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Re: 富田氏の論文
投稿者: 投稿日:2017/06/10(土) 17:50:29 No.8878 [返信]
SANZOKU さんは2017年6月10日の投稿でこう書かれています。

ここでは基本的に治療前1年、治療後2年のホルモン療法を併用している

漂流さんが論文の差異と題された2017年3月3日の投稿で富田氏の論文におけるホルモン治療の期間についてこう書いています。
治療開始は、先ず、平均10ヶ月のADT そして、外部照射(helical tomotherapy)、そして、その後、平均19ヶ月のADT (ADT合計 平均27ヶ月)

ただ、この「平均」というのは間違いで「中央値」が正しいということは漂流さんの投稿に対してという表題で2017年3月5日に示しました。

SANZOKUさんの1年、2年というのは年単位での切り上げといってもいい値の表記だと思います。ADTの合計が3年というのと2年と3カ月というのとでは随分違う印象です。

漂流さんは比較として滋賀医科大の岡本氏の論文におけるホルモン治療の期間を小線源治療前後にそれぞれ、6カ月と論文を引用して書かれています。

ただ、これは実績値ではなく、プロトコル上の値と思われます。本文にもホルモン治療の期間の中央値は明記されていませんでしたので、富田論文と岡本論文の比較では比較の対象とはしませんでした。

さらにSANZOKUさんは次のように書かれています。

少なくとも治療後4年近くまで検出限界以上のPSAになりません。

先ほどの切り上げの治療前の1年間のホルモン治療+治療後の2年ホルモン治療の絶大な影響があるという意だと思いますが、これは若干過大だと思います。

IMRTに関してホルモン治療の期間を考慮したPSA非再発率に関して山口大学の松本洋明氏が泌尿器外科 2015年 28(8),1371~1373 で興味深い記述をしています。

松本氏の論文その2で紹介しました。
以下のように書かれています。

IMRTではMABの影響を考慮し、2年間のMABの影響が減少すると考えられる
ホルモン治療終了後1年間を追加して治療開始から36ヵ月を差し引いた時点
からの観察期間を解析対象としてみても5年全生存率は100%、5年PSA非再発
生存率68.5%と非再発生存率は有意に良好だった。(図1)

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