おなまえ
Eメール
タイトル
コメント
参照URL
添付File

暗証キー (英数字8文字以内)(あとで修正・削除する場合は要入力)
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
文字色
ミツオさん へ PSAバウンスについて
投稿者: 投稿日:2016/12/28(水) 17:25:44 Home No.8227 [返信]
ミツオさん
私は小線源治療後のPSAバウンスに関連していくつか掲示板に投稿しています。
ひとつは小線源治療後のPSAの推移 愛知県がんセンターの場合 2015年5月5日 投稿です。

http://www.pref.aichi.jp/cancer-center/hosp/12knowledge/hiroba/img/111111hinyoki.pdf

愛知県がんセンターの泌尿器科の資料であり、小線源治療を受けた111人のPSAの推移のグラフが載せられています。
小線源治療単独 は83人(74.8%)、外照射併用は28人(25.2%)の図です。

概ね、2年ではPSAは2以下ですが、中には2以上の患者もいます。
グラフの下のほうには以下のように書かれています。
「PSAの一過性上昇“PSAバウンス”を認める症例があるが、再発症例は無い」

もうひとつは、これは論文の題のみの提示ですが、Japanese Journal of Endourology Vol. 26(2013) No. 2であり、日本泌尿器内視鏡学会誌を紹介したものです。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsejje/26/0/_contents/-char/ja/

この中で北里大学の津村 秀康氏が書かれた治療後のPSAの変動です。

抄録 には以下のように書かれています。

特にPSA bounceについては,密封小線源療法を施行した症例全体の30-50%
に認められる一般的な症候であり,若い症例に多く認められる傾向や,
PSA bounceを呈した症例は良好な予後が期待される報告が近年続いている.


ミツオさん のがん確定時の年齢は書かれていなかったですが、もしお若いのでしたら、PSAバウンス は起きやすいということのようです。

さらにこの論文でPSAバウンスの定義などで参照している北里大の 佐藤 威文(さとう たけふみ)他の論文、BJU Int. 2009 Apr;103(8):1064-8.を併せて紹介した文を私のブログに小線源治療におけるPSAバウンスと題してに書きました。

読んでいただければわかるかと思いますが、「PSAバウンスは治療後、1~2年後に起こることが多く、1年未満に起こることも、逆に2年以上経ってから起こることも、少ないながらある」ということです。

...(続きを読む)
処理 記事No 暗証キー

- JoyfulNote 改 -