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愛知県がんセンターの論文について(追記)
投稿者:漂流 投稿日:2017/06/16(金) 21:21:16 No.8909 [返信]
富田らの論文では、低リスクの前立腺癌の治療は: The median total ADT times were 20 (IQR 16–23; range 6–48), 19 (IQR 17–22; range 5–80), 29 (IQR 24–32; range 12–91), and 30 (IQR 27–32; range 4–123) months for the low-, intermediate-, high-, and very-high-risk groups. と記載されているように、中央値20ヶ月のホルモン療法、そして、74グレイのIMRT (2グレイ/回)と記載されています。そして、結果は
The 5-year bDFS rates for low-, intermediate-, high-, and very-high-risk group patients were 100, 98.2 % (95 % CI 88.0–99.7 %), 97.7 % (95 % CI 93.0–99.3 %), and 87.9 % (95 % CI 79.0–93.2 %), respectively (p < 0.01). となり、低リスクでは、5年後の生化学的非再発率は100%であったと記載されています。確かに、再発は抑えられ治療が功を奏しています。

この低リスク前立腺癌の治療法について、国立がん研究センターのがん情報サービス(http://ganjoho.jp/public/cancer/prostate/treatment_option.html)を見ると、そこには、PSA監視療法、(全摘)手術、密封小線源がありますが、外照射、ホルモン療法は入っていません。この情報から判断するとIMRT+ホルモン療法(それも、中央値で20ヶ月に及んでいます)は、低リスク前立腺癌に対しては過剰治療の可能性もあるかもしれません....
 特に、ホルモン療法は、何度も書きましたが、副作用のリスクが高く、必要不可欠な場合以外は、受けない方がよいと考えられます。
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