おなまえ
Eメール
タイトル
コメント
参照URL
添付File

暗証キー (英数字8文字以内)(あとで修正・削除する場合は要入力)
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
文字色
5年を超えてのPSA非再発率
投稿者: 投稿日:2017/06/12(月) 16:09:23 No.8882 [返信]
SANZOKU さんの2017年6月11日の投稿を読み、そう整理された状態ではないですが、書いてみます。

SANZOKUさんは以下のように書かれています。

トリモダリティの再発要因の一つに照射線量不足というものがあります。
特にハイリスクではBED(生物学的実効線量)で220Gy以上が欠かせません。
この要件を欠くと、5年を越えても再発が続くと考えられます。

このBED220というのはStone氏の多施設の結果を解析をした論文、Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2009でも明らかです。
多施設での小線源治療で概要を紹介しました。BED 220 を超えた場合は5年PSA非再発率がいいという結果になったということです。 1)

Stone氏の長期成績を示した論文に関しては掲示板で2015年 1月11日に投稿しました。

サイトでNelson N. Stone氏の論文で紹介しましたように 12年PSA非再発率は高リスク  67%  (648) という結果でした。さらにサイトではPSA非再発率のグラフを示しました。5年を超えてPSA再発が続いています。
もちろん、この結果はBED220以上という条件ではないから、そのような結果となったのかもしれません。

SANZOKUさん
高リスクで小線源の場合、BED 220を超えての治療で5年を越えて再発が続かない例、教えてください。

2017年6月5日の投稿でブログの記事を引用し、私はこう書きました。

日本においては小線源治療(外照射、ホルモン併用)で90%を超える報告は
現在のところないということです。

上記の投稿で東京医療センターの論文の「Fig.  4 の D リスク別BPFSにおける高リスク」をみてみますと5年を超えてPSA再発が続いています。ただし、この場合もBED 220 超なのかは不明です。

もうひとつの昭和大学の森田氏の泌尿器外科の記事(第30回前立腺シンポジウム)に関しても60カ月を超えて再発しています。( n = 95)
BED に関しては D90 BED の中央値は226.6と書かれています。

この図は以前、掲示板でSANZOKU氏がPSA非再発率の計算をされた( n = 43) 以下のページの「3者併用療法における5年の生化学的非再発生存率の図」とは異なります。
http://www.nmp.co.jp/seed/specialist/interview05.html
...(続きを読む)
処理 記事No 暗証キー

- JoyfulNote 改 -