滋賀医科大の岡本圭生氏を筆頭著者とする Journal of Contemporary Brachytherapy 掲載論文、full textに間違いが3か所あることを以下の2つの投稿で示しました。
1. 2017年 3月15日の投稿
2. 2017年 5月21日の投稿
1. の投稿に対して漂流さんは2017年 3月18日の投稿でコメントしてくれました。
二つ指摘した間違いの一つに関して次のように書いています。
研究者が読んでも、これによって、論文の読め方には差が出ないです。
確かにそういったことはいえるかもしれません。ただし、2.の投稿で示した誤りはデータの扱いにも関わる結構重大な間違いだと私はいまでも思っています。
医学誌は誤りをどのように修正するのかしらなかったのですが、Erratum という形で行うことを知って2.の投稿で岡本氏掲載の医学誌と同じJournal of Contemporary Brachytherapyでの国立がん研究センター中央病院 放射線治療科の村上直也氏の例を示しました。
a J Contemp Brachytherapy. 2016 Apr;8(2):164、full text
訂正した論文
b J Contemp Brachytherapy. 2015 Oct;7(5):363-8
PubMedには"Erratum in" ということで上記のa がリンクされています。
日付を確認しますと訂正までに6カ月ほどかかったようだ。
という長い前書きの後、本題です。
今回、岡本氏の間違いと同じレベルの間違いを修正したerratumをみいだしたので、報告します。それはInt J Clin Oncol. 2016 Jun;21(3):595-600に対する以下のものです。
・Int J Clin Oncol. 2016 Jun;21(3):601.
元の論文にはEpub 2015 Nov 19. と書かれていますので電子版発行から6カ月以上経って修正された模様だ。
印刷している医学誌なので同じ号の論文の終わりの次のページにerratumを掲載という形になったと思われます。
...(続きを読む)
1. 2017年 3月15日の投稿
2. 2017年 5月21日の投稿
1. の投稿に対して漂流さんは2017年 3月18日の投稿でコメントしてくれました。
二つ指摘した間違いの一つに関して次のように書いています。
研究者が読んでも、これによって、論文の読め方には差が出ないです。
確かにそういったことはいえるかもしれません。ただし、2.の投稿で示した誤りはデータの扱いにも関わる結構重大な間違いだと私はいまでも思っています。
医学誌は誤りをどのように修正するのかしらなかったのですが、Erratum という形で行うことを知って2.の投稿で岡本氏掲載の医学誌と同じJournal of Contemporary Brachytherapyでの国立がん研究センター中央病院 放射線治療科の村上直也氏の例を示しました。
a J Contemp Brachytherapy. 2016 Apr;8(2):164、full text
訂正した論文
b J Contemp Brachytherapy. 2015 Oct;7(5):363-8
PubMedには"Erratum in" ということで上記のa がリンクされています。
日付を確認しますと訂正までに6カ月ほどかかったようだ。
という長い前書きの後、本題です。
今回、岡本氏の間違いと同じレベルの間違いを修正したerratumをみいだしたので、報告します。それはInt J Clin Oncol. 2016 Jun;21(3):595-600に対する以下のものです。
・Int J Clin Oncol. 2016 Jun;21(3):601.
元の論文にはEpub 2015 Nov 19. と書かれていますので電子版発行から6カ月以上経って修正された模様だ。
印刷している医学誌なので同じ号の論文の終わりの次のページにerratumを掲載という形になったと思われます。
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