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治療法の選択に思う
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2013/02/22(金) 12:21:49 No.3154 [返信]
胃がんなど、一部のがんではともかく切ることが優先されるし、それが「世界標準」と一致している場合も多い。
誰が見ても、これしかなさそうだ、これがベストだろうといえるなら治療法の選択は簡単だけど、
前立腺がんの特徴の一つは、治療法が非常にたくさんあることでしょう。
悩ましいのは確かだけど、これはうれしい悲鳴でもある・・・
治療法を選ぶのは最終的には患者本人ですから、結論は人それぞれ。
人生の歩み方、考えかたも人様々ですから、「結果」は尊重されねばなりません。
ただ、ちょっと気になってるのは、最終的な結論を出す前に、
それを判断する十分な医療情報が患者にちゃんと届いているかどうかですね。
前立腺がんにおいては日本では手術が7割を占めるけれど、世界では放射線治療が7割を占める。
世界の主流は放射線だということを、皆さんはお医者さんから説明を受けたでしょうか?

「泌尿器科医」ご自身は、たぶん、公平に話をしておられるつもりなんでしょうけど、
彼らもやはり手術を重視する我国の伝統的な医療社会で育ってきているわけです。
多忙な中で、得意分野以外の事も新しい情報をきちんと把握し、
それを噛みくださいて、患者に公平に説明できるお医者さんと言うのは
そうたくさんおられるわけではないんですよね。
医療機関によっても、その考え方に大きな違いがあるのが特徴ですね。
手術が9割以上を占める病院もあれば、逆の場合もある。
こういう病院では説明をうける以前にほとんど治療法が先に決まっているようなもんです。
セカンドオピニンオンというのが必要なわけはこのへんにもあるんですね。

ならば世界標準の放射線治療が良いかと言えば、一概にそうとも言えない。
基本的には、照射線量は多いほど再発率が下がるんだけど、
どの病院が何グレイの照射をやっているのか、私達にはなかなか伝わってこない。
IMRTや粒子線などは狙いを絞りやすいのが特徴だけど、
照射がいくら正確でもターゲットの位置は移動するので、様々なノウハウが必要となる。
小線源療法はその点誤照射の可能性は低いが、外照射併用で中・高リスクまで安心して対応できる医療機関はまだ限られている。
要は、放射線療法もかなり上手・下手があり、どこを選ぶかが大切になってくる。
治療法毎、医療機関毎、リスク分類毎の非再発データというのは、私もごく一部しか知ることができません。
決断は自分で下さなければならないが、それを判断するデータはどうしても必要です。
前立腺がんの場合、それを検討する時間が待てないほど切羽詰まったケースはまずないはず。
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