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前立腺癌永久挿入密封小線源療法後におけるPSA bounceの検討
投稿者: 投稿日:2015/02/15(日) 21:03:59 Home No.5448 [返信]
表題の論文をみつけましたので、紹介します。
スレッドを分けるべしという提案なされていますので、この投稿が本スレッド最後の投稿になるかもしれません。
(勝俣範之先生の『「抗がん剤は効かない」の罪』はご本人、後書きに書いていますように一般書です)

筆頭著者は東京医療センターの矢木 康人先生で詳しい内容は日本語ですので、興味ある方は読んでいただければ、いいかと思いますが、要旨、及び本文の一部を引用します。
要旨
「(対象と方法)2003 年 11 月から 2007 年 4 月まで,当院で BT を施行した 746 例中,術前ホルモン治療なく3 年以上経過観察が可能な 130 例を対象とした.」

「(結果)130 例中 40 例(30.8%)に PSA bounce がみられた.」
「Phoenix 定義(Nadir+2ngml)を用いて PSA 再発を規定すると,130 例中 8 例(6.2%)で PSA 再発と定義されるものの,臨床再発は 3 例のみであり,他の 5 例は PSA bounce と考えられた」

「結論)PSA bounce は 3 年以内に起こり,年齢が低い方が PSA bounce を生じやすい傾向にあった.」

本文中の次のことはは今まで知らなかったことでした。

「PSA bounce は前立腺癌に対する放射線治療全般に発生するが,BTで最も起こりやすいとされている」

「PSA bounce の原因は現在のところ明らかになっていないが,放射線により前立腺上皮細胞が破壊されることで生じる良性の過程と考えられており」

「しかし多くの論文が,年齢と PSA bounce との間に強い相関関係を示している.その 1 つの要因として性機能との関連性が注目されているが,現在のところ性機能と PSA bounce の関連性を証明した報告は見当たらない」

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