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放射線性腸炎
投稿者: 投稿日:2019/02/18(月) 10:43:01 Home No.10776 [返信]
べるぼさんのSBRT治療後の晩期障害に言及した投稿を読み、 2017年11月16日の投稿で紹介しました癌研有明病院 消化器内科の千野晶子氏を筆頭著者とする論文を再読しました。
その論文より一部を引用した記事をブログに書きました。
http://inves.seesaa.net/article/464184997.html

早期障害と晩期障害はその発生理由が違うとのことでした。

この論文より発生頻度に関する部分を以下に引用します。

各症状出現頻度では,Mooreら 11) は,放射線照射例を3年間追跡した結果約8割に出血性放射線性腸炎を併発していたと報告している.出血以外の症状の集計は少ないが,Perezら 10) は放射線治療を行った前立腺癌 738例の検討から,肛門と直腸の線維化および狭窄は約1%,小腸閉塞が約 0.2%,膣とS状結腸瘻および直腸膣瘻が0.4% と報告している.


二次発がんに関しては以下の文

Kawamuraら 42) は,これらを基準に判定した放射線誘発性大腸癌の発症率が5%(103例中6例)と報告している.


私の場合はIMRT治療後、一年を過ぎて、排便後、月に2,3度紙に血が滲むようになり、祖父が大腸がんで亡くなっていることもあり、大腸内視鏡検査を受けました。
結果はポリープが3つあり、内一つは早期のがんでした。内視鏡治療で取り除きました。
もちろん、放射性直腸炎という診断はされています。時期的なことから二次発がんではないと思いますが、晩期障害がでたことが大腸がんの早期発見につながり、よかったと思っています。
以降も定期的に大腸内視鏡検査はうけます。


10) Int J Radiat Oncol Biol Phys. 1994 Mar 1;28(4):811-9.

以下の文の後に千野氏が書いた症状の割合が書かれています。
The most frequent Grade 2 (moderate) intestinal complication was proctitis, which was observed in 5% of the patients,

proctitis:直腸炎

続く文は具体的には以下のとおり
「腸炎(1%)と肛門直腸線維症または狭窄(約1%)が続いていました。」
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