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ホルモン治療からのテストステロンの回復時間
投稿者:漂流 投稿日:2017/03/05(日) 00:54:34 No.8357 [返信]

前に記載したことの補足です。ホルモン治療の期間とその後のテストステロンの回復までの期間について、論文で報告されていますので、紹介します。タイトルはTIME TO NORMALIZATION OF SERUM TESTOSTERONE AFTER 3-MONTH LUTEINIZING HORMONE-RELEASING HORMONE AGONIST ADMINISTERED IN THE NEOADJUVANT SETTING: IMPLICATIONS FOR DOSING SCHEDULE AND NEOADJUVANT STUDY CONSIDERATIONです。
その中で
After a single 3-month LH-RH agonist injection median duration of castrate level testosterone (0.2 ng./ml. or less) was 6 months. Median duration of hypogonadal symptoms (hot flashes and sweats) was 13.6 months and resolution paralleled the gradual return of serum testosterone to baseline values. とあります。簡単には、3ヶ月のホルモン治療(ADT)で、テストステロンの低値(0.2 ng./ml. or less)は倍の6ヶ月続く。また、ホットフラシュ等の症状は13.6ヶ月続くと書いて有ります。

もし、これを基に、愛知県がんセンタ-の報告例(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27138879) を考えると、この報告では、27ヶ月 ホルモン治療をしていますので、単純にはテストステロンの回復には、54ヶ月かかることになります。そうすると、ADTから解放されてからの観察期間41ヶ月間の間には、テストステロンが回復していないことになり、真のPSA値は表示されないことになります。愛知県がんセンタ-の報告には、テストステロンの記載はありませんでした。気になる所です。因みに、滋賀医大の場合は、24ヶ月かかることになり、ADTから解放されてからの観察期間は4849ヶ月間の間にテストステロンが回復していることになります。

治療手技も重要ですが、PSAの追跡に於いて、ADT治療の期間も気になる所です。

http://www.jurology.com/article/S0022-5347(01)62383-8/abstract








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