おなまえ
Eメール
タイトル
コメント
参照URL
添付File

暗証キー (英数字8文字以内)(あとで修正・削除する場合は要入力)
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
文字色
無医県(小線源治療に関して)
投稿者: 投稿日:2016/02/27(土) 12:26:57 Home No.6998 [返信]
昨日、日本全国でIMRT治療可能病院はどの程度あるかということで、小線源の数とあわせて調べました。

小線源治療ができる病院は小線源療法を導入している全国病院リスト 前立腺がんの小線源療法 日本メジフィジックス株式会社のページで各県ごとを指定して調べました。
その結果、以下の3県において、小線源治療を実施している病院がないことがわかりました。

山形県
和歌山県
佐賀県

これらの3県に住んでいる人で小線源治療を希望する人は(例えば、小線源単独で治療可の場合で仕事などの関係で入院日数が少ないということで希望している人も)他県の病院に転院しなければなりません。
ちなみにIMRTは少なくとも各県、一病院はあります。

何度か引用していますが、東京医療センターの斉藤史郎先生の2015年の論文放射線治療 Brachytherapy(小線源療法)によりますと、「ここ数年間は新たに治療を開始する施設はない」ということなので、無医県を解消するのはなかなか難しいと思います。
また、同じく斉藤先生の平成18年(2006年)の 日本放射線腫瘍学会─小線源治療部会第 8 回研究会抄録 術前計画法と術中計画法とを比較した「2.I-125治療計画法の比較」にはこう書かれています。

「シード挿入単独で治療を行った症例のうち,治療技術
の安定しないごく初期の症例を除いた217例に関して検討
を行ったが,そのうち102例は術前計画法で行われ,115例
が術中計画法で行われている.」

東京医療センターにおいても初期では治療技術が安定しなかったと書かれ、この論文での考察から除かれていると書かれています。

やはり、小線源治療は結構難しく、新たに導入するのはそれなりの準備と訓練が必要かと思われます。

処理 記事No 暗証キー

- JoyfulNote 改 -