コバトンさん
はじめまして。
治療法別に非再発率を比較したエビデンスのあるデータは、我国にはまだありませんので、
参考の為、欧米の信頼できる専門家の寄り集りである「Prostate Cancer Study Group」による
メタアナリシスの結果(2013年版)を下に示しておきます。
小線源療法の結果が低・中・高リスクとも非常に良いのですが、
我国の小線源療法も上位クラスであれば、これと肩を並べているのでは、と思っています。
手術の非再発率に関しては、我国でも最近こんなデータが発表されました。
厚生労働省研究班(班長=内藤誠二・九州大教授)により、全国規模で
「早期前立腺癌根治術後の PSA 再発に対する臨床調査」が行われました。
その結果、大学病院やがん専門病院など全国36施設が参加。
限局性前立腺がん患者(T1-2N0M0)1192人(47~83歳)を対象とし、追跡調査を行ったところ、
「PSA再発」と診断された人は302人(25.3%)であり、
一年以内の再発例が多く見られ、4年以上の例もあったとのことです。
(臨床検査の詳細はこちら:http://www.med.kyushu-u.ac.jp/uro/topics%202/rinsyo.html)
(結果の概要はこちら:http://www.med.kyushu-u.ac.jp/uro/topics/topics1.html)
この臨床調査のデザインを詳しく読むと、一旦PSAが0.1以下にならなかった人は、調査対象からは外れているように思えます。
つまり、「失敗」は「再発」ではないという理由で除外されているように思うのですが、もしそうだとすれば、
実際の成績はもっと悪いのではないでしょうか。
医療施設ごとの具体的は非再発率はなかなか掴みにくいのですが、たとえば手元にあるこの資料で言えば、
(Kyoto University Hospital Annual Report 2010)
「根治的前立腺摘除術の治療成績:1997 年以降2004年までに行われた257例に関してPSA再発に関する検討を行った結果、
非再発率は全体で69.9%であった。
病理学的に腫瘍病変が前立腺被膜内に限局されていることが確認されたpT2以下の群に関しては、
非再発率が81.0%と良好な治療成績を示している。」
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はじめまして。
治療法別に非再発率を比較したエビデンスのあるデータは、我国にはまだありませんので、
参考の為、欧米の信頼できる専門家の寄り集りである「Prostate Cancer Study Group」による
メタアナリシスの結果(2013年版)を下に示しておきます。
小線源療法の結果が低・中・高リスクとも非常に良いのですが、
我国の小線源療法も上位クラスであれば、これと肩を並べているのでは、と思っています。
手術の非再発率に関しては、我国でも最近こんなデータが発表されました。
厚生労働省研究班(班長=内藤誠二・九州大教授)により、全国規模で
「早期前立腺癌根治術後の PSA 再発に対する臨床調査」が行われました。
その結果、大学病院やがん専門病院など全国36施設が参加。
限局性前立腺がん患者(T1-2N0M0)1192人(47~83歳)を対象とし、追跡調査を行ったところ、
「PSA再発」と診断された人は302人(25.3%)であり、
一年以内の再発例が多く見られ、4年以上の例もあったとのことです。
(臨床検査の詳細はこちら:http://www.med.kyushu-u.ac.jp/uro/topics%202/rinsyo.html)
(結果の概要はこちら:http://www.med.kyushu-u.ac.jp/uro/topics/topics1.html)
この臨床調査のデザインを詳しく読むと、一旦PSAが0.1以下にならなかった人は、調査対象からは外れているように思えます。
つまり、「失敗」は「再発」ではないという理由で除外されているように思うのですが、もしそうだとすれば、
実際の成績はもっと悪いのではないでしょうか。
医療施設ごとの具体的は非再発率はなかなか掴みにくいのですが、たとえば手元にあるこの資料で言えば、
(Kyoto University Hospital Annual Report 2010)
「根治的前立腺摘除術の治療成績:1997 年以降2004年までに行われた257例に関してPSA再発に関する検討を行った結果、
非再発率は全体で69.9%であった。
病理学的に腫瘍病変が前立腺被膜内に限局されていることが確認されたpT2以下の群に関しては、
非再発率が81.0%と良好な治療成績を示している。」
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