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小線源治療による有害事象
投稿者: 投稿日:2015/01/07(水) 07:20:09 Home No.5202 [返信]
以前Japanese Journal of Endourology Vol. 26(2013) No. 2


で小線源に関しての特集記事を紹介しました。その中で東京慈恵会医科大学の三木先生の

治療による有害事象:早期,晩期に発生する尿路と直腸での有害事象の種類とその発生率.また,その予防と治療法
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsejje/26/2/26_182/_pdf

の最初に次のように書かれています。

有害事象の発生時期については外部照射などの放射線治療とブラキセラピーでやや異なっている.通常の放射線治療では急性期は開始後3ヶ月までとし,その後半年までを亜急性期,それ以降を晩期としている.いっぽうヨウ素125線源を使用するブラキセラピーでは超低線量率のため,急性反応が数ケ月続くことが多く,挿入後9ヶ月ないし1年までを急性期にまとめ,それ以降を晩期とすることも少なくない.

更に以下のような記述があります。

(2)頻尿・切迫感
ブラキセラピー後2週目から尿道への影響が自覚症状として出現するとされている.代表的な症状は頻尿,尿意切迫,夜間頻尿,尿線狭小化,排尿時間延長,尿勢低下,残尿感などがある.これらの症状はブラキセラピー後の6-8割の患者に発生する.

この理由として、考えられる文をみつけましたので、紹介します。
小線源治療後のPSAの推移


で紹介した篠原先生の講演の資料
http://www.nmp.co.jp/member/oncoseed/download/seminar.pdf

P.9の以下の記述です。

前立腺内に挿入されたシードは360°にわたって、放射線を照射する。前立腺外へ向かう放射線はすぐに減衰するが、内側へは放射線が集中するため線量が高くなり、前立腺の中心部を通る尿道は影響を受けやすくなる。

もちろん、こういったことが現象が起きるという前提でシードの分布を考慮
された施術は行われていると思います。
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