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ホルモン併用救済放射線治療(臨床試験)の補足
投稿者: 投稿日:2016/07/15(金) 10:40:01 No.7556 [返信]
りんごさん

「再発した場合に、サルベージ照射に踏み切るサンプルは、手術の際に転移がないとわかっていたサンプルだけではないか。つまり全摘出の際に、開腹した結果断片陽性や転移がわかったサンプルは、サルベージ照射の対象から、そもそも除外されるのではないか。」と書かれていますが、以下若干補足します。

「論文・詳細スレッド」のホルモン併用救済放射線治療で紹介しました論文の臨床試験、ホルモン併用放射線治療の有用性についてのランダム化比較試験、NCT00423475について患者の条件について書きます。


・Localized disease treated with surgery only
・pT2, pT3, or pT4
・pN0 or pNx
・No clinical signs of progressive disease

すなわち、手術後、所属リンパ節への転移の有無が分からなかった患者、pT4、前立腺に隣接する組織(膀胱、直腸、骨盤壁など)にがんが及んでいる患者も参加可です。

ただし、論文のAbstractには pT4a (膀胱頸部浸潤のみ)と書かれていますので、それ以外へ転移している場合は今回は参加しなかったと思われます。

また、PSAの条件も以下のように決められています。

・手術後、PSA は 0.1 ng/mL 以下
・臨床試験に参加したとき、PSA は 0.2 ng/mL 以上で 2 ng/mL 未満

そうして、ADT併用のサルベージ放射線治療を実施するか単独なのかがランダムに振り分けられるということになります。

これは2016年7月14日の投稿で紹介しました、京都大学の溝脇氏の論文とは異なります。

以下のように書かれています。
Clinical data on S-RT were gathered in questionnaires completed
by facilities participating in the Japanese Radiation Oncology
Study Group.

S-RT:salvage radiotherapy
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