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Re: 前立腺がんの治療方法 その2
投稿者: 投稿日:2021/01/02(土) 12:50:42 Home No.12513 [返信]
めでたさも中くらいなりおらが春

新型コロナ感染症の収束がみえず、この一月には再びの緊急事態宣言が発出されること必至の新年、「中くらい」よりはもっと少ない「めでたさ」であろう。

この投稿はmiki さんの2020年12月31日の投稿、前立腺がんの治療方法及びその後の2021年 1月 1日の投稿、前立腺がんの治療方法に対する投稿です。


治療成績


私は2020年12月30日の投稿で小線源治療で日本を代表する二つの病院と陽子線治療が保険収載のエビデンスとなった7病院の治療成績が書かれた論文を紹介しました。

miki さん は「ネットで調べて陽子線治療がよいと思った」と書かれていますが、私の投稿で紹介した3つの論文をみる限り決して陽子線治療が治療成績のよい治療ということはいえないと思います。

先の投稿で紹介しました奈良県立医科大学教授の田中宣道(たなか のぶみち)氏の論文は小線源治療とIMRTとを比較したものです。こう書かれています。

「フェニックスの定義を使用したリスク層別化に関して、LDR-BTグループの低リスク、中リスク、および高リスクの患者の5年間のBCRフリー率は95.5、94.6、および94.7%でした。IMRTグループのそれらは87.4、97.1、および87.4%でした。それぞれ。異なるリスクグループ間でBCRフリー率に有意差はありませんでした。」

BCR:biochemical recurrence  BCRフリー率はPSA非再発率です。

先の投稿で示した小線源のPSA非再発率と今回比較であげられているIMRTのPSA非再発率を中間リスクに関して以下に書きます。

小線源
5年PSA非再発率
中間リスク 94.6%

IMRT
5年PSA非再発率
中間リスク 97.1%

小線源とIMRTに有意差がないといっています。

miki さんがIMRTを治療の対象として一顧だにしない理由はよくわかりませんが、根治的治療を行おうと決意した際は選択の対象として検討されたほうがいいかと思います。

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