がん情報サービス「前立腺がん」が改訂されました
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2013/11/12(火) 10:25:37 No.3838
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「がん情報サービス」の「前立腺がん」の項目が、このたび(11/8)大幅に改訂されました。
http://ganjoho.jp/public/cancer/prostate/index.html
これまでは2006年にアップされて以来、根本的な内容の改訂は行われておらず、現在の目で見れば、明らかに古い内容が多く、中にははっきりとした過ちもあり、限局がんの治療法の優先度を ①手術、②外部照射、③小線源療法 としている点など、むしろ害毒ではないかと思えるような記述もあったので、これまでもセミナーなど色々な機会を利用して、度々指摘をしてきたつもりですが、このたびの改訂でいくぶん喉のつかえが下りました。
リスク分類という考え方にも、今回始めて触れてくれました。しかし、その説明はNCCNの分類であり、日本泌尿器学会の「前立腺がん診療ガイドライン」の分類(D'Amicoの分類をベース)とは食い違っています。
泌尿器学会の見解との調整をどのように考えるのか・・・この辺りはまだ問題として残っていると言えそうです。
しかし、ごく大雑把に言って、患者が見て参考になる公的解説サイトが、これでやっとできたと言っても過言ではないでしょう。
私のコメントも多少なりとも改訂の契機となったものか、某大先生への直訴が効を走したものか(国がんに私の長文メールを転送していただきました)、たまたま自主的に改訂が行なわれただけなのか・・・このあたりはなんともわかりません。
小線源療法についても、高リスクには単独では対応できないという表記はありますが、外部照射との併用で十分対応できるということは書かれていません。(国がんではやっていない)
骨転移の解説なども簡単すぎるなど、丁寧に読みこめば、指摘したい点はまだかなり出てくるだろうと思いますが、ガイドラインとは異なる間違った方向へ誘導していたこれまでの「がん情報サービス」のことを思うと、まだまだ物足りないながらも、やっとなんとか患者に勧められるサイトができたということに、ひとまずほっとしている次第です。
まずは一読してみてください。
http://ganjoho.jp/public/cancer/prostate/index.html
これまでは2006年にアップされて以来、根本的な内容の改訂は行われておらず、現在の目で見れば、明らかに古い内容が多く、中にははっきりとした過ちもあり、限局がんの治療法の優先度を ①手術、②外部照射、③小線源療法 としている点など、むしろ害毒ではないかと思えるような記述もあったので、これまでもセミナーなど色々な機会を利用して、度々指摘をしてきたつもりですが、このたびの改訂でいくぶん喉のつかえが下りました。
リスク分類という考え方にも、今回始めて触れてくれました。しかし、その説明はNCCNの分類であり、日本泌尿器学会の「前立腺がん診療ガイドライン」の分類(D'Amicoの分類をベース)とは食い違っています。
泌尿器学会の見解との調整をどのように考えるのか・・・この辺りはまだ問題として残っていると言えそうです。
しかし、ごく大雑把に言って、患者が見て参考になる公的解説サイトが、これでやっとできたと言っても過言ではないでしょう。
私のコメントも多少なりとも改訂の契機となったものか、某大先生への直訴が効を走したものか(国がんに私の長文メールを転送していただきました)、たまたま自主的に改訂が行なわれただけなのか・・・このあたりはなんともわかりません。
小線源療法についても、高リスクには単独では対応できないという表記はありますが、外部照射との併用で十分対応できるということは書かれていません。(国がんではやっていない)
骨転移の解説なども簡単すぎるなど、丁寧に読みこめば、指摘したい点はまだかなり出てくるだろうと思いますが、ガイドラインとは異なる間違った方向へ誘導していたこれまでの「がん情報サービス」のことを思うと、まだまだ物足りないながらも、やっとなんとか患者に勧められるサイトができたということに、ひとまずほっとしている次第です。
まずは一読してみてください。