最近、医療関係の本を2冊読み、とてもおもしろかった。
・榎木英介『医者ムラの真実』ディスカヴァー・トゥエンティワン
・NATROM『「ニセ医学」に騙されないために』メタモル出版
『医者ムラの真実』に関しては、病理診断ということで、少し紹介したかと思うが、今日は『「ニセ医学」に騙されないために』について若干の紹介と共通することを書こうと思います。
『「ニセ医学」に騙されないために』に関していえば、「万能薬は存在する?」の項に書かれていることがらはその主張を端的に示しています。
P.20
つまり、「○○療法は、がん・糖尿・アトピーをはじめ、ほとんどの病気を治します」というインチキ医療者の発言が本当に意味するところは、「まともな臨床試験なんてしていませんし、そもそも臨床試験がなぜ必要かも理解していませんが、○○療法はがん・糖尿・アトピーをはじめ、ほとんどの病気を治すと私は根拠なく思い込んでいます」ということである。
そんなに治るのであれば、医学論文を書いて発表してみてはどうか。論文が多くの医学者の目に触れ」、検証され、効果が認められれば、世界中の患者さんが救われるというのに。
P.21に更にこう書いています。
論文を書くということは、専門家の目に触れることである。インチキ医療者は、素人を騙すことはできても、専門家による検証には耐えられない。だから論文は書かないけれども、一般書は書く。論文は専門家によるチェックが入るために質の低いものは掲載を断られるのに対し、一般書であれば、チェックが入らないからだ。
二つの本の共通項は、やたら、文献、URLの参照が多いことだ。特に『医者ムラの真実』は新書としては珍しい。もっともIT関係の本はURLを参照しているのが多いものはあるが。
榎木さんは「おわり」にこう書いている。
本書の出発点は、私の個人的な経験だ。
ただ、個人的経験を語るだけならば、エッセイになってしまう。そうならないために、できる限り文献やウェブサイトなどの資料を参照した。学術論文のように引用だらけになってしまったが(学術論文ほど厳密ではないが)、興味のある方は引用の資料も読んでみてください。
とはいっても人にとっての真実は学術上の真実だけではないですが。
・榎木英介『医者ムラの真実』ディスカヴァー・トゥエンティワン
・NATROM『「ニセ医学」に騙されないために』メタモル出版
『医者ムラの真実』に関しては、病理診断ということで、少し紹介したかと思うが、今日は『「ニセ医学」に騙されないために』について若干の紹介と共通することを書こうと思います。
『「ニセ医学」に騙されないために』に関していえば、「万能薬は存在する?」の項に書かれていることがらはその主張を端的に示しています。
P.20
つまり、「○○療法は、がん・糖尿・アトピーをはじめ、ほとんどの病気を治します」というインチキ医療者の発言が本当に意味するところは、「まともな臨床試験なんてしていませんし、そもそも臨床試験がなぜ必要かも理解していませんが、○○療法はがん・糖尿・アトピーをはじめ、ほとんどの病気を治すと私は根拠なく思い込んでいます」ということである。
そんなに治るのであれば、医学論文を書いて発表してみてはどうか。論文が多くの医学者の目に触れ」、検証され、効果が認められれば、世界中の患者さんが救われるというのに。
P.21に更にこう書いています。
論文を書くということは、専門家の目に触れることである。インチキ医療者は、素人を騙すことはできても、専門家による検証には耐えられない。だから論文は書かないけれども、一般書は書く。論文は専門家によるチェックが入るために質の低いものは掲載を断られるのに対し、一般書であれば、チェックが入らないからだ。
二つの本の共通項は、やたら、文献、URLの参照が多いことだ。特に『医者ムラの真実』は新書としては珍しい。もっともIT関係の本はURLを参照しているのが多いものはあるが。
榎木さんは「おわり」にこう書いている。
本書の出発点は、私の個人的な経験だ。
ただ、個人的経験を語るだけならば、エッセイになってしまう。そうならないために、できる限り文献やウェブサイトなどの資料を参照した。学術論文のように引用だらけになってしまったが(学術論文ほど厳密ではないが)、興味のある方は引用の資料も読んでみてください。
とはいっても人にとっての真実は学術上の真実だけではないですが。
