kazu.y さんは1月17日の投稿で「学問的に検討中の課題とお聞きしました」と書かれています。
これはTRIP試験のことです。
外照射+小線源+ホルモン治療で短期のホルモン治療と長期のランダム化比較試験です。TRIP試験について書きます。
1.UMIN-CTR 臨床試験登録情報
2.2012年の論文
3.TRIP STUDY 説明資料
3.が分かりやすいものです。追跡期間7年は過ぎているので、データ整理は終わり、早晩論文で結果が報告されるでしょう。その結果はこの臨床試験はRCTなので、エビデンスレベルは高く、日本の「前立腺癌診療ガイドライン」にも反映されるでしょう。
とはいっても論文発表は多分まだなされていない状況なので、kazu.y さんの主治医はPSA、生検陽性率を考慮しての長期ホルモン療法ということにしたのでしょう。
患者個人にとって確かに医学的な確定したエビデンスは重要ですが、経験に基づく医師の判断も考慮すべきことかと思います。
TRIP試験に関してはいろいろ調べていて参加して患者登録している病院についてはサイトのTRIP試験登録病院に書いています。
ホルモン治療を継続している段階で、もし、治療を受けている病院が上記の1名登録患者がいる病院だとしたら先生にTRIP試験の現況をきいてみるのもいいかもしれません。その結果により短期、長期に有意差ないということでしたら、切り上げるという選択肢もあるかと思います。
東京医療センターでは高リスクの場合、小線源後のホルモン治療は実施していません。
http://archive.jsco.or.jp/detail.php?sess_id=810
とはいってもTRIP試験には27人登録しています。
臨床試験名は"Tri-Modalities with I-125 Brachy Therapy and EBRT and Short or Long Term Hormone Therapy for High-risk Localized Prostate Cancer (TRIP Study)" ということで"P"が少し強引です。
これはTRIP試験のことです。
外照射+小線源+ホルモン治療で短期のホルモン治療と長期のランダム化比較試験です。TRIP試験について書きます。
1.UMIN-CTR 臨床試験登録情報
2.2012年の論文
3.TRIP STUDY 説明資料
3.が分かりやすいものです。追跡期間7年は過ぎているので、データ整理は終わり、早晩論文で結果が報告されるでしょう。その結果はこの臨床試験はRCTなので、エビデンスレベルは高く、日本の「前立腺癌診療ガイドライン」にも反映されるでしょう。
とはいっても論文発表は多分まだなされていない状況なので、kazu.y さんの主治医はPSA、生検陽性率を考慮しての長期ホルモン療法ということにしたのでしょう。
患者個人にとって確かに医学的な確定したエビデンスは重要ですが、経験に基づく医師の判断も考慮すべきことかと思います。
TRIP試験に関してはいろいろ調べていて参加して患者登録している病院についてはサイトのTRIP試験登録病院に書いています。
ホルモン治療を継続している段階で、もし、治療を受けている病院が上記の1名登録患者がいる病院だとしたら先生にTRIP試験の現況をきいてみるのもいいかもしれません。その結果により短期、長期に有意差ないということでしたら、切り上げるという選択肢もあるかと思います。
東京医療センターでは高リスクの場合、小線源後のホルモン治療は実施していません。
http://archive.jsco.or.jp/detail.php?sess_id=810
とはいってもTRIP試験には27人登録しています。
臨床試験名は"Tri-Modalities with I-125 Brachy Therapy and EBRT and Short or Long Term Hormone Therapy for High-risk Localized Prostate Cancer (TRIP Study)" ということで"P"が少し強引です。