ホーム トピック アルバム 留意事項 検索 管理
おなまえ
Eメール
タイトル
コメント
参照URL
添付File

暗証キー (英数字8文字以内)(あとで修正・削除する場合は要入力)
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
文字色
前立腺がんガイドブックの全摘除術後に再発した前立腺がんの修正に関して、内容は確認しました。

ひげの父さんは「眞から眞さんから、以前もご指摘をうけておりました」と書かれていますが、正確でないので、若干煩雑になりますが、経緯を説明します。
まずは概要と今回の指摘をした理由を書き、その後、掲示板でのやりとりの経緯の詳細を書きます。

ひげの父さんの「断端陽性に関する表現」に関して「正しくない(間違っている)」という指摘をしたのは今回、2016年8月22日(月)17時49分39秒の投稿がはじめてです。

それまでは、講演の動画での断端陽性の再発に関するエビデンス(論文または学会発表)をきき、その答えはなかったので、少なくとも前立腺がんガイドブックは断端陽性ならば100%再発するという記述だったので、講演の発言「断端陽性ならばニアリーイコール再発」との矛盾を指摘し、今回修正される前の版の内容となったのです。
表現内容(「概ね、いずれ再発に至ることが予測されます。」)に関しての指摘はそのときしていません。

その修正内容、あるいは講演での発言そのものも疑問でしたが、ひょっとすると「断端陽性ならばニアリーイコール再発」のエビデンスがあるかまたは、講演でも自信をもって発言されていましたので発言内容そのものに確信があり、1年以上そのままの状態なので私も特に掲示板でこれ以上本件に対してどうこういうつもりはありませんでした。

しかし、以下に書く前立腺がんガイドブックの記事をよんでのブログ記事、それを読んでの私のコメント、ブログを書いた人の反応、さらに別の人のコメントを読んで今回の投稿となったのです。

断端陽性の論文 ひげの父さんの断端陽性に関する表現に関しての私見に書いていますような多施設、多人数による断端陽性の再発に関する論文を発見したこともあり、勇気をだしての私見の披露でした。

その黒岩先生の論文が掲示板でやりとりしていた際、ひげの父さんが紹介された藤元先生の論文掲載と同じ雑誌の号にあったことはショックでした。
まさかひげの父さんはご存じで「このことだけ(断端陽性)に触れた論文があるかどうかは知りませんが」と書かれたとは思わないですが、このときに黒岩論文をひげの父さんが提示され、今回のような修正がなされていたらよかったなと思います。

ブログの記事は次のものです。
全摘除術後に再発した前立腺がんを読み、不安になっていた断端陽性である川野さんの「再発の可能性」と題されたものです。
URLは以下のとおりです。
http://zenritusen.blogspot.jp/2016/08/blog-post_7.html

このブログの書き込みに対して私はコメントしたのですが、例によって論文を全面にだしてしまい、なかなか理解していただけませんでした。(反省)

コメント欄をみると川野さんと同じ断端陽性の経験をもつちょうべいさんのコメントで「不安が多少なりとも解消しました」とのことでした。
また、「(前立腺がんガイドブック)をみて不安がますますつのりました。」と書かれています。実際には「掲示板をみてと書かれていますが、前後の文意から()のように書きました。

ちょうべいさん はひげの父さんに対して辛辣なコメントをしています。引用は差し控えますが、手術治療を受けた人がこのような感想をもっていることも一つの事実でしょう。
川野さんの不安を知り、第2第3の川野さんが現れないためにも、まずは私のブログで経緯を整理し、今回の勇気をだしての私見披露に至ったわけです。
...(続きを読む)
7/16 前立腺がんセミナー(東京)の動画
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2016/08/23(火) 13:12:12 No.7697 [返信]
去る7月16日に行った「前立腺がんセミナー 患者・家族の集い 2016 東京」の動画を
腺友倶楽部のHPで公開しております。
http://pc-pc.org/20160817/post690
【前立腺がん治療アップデート:早期・進行がんの最新治療解説 佐藤威文先生】
【前立腺がん放射線治療の現状と将来展望 早川和重先生】
【前立腺がんを語る(間歇的ホルモン療法)  三谷文夫さん】
【前立腺がんを語る(外照射併用小線源療法) 山本康友さん】
じっくりご覧ください。
「前立腺癌のロボット支援と開腹手術に差はない」
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2016/08/23(火) 11:46:13 No.7696 [返信]
ロボット支援手術は世界的には婦人科で先導している国が多いのですが、
我国では、2012年に前立腺がんに保険適用が認められて以来、
泌尿器科医において、ロボット(ダ・ヴィンチ)の導入が急激に進んでいます。
ロボットは高額ゆえに導入した以上遊ばせておくわけにはいきませんので
患者誘導にも力が入っているようです。
(同じ問題は、粒子線治療にもみられます)
専門医の中には、セミナーで限局がんの治療法の大部分をロボットの説明に割き、
性機能の温存は2倍?、排尿機能の温存は3倍など、
思わず ほんまかいな、何を根拠に・・・と突っ込みたくなる説明をなさる方もおられます。
出血量が減るということは、CO2ガスによる気腹の効果が大きので、
これは理解出来るのですが(ただし、気腹は呼吸・循環系へのリスク要因でもある)、
ロボット導入による、性機能、排尿機能の評価は、日本でも医師によってまちまちです。
このたび、海外(豪州)ではありますが、
開腹手術とロボット支援手術の第Ⅲ相比較試験の結果(中間報告)がでてきました。

 Lancet誌(WEB版2016年7月26日)

2010年8月23日、および2014年11月25日の間に、比較的健康な70歳未満の患者で、
PSAが20以下の限局がんを対象とする計326人を、
開腹手術とロボット手術に半数(163人)ずつランダムに振り分け、
術者によるばらつきを減らすため、いずれの手技も十分な経験を積んだ同じ医師によって試験が行われた。

切除断端陽性(がんの取り残し)については、開腹手術群(15人)のほうがロボット手術群(23人)より、
数字的には良かったものの、統計的評価としては、両群間に優越性は認められなかった。
手術に伴う痛みの評価は、初期はロボットのほうが優位だが、1週間以降の優位性は認められなかった。
12週後の不安や抑うつについては、開腹手術のほうが有意に強かった。

排尿機能にもほとんど差はなく、性機能スコア、国際勃起機能スコアをもちいた性機能に関する評価も
明らかな差は認められなかった。
細かく書くと長くなるので(^^; 興味のある方はこちら(日経メディカル)をご覧ください。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/lancet/201608/547962.html
...(続きを読む)
断端陽性と再発の関係に着いて
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2016/08/23(火) 00:12:35 No.7693 [返信]
眞さんから、以前もご指摘をうけておりましたので、
「概ね、いずれ再発に至ることが予測されます。」という表現は、もっと早く修正しておくべきでした。
 今回のご指摘を契機に、以下のように変えておきました。

手術時に採取した標本が断端陽性を示した場合には、がん細胞を取り切れていないことを意味しますが、経過観察を続けても、 PSAがさほど上昇せず、一定の値で安定することも珍しくないので、 これがそのまま再発に結びつくと考える必要はありませんが、それなりに慎重な対応が必要だと思われます。

しかし、手術をする医師には、これはやはり「失敗」だとはっきり認識していただいて、
いっそう技量を上げる工夫を怠らないでいてもらいたいところです。
また、このような取り残しがあっても再発に至らない理由も分かるようになれば(たとえば遺伝子変異に特徴がある等々)監視療法の選択がもっと増えてくるかもしれません。

ところで、「10年越しの再発がちらほらある」かどうかについては、
ぱっと見でもこういう論文もすぐに見つかりましたし
http://medicalfinder.jp/doi/abs/10.11477/mf.1413903143
海外の引用としては、こういうのもあるようですね。

7693

ご心情
投稿者:kimimiki 投稿日:2016/08/22(月) 21:12:52 No.7692 [返信]
プチミさん
ご心情を お察しいたします。
会陰部の不快感は 警鐘だったんでしょうね?
経過観察期間中に 心の整理がついて
治療の決心がついた事は 良かったですね。
病期に合った最良の治療法を 選択なさいます様に!
どうぞ お大事になさってくださいませ。
監視療法終了
投稿者:プチミ 投稿日:2016/08/22(月) 20:08:14 No.7691 [返信]
この掲示板を見て色々と情報を得、励まされている人は多いと思います。私もその一人ですが、ロムっているだけでは申し訳ないので、監視療法を終了し治療に移ることになったのを機に私の状況を報告させていただきます。

1 私のこと アーリーリタイアして十数年になる67歳の元公務員 普通の健康体
2 検査等経過
 ① 平成20年6月 近所の総合病院(以下同じ)でPSA検査 2.630
 ② 平成22年12月 6.052 MRIを撮るが問題なし。経緯観察となる。
 ③ 平成23年2月 4.440  以降検査せず。
 ④ 平成27年5月 それまでに経験したことのないような会陰部の激しい不快感(凝り固まったような感じ)が1週間以上続くのでPSA検査。9.538。  MRIを撮るが明らかな前立腺癌は指摘できないとの所見。3ヶ月後の検査で10を超えていれば生検をするということになる。
  ⑤ 同年8月 10.543
 ⑥ 同年9月 生検 14本中右1本(3ミリ)がヒット。グリーソンソコアは3+3の6 T1CN0M0
 ⑦ 同年11月 CTと骨シンチ検査 転移等なし。医師から治療法の説明書に基づいて説明を受けどの治療法にするか尋ねられたので、説明書には記載されているが説明のなかった監視療法にしたい旨答えた。医師は何も言うことなく即オーケーしてくれた。
PSAが10を超えているのでガイドラインからは外れるのであろうが、画一的な処置をし訴訟リスクにも備える必要のある医師ではなく自己決定権のある患者は9.999も10.543も誤差の範囲と扱っても差し支えないと思われる(勿論自己責任)。
医師には私の選択を尊重していただいたこと、更にはその前に1回目の生検で癌を見つけてくださったことに感謝しています。
⑥ 平成28年1月 11.291
⑦ 同年4月 11.947
⑧ 同年7月 13.861と急上昇したので監視療法は終えて放射線治療に移りたい旨告げる。
⑨ 同年8月 14.325  CTは前回と同様との所見であったが、MRIは「移行域の尖部から右葉に拡散強調画像で高信号・・・」との所見があり、1年数ヶ月の間に確実に癌が成長していることを実感。医師に大学病院への紹介状を作成してもらう。

 監視療法の期間は短かったが、治療への決心をつけるためには必要な期間であったと思っています。受け入れがたい事実に遭遇したとき、人は否認→怒り→取引→鬱→受容という心理過程を経るとか言われてますが、私の監視療法の期間はその取引の期間であったと思います。神仏に祈り(新幹線で遠くの神社までお参りに行きました。)、ゲルソン療法の真似事をし、更には前立腺癌に効くとかいうドリンクを飲んだりと色々なことを試しました。心の底では意味のないこととは分かっていましたが後悔はありません。

3 明日、紹介状等をもって地元の大学病院に行きます。
  それにしても、あの会陰部の不快感(それ以来起きていない)は何だったのか。おそらく血行障害によるものと思いますが、これがなかったら今も検査はしていません。とすると・・・。
神様がそろそろ検査をしないとやばいよと警告を発してくださったのかもしれません。
以前、2015年2月11日の投稿で紹介した断端陽性に関する論文、臼井幸男他 腹腔鏡下前立腺全摘除術における切除断端陽性率と予後の検討 Japanese Journal of Endourology Vol. 24 (2011) No. 1 p. 40-43 以外にもうひとつ断端陽性に関する論文をみいだしましたので紹介します。それは以下のものです。

黒岩顕太郎他 前立腺癌の進展様式:病症の局在と断端陽性について 泌尿器外科 2011年 24(2).129~133

今回川島先生の論文を再読しているとき、Google ブックス で無料で読むことのできる同じ号の「泌尿器外科」に掲載されているもので、前後をぱらぱらとみているときに発見しました。
またこの論文は2015年2月11日にひげの父さんが紹介してくれました国立がん研究センターの藤元先生の論文も載っている泌尿器外科の号です。

という発見の経緯はこのあたりで、注目したのは図3です。

「日本のCRPC研究会において集積され、中央病理医レビューが行われた前立腺全摘
2,854症例(72施設:術前治療無し)」のPSA非再発率の図です。

更に以下のように書かれています。
「CRPC研究会の研究会のコホートにはハイヴォリューム施設だけが含まれているわけではないのでより実地医療に近いデータといえる。」

特に数値は書いていないのですが、図をみて9年PSA非再発率は以下のとおりです。

断端陰性:80%
断端陽性:50%


川島先生はビデオで「断端陽性の場合、再発はその50%ぐらいといわれています」といっているのはこの論文を参照しての発言なのかもしれません。

ひげの父さん
この結構な多人数、多施設の結果より
「断端陽性ならば、ニアリー イコール再発」、あるいは全摘除術後に再発した前立腺がんに書かれている「手術時に採取した標本が断端陽性を示した場合(取り残しがあった証拠)には、概ね、いずれ再発に至ることが予測されます。」という表現は正しくないと私は思います。
Re: 手術後の非再発率20年
投稿者: 投稿日:2016/08/22(月) 15:22:54 Home No.7689 [返信]
コバトンさん
「居心地のよくないステージ(コバトン予想)に引っ張り出した」ということですが、サイトに書いたこと、掲示板で紹介した川島先生の論文を違った観点でみたこと、あるいは新たに検索し、北里大学の論文をみいだしたこと、それはそれで、意義あるものでした。

今回、提示されました図表に関して、少し長くなりますが、書きます。
(いつも長い投稿、いいかげんにしろという声はきこえないふりをします)

2015年2月11日の投稿で私は以下のように書きました。

「手術に関しては、日本の論文しか紹介していません。海外のものを読むつもりありません」

胃がんでは手術に関して海外と日本ではかなり治療成績が異なるとききます。(多分、勝俣先生の著書からの情報だと思いますが)もちろん、海外は胃がんの発生が少ないことがその要因だと思われますが、手技の力量の差ではないかという推定です。
すなわち、日本人のほうが器用。

前立腺がんでは胃がんほど顕著な差があるかどうかしりませんが、とりあえず、上記のように関心の範囲外です。

ロボット支援手術で手術の力量がいくらか平準化されるとしたら、海外の情報を参照するのもいいかなと思いますが、今のところ上記のスタンスです。

とはいえ、折角コバトンさんが提示していただいた論文をみてみました。

Urology. 2007 Nov;70(5):931-5.

Johns Hopkins Medical Institutions の David J. Hernandez 氏を筆頭著者とする論文です。full text は有料ですので、確認はできません。
1984年から2005年までの6652人が対象

コバトンさんの書かれている1980年頃の手術というのは一等古い時期はあたっています。論文発表が2007年なので、その2年前の患者までが対象になっています。

論文の表題が "Contemporary evaluation of the D'amico risk classification of prostate cancer." となっていますので、D'amico のリスク分類の評価です。

ここではあまり情報として意味あるものではないですが、従前のとおりPSA非再発率を記します。
5年PSA非再発率
全体: 84.6%
...(続きを読む)
喫煙による再発の倍加
投稿者:シロウト・チアリ 投稿日:2016/08/22(月) 11:50:02 No.7688 [返信]
喫煙で再発が倍加するとのこと、間違いなくその通りでしょう。喫煙は身体に良くない負荷を与えることから身体の老化を加速させ、当然のごとく癌発生を促進させるのでしょうか。
先月のS医科大のO先生の検診の際、先生は喫煙の前立腺癌への影響につき次のように話しておられました。「小線源などの放射線治療では尿道への放射線の影響を回避することは出来ません。長期間の継続喫煙は尿道を老化劣化させます。そのボロボロになった尿道に放射線を照射すれば」と。
当方は生誕来1回の喫煙経験もないのに前立腺癌に。父親が超ヘビースモーカーだったり環境による間接喫煙はかなりなものだったのですが。
GSの表記について
投稿者:SANZOKU 投稿日:2016/08/22(月) 11:32:17 No.7687 [返信]
グリソンスコアが細胞の分化度を表していることは理解しているつもりなのですが、
GSは一般に生検サンプルごとに表記されています。

ずっと前から疑問に思っているのですが、
病状を表記する場合のGSはこれらサンプルのGS値を列記する訳ではないので、
どのように表記するのでしょう?

たとえばサンプルのうち最悪値を記すのか、それとも総合的に判断して記すのでしょうか?
最悪値とすると、GS8(3+5)とGS8(4+4)が混在している場合はどう記すのでしょう?
また総合判断だとすると癌ボリュームがGS3>GS4>GS5と考えられる場合は、
GS7(3+4)と記すのでしょうか?

どちらであっても大勢に影響することではないと思いますが、
細かいことが気になる質ですので、どなたかお教えください。
手術後の非再発率20年
投稿者:コバトン 投稿日:2016/08/22(月) 11:15:04 Home No.7686 [返信]
> 眞さん
 無理やり、眞さんには居心地のよくないステージ(コバトン予想)に引っ張り出したようで恐縮しています。

よく、ネット上で目にする摘出手術後(以下手術)の非再発率の長期データです。
http://www.gan-pro.com/public/cancer/urol.html
(Hernadez DJ・・・・・参照)
これは術後20年のデータであり、カーブは右肩下がりです。
これを見ると手術は術後10年を越えても「ちらほら見られる」は言えるかもです。
但し、このデータは古いです。1980年頃の手術の実績だと考えられます。

前立腺がんの治療方法はいろいろありますが手術は伝統的な手法です。
従って、この古いデータが引用され、新しい治療方法と比較されやすい。
例えば、「手術イコール輸血」と思っていましたが「今時の名のある施設では、輸血は年間で1件有るかないか」のようです。(コバトン主治医談)

手術後のPSA再発時期ですが、「手術後1-2年」が多いとのこと。(コバトン主治医談)
喫煙により前立腺ガン再発リスクが2倍に?
投稿者:SANZOKU 投稿日:2016/08/22(月) 10:45:20 No.7685 [返信]
喫煙をしていると前立腺癌再発リスクが2倍になるようです。
http://kenkounews.rotala-wallichii.com/smoking_prostate-cancer-recurrence/

この記事では出典が明らかにされていないのですが、
記事を盗用された経緯があってそうした扱いになったようです。
ちなみに禁煙の効果は10年経過して現れるとか・・・。
こんなことなら喫煙しながら治療法選択に神経をすり減らしても、
あまり意味がないですね。

私の主治医O先生が、「私の治療を受けるなら禁煙は必須です」と言われるのは、
そのような深い意味があったのですね。
眞さん
投稿者:kimimiki 投稿日:2016/08/22(月) 10:36:33 No.7684 [返信]
過去の投稿を探して 勉強させて頂きました。
ありがとうございました。
表題の内容を分析したサイトを見つけました。
意外なことに、その差は治療法選択の違いに匹敵する程のものです。
http://ovminfo.com/archives/cat15/post_137/

監視療法を考える上で一考に値するかもしれません。
ここでは手術の場合を分析していますが、放射線の場合はどうなるのでしょうか?
再発が仮に微少浸潤によるものとすれば、放射線ではこのような差が見られないかも知れないからです。
栃木県立がんセンターの 川島 清隆氏のビデオ、論文について
投稿者: 投稿日:2016/08/22(月) 09:04:09 No.7682 [返信]
kimimiki さん

川島先生のビデオは2015年3月13日の投稿で「興味深い映像、発言がありました」ということで紹介しています。そのときにはビデオはご覧になっていなかったのでしょうか。


上記の投稿で川島先生の論文、川島清隆 根治性向上を目指した解剖学的拡大手術の可能性について」 泌尿器外科 第二十四巻第二号 - P.141 ~ P.147を紹介しています。

グロテスクな画像をスキップし図11 PSA非再発曲線をみてみます。

2500日 (7年弱) までしかグラフは表示されていませんが、PSA非再発率曲線をみるとpT3bを除き、800日(2年強)以降は再発がない状況ですね。

昨日からの少ないサンプルからですが、手術の場合、PSA再発をするのは術後そんなに月日がたっていない場合ということがいえるのかもしれません。
特に腕のいい医師に手術を受けた場合は手術を受けて2,3年再発しなければ安心していいのかもしれません。
もちろん、泌尿器科医の常識がこのようなものかどうか私には知る由もありませんが。

先の投稿で紹介しましたが、ビデオで川島先生は以下のようにいっています。

34分57秒
「断端陽性の場合、再発はその50%ぐらいといわれています」

論文の図11をみるとPSA非再発率は目視で以下のように読み取れます。
断端陰性の場合 pT3a 85%
断端陽性の場合 pT3a 70%

50%というのは一般的な話でご自身はもっと良好な治療成績をあげているということでしょう。

以前、話題になったのですが、手術後のサルベージ放射線治療の非再発率50%という話も一般的にはそういわれているが、当然、それより良好な治療成績の病院もあるということでしょう。
全摘手術後のPSAの再燃
投稿者:漂流 投稿日:2016/08/22(月) 01:39:43 Home No.7681 [返信]
手術後のPSAの再燃は、患者の遺伝的要因もあるようです。2015年には、この様な論文が出ていました。
A single nucleotide polymorphism in ADIPOQ predicts biochemical recurrence after radical prostatectomy in localized prostate cancer.
Single nucleotide polymorphismとはSNPと呼ばれているもので、ヒトではDNA200塩基に一個の割合で変異、例えば、A->Tに変化しています。生物の進化の過程を調べるのにこうした変異が使われています。
参考までに
ミーハー!?!
投稿者:kimimiki 投稿日:2016/08/21(日) 21:33:54 No.7680 [返信]
眞さんが ミーハー ですって!(゚o゚;;
ちょっと 嬉しい情報ですね! ユーモアも あるし!(*^o^*)

7680

北里大の手術の論文 腹腔鏡下前立腺全摘除術
投稿者: 投稿日:2016/08/21(日) 20:00:20 No.7679 [返信]
先に紹介しました論文は1993年から2002年までの結果でしたので、少し新しい論文を紹介します。
それは北里大学の望月 康平他の論文腹腔鏡下前立腺全摘除術:10年間の治療成績 Japanese Journal of Endourology Vol. 26 (2013) No. 1 p. 104-109 です。
慈恵医大の頴川 晋氏が共著者として名前を連ねています。

2000年より開始した腹腔鏡下前立腺全摘除術で治療した2009年までの10年間での330例に関する論文です。

少し不鮮明ですが、Fig. 2 PSA非再発率をみてみます。
観察期間(月)の目盛は 50 100 150  だと思われます。
5年PSA非再発率 76.7 % の値は別として 100月(8年4か月)以降は再発していない図です。
先に投稿しました内藤研究班の図と似かよっています。
すなわち、「10年越しの再発がちらほらある」ということはない図です。
久方ぶりの書き込み SMAPのように解散するわけではありません
投稿者: 投稿日:2016/08/21(日) 16:49:52 No.7678 [返信]
コバトン さんの見えない魔法のランプに誘われ、久々の登場です。
なんせ、私はbookishな日々を送っており、体験はWeb,本によるものであり、とても中村天風氏のような体験はもっていません。

文献的なことの嫌いな方はどうぞ、スルーしてください。
(最も、私の名前をみただけで無視する人は多いでしょう)

A 手術の論文について
SANZOKUさんの書き込み
https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=7663

を拝見し、まず思い起こしたのは厚生労働省研究班(班長=内藤誠二・九州大教授)のことでした。
以下の私のサイトに今年の4月に文を書きました。
http://flot.blue.coocan.jp/cure/Yokomizo.html

このリンクだけでは何ですので、関連するURLを以下に書きます。

1.九州大学医学部泌尿器科|トピックス
https://www.med.kyushu-u.ac.jp/uro/topics/topics1.html

全国36施設が参加。早期がんと診断され、1993年2002年にかけて前立腺の
摘出手術を受けた男性1192人(47~83歳)の経過を追った。

2.研究報告書
http://www.jcancer.jp/ronbun_db/pdf/17.pdf

ただしこれは1.で示した研究の次のものに関するものですが、2.前年度の研究成果として1.に関して言及しています。

3.発表論文 (full text)
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1464-410X.2006.06379.x/full

結構有名な研究のようです。そもそもひげの父さんの「前立腺ガン 最善医療のすすめ」(藤野邦夫)書評よりみいだしたものです。また、『前立腺ガン 最善医療のすすめ』にも再発率ということで紹介しています。
...(続きを読む)
ビデオ
投稿者:kimimiki 投稿日:2016/08/21(日) 14:14:43 No.7677 [返信]
大門さんが ご紹介くださった川島先生のビデオを観ました。
後に続く方々にとって 貴重なビデオだと思います。

そのサイトから ひげの父さんのビデオを観ました。
( 静穏の祈り ) は 深く 心に沁みました。

7677

7677-2

処理 記事No 暗証キー

- JoyfulNote 改 -