おなまえ
Eメール
タイトル
コメント
参照URL
添付File

暗証キー (英数字8文字以内)(あとで修正・削除する場合は要入力)
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
文字色
ホルモン治療による前立腺縮小
投稿者: 投稿日:2017/08/18(金) 15:58:47 Home No.9220 [返信]
漂流さんは2017年8月10日にホルモン治療と題して投稿され、弊害を5点あげ、唯一の利点として以下のように書いています。

ADTの治療は、前立腺の体積をある程度小さくして放射線治療を効率良くする。

この投稿に対して私はホルモン治療の利点として外照射に関してはホルモン治療との併用が治療効果をあげたというランダム化比較試験(RCT:Randomized Controlled Trial)があるということを示しました。

https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=9202

小線源については併用に関してRCTはまだなく、日本の試験の結果待ちということを書きました。

https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=9203

それはそれで、臨床ではどのように対応しているかはホルモン治療期間含め医師の判断によるところはあるかと思います。

ここでは、漂流さんのあげられた利点に関して、どの程度前立腺がホルモン治療で縮小するのかを示した論文をみいだしましたので、紹介します。

水野隆一他 密封小線源療法施行前内分泌療法による前立腺体積縮小効果 日本泌尿器科学会雑誌 Vol. 97 (2006) No. 7 P 835-838

東京医療センターの2003年9月より2005年3月に治療された患者110人が対象
結果 縮小率の平均を示します。
抗アンドロゲン剤単独群:83%
LHRHアゴニスト単独:63%
LHRHアゴニストと抗アンドロゲン剤の併用:60%

小線源で治療可といわれる40cc以下にするにはやはり大きさに限度あり、65cc以上では難しいところあるかと思われます。


ところで、この40cc を確認するために東京医療センターの前立腺癌に対するヨウ素(I-125)シード線源を用いた小線源療法の説明(2016年12月)をみてみました。

「VI 治療の適応」に以下のような興味あることが書かれています。

...(続きを読む)
処理 記事No 暗証キー

- JoyfulNote 改 -