検査~手術までベルトコンベアー状態で日程が進んだ (急いだほうが良いといわれ)
4 全摘手術 pT3aN?M0(リンパ管にはあるが、節にはなかったとのこと)
5 当サイト発見(おいおいおい! Drにほんの少し嫌味をいう)
Drでも科が違うとほとんどあてにならない
専門医でも、、、
知識は力なりを実感
同業種に自分の無念さと浅はかさを会合等で言うも伝わらず2人が、、
PSAの値
2014 6 0.003 9 0.003
2015 1 0.007 5 0.014 9 0.034
2016 1 0.040 5 0.052 9 0.092
2017 1 0.122
PSAが上昇し2次治療にはいりそうで今度は結果はどうあれ自分で納得いく治療をしたく以下の点で 皆様のご意見を参考にしたくメールさせていただきました。ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
・現時点でのハイパーサミアは有効?
・0.2を超えた段階で放射線治療とホルモン療法のどちらが先がよいのか
・2次医療はできれば福岡でとおっもていますが何か情報があれば
・他になにか有効な手立てはないもんか?
しんちさんの2017年1月18日の投稿に対して既にSANZOKUさんが1月20日に返信しています。
この件に関して、文献をレビューした論文、BJU Int. 2015 May;115(5):698-704.を紹介します。
abstract の一部をGoogle翻訳で示します。
「全部で、前立腺生検後の針管播種を報告する26の刊行物が同定された。 すべてにおいて、針管播種を有する42人の患者が同定された。」
seeding 播種: http://ganjoho.jp/public/qa_links/dictionary/dic01/hashu.html
体の中(体腔(たいくう):腹腔(ふくくう)〔腹部の空間〕や胸腔(きょうくう)〔肋骨で囲まれた胸部の空間〕など)にがん(腫瘍)細胞がこぼれ、種をまいたようにバラバラと広がることです。
さらにこう書かれています。
「レビューされたシリーズに基づいて、播種の発生率は<1%であると思われる。
結論として、針トラックに沿って播種することは、前立腺生検後のまれな合併症である。 その実際の発生率は、現在、定量化することは困難です。
適切な癌の診断と管理の利点は、播種による潜在的なリスクよりも優れているため、生検の回避を推奨していません。」
ネット上で生検の危険性をいっている泌尿器科医のサイトをみた記憶はありますが、特にブックマークしていませんでしたので、ここで示すことはできません。
掲示板においてはSANZOKUさんが2014年4月22日の初投稿においてこう書かれています。
「3/12
東京のTクリニックにて診察を受ける。ここは生検自体が癌を増悪させている可能性があるとしてユニークな治療をされている。触診と超音波で癌に間違いないと診断される。」
Tクリニックを受診された理由は明記されていないので、分かりません。
メタアナリシスの論文を読んでの感想ですが、前立腺生検でがんが拡散されたその珍しい事例の論文の中でそう多い発生率ではないので、全世界であまた行われている生検において、あったとしても極めて稀な例だろうと思います。
この件に関して、文献をレビューした論文、BJU Int. 2015 May;115(5):698-704.を紹介します。
abstract の一部をGoogle翻訳で示します。
「全部で、前立腺生検後の針管播種を報告する26の刊行物が同定された。 すべてにおいて、針管播種を有する42人の患者が同定された。」
seeding 播種: http://ganjoho.jp/public/qa_links/dictionary/dic01/hashu.html
体の中(体腔(たいくう):腹腔(ふくくう)〔腹部の空間〕や胸腔(きょうくう)〔肋骨で囲まれた胸部の空間〕など)にがん(腫瘍)細胞がこぼれ、種をまいたようにバラバラと広がることです。
さらにこう書かれています。
「レビューされたシリーズに基づいて、播種の発生率は<1%であると思われる。
結論として、針トラックに沿って播種することは、前立腺生検後のまれな合併症である。 その実際の発生率は、現在、定量化することは困難です。
適切な癌の診断と管理の利点は、播種による潜在的なリスクよりも優れているため、生検の回避を推奨していません。」
ネット上で生検の危険性をいっている泌尿器科医のサイトをみた記憶はありますが、特にブックマークしていませんでしたので、ここで示すことはできません。
掲示板においてはSANZOKUさんが2014年4月22日の初投稿においてこう書かれています。
「3/12
東京のTクリニックにて診察を受ける。ここは生検自体が癌を増悪させている可能性があるとしてユニークな治療をされている。触診と超音波で癌に間違いないと診断される。」
Tクリニックを受診された理由は明記されていないので、分かりません。
メタアナリシスの論文を読んでの感想ですが、前立腺生検でがんが拡散されたその珍しい事例の論文の中でそう多い発生率ではないので、全世界であまた行われている生検において、あったとしても極めて稀な例だろうと思います。
ひげの父さん、GetWellさん、アドバイスありがとうございました。
今後のことを考えれば、できる限り、ゾメタを始めたほうがよいと
思われました。
今行っている総合病院には、歯科はありません。
父が通える範囲で、ゾメタ使用の可否を判断できるレベルの歯科医がいるかどうかは
新たな問題になりますが・・。
なかなかこちらの思っているように動いてくれず、
いつもやきもきしてばかりですが、
まずは歯科医を受診する方向にすすめてみようと思います。
今後のことを考えれば、できる限り、ゾメタを始めたほうがよいと
思われました。
今行っている総合病院には、歯科はありません。
父が通える範囲で、ゾメタ使用の可否を判断できるレベルの歯科医がいるかどうかは
新たな問題になりますが・・。
なかなかこちらの思っているように動いてくれず、
いつもやきもきしてばかりですが、
まずは歯科医を受診する方向にすすめてみようと思います。
励まし、ありがとうございます。
投稿者:ハナミズキ 投稿日:2017/01/21(土) 19:39:16 No.8265
[返信]
岩手っこさん
励まし、ありがとうございます。
O先生から、私の診察の次は沖縄、岩手からの患者さんだよと伺いました。
そうですか、岩手っこさんは術後3ケ月の検診でしたか。診察待ちの際、お話しを
すればと後悔しています。今後、お会いすることがあるかもしれませんね。O先生にめぐり会えた人は幸せです。手術はこれからですが、家族の心配をよそに私自身はO先生に100%の信頼をよせております。岩手っこさんの完治をお祈りしております。
励まし、ありがとうございます。
O先生から、私の診察の次は沖縄、岩手からの患者さんだよと伺いました。
そうですか、岩手っこさんは術後3ケ月の検診でしたか。診察待ちの際、お話しを
すればと後悔しています。今後、お会いすることがあるかもしれませんね。O先生にめぐり会えた人は幸せです。手術はこれからですが、家族の心配をよそに私自身はO先生に100%の信頼をよせております。岩手っこさんの完治をお祈りしております。
初めまして。
今週19日のハナミズキさんの投稿にありました、S大学医学部附属病院にてO先生の診察待ちをしていた岩手の人間です。
私はPSA 7.79、グリソンスコア7で2015年11月に53歳で前立腺癌を宣告され、地元でセカンドオピニオン受け全摘手術を勧められました。個人的には全摘手術では入院日数が長く仕事への影響や、その後の生活の質「QOL」の観点からも放射線治療(その中でも小線源治療)を望んでいました。
しかしながら私のような地方では小線源治療を行っている施設がごく限られ、また年間実施数も少ないのが現状です。 それでも諦められない私はインターネットや腺友倶楽部さんのセミナーなどに参加させていただき、S大学のO先生へたどり着き小線源単独治療を受けることができました。 19日は術後の3ヶ月検診でした。
私のようにO先生にたどり着き治療していただくのは幸運で、患者さんやご家族の方が小線源治療を希望されても受け入れられず、放射線治療~小線源治療にたどり着けない方が多いと聞きました。
もし私のように地方に住んでいても患者さんやご家族の方が希望するのであれば、担当の医師から「小線源は適用外」と言われてもあきらめないで自分が納得するまで調べてみてください。そして是非一度 S大学医学部附属病院 O先生のホームページから小線源治療への取り組みを確認され、高リスクとか関係なくまずはご相談してみてはいかがでしょうか。(O先生が更にお忙しくなってしまいますね、すみません)
地方の方でも決して諦めることは有りません。
最後になりましたが、ハナミズキさん 3月の手術頑張ってください。
今週19日のハナミズキさんの投稿にありました、S大学医学部附属病院にてO先生の診察待ちをしていた岩手の人間です。
私はPSA 7.79、グリソンスコア7で2015年11月に53歳で前立腺癌を宣告され、地元でセカンドオピニオン受け全摘手術を勧められました。個人的には全摘手術では入院日数が長く仕事への影響や、その後の生活の質「QOL」の観点からも放射線治療(その中でも小線源治療)を望んでいました。
しかしながら私のような地方では小線源治療を行っている施設がごく限られ、また年間実施数も少ないのが現状です。 それでも諦められない私はインターネットや腺友倶楽部さんのセミナーなどに参加させていただき、S大学のO先生へたどり着き小線源単独治療を受けることができました。 19日は術後の3ヶ月検診でした。
私のようにO先生にたどり着き治療していただくのは幸運で、患者さんやご家族の方が小線源治療を希望されても受け入れられず、放射線治療~小線源治療にたどり着けない方が多いと聞きました。
もし私のように地方に住んでいても患者さんやご家族の方が希望するのであれば、担当の医師から「小線源は適用外」と言われてもあきらめないで自分が納得するまで調べてみてください。そして是非一度 S大学医学部附属病院 O先生のホームページから小線源治療への取り組みを確認され、高リスクとか関係なくまずはご相談してみてはいかがでしょうか。(O先生が更にお忙しくなってしまいますね、すみません)
地方の方でも決して諦めることは有りません。
最後になりましたが、ハナミズキさん 3月の手術頑張ってください。
Re:ゾメタについて
投稿者:GetWell 投稿日:2017/01/21(土) 16:13:40 No.8263
[返信]
コアラさん
>不安要因が多くても、なんとか歯医者に行ってもらって、点滴を始めたほうが、良いのでしょうか?
骨の破壊や痛みの抑制、高カルシウム血症による様々な症状の緩和につながりますので、できればゾメタ又はランマーク(どちらが良いかは医師の判断によると思います)を使用した方が良いですが、お父様は常態的に歯が悪いということですので、厳しいかもしれません。
とりあえず、(ゾメタ使用の可否を判断できるレベルの)歯科医に、現時点、もしくは歯の治療後に、ゾメタを使用できるのか否かを判断してもらってはいかがでしょうか。一般的には、転移のある患者さんは大きな総合病院に通院されていることが多く、泌尿器科医の主治医が同じ病院内の歯科医にゾメタ使用の可否を判断してもらっているケースが大半だと思います。泌尿器科医には歯科のことは判断できませんから。
>主治医の先生には、この治療をしなければ、ガンがどんどん悪くなりますよと言われました。
ゾメタの不使用によって、骨が悪くなることはあっても、ガンが悪くなることはありません。ゾメタには骨を守って痛みを抑制する効果はありますが、がんそのものを叩いてがんの悪化を抑制する効果はありません。主治医の「ガンがどんどん悪くなりますよ」という言い方は不適切ですし、それならなぜ骨転移が認められた時点でゾメタの使用を検討しなかったのか疑問です。
ゾメタを今使用しだしたところで、突然何かが劇的に良くなるわけではありません。ゾメタより、直接がんに効く別のホルモン剤や抗がん剤への切替を検討することの方こそ先にすべきことです。あくまでもゾメタは補助的なものです。
>私は、病院の付添では実家に帰りますが、普段は関東と関西という距離になりますので、様子をみることができないのも心配です。
付添の度に関東と関西を往復されているとは大変ですね。コアラさんもお体を大事になさってください。
>不安要因が多くても、なんとか歯医者に行ってもらって、点滴を始めたほうが、良いのでしょうか?
骨の破壊や痛みの抑制、高カルシウム血症による様々な症状の緩和につながりますので、できればゾメタ又はランマーク(どちらが良いかは医師の判断によると思います)を使用した方が良いですが、お父様は常態的に歯が悪いということですので、厳しいかもしれません。
とりあえず、(ゾメタ使用の可否を判断できるレベルの)歯科医に、現時点、もしくは歯の治療後に、ゾメタを使用できるのか否かを判断してもらってはいかがでしょうか。一般的には、転移のある患者さんは大きな総合病院に通院されていることが多く、泌尿器科医の主治医が同じ病院内の歯科医にゾメタ使用の可否を判断してもらっているケースが大半だと思います。泌尿器科医には歯科のことは判断できませんから。
>主治医の先生には、この治療をしなければ、ガンがどんどん悪くなりますよと言われました。
ゾメタの不使用によって、骨が悪くなることはあっても、ガンが悪くなることはありません。ゾメタには骨を守って痛みを抑制する効果はありますが、がんそのものを叩いてがんの悪化を抑制する効果はありません。主治医の「ガンがどんどん悪くなりますよ」という言い方は不適切ですし、それならなぜ骨転移が認められた時点でゾメタの使用を検討しなかったのか疑問です。
ゾメタを今使用しだしたところで、突然何かが劇的に良くなるわけではありません。ゾメタより、直接がんに効く別のホルモン剤や抗がん剤への切替を検討することの方こそ先にすべきことです。あくまでもゾメタは補助的なものです。
>私は、病院の付添では実家に帰りますが、普段は関東と関西という距離になりますので、様子をみることができないのも心配です。
付添の度に関東と関西を往復されているとは大変ですね。コアラさんもお体を大事になさってください。
ランナー様、SANZOKU様、大門様
ご意見、アドバイスありがとうございます。
皆様からお話しから転移の心配は考え過ぎのようでした。
あとは余計なことを考えずに、3月3日のプレプラン、3月21日の手術に向かって、風邪をひかないよう健康管理に気をつけます。ありがとうございました。
ご意見、アドバイスありがとうございます。
皆様からお話しから転移の心配は考え過ぎのようでした。
あとは余計なことを考えずに、3月3日のプレプラン、3月21日の手術に向かって、風邪をひかないよう健康管理に気をつけます。ありがとうございました。
薬の使用上注意や副作用については、PMDA(医薬品医療機器総合機構)のサイトに判りやすく書かれています。
ゾメタに関する患者向けの情報はこちらです。
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/GUI/300242_3999423A2024_1_08G.pdf
なお、参考ながら、最近このような比較試験の結果が論文として発表されています。
通常は4週ごとの投与(点滴注射)が普通とされていますが、
これを12周毎にやっても、効果はほとんどかわらないそうです。
(無作為化非盲検比較試験: JAMA. 2017 Jan 3)
骨病変のある多発性骨髄腫患者1822例を対象とした海外のデータなので、
日本でも、すぐにこのような流れになるかどうかは、まだ様子をみないとわかりません。
転移がある場合は、ゾメタを早めに対処されたほうがよろしいかと。
似たような効果のある(薬の種類、作用機序は異なりますが)ランマークという薬を使うことも最近増えてきました。
ゾメタに関する患者向けの情報はこちらです。
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/GUI/300242_3999423A2024_1_08G.pdf
なお、参考ながら、最近このような比較試験の結果が論文として発表されています。
通常は4週ごとの投与(点滴注射)が普通とされていますが、
これを12周毎にやっても、効果はほとんどかわらないそうです。
(無作為化非盲検比較試験: JAMA. 2017 Jan 3)
骨病変のある多発性骨髄腫患者1822例を対象とした海外のデータなので、
日本でも、すぐにこのような流れになるかどうかは、まだ様子をみないとわかりません。
転移がある場合は、ゾメタを早めに対処されたほうがよろしいかと。
似たような効果のある(薬の種類、作用機序は異なりますが)ランマークという薬を使うことも最近増えてきました。