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HDR 単独療法
投稿者: 投稿日:2020/06/15(月) 20:10:10 Home No.12090 [返信]
カープ男子 さんとエナガさん の投稿を読み、調べたこと含め、少し書いてみます。

HDRに関してはそう調べていませんが、サイトの治療法比較3のNO.15の大阪大学の吉岡靖生氏を筆頭著者とする論文(HDR単独療法(45.5 Gy / 7分割)をみますと対象の患者数はそう多くはないですが中間リスク、高リスクとも良好なPSA非再発率だと思っていました。(ただし、3年PSA非再発率しか提示されていない)

エナガさん がNCCNガイドラインについて言及されていましたので(2018年 第4版:日本語訳)を確認してみました。
https://www2.tri-kobe.org/nccn/guideline/urological/japanese/prostate.pdf

PROS-D  2 OF 3 に 確かに予後良好な中間リスクに対するレジメンとして HDR  1回 13.5Gy  2回が載っています。
エナガ さんの引用されたフッターの文言はかつて私も2014年 9月15日の投稿で引用したものです。

私がIMRTの寡分割照射の臨床試験、UMIN000007810に参加する際に心にとめた文です。
1回の線量が2.5Gy と少し多いので副作用を心配していたのですが、欧米での実績があるという放射線治療科の主治医の話でした。

カープ男子さんは「髙線量照射による副作用」について心配されていて情報がみつからないと書かれています。

Google Scholarで13.5Gy 2 HDR prostateで検索し以下のRCTの報告の論文二つを見出しました。
1.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27823821/
full text

2.
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0167814020300724

1.は19Gyの1回または13.5Gyの2回のHDR単独治療のランダム化第II相臨床試験からの初期毒性に関する報告です。
先にあげた吉岡論文より少し副作用多いかなという印象です。

2.は同じRCTでPSA制御に関する比較した結果も書かれています。

結論として以下のように書かれています。
「13.5 Gy 2回の単独HDRは5年間で高い癌制御率で十分に許容される」

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