1患者さんの3月19日の投稿を読み、Google Scholarで「prostate PSA Ariake」で検索し、以下の論文をみつけました。
Jpn J Clin Oncol. 2012 Jun;42(6):541-7、full text
がん研有明病院の泌尿器科の副部長をされている山本真也氏を筆頭著者とする論文です。
この論文はCompare Prostate Cancer Treatments - High Risk | PCTRFで参照されている論文#140ということでとくにサイトで紹介をしないで、治療法比較3に追記しました。(検索の後で著者名よりすでに表に載せていることを思い出しました)
10年PSA非再発率 48.5%
Figure 1.
Kaplan-Meier prostate-specific antigen (PSA) failure-free (a), local progression-free (b), cancer-specific (c) and overall survival (d) curves in high-risk prostate cancer patients treated with radical prostatectomy.
a がPSA非再発率のグラフで、3年までは急激にPSA再発という状況ですが、その後は落ち着いています。
1994年から2003年の高リスクの患者189人が対象の論文です。
高リスクは以下の因子のいずれかが該当する場合
PSA >20 ng/ml
clinical T3
Gleason score ≧8
abstract に書かれている以下のことは興味深かったです。
1つの高リスク因子のみを有する106人の患者のうち、高いグリーソンスコア
群は、10年PSA非再発率(69.1%)が最も良好であった。
グリーソングレード5のない患者のそれは100%であった。
がん研有明の結果ではGSが8以上という因子の患者はPSA非再発率がよく、さらに5が危険な値であるということです。
GSのみが高い高リスクの患者で4+4 で他に高リスク因子がない場合は、手術で10年PSA非再発率が100%というのは高リスクで手術を実施する場合に参考になることかもしれません。
Jpn J Clin Oncol. 2012 Jun;42(6):541-7、full text
がん研有明病院の泌尿器科の副部長をされている山本真也氏を筆頭著者とする論文です。
この論文はCompare Prostate Cancer Treatments - High Risk | PCTRFで参照されている論文#140ということでとくにサイトで紹介をしないで、治療法比較3に追記しました。(検索の後で著者名よりすでに表に載せていることを思い出しました)
10年PSA非再発率 48.5%
Figure 1.
Kaplan-Meier prostate-specific antigen (PSA) failure-free (a), local progression-free (b), cancer-specific (c) and overall survival (d) curves in high-risk prostate cancer patients treated with radical prostatectomy.
a がPSA非再発率のグラフで、3年までは急激にPSA再発という状況ですが、その後は落ち着いています。
1994年から2003年の高リスクの患者189人が対象の論文です。
高リスクは以下の因子のいずれかが該当する場合
PSA >20 ng/ml
clinical T3
Gleason score ≧8
abstract に書かれている以下のことは興味深かったです。
1つの高リスク因子のみを有する106人の患者のうち、高いグリーソンスコア
群は、10年PSA非再発率(69.1%)が最も良好であった。
グリーソングレード5のない患者のそれは100%であった。
がん研有明の結果ではGSが8以上という因子の患者はPSA非再発率がよく、さらに5が危険な値であるということです。
GSのみが高い高リスクの患者で4+4 で他に高リスク因子がない場合は、手術で10年PSA非再発率が100%というのは高リスクで手術を実施する場合に参考になることかもしれません。