CEASAR試験の結果を報告した論文、JAMA. 2017 Mar 21;317(11):1126-1140.、full textを解説した東海大学 放射線治療科のサイトのページを読みました。
http://radoncology-pub.ro.u-tokai.ac.jp/2019/05/26/post-519/
対象は2550人で59%が手術、23.5%が放射線外照射、16.8%が監視療法とのことで以下のように説明されています。
性機能などは手術でも放射線でも低下しましたが、元々性機能がよかった方々の中で比較すると、放射線よりも手術の方が悪化の傾向が強く3年後で統計的に有意の差がありました(下図、緑は経過観察、赤は放射線治療、青は手術)
http://radoncology-pub.ro.u-tokai.ac.jp/wp-content/uploads/sites/31/2019/05/JAMAF1c.pdf
さらに次の記述。
以前から放射線治療は直腸障害が生じやすい、と言われていたが、IMRT,高精度治療の時代になってそうでもなくなっていることはわかると思います。