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真さんのコメントに追記
投稿者:希望のおじさん 投稿日:2020/05/18(月) 18:27:50 No.12011 [返信]
真さん

流石のご投稿ありがとうございました。

確かに手術の場合、断端陰性かどうか(皮膜外進展がないか)が非常に気になります。どこまで、どのように切り取るかは、結局は外科医の経験に頼るところがあるからです。また、前立腺癌手術のパイオニアであられる元がんセンター総長垣添先生の著書でも、真さんのご指摘通り、中間リスクでは意外と前立腺皮膜外進展が見受けられるとの指摘もあり、迷うところではあります。

私も、術後病理診断の結果が出るまではまんじりともしませんでした。退院後1週間ほど後に、主治医に別件で私が電話する用があり、その時に「あなたは断端陰性を非常に気にされていたので、良い結果だったので、この電話でお知らせします」と言われました。

一方、リンパ節郭清は、手術でなければ行いませんので、仮にリンパ節転移があっても、放射線治療ではわからないのでは無いかと、思います。また、私の主治医に言わせると「やはり手術でガンを取り出し、術後病理診断を行うことによって、その後、仮に再発しても、的確な次の治療計画を立てやすい。」とのことでした。

また、確かに皮膜外進展のリスクはありますが、それを放射線治療では確実に押さえ込み、治療ができるのか、については疑問なしとしません。手術、放射線治療とも五十歩100歩では無いかと思っています。ただ、この点について問題提起すると、相当な議論を呼びそうですね。
PSAあれこれ
投稿者:LOTLOK 投稿日:2020/05/18(月) 16:49:25 No.12010 [返信]
去る4月30日は3ヶ月検診日。コロナウィルス感染を慮り、地下鉄・バス利用を止めヘルメットとマスクを着用して自転車35分の通院と致しました。

 久しぶりの投稿です(治療経緯は、2018.7.10投稿分を参照下さい)。 現在、81歳7ヶ月。2017年夏のIMRT照射を挟む2年間のMAB(リュープ+カソ)療法を2018年12月終了後、6回目のPSA検査です。ここN大病院(朝日新聞出版「いい病院2019」P266掲載)でのPSA検査(点数300点)は、高感度でなく検出限界は0.04です。また、ホルモン剤投与期間は2年間を標準としているようです。

3ヶ月毎の数値は、0.07(2019.3)、0.08、0.09(2019.8)、0.08、0.07(2020.2)、0.05(今回)で推移中です。まだ1年余の予後ですが日々のQOLは概良好です。検査結果は、かかりつけ医(血圧管理)に報告、情報共有し体調維持に生かしています。

5回目生検以来の付合いである泌尿器科S主治医のコメントは『血液検査値、PSA共正常範囲内。再発(再燃)の目安はPSA2.0 テストステロンをどうこう言うレベルじゃない』の3分診察及び次回予約日のみです。次代を担う若先生の実直さもまた頼もしの心境で治療をお任せしています。

 所で、私の過去の投稿は、アボルブ(5α還元酵素阻害薬)投与に関する内容でした。今回、過去の経過看視中のPSA測定値を線形グラフでプロットし直して外挿値を推測してみました。その結果の結論は、「アボルブ服用半年以降のPSA値は、2倍でなく3倍値で見るのが妥当である」と添付図(測定値省略)から推論したことです。

一般に「アボルブは、肥大症治療の過程で前立腺を縮小させることでPSA値を低くしてしまうので、メーカーは、2倍値で評価すべきことを注意事項としています」・・が、Nadir(最下点)値からの推移を見ていく上で、危険(悪性癌)を早く察知するのには、3倍値をチェックするのも無駄ではないと思います。

前立腺肥大症には、α1遮断薬、PDE5等も有ります。アボルブを継続使用する場合は、例え多忙/元気であってもPSA情報の解析を怠ってはいけませんという「不全老人」の私見です。





?
Re: 治療方法が決められません
投稿者: 投稿日:2020/05/18(月) 16:22:09 Home No.12009 [返信]
悩む67歳 さん
私はIMRTで治療した favorable intermediate-risk の患者です。
ブログに治療の経緯などを書いています。
http://inves.seesaa.net/article/431910328.html

「頭の回転以外は元気です」と書かれていますが、1950年3月生まれの私は70歳ですので、もう頭の回転は十分遅くなり読書スピードも遅くなっています。

そんな私ですが、投稿に対し直接の答えになるかどうか分かりませんが、書いてみます。

治療法と病院名を推測できる表記(アルファベット表記)で書かれていますが、私は以下の一覧を表示して推測しましたが、ほとんど分かりませんでした。

がん情報 愛知県の病院

セカンド オピニオンで行く病院としては一つの病院で複数の治療法を実施している病院がいいかと思います。

そういった意味でhiro さんが4月28日の投稿でいかれたF大もひとつの候補かと思います。
どのような相談をしてどのような答えがあって、東京で小線源治療を受けることになったのかは書かれてないので分かりません。

ロボット支援手術の件数は結構多く、私が週刊朝日MOOK『手術数でわかるいい病院 -全国&地方別ランキング-2019』朝日新聞出版(2017年1年間の治療数)をもとにして書いた下記のページの一覧表を参照してください。
http://flot.blue.coocan.jp/cure/memo/2017EBRTRPBrno.html

なお最新のものは2020年版(2018年実績)です。

改めてみますと少なくとも2017年はF医科大学病院はそれなりに小線源治療を実施していたのですね。

治療法を決める際には自分自身の症状の認識がなりよりであり、臨床上の情報より実際に手術して分かる病期(限局か否か)を推測するノモグラムの情報はそれなりに有用かと思います。

掲示板では何度も紹介していますMSKCCのツールを使ってみてください。
簡単な紹介はブログの以下のページ
http://inves.seesaa.net/article/432322495.html

...(続きを読む)


悩む67歳さんへ
投稿者:希望のおじさん 投稿日:2020/05/18(月) 14:43:57 No.12008 [返信]
今日は、このサイトには何年ぶりかで投稿します。

以下、私の経験とその時の判断について説明します。

癌確定時:2017年5月(手術8月)
PSA:4.7
生検:15本中9本でヒット
GS:4+3=7
T2c
骨シンチ、CTで異常なし。

ロボット手術を選択:結果、断端陰性、前立腺外進展なし、リンパ節郭清(リンパ節転移なし)

ということで、術後ほぼ3年ですが、その後のPSAは0.04以下で、再発していません。なお、尿もれは、術後2週間ほどで、念のため一日パット一枚を付ける程度で、1ヶ月後にはパットなしとなりました。

男性神経を残すか、残さないかは相当悩み、主治医にも何回か確認の上、できれば残したいと、手術の1週間前に伝えました。主治医は、私の場合は残すことが可能と判断しており、排尿の機能面も考えると、残せる物なら残した方が良いとの意見でした。手術後の主治医の話では、男性神経は一部剥ぎ取ったものの、一部残したとのことでした。男性機能は、ほぼ3年をかけ、約9割ほどまで回復しております。また確かに、排尿の時のやりやすさは男性神経を残しておいた方があるように思います。

なお、私がロボット手術を選んだ最大の理由が、父が晩年前立腺肥大で相当苦しみ、最後は尿道に管を入れておりましたので、遺伝的に私も、前立園肥大の傾向が強く出てくるのではないかとの判断で、思い切って取ってしまおうとの判断でした。今は、良く手術経験者がおっしゃるように「小学生の頃のような排尿の快適さ」が戻って来ています。

さて、このサイトでは色々な方が経験談をご投稿されているように、小線源、ロボット、放射線治療と一長一短で、最後は自分で決めるしかないようです。なお、私も、治療方法を決めるときに相当迷い、約5人ほどの経験者の方(前の職場の先輩)に実際会って話を聞きました。それぞれ大変参考になりましたが、手術専門の医者と、放射線専門の医者には「行き来できないものすごく深い河がある」とある先輩がおっしゃっていたのが、まだ記憶にあります。

では、しばらくは悩まれるとは思いますが、情報をよく集めて落ち着いて考え、ご判断されてください。

治療のご成功をお祈りします。
悩む67歳さん
投稿者:SANZOKU 投稿日:2020/05/18(月) 14:41:30 No.12007 [返信]
そこが誰しも通過する最大の難関です。
それぞれの治療法には長所と短所がつき混ざって選択は悩ましい。

私の考えで恐縮ですが、
中リスクであってもT2Cは癌が両葉に広がっている状況、
従って前立腺から浸潤している可能性が高い。
この場合、再発防止の観点から放射線治療が良いと考えます。

放射線治療にもいろいろある訳ですが、
その中でも再発率の低い治療を選びます。
その目安として非再発率という尺度があります。

治療法別、リスク別の大まかな非再発率というのは以下に掲載されています。
https://www.nmp.co.jp/seed/pcrsg/pdf/pcrsg.pdf

グラフの右に行くほど、長年経過後の非再発率が示されています、
つまり何時までもこの数値が高く維持されている方が
非再発率が高い、言い換えれば再発率が低いと言えるのです。

ところでこのグラフで分かることは
同じ治療法でも医療機関によって大きく異なる結果になっています。
それは医療機関の技術差が現れているものと理解出来ます。

従って、医療機関を決める前に
このようなデータを確かめることが大切になります。
とりあえず5年非再発率を目安にしますが、
ホルモン治療を長く(2年~3年)併用する病院では
5年で再発することは少ないので、もっと長期間のデータを見る必要があります。
要は最終的にどれだけ根治するのかという事が大切なことです。
治療方法が決められません
投稿者:悩む67歳 投稿日:2020/05/17(日) 14:51:04 No.12006 [返信]
私は、愛知県在住の67歳です。頭の回転以外は元気です。
2年前に地域の検診で初めてPSA4.1で泌尿器科を受診しました。
徐々に上がってきて本年2月に10.891になりました。
先生から針生体検査を薦められ4月8日に2泊3日の入院で実施しました。
結果はT分類T2C
グリソンスコアは3+4=7
中リスク群
以上の結果でした。また、4月23日にCT検査を受けました。
先生から骨転移を調べるため4月30日に骨シンチグラフィーを実施しました。
最終診断を5月14日に受診して骨への転移はないでした。
先生からは治療方法として
1.手術療法として当院では開腹手術で前立腺と精嚢を摘出する。
 他の手術としてT市民病院などで小切開手術
 名古屋の病院で腹腔鏡手術
 ロボット手術をT及びG市民病院他他
2.放射線療法
 IMRT(強度変調放射線療法)N病院
 陽子線治療をF大学病院・N病院
 小線源治療をF大学病院
 重粒子線治療を他県
3.ホルモン療法
 内服と注射で男性ホルモンを抑える

それぞれのメリットと副作用と期間を提示されました。
その他、セカンドオピニオンの希望があれば教えてくださいと言われました。

14日から今日17日まで、本とネットとYouTubeで夜遅くまで考えました。
迷いに迷って頭が回りません。正しい判断が出来ません。
昨日やっと私が求めていた腺友倶楽部にたどり着き今日初めてこの掲示板に
たどり着きました。
昨日までは陽子線治療か小線源治療に傾きかけましたが今日はロボット手術も
...(続きを読む)
Re:治療方針に悩みます
投稿者:カープ男子 投稿日:2020/05/16(土) 22:23:41 No.12004 [返信]
MCさん

いろいろな文献を見てもダビンチ手術の治療成績は
高く、選択肢の上位に来ることは間違いないと思っています。

気になる合併症もさほどひどくないようですね。
そこで、立ち入った質問になりますが、
①尿失禁についてはトレーニングと共に薬も服用されたのでしょうか?
②性機能についてはいかがでしょうか?
片側あるいは両側の神経温存はされたのでしょうか?

もし差し支えなければお教えいただければ幸いです。
図々しい質問にお気を悪くされましたらご放念下さい。



Re:治療方針に悩みます
投稿者:MC 投稿日:2020/05/16(土) 20:57:35 No.12003 [返信]
カープ男子さん

ダビンチは驚くほど、快復が早いです。
自分は胃がんの全摘手術(開腹手術)を経験しているので
その時の術後の痛みと辛さに比べたら雲泥の差でした。

手術のデメリットの尿もれですが
これは鍛えれば何とかなります。
骨盤底筋群のトレーニングが有効でした。
産後ママがやっているものです(^^)

がん専門病院のメリットは、
がん患者に対して、まさに数多い症例をこなしている病院スタッフへ信頼感です。
最高の治療を受けたいと思い自分は選択しました。

ご自分で納得できる選択をして下さい。
Re:治療方針に悩みます
投稿者:カープ男子 投稿日:2020/05/15(金) 23:41:40 No.12002 [返信]
MCさん、アドバイスありがとうございます。
やはり経験者の方のお話には説得力があります。
症例の多さは即信頼感につながりますよね。

今までの主治医は、患部を取り切ればすぐにPSAも下がるし
ロボット手術ならばかなり低侵襲に出来るので第一の候補だとの意見でした。
その一方で、将来的にはあなたくらいの症例に前立腺全摘手術は過剰医療と
なるかもしれませんとも言われていました。
将来と言われても私には現在のことなんですけど・・・。

選択肢が多いことは喜ぶべきことなのでしょうが、
悩みは尽きません。
絶対に後悔することだけは無いように
まずはG研A病院の先生ととことん話して来ようと
思っています。

今後ともよろしくお願いいたします。
Re: 治療方針に悩みます
投稿者:MC 投稿日:2020/05/15(金) 22:37:16 No.12001 [返信]
カープ男子さん

おそらく同じ歳のMCです。
千葉県在住です。
GS:3+4  T2Cでした。

私は55歳のとき、G研A病院でダビンチ手術を受けました。

40歳のとき、人間ドックで胃がん見つかり、胃の全摘手術をG研病院(当時は大塚)でしています。
G研病院は、がんの専門病院なので、最高の治療を受けることができたと思っています。

2度目の癌(前立腺癌)も人間ドックで見つかり
G研病院で手術をお願いしました。

現時点では、全く問題なく元気でいられています。
手術のメリットは取り切れることができれば
安心度が高いということです。
尿もれは、半年で気にならなくなり、
今は以前と全く変わりありません。

運動を継続的にしているのがよいのかもしれません。
最初の癌の後、ランニングを始め、フルマラソンを3時間19分というのが自己ベストでした。
2度めの癌の後も、3時間台で完走できています。


ご参考まで
治療方針に悩みます
投稿者:カープ男子 投稿日:2020/05/15(金) 20:38:13 No.12000 [返信]
以前投稿しましたカープ男子です。

この掲示板の文化wにもだいぶ慣れ、病院名等を推察しながら
情報収集に勤しんでおりましたが
ようやくGW明けにCT、骨シンチの検査を受け、
今日の診察でとりあえず転移は無いとの診断を受けました。

生検前PSA:6.021  生検13本中2本陽性で共にGS:3+4=7  病期:T2aN0M0
NCCNリスク分類:  Intermediate  です。

今の病院では開腹手術かIMRTの二択とのことなので転院を前提にしています。
こちらの掲示板と、勤務している会社の産業医のアドバイスを参考にして
まずはG研A病院で診察を受けることにしました。
ただ、私の勝手なイメージですがG研A病院はロボット手術に積極的な気もするので
まずは納得行くまで話を聞いた上でS大KT病院かT医療センターでの小線源療法、
Q病院での重粒子線療法等も選択肢に加え
セカンドオピニオン外来も活用して最終的に決定する作戦です。

コロナ禍の中でも、各病院が努力され治療を続けられていることに
頭が下がります。
自粛解除の流れもありますが油断せず十分に気をつけられますよう、
また治療中の方は快復に向かわれますようお祈りいたします。
間欠的ホルモン療法
投稿者:ブン 投稿日:2020/05/14(木) 11:52:02 No.11999 [返信]
眞さん、色々調べて頂きありがとうございます。
心が軽くなります。
休薬前の値について、約0.5ng/mlでした。放射線治療をする場合は値がこれくらいまでに、、、とういう事でしたので。(はっきりわからないのは、父が検査の用紙を紛失したからです。)
ホルモン療法については数値など、確立されていないから出てこないのでしょうか。
診療ガイドラインを読んでみましたが、ホルモン療法のところは特に難しく感じます。
まずは、主治医のお話をしっかり聞いてみます。
コロナの関係でがん治療を先延ばしにしたりする事のないよう、冷静に判断できるよう頑張ります。
引き続き宜しくお願い致します。
Re: 間欠的ホルモン療法の期間
投稿者: 投稿日:2020/05/13(水) 16:30:11 No.11998 [返信]
ブン さんはお父様が手術後、PSA再発して間欠的ホルモン治療療法をされていて休薬中でPSAが基準値まであがってきた為、再度ホルモン治療を行う予定とのことです。

休薬する際のPSA値はいくらだったのでしょうか。再開の基準値はいくらなのでしょうか。

手術後の間欠ホルモン治療に関して休薬、再開のPSAの値は確立されていないかと思います。

JCHO東京新宿メディカルセンター 1) の赤倉功一郎氏が確か間欠ホルモン療法に関して見識があった 2) と思い、Google Scholarで 赤倉 前立腺 間欠で検索してみました。
2004年 OP4-057 前立腺癌に対する間欠的内分泌療法の効果(第5報)には次のように書かれています。

「PSA が 15ng/ml 又は 治療前値を越えたとき同治療 を再開する」

この報告は根治治療として手術または放射線治療をやった後のホルモン治療ではなく、ホルモン治療単独の場合だと思われます。
検索の他の資料をみると微妙に値が異なります。

第3報の同じページの
OP - 290 前立腺癌術後間欠的内分泌治療の血清・尿中PSA値 、テストステロン値の変化についてには以下のように書かれています。

「0.1ng/ml 未満で休薬しlcycleとす。 再び PSA値が 2.0ng/ml まで 上昇すれば同様の内分泌療法を再開」

というわけなので、前立腺癌 診療ガイドライン 2016年版をみてみました。
P.191に以下の記述

「また間欠的ホルモン療法によるSHTの報告も散見される 13,14)。」

SHT:救済ホルモン療法(salvage hormone therapy)

13  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15833516

「PSAレベルが4 ng / mLを超えたときにホルモン療法を再開しました。PSAレベルが1 ng / mL未満に低下した場合、治療は中止されました。」

14 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20421544/
...(続きを読む)

間欠的ホルモン療法の期間
投稿者:ブン 投稿日:2020/05/12(火) 23:06:54 No.11997 [返信]
以前、父の前立腺がんの治療について質問させて頂いた者です。
その節はありがとうございました。
≪経過≫
前立腺摘出手術後、しばらくしてPSA値が上がり、放射線治療を勧められましたが、持病の関係で間欠的ホルモン療法に決めました。(手術後約12年経過し、ホルモン療法を行いました。)

約1年4か月前に間欠的ホルモン治療を行いましたが、PSAが基準値まであがってきた為、再度ホルモン治療を行う予定です。
今回、ご存知の方がいらっしゃったらお聞きしたいのですが、間欠的ホルモン療法のインターバルはどれくらいなのでしょうか?ネットで検索してみても、特に期間等は記載がなく・・・。
父の間隔は短い方なのでしょうか?現在のPSA値は0.4ng/mlで、77歳です。

以前行った治療は注射(LH-RH アゴニスト)と飲み薬(ビカルタミド)で、
多分、注射は一回だけだったと記憶しています。
主治医の先生にお聞きしたいのですが、次回の診察日に注射することになっているみたいです。
コロナの関係もあり、何度も病院に行くわけにもいかず、こちらで知識を得られたらと思い質問させて頂きました。宜しくお願い致します。
Re: PSAバウンスは好ましい予後因子??
投稿者:Ted 投稿日:2020/05/12(火) 22:02:59 No.11996 [返信]
眞さん

いつも詳しい説明ありがとうございます。


ざっと見、やはりこれら論文が何を言いたいのか僕には
難しいです。

僕なりの解釈です。

①PSAバウンス(良性の一時的なもの)がある方がbiochemical recurrence (BCR)
(生化学的障害)即ちPSA再発(がんが取り切れていない。がんが残っている)
がおこる確率が低い。

②PSAバウンスのある患者はテストステロンレベルが高くなっており、
テストステロン濃度の上昇がPSAバウンスの原因である可能性がある。

但し、①も②もその理由は説明されていない。

違うかな~ (-_-;)

僕はPSAバウンスがあったのでLucky?
Re: PSAバウンスは好ましい予後因子??
投稿者: 投稿日:2020/05/12(火) 10:37:00 Home No.11995 [返信]
Ted さん
新型コロナウイルス関連の連投をしましたので、以前みつけていたPSAバウンスに関しての論文の簡単な紹介をしました。(腺友ネット:掲示板は前立腺がんの掲示板ですから)

質問に答えます。

1.PSAバウンスの定義
いろいろあるようですが、今回は日本とスイスで一致した定義の論文を紹介しました。
私の2016年12月28日の投稿で紹介しました北里大学の津村 秀康氏の論文にはこう書かれています。

「def.A:PSA >0.1 ng/mLの上 昇,def.B:PSA>0.4 ng/mLの 上 昇,def.C: 既存数値よりも35%を超える上昇」

2.biochemical recurrence (BCR) は普通いわれているPSA再発のことです。

津村氏の論文では「PSA bounce を認めた症例では優位にPSA再発が少なく、疾患特異生存率、全生存率が優れているとの報告が続いており」と書かれていますが、その新たな例ということで紹介しました。

3.テストステロンとPSAバウンスの相関関係
中井論文ではこう書かれています。

「PSAバウンスのテストステロンレベルは、PSAバウンス前の最下点のテストステロンレベル(P = 0.036)よりもかなり高かった(87ケース)。」


私はIMRT治療後、PSA推移がきになり、ネット上での体験などを調べていました。外照射だけではなく小線源もしらべ、サイトの治療法によるPSA推移にまとめました。

小線源と外照射は推移が異なります。小線源の場合はなだらかに時間をかけて減じていきます。(ネット上の体験の数値をグラフ化したものから)

ただ、小線源単独で治療を受けた場合でこういった経緯を辿らない人もいるということでブログの以下の記事では体験談よりPSAの値の推移を辿っています。
http://inves.seesaa.net/article/445315154.html

サイトの「治療法によるPSA推移」の冒頭の間寛平の主治医である篠原克人氏の記述を転載します。(今はNMP社のページはリンク切れ)


図41は術後3年以上が経過した症例のPSAの平均値を比較したデータであるが、すべてのステージにおいてブラキテラピーの症例では外部照射に比べ圧倒的にPSAが下がっている。
...(続きを読む)

PSAバウンスは好ましい予後因子??
投稿者:Ted 投稿日:2020/05/11(月) 23:36:01 No.11994 [返信]
眞さん

難しいです。
以下につき教えて下さい。

①PSAバウンス定義

 僅か0.2以上でバウンスになるのですね。
 僕は0.358に下がって2か月後に0.665に上がったことがあります。
 PSAバウンスしていたのでしょうか。
 その4か月後には又0.207に下がりましたが。
 PSAの0.2ぐらいはその時その時で変わるので
 あまり気にしなくても良いように自分勝手に思っていたのですが。

②PSAバウンスがあったほうがbiochemical recurrence (BCR) (生化学的障害?)
  が少ない?と言っているのですか?

③BCR(生化学的障害)とは具体的に何なんでしょう?

④テストステロンとPSAバウンスの相関関係って何ですか?

英語は少しは自信があるのですがここらが良く理解できません。(-_-;)

・様子をみてhiroさんを小線源単独リストに追加しますね。

・またまた過去の自分の投稿が編集出来なくなっています。
 今回はCookyを削除した覚えはないのですが。
 皆さんは如何ですか?
PSAバウンスは好ましい予後因子
投稿者: 投稿日:2020/05/11(月) 17:15:33 Home No.11993 [返信]
奈良県立医科大学泌尿器科の中井靖氏を筆頭著者とする論文、Jpn J Clin Oncol. 2020 Jan 24;50(1):58-65を読みました。

小線源単独治療を受けた256人を対象とした論文です。

PSAバウンスは好ましい予後因子であることとテストステロンレベルはPSAバウンスでより高かったことをいっている論文です。
テストステロン濃度の上昇は、PSAバウンスの原因である可能性があると書かれています。

スイスの病院においても同様な論文が発表されていて、これは奈良より多人数を対象としています。Daniel S Engeler 氏を筆頭著者とする論文です。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26100965/

PSAバウンスの定義は中井氏の論文と同じです。
中井氏の論文


PSA bounce was defined as 0.2 ng/ml increase above the interval PSA nadir, followed by a decrease to nadir or below.

Daniel氏の論文

Cases of PSA bounce were defined as a rise of at least 0.2 ng/ml above the initial PSA nadir with a subsequent decline to or below the initial nadir without treatment.

Daniel氏の論文にはバウンスしたの患者の16.5%は、PSA再発とみなされる値を超えた一過性のPSA上昇があったというのは少し驚きでした。

Ted さんの作られた小線源単独リストに載っている25人(hiro さんをいれて26人かな)のうち、何人がPSAバウンスとなられたか興味あるところです。

TMPRSS2 について
投稿者: 投稿日:2020/05/10(日) 14:04:31 Home No.11992 [返信]
5月8日の投稿でTMPRSS2 について書きましたが、その働きなど調べたことを補足で以下に書きます。

新型コロナウイルスが細胞に侵入するのを絵で表現しています。以下のページの A

TMPRSS2発現細胞を使うと新型コロナウイルス SARS-CoV-2が効率良く分離できる

次のように絵は説明されています。


受容体ACE2に結合した新型コロナウイルス SARS-CoV-2は細胞表面の酵素TMPRSS2によって活性化され細胞への侵入効率が増強される。

新型コロナウイルスは、いかに感染し、そして重症化するのか? そのメカニズムが研究で明らかになってきた|WIRED.jp にTMPRSS2について以下のように書かれています。

ウイルスはまず、表面にある突起状のスパイクたんぱく質を、宿主細胞のACE2受容体にぴったりと結合させる。すると、細胞膜にあるたんぱく質の分解酵素「TMPRSS2」や「FURIN」が、ウイルスのスパイクたんぱく質を適切な位置で切断し、ウイルスと細胞の融合を助ける。

かくしてウイルスは細胞内に侵入して遺伝物質(RNA)を注入し、わたしたちの細胞を“工場化”してウイルスを大量に自己複製させられるようになるのだ。


また、次の記述

またTMPRSS2は男性ホルモンであるアンドロゲンの受容体でもあり、その発現量は男性に重症化する患者が多い原因となっている可能性も疑われている。

以前書いていた戯れ歌にTMPRSS2を追記したものを少し恥ずかしいですが、公開します。

夜のコロナ
昼のコロナ
薄明のコロナ

ACE2の豊かな地に
TMPRSS2の力をかり
密やかに侵入する


日本型BCG接種に関する慈恵医大 教授 近藤一博氏のナイショの話
投稿者: 投稿日:2020/05/09(土) 17:14:42 Home No.11991 [返信]
東京慈恵会医科大学 Team COVID-19 PCRセンターの新型コロナウイルスのウイルス学のページのFAQに興味深い項がありました。

Q: 日本での感染者数が欧米よりけた違いに少ないことの理由の一つとして、日本型BCG接種を実施している国は、日本を含めて感染拡大が緩いことから、これが感染予防として働いている ということが早くから言われています。 ウイルス学の見地から、この「うわさ」は正しいと言えるでしょうか?

答えとして「公式には、日本ワクチン学会が、この噂に対して、否定も肯定もしないという見解を発表しています」と書きながらもナイショで仮説を紹介しています。

結核菌に対しては、自然免疫と呼ばれる免疫機構が強く活性化されることが知られています。簡単にいうと、結核を体に持っている人は、肺の自然免疫が鍛えられているというわけです。自然免疫は、未知の病原体が体に入って来た時に最初に戦う免疫機構です。新型コロナウイルスを迎え打つのもこの機構です。結核菌で鍛えられた自然免疫機構は、新型コロナウイルスにも強いのかも知れません。


慈恵医大 COVID-19 PCRセンターはモーニング ショーで紹介されたこともあってかPCR検査に関する問い合わせが殺到したのでしょう。TOPページには「HPの一部閉鎖のお知らせ」がありました。

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