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決断2
投稿者:てっちゃん 投稿日:2014/12/17(水) 06:29:28 No.5118 [返信]
SANZOKU 様
角さん 様
GetWell 様

本当に、親身になって助言頂きありがとう
ございます。
悠長にしている場合ではない事が、身に染み
ました。本当にありがとうございます。
毎日、考える事が一杯です。

父に現状がどんな状態なのか、
数値が上がってから後悔しても遅い事。
今なら出来る選択肢を説いている所では
ありますが・・・。

??抗がん剤に対しては、断固拒否は決定。
??新薬ホルモンに対しては、話は聞いて
みるとの事ですが、いづれ新薬に対しても
すぐに抵抗性がみられ、それだけ癌が悪質
なものに変化するのを恐れているとの事。

今月いっぱいは、リュープリンの効き目
あり、A病院にカソデックスは止めても
いいと言われたので飲むのを止めたとの事。
父は、間欠療法というのもあるし、
ホルモン療法を一時止め上った所で、
精巣摘出して、PSAが下がるか試して
みたいとの事。そもそも、リュープリンが
効いてる中で行った、テストステロンの
血液検査結果は、0.03。下がりきってる中、
新薬ホルモンを使用しても効かないのでは
...(続きを読む)
治療法の選択
投稿者:松本洋二郎 投稿日:2014/12/17(水) 05:56:37 No.5117 [返信]
私は73歳。前立腺がんと判定されました。PSA 5.8  針生検にて10個中 2個がん細胞。
グリソンスコア 4+3,骨シンチ 転移なし。限局がん。がん進行の程度 T2b、浸潤なし。
治療選択①ホルモン療法②全摘出手術(腹腔鏡下)③放射線治療(組織内小線源照射)
私は18年前 胆石をわずらって腹腔鏡下胆嚢摘出手術を始めましたが癒着が酷く、急遽 開腹手術に変更
9時間の大手術を体験しました。私は①と③の混合方式でいこうかな・・質問はホルモン療法3ケ月、その
後、③の治療をうける。 まず ホルモン治療 注射と薬とのこと。がん細胞のあばれだしを防ぐと理解。

質問 1.①の治療でどんな副作用がありますか?
2.③の治療で放射線の照射で前立腺、精嚢、ぼうこう、直腸等にある正常細胞の損傷はどの程度ですか
それによる予後の症状 血尿、排尿、尿失禁、尿閉、発熱長期におこる症状はどれですか
つらいのはさけたい その工夫は どんなものがありますか
定年後13年間、囲碁、スポーツクラブ(水泳)、麻雀教室、写真教室 毎日外出、現役時代同様 昼間家に
いないことを習慣としてきました。 旅行も海外旅行 年1回、国内旅行 2回をやってきました。
とくに③の治療後 上記の活動で注意すべきこと 人との接触、運動でどのくらいの期間、なにを注意したらよいですか 2つの質問にお答えいただければ幸いです。
イクスタンジ(エンザルタミド)の売上
投稿者: 投稿日:2014/12/16(火) 11:48:28 Home No.5116 [返信]
イクスタンジ(エンザルタミド)に関して、売上他の記事をみつけましたので、紹介します。

アステラス・14年度第2四半期 前立腺がん用薬イクスタンジ 発売4か月余りで国内売上56億円
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/50730/Default.aspx

前立腺がん治療薬イクスタンジ(5月新発売)が56億円だった。このうちイクスタンジは、同社が薬価収載にあたって提出した資料でピーク時売上予測を3年後に33億円としていたが、発売4か月余りで売上予測を上回る状況になっている。

同社の連結業績は増収増益だった。日本市場は前述の通り苦戦したものの、イクスタンジが全世界で546億円(前年同期比166%増)を売り上げ、前年同期と比較して341億円の増収だったことが大きく貢献した。


また、次の記事も13年8月~14年5月に薬価収載された新薬(一部13年5月薬価収載分含む)63品目の採用状況についてアンケート調査したものだが、イクスタンジについて言及している。 2014/09/26

ミクス編集部調査 病院の新規採用薬トップはスーグラ 1施設あたり平均14品目採用
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/49549/Default.aspx


去勢抵抗性前立腺がんのホルモン薬イクスタンジも4割前後の病院で採用された。編集部の分析では、がん拠点病院や外来化学療法加算を取得している施設での高い採用率が認められている。


イクスタンジに関して、いずれにしろ、売上予測を大きく上回る売上を計上し、各病院でも採用されているということは、効果があるからだろう。

てっちゃんさん
投稿者:GetWell 投稿日:2014/12/15(月) 22:48:08 No.5115 [返信]
様々な事情や時間的制約がある中で何とか治療計画を決定された後に、外野が横から口出しして大変申し訳ありませんが、1月にようやく新薬の説明を受けるといのがゆっくりしすぎているようにみえることと、お父様が誤解されてる部分があるといけないので確認の意味も込めて、大きなお世話ながら私からの返信をお許しください。

もし、お父様のがんが悪性の中でも悪性度が高い場合、早急にがんの勢いを止める治療(本質的な治療)をしなくてはなりません。本格的に活動しだした悪性のがんの勢いというのは、私達が考えている以上に猛烈です。直近で計画されている骨点滴、精巣摘出手術、放射線は、どれもがんの勢いを止めるほどの治療ではありません。あくまで本質的な治療の上に、疼痛緩和治療やその他の治療を加えるというのが原則です。

巷で喝采を浴びているがん放置療法は、悪性度の低いがんに対して有効なのであって、悪性度の高いがんには通用しません。疼痛緩和治療やその他の治療だけをいくら必死にやっても、がんの活動を抑えきれず様々な臓器に転移すれば、痛みだけでなく、記憶、呼吸、会話、食事、排泄、歩行にも障害が及び、大変つらい生活を余儀なくされます。

できれば年内に新薬を開始するか否かを決定したかったところです。お父様の本質的な治療に対する拒絶が、原則的な治療の順序を逆転させてしまっているので致し方ないとは思いますが、少なくともその原則だけは確認しておきたいところです。

それと大学病院=実験台についてですが、実験や研修のために不適切な治療をされることは、大学病院以外でも起きていますので事実と違います。また、適切な治療であっても、研修も兼ねて不慣れな医師が治療にあたることは、ほとんどの病院で起こりえます。例えば、ある手術を表向きは経験豊富な主治医がやることにはなっているけども、実際は患者には知らせずに、主治医の監督のもとで不慣れな医師が担当する、といったこともあります。実験台になるのは大学病院に限った話ではありません。

お父様には医療の負の部分だけを見て偏見を持たれずに、もっと冷静に考えていただきたいです。お父様のがんの悪性度が高ければ高いほど、時間的猶予がない上に、がんも強力です。本質的治療の拒否とか実験台とか言っている場合ではありませんので。
てっちゃんへ
投稿者:角さん 投稿日:2014/12/15(月) 14:16:26 Home No.5114 [返信]
てっちゃんへ
もう、治療の方針を固められた様子。でも、この1ヶ月が
もったいない気(勝負どころかも)もしますので、単刀直入に
書かせていただきます。
(放射線に関しては、自分は経験も知識もないのでスルーです。)

>頑なにA病院の抗がん剤には抵抗しており

>ますので、明日から(もう今日ですね)の
>B病院の放射線治療は、とりあえず頸椎を ←この間過ぎ行く時間がもったいないのでは?
>照射してみる事になりました。
>10日間通います。

>1月にA病院へ行き、骨点滴と精巣摘出 精巣摘出にこだわられるのはなぜでしょうか?
>手術をして、新薬のホルモン療法の説明を ここにきて、やっと説明ですか。?
>受け、B病院の残りの2箇所の放射線 IMRT
>を再度検討する事になりました。

 これは、ちょっと悠長だと思います。
 すぐに、エンザルタミドかアビラテロンを試されるべきです。
 効かなくても、ダメ元でいいではないのでしょうか。

 A病院の主治医に、1月に「
新薬のホルモン療法の説明」ではなくて
すぐにすなわち12月中に、新薬のエンザルタミドかアビラテロンの処方をして
もらうべきです。
A病院の主治医に再度頼みにくければ、これから通われる
B病院の主治医でもできるはずです。
新薬に関して、主治医がすることは、処方箋を書くことだけですので。
新薬のエンザルタミドかアビラテロンは、2週間分しか処方が許さ
 れていません。2週間ごとに病院に通い処方箋を書いてもらうこと
になります。
 費用は、保険が使えるのですが、半端ではありません。高いです。
 2週間で5万円以上します。)

...(続きを読む) 骨転移を有している患者さんのPSA はほぼ指数関数的(つまり倍々)
 に上がる場合が 多いと思います。
 ので、時間がもったいないというか、上がる猶予をわざわざ作って
あげているようなものです。

 精巣摘出ですが、自分の場合は、がんに罹患していることを告知され、
その ステージがD2、骨転移ありの診断が下ってから1日後(つまりすぐに)
に決断し 手術しました。
(その上で、カソデックス→ドセタキセル→オダイン→エンザルタミド
とホルモン治療〈抗がん剤も含む〉を続けているわけです。)
キズ口は1週間ぐらいでくっつきましたが、1年ぐらい、ジクジク感があり
ました。

 化学的去勢(=薬物去勢 お父様の場合はリュープリン)ができているの
なら、 あえて
精巣摘出することにどんなメリットがあるのか、再考なさった
方がいいと思います。

 ALP(結構大事な値です)ですが、自分の場合、PSAとほぼ上がり下がり
が同じです。
PSAが高値になる とALP も
高値になっていく傾向が見られました。
骨転移の進行具合のおおまかな目安と考えています。
(ちなみに自分は、肝臓に関する数値には何も異常がありません。)

以上です。

RE::決断
投稿者:SANZOKU 投稿日:2014/12/15(月) 11:04:39 No.5113 [返信]
角さんの例を見ても分かるように多発骨転移の場合4桁も珍しくありません。私は専門家ではありませんから断定はできませんが、稀な気がします。PET-CTは擬陽性も多いので注意するに越したことはありません。ただPSAの上昇速度などを見れば状況証拠は十分ですが、このような時こそ総合的な目配りが必要です。

私なら精巣摘出手術は受けません。何故ならすでにリューブリンで男性ホルモンを十分下げているにも関わらず進行しているからです。従って現時点で摘出してもほとんど効果は見られないと思います。しかもカソデックスで男性ホルモンが前立腺癌を活性化するのを防いでいるにも関わらず進行しているのです。従って現在の喫緊の課題は、これらの薬剤と異なる機序の薬剤を試して効果のあるものを一刻も早く見いだす事です。従来なら旧来のホルモン薬を変えることになるのですが、PSAの上昇速度が速いので新薬(エンザルタミド、アビラテロン)を試すことをお勧めします。体力にゆとりがあれば抗癌剤も選択肢でしょう。私なら今直ぐに、どれか、またはその同時使用を先生に直訴します。どうしても摘出されたいならその後でも遅くないと思います。今はそのようなことをしている時ではないと思います。

ひげの父さん提供のオリゴメタはD1、D2患者にとっては画期的な情報です。これまで先の見えないホルモン療法に限定されていたものが根治も狙えるかもしれない治療を受けられるかもしれないからです。お父様が仮にD2だとして、このオリゴメタだとしたら、今回受けられる予定の救済的放射線治療と異なり根治的放射線治療を受けた方が良いかもしれません。そうするとてっちゃんさんのご指摘通り、それなりの放射線技術を持つ病院にかかられる方が良いかもしれません。必ずしも大学病院が良いとは思いませんが・・・。仮に現在予定されている放射線治療が差し迫った必要性のないものであるなら、そのような転院を済ませてからなされても遅くないのではないかと思います。もちろんその間病勢の進展は慎重にモニターする必要があります。薬剤治療は現在の病院ですぐに受けられると思います。病状をお話しすれば転院も1週間もあればできると思います。いずれにしてもすべて素早く決断し果断に実行する必要があります。

以上私の所見を述べましたが、あくまでも一患者の所見です。お父上の命が掛かっていることですから、くれぐれも慎重にお考えください。
決断
投稿者:てっちゃん 投稿日:2014/12/15(月) 01:19:15 No.5111 [返信]
SANZOKU様

コメントありがとうございます。
ALPに関しては、先生から何も言われた
事がないです。数カ所骨転移があるにも
関わらずこの数値が正常値なのは稀なの
でしょうか?
特に気にした事がなかったので、先生に
聞いた事もないです。
PET-CTにて転移20箇所の画像を
見せられ、黒くなっている所が…と
説明されたので判定は間違いないと
思っております。

父も病院行くたびに、宣告される寿命
年数が減っていってるので憔悴気味では
あります。
頑なにA病院の抗がん剤には抵抗しており
ますので、明日から(もう今日ですね)の
B病院の放射線治療は、とりあえず頸椎を
照射してみる事になりました。
10日間通います。

1月にA病院へ行き、骨点滴と精巣摘出
手術をして、新薬のホルモン療法の説明を
受け、B病院の残りの2箇所の放射線 IMRT
を再度検討する事になりました。
私としては、新薬のホルモン療法の講演
などもされてる大学病院の先生に、総ての
治療をお願いしたい所ですが、病院巡りも
疲れたし大学病院は嫌だとの事なので、
...(続きを読む)
PSAより犬の鼻?
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/12/14(日) 15:46:57 No.5110 [返信]
肩の凝らない話しです。
犬ががんをかぎわけると言った話は、もう数年前からありました。
前立腺がんをかぎわけるというのも、どこかで聞いたような気がしないでもないのですが、
こんな記事が産経ニュースにあったので、一応ご披露しておきます。
http://www.sankei.com/column/news/141214/clm1412140003-n1.html
オリゴメタ:このたび学んだこと
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/12/14(日) 12:02:45 No.5109 [返信]
放射線腫瘍学会に参加して得られた新しい(私にとって)知見の一つは、オリゴメタ(oligometastases)という言葉です。
一般的に少数転移を表しますが、たとえ転移があっても、うまく一定の条件にかなって居れば、
その転移を積極的に治療すれば長期生存が望める場合もあるということです。
たとえばこんな場合ですね。

・転移の数がせいぜい2、3箇所
・原発巣の増殖スピードが転移巣より遅い
・転移巣の大きさに差がある
・原発巣の治療から初発の転移の発見までの期間が長い

標準治療としての考え方では、リンパ節の転移は別にして、骨転移の場合は、
がん細胞が一旦血流に乗ってしまっているので、転移巣を叩いてもほとんど意味がないと言われて来ました。
事実、ほとんどの病院では、骨転移があれば、その数や状態とは無関係に、全身治療である薬物療法を勧められ、私も、これまで概ねこのような説明をしてきましたが、
最近の研究では、血流に乗ったがん細胞も、骨などにに住みつくまでには、
相当な苦労?をしているらしいことが判ってきて、血流に乗っただけですぐ全身に転移が及ぶとは限らないとか。
骨転移を積極的に治療し、その後も元気に活動されている患者さん(≠前立腺がん)の症例発表もありました。
骨転移を治そうと思えば、疼痛緩和で普通用いる線量よりも、
副作用の出現ぎりぎりまで多くの線量を当てなければならないので、
かなり丁寧な治療をやっていただける施設でないと、このような治療は難しいそうです。
オリゴメタと言っても、ピンと来ない病院も多いと思いますが、
ものは試しで、相談を持ちかけてみるのも良いかも知れません。

私もまだ聞きかじりのレベルなので、積極的に調べていただける方がおられれば歓迎します。
放射線腫瘍学会
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/12/14(日) 01:27:10 No.5108 [返信]
日付が変わる少し前に、横浜から帰ってきました。
報告はまた改めて。

5108

5108-2

RE:ジーラスタ
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/12/14(日) 01:14:01 No.5107 [返信]
 眞さん
ジーラスタの紹介、ありがとうございます。
ジーラスタがこれまでのG-CSF製剤に比べて、投与回数が少なくてすむのが、メリットのようですね。
前立腺がんそのものに対する薬ではないので、このような情報は掴んでおりませんでした。

「前立腺がん:MEMO」(9/16)でも、次のように書いていました。
カバジタキセルの副作用では、(発熱性)好中球減少が多く、骨髄抑制の対策が重要となる。
しかし、G-CSF製剤(注)の適切な投与と、生ものを食べない指導など、マネジメントをしっかりすれば、問題は少ないと思う。
http://higepapa.blogspot.jp/2014/09/blog-post_16.html
近畿大学泌尿器科植村先生の講演をベースにまとめたものですが、
医療関係者には、注意を怠るとこのような危険があるということは、判っていたはずなんですよね。
G-CSF製剤にも色々と種類があると思うのですが、このような副作用マネージメントにまで、
患者自身が気をつけなければならないというのは、実に哀しいことだと思います。

眞さんに紹介いただいたジェブタナのサイトの冒頭部分を、せっかくなので日本語に翻訳しておきます。
(間違いがあれば指摘してください)

 警告
JEVTANAは白血球減少などの重篤な副作用を引き起こす可能性がある。
白血球減少は重篤な感染症を引き起こし、死亡につながる可能性があります。
感染の最も初期の兆候は発熱なので、熱があると思ったらすぐに医師に相談してください。
65歳以上の人には、特に注意が必要です。
JEVTANAは、白血球の減少が見られる患者に投与すべきではありません。

・JEVTANAの治療中においては、白血球数をチェックするために定期的に血液検査を行う。
・あなたの白血球数が十分でない場合は、JEVTANAの容量を下げたり、投与の頻度を調整したり、
 JEVTANAの投与を停止することもある。
・あなたの白血球数が低すぎる場合には、合併症を防ぐ薬を処方することがある。

JEVTANAも深刻なアレルギー反応を引き起こすことがあります。
JEVTANAの投与は、投与から数分以内に重度のアレルギー反応が発生する可能性があり、
...(続きを読む)
SANZOKUさん
投稿者:ひじき爺 投稿日:2014/12/13(土) 17:17:54 No.5106 [返信]
遠隔治療敬服いたします。狭義に見れば遠いですが命の泉なるものと思えば距離感は消えますね。道中の安全と治療の成功をお祈り申しあげます。
S医科大の診察経過報告です。
投稿者:SANZOKU 投稿日:2014/12/13(土) 11:43:54 No.5105 [返信]
 私事で恐縮ですが、S医科大学の診察を受けてきたので報告します。今回は休薬後の経過観察と来年の小線源治療入院に必要な検査と説明でした。休薬や精巣保護などの話題を織り交ぜてS医科大学の小線源治療に関する報告をします。ご興味の有る方はご覧ください。

<休薬後の経過>そもそも休薬は前立腺が十分縮小し(30cc→15cc)、かつPSAも十分低下したので8月から始まった。4ヶ月の休薬によってPSAは0.071から0.29に上昇していました。この分では半年経過後も0.5程度までしか上昇せず、そこから復薬して小線源治療に入っても問題ないと思われる。ホルモン治療はその後9ヶ月続くらしい。この休薬期間中にホルモン治療中あった節々の痛みはほぼ消失した。ホットフラッシュは最近になって影を潜めつつある。体力減退はないが元には戻っていない。朝礼は復活していない。会陰部にあった不快感が復活しつつある。O先生はPSAが低値なので気にしなくて良いと言われるが気になる。

<グリソンスコアの修正>前回預けてあった生検プレパラートの評価結果が出ていました。GS8(3+5)→GS7(3+4)へ修正されていました。GSの部類では高リスクから中リスクへの修正ですから喜ばしいところですが、PSA90、T3a、陽成率100%(10/10)の病状から総合的に判断すると前回の病期修正(T4N0M1b→T3a)ほどの大きな変化ということではないと思います。ですが評価機関によりこのように判断が異なる例として報告します。

<親族への説明>小線源治療を受けたものが万一1年以内に死亡した場合は、前立腺を除去しないと火葬できない旨、親族に説明される。これは法律で決まっている手続きらしい。

<精巣保護と性機能>先生はこの歳になって合理性に欠けると仰るが、妊孕性が気になる人は要注意です。そもそも前立腺の治療を始める前にこの問題は片付けておかねばならない問題です。ホルモン薬等を使用するとその後に仮に精子保存できても不妊になる確立が高いようです。従って気になる方は事前に対処することが必須になります。とは言っても癌宣告を受けてパニックっている患者にとって、しばらくはそんなところに頭が回らないのですね・・・。私の調べたところ小線源の場合はあまり影響がないようですが、外部照射は確実に不妊になるようです。鉛カバーで防止できないか尋ねてみたのですが、難しいようですね・・・。ちなみにS医科大学での小線源治療では高リスクの場合は、精嚢にもシード挿入するので前立腺と精嚢の正常機能が失われ精液が作られなくなるので射精できなくなるそうです。精嚢にシード挿入しないで外部照射する場合も同様ではないかと思いますが如何でしょうか?

<S医科大学の小線源治療>S医科大学の治療実績には以下のように記されています。「当院で最低3年以上の追跡観察をおこなった症例での5年でのPSA非再発率は 低リスク98.3% 中間リスク96.9% 高リスク96.3%という結果です。」この点に関してO先生から伺ったお話を自分なりにかみ砕いて述べると以下になります。
 低中リスクの患者にはBED(生物学的実行線量)200Gy以上。高リスクの患者には220Gy以上(トリモダリテイ)照射することによって前立腺局所の癌は浸潤も含めてほぼ制圧されるようです。これは以前報告したマウントサイナイ大学のStone先生のところで経験値として見いだされたものだそうです。従ってそちらでも最近の実績はS医科大学に近いのではないかと思います。こちらの話の詳細は以下を参照してください。
http://www.nmp.co.jp/seed/specialist/interview06.html
 この実績の意味は低中高のリスクに関わらず、画像等の診断で転移がないと判断された場合は、少なくとも95%以上は完治するということです。従って画像等の見落としによる転移は多くとも5%ということができます。2006年のStone先生の講演では26%になっていました。それだけこの治療がこの数年で進歩したということだと思います。もちろん最初に挙げたBEDが安全確実に担保されなければならないことを忘れてはなりません。ちなみにS医科大では小線源のみで平均で208Gyの線量を確保しているそうです。従って中リスクは一般的に小線源の守備範囲です。それ以上はトリモダリティになるようです。この場合は小線源を140Gy程度に抑え残りを外部照射とし総合で220Gy越となるようです。

<遠隔地治療>自分は関東のローカルタウンのさらに郊外に住んでいます。従って羽田や成田へのアクセスは悪く、もしかすると空港アクセスが容易な沖縄や北海道の地域よりS県は遠隔地ということになるやもしれません。従ってどんなに頑張っても日帰り診察は無理です。自分には金はないが体力と時間はあるので毎度2泊3日で通っています。55歳以上になると高速バスも昼行で2700円と割引されます。宿はK駅から徒歩で10分のバックパッカー宿を利用します。相部屋で一泊2500円です。海外の人と交流できてビジネスホテルより楽しいです。昔世界を渡り歩いた経験が少しだけ役に立っています。もちろんO先生は遠隔治療患者に何かと便宜を図ってくださいますよ。総行程片道12時間はそれなりに疲れますが、命には変えられないと頑張っています。
てっちゃんさん
投稿者:SANZOKU 投稿日:2014/12/12(金) 22:13:55 No.5104 [返信]
お父様のご病状心配ですね。皆さんから適切な助言があり私から特に申し上げることはないのですが、少し気になることがあります。それと言うのは多発性骨転移でありながら治療前から一貫してALPが正常値内で安定していることです。お医者様はこれについて何と言って居られるのでしょうか? 万一にも画像判定が間違っているということはないですね。

この時点でPSAのダブリングタイムが半月程度ですので、放射線かホルモン新薬か抗癌剤かと迷っている時間はないかもしれません。ここはお父上を説き伏せて積極的治療に望みを託すべきところと思います。放射線は骨転移箇所の悪化を一時的に防ぐ目的でなされるもので、原発巣を含む癌全体を眠らせる又は殺す治療がホルモン薬や抗癌剤になります。ですから両者は並行して行うべきものです。もちろん後者が効けば骨転移も改善します。体力が許せば全ての治療を並行しても良いくらいです。もちろん慎重な体調管理が必要ですが・・・。

いずれの治療を選択しても100%安全ということはないので、治療をしないという選択もあるかと思います。ですがそちらの方がQOLが良いという保証もありません。父上が全てを理解して治療を選択されているなら良いのですが、勘違いされているなら後悔されることになります。十分に話し合って治療を選択ください。今が最も重要な決断の時期だと思います。
ジーラスタ
投稿者: 投稿日:2014/12/12(金) 12:06:32 Home No.5103 [返信]
カバジタキセル(ジェブタナ)に関しては承認時に日経メディカルに以下のような注意事項が書かれています。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/201409/538245.html

本薬は国内第1相臨床試験で100%、海外第3相臨床試験で84.4%と高い頻度で副作用が認められていることに注意する。好中球減少症や発熱性好中球減少症などの骨髄抑制、腎不全など数多くの有害事象が報告されているので、最新の添付文書で確認することが肝要である。

今回の9月に販売を始めた「ジェブタナ」を使用した患者5人の死亡に関して、Uromasterさんが、ジーラスタに言及し、以下のように書いています。
http://plaza.rakuten.co.jp/tennisoyabaka/diary/201412110000/

化学療法を行う予定の方は、是非主治医と相談してジーラスタ考慮してください。
ジーラスタは今月12月に発売されました。いま各病院でこの薬剤を採用しているところだと思います。
お断りしますが、私でも、まだジーラスタとジェブタナの使用経験はありません。

治療予定の患者さんはいますので、注意深く準備して開始したいと思います。

ジーラスタ発売のお知らせ
http://www.kyowa-kirin.co.jp/news_releases/2014/20141127_01.html

によると、11月28日発売ということなので、上記の記事が書かれた12月11日にはまだ、使用経験がないということは、ま、そういうものかなと思います。

お知らせの記事には以下のように書かれています。

がん化学療法時の発熱性好中球減少症に対して、ジーラスタはがん化学療法1サイクルに1回の投与で、フィルグラスチム連日投与に劣らない効果を発揮することから、医療上の簡便性に優れ、特に、患者さんの投与負担軽減や外来化学療法時の通院負担軽減に寄与できることが期待されています。

薬価は106,660円/1シリンジと高額ですが、ジェブタナの薬価593,069円に比べれば安いといえるかもしれません。

http://www.jevtana.com/

をみると、WARNINGが物々しい。

定期検診
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/12/11(木) 11:22:38 No.5102 [返信]
皆さんもたぶんご存じだと思いますが、私自身は、間歇療法というのをやっており、
この1年間は休薬期間だったもので、普段はすっかり自分のことを忘れていましたが、
昨日は3ヶ月ぶりの定期検診で、PSAが8近くまで上がっていたので、
再びビカルタミド(カソデックス)のお世話になることとなりました。
カソだけでも効果があるのをありがたいと思っています。
これがどなたにも適しているとは思えません。
むしろ去勢薬を勧められることのほうが多いはずで、私のほうが異端かも?
カソだけだと分泌される男性ホルモンそのものはさほど変わらないので、
ホットフラッシュもでないし、男性機能もそこそこ残っています。
順調に行けば、これを9ヶ月ぐらい続ければ、また薬から解放されることでしょう。
いつまで続くかは神のみぞ知る?
肝機能の悪化を防ぐため、ウルソも同時に服用しています。
忘れずに飲むという仕事が一つ増えてしまったけど、まあ、止むをえませんね。

5102

てっちゃんへ
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/12/11(木) 10:47:08 No.5101 [返信]
少し補足させてもらいます。
骨への照射は、痛みを抑え、神経圧迫による麻痺を予防するなど、あくまで対症療法となります。
骨に転移したがん細胞が完全に消滅し、完全に健康な骨に戻るわけではありません。
医療機関によっては、3ヶ所同時に治療できるところもありますが、
これだけが目標ではないので、病院の指示通りにされたほうが良さそうです。
RE:小線源治療、今後の予定
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/12/11(木) 10:38:03 No.5100 [返信]
 S.Yさん
その後の報告ありがとうございます。
対応していただける医療機関が複数あるので、さほど難しい事例とは考えていなかったのですが、
やはり当事者としては、あれこれ悩み、考え込むことも多いのでしょう。
大阪のK病院が、放射線装置の入れ替えで、外照射ができないなどということは情けない話ですね。
大きな大学病院ですから、そのような機器は必ずしも1台とは思えないのですが、ちょっと意外な感じがします。
GSの診たてが8と7に別れているようですが、これは良くある話しですし、
がんが見つかったのも、8カ所中2ヶ所だけですから、ハイリスクと思いこんで、悩む必要はなさそうです。
きっとうまくいくと思いますので、気を楽にして治療に専念してください!
カバジタキセルの重篤な副作用に注意!
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/12/11(木) 10:10:48 No.5099 [返信]
2014年に新しく承認された抗がん剤カバジタキセル(ジェブタナ)で、5人の死亡例があったことが確認された。
9月の販売承認以降、計約200人に投与され、12月3日までに40人でこの症状など重い副作用が報告され、うち60~70代の男性5人が敗血症などで死亡した。
好中球(*)の減少しやすい副作用は、薬の添付文書にも記載されており、感染症患者らに投与しないように警告されているが、
この薬を販売するサノフィは、ジェブタナを使う場合は、患者の感染症の確認はもちろん、初回投与後から血液検査を頻繁に実施し、特に発熱の有無などに注意を払うなど、医療機関に対し、より一層の注意を呼びかけている。
http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_info/file/kigyo_oshirase_201412_1.pdf

(注:白血球の一種で生体内に侵入してきた細菌や真菌類に対し遊走性を示し、炎症部に集合して、貪食、殺菌、分解を行うことで感染を防ぎ、生体を防御する)

                   *

イレッサでは、副作用が少ない「夢の抗がん剤」などといううかれた前評判もあり、
使用上の注意を甘く見て、抗がん剤を専門としない医師の処方によることも多かった結果、
600人以上が亡くなるという惨事を引き起こしています。
これは大きな訴訟事件となったが、これ以来、我国の新薬承認が慎重になり、
常に他国より数年遅れることが普通になってしまったのは負の側面と言えるでしょう。
一方、このたび早期にこのような警告が出されたことは、
イレッサの良い教訓のひとつと解釈しても良いのではないでしょうか。

副作用マネージメントというのは、本来腫瘍内科医が得意とするところですが、
泌尿器科に関しては、抗がん剤の処方もほとんど泌尿器科医が手がけており、
特に前立腺がんでは、泌尿器科医はドセタキセルぐらいしか経験がないわけです。
ドセタキセルの投与方法も統一されておらず、それぞれの医療機関でやり方がまちまちです。
このような状態で、抗がん剤の専門家である腫瘍内科医と同様に、
このような情報が、泌尿器科医の手元に一斉に届いているものかどうか、
副作用に対し、適切な対応をはたして速やかに行っていただけるのかどうか・・・
あまり大きな声では言えませんが、泌尿器科医にも色んな方がおられますから、
このあたりの対処がどうも気になりますね。
小線源治療、今後の予定
投稿者:S、Y 投稿日:2014/12/10(水) 21:55:40 No.5098 [返信]
ひげの父さんへ、
小生は68歳、T病院で針生研8ヶ所の結果 #5 Gleason 3+3=6、#7 Gleason 4+4=8で2箇所に腺癌、高リスクのため小線源治療を望むなら①ホルモン療法、②小線源治療、③放射線治療を併用する必要があるとの事で、その後南大阪方面で小線源治療と放射線治療ができる良い病院を探していましたS,Yです。
色々と病院を探し、悩み、悩んだ挙句12/9日、K大学付属病院のM医師にかかりました。そこでの病理結果では、#5 Gleason 3+3=6、#7 Gleason 4+3=7、中リスクのためホルモン療法はどちらでもよいとの結果でしたが、人の判断のため高リスクの事を想定しホルモン療法からお願いしました。
今後の予定は
12/9 リュープリン3.75m 4週間分の注射、カソデックデックOD 80mを朝1錠。
12/18  放射線治療科受診。
2015/1/8 泌尿器科受診 リュープリン11.25m 12週間分の注射。
2/4  小線源治療のプレプラン
3/3~5 3泊4日入院し手術、
1ケ月後にリニアックによる放射線治療、1日1.8~2Grの照射を20~25回の予定。放射線装置は入れ替え中のため、提携をしている南大阪医療センターで治療となる。
以上でありまして、逐次報告をさせて頂きます。



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