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RE:世界基準に追い越せ、追い抜け
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2013/11/18(月) 11:34:39 No.3861 [返信]
 animoさん
かなり勇ましいタイトルになっていますね。(^^)>
恥ずかしがりのアタシには、なかなかこういうことは正面きって言えません(^^;
前立腺がん治療をほぼ10年近く見てくると、その間の治療法の変遷であったり、
医療情報や医療環境の問題点など、患者になって1~2年ではわからないことが、徐々に見えてくるものですね。
ホルモン療法という水戸黄門の印籠にちかいものがあって、初期治療に失敗しても、
ある程度「なんとかなる」というのが、前立腺がん治療の特色でもあるわけですが、
それは良い点でもあり、また悪い点でもあると思うのです。
何が悪いかと言えば、治療法の選択に対し、医師に真剣味が欠ける嫌いがあるということ。
初期のがんなら、5年生存率はどれも100%に近いと言われて、ずらっと治療法を並べられても、
患者はどうしようもありません。
いきなりのがん告知もショックには違いありませんが、
治ると思って受けた治療の後で再発を告げられるショックというものは相当なものです。

臨床上の「限局がん」というのは、実は「限局がんでない」ことが多いのです。
中・高リスクであれば、半分にも満たないことが多いでしょう。
これは専門医には常識ですが、それを知っていながら、
「あなたは限局がん」「切ればおしまい」というのは、言葉は悪いですがいわば詐欺に近い行為ですね。
そのあたりの解説や情報提供というのは、改訂後の「がん情報サービス」にも書かれていません。
治療法と言う買い物には、クーリングオフは効きません。消費者保護という概念もないので、
医療者の説明が不十分であったり、ガイドラインから外れていたり、患者にとって重要な説明が省かれていても、
その責任が追及されることはまずないでしょう。
自分自身を守るためには、良く知ることがなにより重要だと思っています。
そのお手伝いが少しでもできるなら、それによって助かる人が少しでも増えるなら、
それだけで、終盤のアタシの人生はもう十分ではないかと思っています。

ハイレベルの放射線治療で、高い非再発率が得られていることは確かですが、マスとしてみた場合、
手術を受けておられる患者さんの多くを、たとえば小線源療法で引き受けることができるかと言えば、
これは無理と言わずると得ません。
医療体制がそうはなっていないからです。
IMRTでも信頼がおけそうなところはそう多くはないのですが、トリモダリティもまだまだ十分というにはほど遠い。
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