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RE:bipolar androgen therapy
投稿者:SANZOKU 投稿日:2015/01/29(木) 12:01:22 No.5347 [返信]
ひげの父さん。すばらしい情報ですね。

この療法はCRPCで後がない患者さんにとっては福音です。少なくともテストステロンの注入によってCRPCが活動を停止しホルモン感受性癌が活動を再開するまでの時間が稼げる訳です。うまくすればこれを何回か繰り返す時間が稼げるかもしれません。その時間は何年という時間になるかもしれません。

以前 「ホルモン療法による根治の可能性」という投稿をしましたが、そこでは根治するとしても6~7年は治療を続けなければならないということでしたから、この療法で根治は難しいと思いますが、時間が稼げるということは非常なる光明になると思います。


GANBA-SETAさん。
六号通り診療所の石原さんの解説記事は私も時々参考にさせていただいています。お医者様だけのことはあって、深い知識から来る解説は非常に的を得ていると思います。以前ひげの父さんの投稿にあったAR-V7についても解説がありますよ。
http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2014-10-02
RE:マルベル堂のカメラマン
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2015/01/29(木) 01:57:21 No.5346 [返信]
 ランナーさん
このように紹介されるということは、かなり有名な人なんでしょうけど、
すみません、このカメラマンはもちろんマルベル堂もなんのことだか・・・(^^;;;
本の紹介
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2015/01/29(木) 01:51:18 No.5345 [返信]
本屋に立ち寄り本棚を物色していると、赤倉先生の「前立腺がん」という本を見つけました。
以前「前立腺がんの最新治療」という本を書かれていましたが、これはどうやらその改訂版のようです。
二冊並んでいるとどっちが「最新」なのか、訳がわからなくなりそうですが、それはさておき(^^;
とりあえず買ってみました。
発行2月20日となっているので、予定より早く本棚に並んでいたということですね。
まず気が付いたのは、ページ数が1割ほど増えていること。
次に目次を比較してみると、このような所が付け加えられているようです。
・進歩したMRI検査
・ロボット手術
・ホルモン療法のネオアジュバント&アジュバント
・LH-RHアンタゴニスト
・CRPCのホルモン薬:アビラテロン、エンザルタミド、
・CRPCの抗がん剤:カバジタキセル
・骨転移の新薬:デノスマブ
・その他の治療法(凍結療法、遺伝子治療、免疫療法など)

その他気付いたこと
・内分泌療法⇒ホルモン療法に
・待機療法⇒監視療法に
・体験談は内容を一新

きっちり見れば、まだあるかも知れませんが、大方はこんなところでしょう。
それと、余談かも知れませんが、表紙に書かれた文章が気になりました。
 *増加傾向にあり、患者数6万人とされる前立腺がん
これは”患者数”じゃなくて”罹患数”ですね。もう少し正確に言えば、これも6万5千人ですね。
この辺りは、たぶん編集者の裁量だと思うのですが、先生にこっそりお伝えしたほうが良かったかも?
2011年に出版された「前立腺がんの最新治療」をお持ちでない方で、
前立腺がんのことを一通り知りたいという方には、この本は最適ではないでしょうか。

5345

マルベル堂のカメラマン
投稿者:ランナー 投稿日:2015/01/28(水) 23:57:30 No.5344 [返信]
浅草にあるマルベル堂のカメラマンが前立腺癌で死亡したという
特集をテレビでしておりました。66歳だったとの事。
ハイリスクだったのでしょうか?
ひげの父さん、SANZOKUさん
投稿者:GANBA-SETA 投稿日:2015/01/27(火) 21:40:16 No.5343 [返信]
今年にに入って、CRPCについて「Prostate Journal」、「前立腺がん:NEMO」、
インターネット等にて学習し始めて、少しずつ理解できるようになってきました。

今、一番興味を引かれるのは、「ホルモン療法が効かなくなるメカニズム」と、
「低酸素がん細胞」ですが、、「ホルモン療法が効かなくなるメカニズム」に関して、
次のブログに面白い論文の解説がありました。
http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2014-03-12

この知見によると、がん細胞を餓死させようとすればするほど、
鍛えられてタフながん細胞に変化するメカニズムが、分かりやすく解説されています。

しかし逆に、ひげの父さんの「双極性アンドロゲン療法」の記事を見ますと、
餌が豊富になり、環境が改善されれば、CRPCがん細胞と言えども安易な方向に変化し、
元のアンドロゲン受容体からのシグナルで増殖する、がん細胞に戻るようにも思われますので、
悪性化の一方通行ではなく、可逆的に良性化の方向へも変化する可能性もありそうですね。

と、なれば「双極性アンドロゲン療法」のような、ショック戦略も有りですね。
この戦略を繰り返す「ピストン療法??」とか。

がん細胞の性格や、より詳しいメカニズムが分かってくると、
今まで常識であったことが、??ということも出てくる可能性もあり、
新薬も出てきますので、今までと違った観点からの有効なアプローチが開発されそうな気がします。

今、検証段階の「ホルモン治療」の間欠療法や、強すぎない量を使う試みは、
がん細胞にある意味、安心感を感じさせながら、急速な悪性化を防ぎ、
しかも必要以上の餌を与えないようにして緩やかに増殖させると言う意味で、
正解のように思えてきます。

横浜市立大学、林成彦先生の論文
投稿者: 投稿日:2015/01/27(火) 19:17:58 Home No.5342 [返信]
横浜市立大学の林先生の論文(2015年1月)を紹介します。
Ten-year outcomes of I125 low-dose-rate brachytherapy for clinically localized prostate cancer: a single-institution experience in Japan.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25614253

2004年3月から2013年12月の間に横浜市立大学附属病院において小線源で治療した患者1,060人のうち、2年以上フォローできた743人が対象です。

筆頭著者:林成彦

5年PSA非再発率 92.6%
7年PSA非再発率 91.0 %

前立腺癌に対するブラキセラピーの治療適応チェックシートによると、高リスクは治療の対象外なので、上記は低リスク、中間リスクの数値と思われます。ただし、PSA10以上は基本的に適応外とのことです。

リスク分類はNCCN分類です。
1名だけtrialとして外照射併用療法が行われたと書かれていました。

日本では2003年から小線源治療が行われ、既に10年近くの治療経験のところがいくつかあると思われ、今後もこのような論文はでてくるだろう。
kimimikiさん
投稿者:野口ひろし 投稿日:2015/01/27(火) 13:15:56 No.5341 [返信]
吾ながら、優柔不断に困っています。
決断が遅れて、手遅れとなった場合は、それも天命とあきらめています。
私見(CRPC)
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2015/01/27(火) 11:34:44 No.5340 [返信]
SANZOKUさんから、このような質問が出ていましたね。
 >CRPCはホルモン治療により発生するのか、元々存在していてホルモン治療で淘汰されるのかどちらなのでしょうか?

きっちり調べる時間がないので、私のおおまかな知識レベルでの返答です。
前立腺がん細胞には、元々アンドロゲンに対する依存性が高いもの(A)と、
依存性が低いもの(B)が混じっており、その比率は人に寄っても異なっている。
前立腺がんではAが優位な人が9割を超えますが、乳がんではせいぜい7割ぐらいです。
ホルモン療法(アンドロゲン枯渇)によって、徐々にAが死滅しそれと並行してBが増えて行く。
CRPCというのは、このような結果、大部分の前立腺がん細胞がBに置き換わったものと理解しています。
双極性アンドロゲン療法(bipolar androgen therapy)
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2015/01/27(火) 11:25:06 No.5339 [返信]
先に(1/23)CRPC患者にテストステロン(@@)という記事をお伝えしましたが、
これを別角度でみたこんな記事も見つかりました。こちらのほうが判りやすいかも。

「Science Translational Medicine」2015年1月7日号

小規模な研究結果ではあるが、驚くべき発表があった。
「テストステロン値を上下させることにより、ホルモン療法に対する前立腺がんの反応性を取り戻せる可能性がある」
去勢抵抗性に陥った前立腺がん細胞に高いテストステロンを浴びせかけ一発逆転を狙うもの。
テストステロン値の回復により、ホルモン療法の副作用の軽減という益もある。
あきらめていたセックスが可能になったという患者の喜びの声も伝えている。
ワシントン大のMichael Schweizer氏は、
双極性アンドロゲン療法はCRPC(去勢抵抗性前立腺がん)の新たな治療法につながる可能性があると述べている。

被験者は痛みなどの症状のないCRPC(去勢抵抗性前立腺がん)患者16人で平均4年間標準のホルモン療法を受けていた。
双極性アンドロゲン療法を実施したところ、7人は寛解、4人は腫瘍が縮小、1人は腫瘍が消失したという。
全体的に見れば、約半数の患者にPSAの低下とがんの縮小が認められた。

双極性アンドロゲン療法は初期治療には適さず、長期的な影響もまだ判っていない。
テストステロン値の変動によりがんが増殖して死期が早まる可能性を指摘する専門医も居る。

より大規模な試験で、この治療法を安全に適応できる患者を選別する必要もあり、
臨床への応用までにはまだしばらく時間が必要だろう。

http://consumer.healthday.com/cancer-information-5/prostate-cancer-news-106/strategy-might-thwart-resistance-to-a-common-prostate-cancer-treatment-695278.html
野口ひろしさん!
投稿者:kimimiki 投稿日:2015/01/27(火) 00:17:40 No.5338 [返信]
随分 長い間  悩んでいらっしゃるんですね!!(◎_◎;)
ドイツ、中国の病院でのPSA非再発率
投稿者: 投稿日:2015/01/26(月) 16:41:24 Home No.5337 [返信]
ドイツ、中国での治療成績の紹介ということで、まずはドイツから。
2014年の論文Moderately hypofractionated radiotherapy for localized prostate cancer: long-term outcome using IMRT and volumetric IGRT.
筆頭著者:Guckenberger氏 ドイツのヴュルツブルク大学の放射線治療科に所属

2005年からの150人の患者すべてに対して、IMRTはsimultaneous integrated boost (SIB)技術を用いて実施されたとのこと。

SIBは必要なところに必要な線量を照射することです。

寡分割照射であり、
41人に対して73.9 Gy/32回
109人に対して76.2 Gy /33回

5年PSA非再発率
・低リスク  88%
・中間リスク 80%
・高リスク  78%

ヴュルツブルク大学は1402年に設立。

次は中国の2014年の論文Long-term outcome of early stage prostate cancer treated with brachytherapy analysis after a mean follow-up of 7 years
筆頭著者 Weigang Yan 氏の所属はPeking Union Medical College Hospital

2003年から2013年までの小線源治療を受けた患者564人のうち、2007年以降の患者138人中フォローできた117人が対象。
117人の内訳はNCCNリスク分類で
低リスク:22名、
中間リスク:29名
高リスク:66名

治療方法はTable 2のとおり。

7年PSA非再発率
...(続きを読む)
SANZOKUさんへ
投稿者:ひじき爺 投稿日:2015/01/26(月) 09:57:50 No.5336 [返信]
ありがとうございます。人は哺乳類の仲間でも共感出来る優れたところですね。
孤独は動物にもある感情かもしれませんが、自分の生死を前もって知性的に理解出来る唯一の生き物ですね。
また、高度な医学情報提供は難しいですが、僭越ですが、何かしら少しはより多くの方にも役立てることはとも・・・
この掲示板の書き込みの目的です。
確率30%
投稿者:野口ひろし 投稿日:2015/01/26(月) 09:37:36 No.5335 [返信]
ひげの父さん
ご意見ありがとうございます。そうですか、生検前のセカンドオピニオンは慎重すぎましたか。前立腺肥大でもPSA値が上がるというのを本で読んで、私の場合はそちらではないかという期待もありました。寝ているがんを起こしてしまうとか、生検で発見されなくてもがんが無いという訳では無いということも書いてあり、それなら生検を受けても安心できないという気持ちもありました。確率30%なら低いかなと思ったのですが、そうでもないのですね。来月の診察までもう少し悩んでみます。
ひじき爺さん
投稿者:SANZOKU 投稿日:2015/01/25(日) 22:50:27 No.5334 [返信]
この病を背負い込むと、本当に孤独なところがありますね・・・。どなたにも大なり小なり最悪の事態が想定されますので。

よく考えると人生も同じで誰にも他人の人生は生きられません。

人は自分の死を知り人生を考えることができる唯一の生き物だと思います。そしてその気持ちを話すことができる唯一の生き物でもあります。些少かもしれませんが、この場でいろいろ話をして、皆で助け合って行くことができればと思います。
RE:CRPC患者にテストステロン
投稿者:SANZOKU 投稿日:2015/01/25(日) 22:25:52 No.5333 [返信]
コペルニクス的発想の転換とはこのことですね・・・。

ここまで行きませんが抗酸化作用のあるN-アセチルシステインやレスベラトロールを使用してCRPCの発現を抑制したり、増殖を抑制する試みも行われているようです。どちらも既存薬や物質なので、効能があるなら実用は早いかと思います。

http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=34&ved=0CC0QFjADOB4&url=http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/handle/2324/22100/p091.pdf&ei=6mWfVKzkC8mF8gWDwoCADQ&usg=AFQjCNG_IG7TzH_wZh3J_DAdH2CXwYXdPA&bvm=bv.82001339,d.dGc

http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=18&ved=0CEgQFjAHOAo&url=http://www.osakafu-u.ac.jp/data/open/cnt/3/6046/1/k1423.pdf&ei=hZ-nVJrgDYyA8gWOoYGABg&usg=AFQjCNEnGep88RGHHSKNIw9IVXgQKUupNw

それはそうと、CRPCはホルモン治療により発生するのか、元々存在していてホルモン治療で淘汰されるのかどちらなのでしょうか? 前者なら間欠療法でCRPC発現は遅くなると思うのですが・・・。それとも間欠期間に癌ボリュームが大きくなる分発生率が高まり、間欠の効果を打ち消しているのでしょうか? また後者なら間欠療法は無関係か、さもなければホルモン感応性癌が抵抗性癌をある程度抑制し間欠の効果が現れるのでしょうか・・・。

 
GANBAーSETAさんへ
投稿者:ひじき爺 投稿日:2015/01/25(日) 21:55:41 No.5332 [返信]
SETAさんのおっしゃられすように料理等、日常を楽しみながら気持ちをバランスコントロールですね!暖かいご返事に感謝いたします。これからもよろしくおねがいいたします。
ひげの父さんへ
投稿者:ひじき爺 投稿日:2015/01/25(日) 21:34:12 No.5331 [返信]
ご返事に気が楽になりました。ありがとうございます。お答えいたします。陽子線選択は自身のやみくもに藁をもつかむ様な気持ちからです。全摘・放射線・ホルモン治療のサルベージ手順と告げられ、早くとにかく受けたいとの意思です。先生に押し通しました。性格ですね(笑)。またNHKシンポジウム内容をもっと早く知っておればと!(苦笑)よろしくお願いいたします。
確率30%
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2015/01/25(日) 16:50:31 No.5330 [返信]
野口さん

生検の前に悩んで、セカンドオピニオンを受けるというのも、私の知る限りでは始めてのケースですね。
がんがあるかないかは判りませんが、前立腺がんでは病状が出ないほうが普通だということで、
病状がはっきり出てからでは、すでにかなり進行したがんであることが多いわけです。
PSA検査そのものの必要性を疑問視するような見方もありますが、
これは公衆衛生の観点から、予備知識を持たない不特定多数の集団を前提として、過剰診断が生じる可能性を
強調したものですが、野口さんのように、あらかじめ学習もされておれば、
PSA数値に基づいて生検を受けられて、たとえがんが見つかっても、それに応じた適切な対処法ができれば、
無駄な治療で必要以上に大きな副作用を背負い込む可能性は極めて低いわけです。
今すぐどうのこうのとは言いませんが、思いきって受けてみられたらいかがでしょうか。

生涯で乳がんになる確率が高いと言われただけで、事前に乳房を取ってしまった有名女優がいましたが、
現在、がんである可能性が30%というのは、決して低い数字じゃないと思うのと、
すぐに前立腺を取るか取らないかという話ではなく、調べるだけの話しなので、
エイヤの判断でも良さそうに思いますが。(^^)>
RE:全摘後再発について
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2015/01/25(日) 16:24:41 No.5329 [返信]
ひじき爺さん
全摘後に陽子線治療というのは、かなり珍しいと思いますが、ご自分で希望されたんでしょうか?
あまり陽子線の特徴を生かすような方法とは思えないので、つい疑問が湧いてしまいますが、まあ、それはともかく、
PSAの上昇ぐあいはまだ穏やかですから、先のことをあれこれ心配すような状況でないことは確かでしょうね。
気持ち一つで、まだまだこれから新しい人生を歩み出すことも、可能ではないでしょうか。
GANBA-SETAさんのコメントにあるような料理教室も面白そうに思うのですが、
ちょっと私にはそのような時間が取れそうにありません。
来月早々(節分の日!)CT造影ということですが、これも念のためということでしょうね。
画像に移るような転移は、まず「ない」と思いますで、あわてずどっしり構えていただければよろしいかと。
確率30%
投稿者:野口ひろし 投稿日:2015/01/25(日) 11:21:22 No.5328 [返信]
ご無沙汰しております。昨年末に、NN病院でMRI検査を受けたところ、画像の楕円状の影を示して、がんの可能性が高いと言われました。今月、YN病院でセカンドオピニオンを求めたところ、30%の確率でがんの可能性があるとのことで、生検を勧められました。夜間頻尿の話もしましたが、取り上げてもらえませんでした。取り敢えず、生検は来月まで保留にしたものの、夜間頻尿以外に症状が無いこともあり、静観し、今年の健診の結果で、再考しようかなという心境です。それにしても、もっと楽に癌かどうか判定できる時代が早く来て欲しいものです。
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