2017年3月15日の投稿で滋賀医科大の岡本圭生氏を筆頭著者とするJournal of Contemporary Brachytherapy 掲載論文、full textに間違いが2カ所あることを示しました。
今回、更に間違いがあることがわかりましたので、報告します。
この論文ではNCCNの高リスクにT3b、T4も対象にしています。
full textの以下の二つの表よりリスク因子の計を計算します。
・Table 1 246
59 + 68 + 25 + 3 + 70 + 20 + 1 = 246
・Table 2 248
60 + 2*61 + 3*22 = 248
すなわち、Table 1 の各々の高リスクの因子の患者の数が間違っているか、Table 2 で示す高リスク因子1、2、3の患者の数が間違っているかのどちらかです。
Table 2 が間違っているとすると、abstract にそのことをいっている箇所があります。
2017年3月18日の投稿でこのように書きました。
オープンアクセスジャーナルにおいてどのような手順で間違いを修正できるのか
私はしりません。
その後、医学誌における訂正について調べ、例えば、Journal of Contemporary Brachytherapy 誌には以下の記事があります。
Erratum to:
A total EQD2 greater than 85 Gy for trachea and main bronchus D2cc being associated with severe late complications after definitive endobronchial brachytherapy
この投稿の著者は国立がん研究センター中央病院 放射線治療科の村上直也氏です。
内容は論文発表時、倫理審査委員会の承認を受けていないにも関わらず、過去形で書いた間違いを訂正するものです。
記事の誤りはErratum の投稿で訂正可のようです。
...(続きを読む)
今回、更に間違いがあることがわかりましたので、報告します。
この論文ではNCCNの高リスクにT3b、T4も対象にしています。
full textの以下の二つの表よりリスク因子の計を計算します。
・Table 1 246
59 + 68 + 25 + 3 + 70 + 20 + 1 = 246
・Table 2 248
60 + 2*61 + 3*22 = 248
すなわち、Table 1 の各々の高リスクの因子の患者の数が間違っているか、Table 2 で示す高リスク因子1、2、3の患者の数が間違っているかのどちらかです。
Table 2 が間違っているとすると、abstract にそのことをいっている箇所があります。
2017年3月18日の投稿でこのように書きました。
オープンアクセスジャーナルにおいてどのような手順で間違いを修正できるのか
私はしりません。
その後、医学誌における訂正について調べ、例えば、Journal of Contemporary Brachytherapy 誌には以下の記事があります。
Erratum to:
A total EQD2 greater than 85 Gy for trachea and main bronchus D2cc being associated with severe late complications after definitive endobronchial brachytherapy
この投稿の著者は国立がん研究センター中央病院 放射線治療科の村上直也氏です。
内容は論文発表時、倫理審査委員会の承認を受けていないにも関わらず、過去形で書いた間違いを訂正するものです。
記事の誤りはErratum の投稿で訂正可のようです。
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