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Re: PSA再発例のその後
投稿者: 投稿日:2019/10/13(日) 10:57:42 Home No.11541 [返信]
ポンタ  さんは「いろいろ紹介されている文献」と書かれていますが、私がサイトで公開しています主に5年PSA非再発率を一覧にした表はみていますでしょうか。
http://flot.blue.coocan.jp/cure/memo/outcome3.html

「5年PSA再発50%などというデータ」と書かれていますが、高リスクで10年PSA非再発率48.5%の結果を示していますがん研有明病院の山本真也氏を筆頭著者とする論文、Jpn J Clin Oncol. 2012 Jun;42(6):541-7. full textをみてみます。
高リスクの因子の数による分析がなされ、結論として以下のように書かれています。
「特に、高リスク因子が1つしかない患者に対する根治的前立腺切除術は、最初の治療として価値のある治療選択肢とみなすことができます。」 1)

5年PSA非再発率は53.4%なので5年以降PSA再発するのはそう多くないと思われます。

189人の患者が対象であり、観察期間中94人の患者(50%)がPSA再発し、局所再発した患者に関しては以下のように書かれています。
「20人の患者(10.6%)でも局所的な進行が観察されました。局所進行した20人の患者のうち、11人は吻合部再発、9人は骨盤リンパ節転移を有していた。」

ポンタ  さんの「PSA再発群のその後の経過、予後はどうなのでしょうか。」という質問の直接的な回答とはなっていませんが、書いてみました。


1)  abstractにはこう書かれています。
「1、2、および3つすべての高リスク因子を持つ患者の10年間のPSA非再発率はそれぞれ58.5、39.9、22.7%でした(P = 0.0001)。1つの高リスク因子のみを持つ106人の患者のうち、高グリーソンスコアグループは、10年PSA非再発率が最高でした(69.1%)。特に、グリーソンスコア 5のない患者のそれは100%でした(P = 0.032)。」

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