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以前、2015年2月11日の投稿で紹介した断端陽性に関する論文、臼井幸男他 腹腔鏡下前立腺全摘除術における切除断端陽性率と予後の検討 Japanese Journal of Endourology Vol. 24 (2011) No. 1 p. 40-43 以外にもうひとつ断端陽性に関する論文をみいだしましたので紹介します。それは以下のものです。

黒岩顕太郎他 前立腺癌の進展様式:病症の局在と断端陽性について 泌尿器外科 2011年 24(2).129~133

今回川島先生の論文を再読しているとき、Google ブックス で無料で読むことのできる同じ号の「泌尿器外科」に掲載されているもので、前後をぱらぱらとみているときに発見しました。
またこの論文は2015年2月11日にひげの父さんが紹介してくれました国立がん研究センターの藤元先生の論文も載っている泌尿器外科の号です。

という発見の経緯はこのあたりで、注目したのは図3です。

「日本のCRPC研究会において集積され、中央病理医レビューが行われた前立腺全摘
2,854症例(72施設:術前治療無し)」のPSA非再発率の図です。

更に以下のように書かれています。
「CRPC研究会の研究会のコホートにはハイヴォリューム施設だけが含まれているわけではないのでより実地医療に近いデータといえる。」

特に数値は書いていないのですが、図をみて9年PSA非再発率は以下のとおりです。

断端陰性:80%
断端陽性:50%


川島先生はビデオで「断端陽性の場合、再発はその50%ぐらいといわれています」といっているのはこの論文を参照しての発言なのかもしれません。

ひげの父さん
この結構な多人数、多施設の結果より
「断端陽性ならば、ニアリー イコール再発」、あるいは全摘除術後に再発した前立腺がんに書かれている「手術時に採取した標本が断端陽性を示した場合(取り残しがあった証拠)には、概ね、いずれ再発に至ることが予測されます。」という表現は正しくないと私は思います。
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