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小線源治療における処方線量
投稿者: 投稿日:2019/03/19(火) 16:01:29 No.10864 [返信]
大門 さんはRe:小線源治療の尿路症状、小線源単独の条件、外照射併用の線量S大学KT病院 のページで「 A;シード治療(130Gy)+体外照射(45Gy、前立腺+精嚢腺)」と書かれているのを「130GyはD90を示していると推定」と書いています。

病院の同じページで次のように書かれています。

「低リスク症例:シード治療単独(処方線量160Gy)」

私の投稿でホルモン併用の場合も引用しました。

「中リスク症例:
B;短期ホルモン療法(約3ヶ月)+シード治療(160Gy)」

この(160Gy)もD90 ということになりおかしいことになります。
中リスクで低リスクでの単独よりも処方線量が少なくなるという結果になります。
最初に処方線量と書いたので後は省略したと考えるのが自然です。

実際3者併用療法における5年の生化学的非再発生存率のグラフの上に以下のように書かれています。

「我々はシード治療の線量増加(145Gyから160Gyに処方線量を増加、外部照射の併用も110Gyから130Gyへ増加)を2006年から行い、より高い腫瘍制御を目指してきました。」

比較した東京医療センターの斉藤氏の論文には以下のように書かれています。

「治療開始当初の治療計画は術前計画法で行っており,シード単独治療においての処方線量は144Gyであったが,その後術中計画法へと変更し,アメリカのマウントサイナイ医科大学のグループが処方線量の増加により治療成績の向上が得られ,安全性にも問題がないことを示したことを受けて,2006年11月からは処方線量を160Gyに増加している.線源の配置は辺縁配置変法で行っている.外照射併用の場合にはシード療法での処方線量を110Gy,外照射を45Gy(1.8Gy×25回)で行っている.」

さらにこう書かれています。
「処方線量を160Gyとして,V100(処方線量以上が照射される前立腺体積の割合)を95%以上,D90(前立腺の体積の90%が最低受ける照射量)を185Gy程度,V150(処方線量の150%以上が照射される前立腺体積の割合)を50%以下にするようにして,直腸線量は処方線量以下,尿道線量も処方線量を大きく超えないようにしている.」

以上の文より東京医療センターでは2006年から単独の場合は線量の増加はなされましたが、外照射併用の場合は増加されなかったととらえるのが自然だと思います。

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