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放射線治療機
投稿者:漂流 投稿日:2017/09/01(金) 15:54:53 Home No.9261 [返信]
放射線治療機は、色々ありますが、外部照射でX線を用いる治療としては、三次元原体照射、強度変調放射線治療(IMRT)、画像誘導放射線治療(IGRT)、強度変調回転照射(VMAT)があります。限局性前立腺癌の治療には、強度変調放射線治療(IMRT)、画像誘導放射線治療(IGRT)、強度変調回転照射(VMAT)が用いられています。
 体内の前立腺の位置を正確に捉えるために、強度変調放射線治療(IMRT)の進化形である画像誘導放射線治療(IGRT)が用いられる様になりました。最近は、コーンビームを用いて、リアルタイムで前立腺の位置を確認しながら、強度変調放射線を照射することが行われています。VMATとは、IMRTの進化形であり、IMRTでは放射線照射時にはガントリー(照射筒)は静止していますが、VMATではガントリーが回転しながら、また放出するX線の量を加減する治療を行います。IMRTは治療開始から約15分で終了、一方、VMATは治療開始から約2~5分で終了と書いてあります。これを見ると、患者にも優しいかもしれませんが、病院にとっても、患者回転率が高くなり、益するものと思われます。

 さて、限局前立腺癌に照射される線量ですが、基本は外部からの照射ですから、正常組織の放射線障害を避けるためには、どんなに機械が進歩しても、SANZOKUさんが言われているように、多くてもBED170ですね。これまでのエビテンスから、安心根治を狙うなら、中リスクではBED220以上と思われます。放射線治療なら、小線源と合わせることが必須と思われます。
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