おなまえ
Eメール
タイトル
コメント
参照URL
添付File

暗証キー (英数字8文字以内)(あとで修正・削除する場合は要入力)
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
文字色
大場大『東大病院を辞めたから言える「がん」の話』PHP新書を読了しました。いろいろ興味深い項目があったが特に「高濃度ビタミンC療法」に関心ひかれ読書ノートといった意味でブログに4回にわたり書きました。

http://inves.seesaa.net/article/439554208.html

といったURLのリンクだけでは何ですので概要を書きます。


第3章 「エセ医学にまどわされないために」の最初のP.82に次のように書かれています。

患者さんの側も、「医者にすべてお任せ」ではなく、自ら考え、情報を
主体的に集めて「賢い患者」となることが必要です。本章では、まず
科学的根拠(エビデンス)に基づいた医療の重要性を理解するうえで、
がんに効果があるといたるところで宣伝されている「高濃度ビタミンC
療法」を題材として取り上げてみます。常日頃からエビデンスを意識し
ながら、「健全な批判的思考」をもつことがいかに大切であるかを説明
してみましょう。


1946年から2014年までの間で、世界中で報告されてきたビタミンC関連のがん研究をまとめたレビュー論文、Oncologist. 2015 Feb;20(2):210-23に即して説明しています。

この論文のfull textの本文にはいる前の Implications for Practice に書かれている以下の文につきるかと思います。


多くの癌患者は、化学療法と併用してアスコルビン酸(ビタミンC)を
受け取ります。そのアスコルビン酸は、化学療法の抗腫瘍効果を増強す
るか、その毒性を減少させるのいずれかを示唆する高品質な証拠はあり
ません。アスコルビン酸の高い金銭と時間のコストを考えると、患者は、
データの不足を認識すべきです。高品質のプラセボ対照試験が完了する
まで、アスコルビン酸を使用することは推奨できません。


...(続きを読む)
処理 記事No 暗証キー

- JoyfulNote 改 -