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小線源治療について(治療数、10年PSA非再発率)
投稿者: 投稿日:2017/06/05(月) 13:09:06 Home No.8825 [返信]
ティダさんの2017年6月4日の投稿に関連して小線源治療について少し書きます。

ティダさんはこう書かれています。

現状は年間約24000人の患者が摘出手術をうけられているのに
小線源治療はわずか3400人程度の患者だそうです。

この小線源治療の数、3400人程度というのは多分、2010年の値、3479人が一等近いと思います。
東京医療センターの斉藤氏は小線源療法(国立病院機構東京医療センター斉藤史郎先生) 1/4ページ  | 前立腺がんの放射線療法-QLifeがんで日本メジフィジックス株式会社資料より作成と書かれた「小線源療法を受けられる施設数・治療件数の伸展」のグラフで示されています。

斉藤氏の論文、Japanese Journal of Endourology(2015)28:207-214 では日本メジフィジックス株式会社資料より作成という言葉は書かれていませんが、同様なグラフが Fig. 2に「年毎の累積治療実施施設と治療件数」と題して示されています。
2011年は3794件となり、それがピークであり、2014年は3046件となっています。
2015年、2016年の値は分かりません。増えているのでしょうか。


さらにひげの父さんの「治療法の選択に関して」と題された2017年5月14日の投稿を引用されています。

「治療法の選択に関して」で、高リスクでも「10年非再発≒キャンサー・フリー」
と言える人の割合が90%を超えているのは「小線源+外照射±ホルモン療法」だけ
であり

このひげの父さんの書かれた「90%を超えて」というのはあくまでもPCTRF (Prostate Cancer Treatment Research Foundation)のデータ、日本語版の翻訳PDFに基づくはなしです。
海外の論文によるデータです。
日本の病院のデータもいくつかは入っています。
それを私のブログ、PCTRFと前立腺がんに立向いで示しました。

PCTRF で10年PSA非再発率が90%を超える論文はブログで高リスクに対する外照射、小線源併用治療(+ホルモン治療も含む)についてに書いたように2つしかありません。


しかし、現在のところ日本においては、先にあげた斉藤氏の論文でも10年PSA非再発率は78.6%です。
さらに昭和大学の森田氏の泌尿器外科の記事(第30回前立腺シンポジウム)では9年PSA非再発率92.0%という値しか報告していません。
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