Stanislav Lazarev 氏の論文
投稿者:眞 投稿日:2018/11/08(木) 10:16:57 No.10551
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小線源治療は決して日本においても最新の治療ではないということは自明ですが、米国での長期の治療成績が報告されています。
掲示板でも名前があげられているMount Sinai の Nelson N. Stone氏が共著者であるStanislav Lazarev 氏を筆頭著者とする以下の論文です。
Low-dose-rate brachytherapy for prostate cancer: outcomes at >10 years of follow-up.
BJU Int. 2018 May;121(5):781-790.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29319928
1990年から2006年に小線源治療をうけた757人が対象
フォローアップの中央値は12.5年
17年PSA非再発率
低リスク 86%
中間リスク 80%
高リスク 65%
結論は以下のように書かれています。
結論:LDR-BTは優れた生存率をもたらし、17年PCSS(prostate cancer-specific survival :前立腺癌特異生存)率は97%である。結局、PSA再発をした患者の18%が小線源治療後 > 10年で再発した。これは継続的な追跡調査を正当化する。
日本においてはこのような長期のフォローは多分なされなく、今後もこのような論文は発表されることはないでしょう。
治療後、10年以降もマウントサイナイにおいてはフォローされ、その結果が発表されているのはそれはそれで、何らかの参考にはなるかと思われます。
掲示板でも名前があげられているMount Sinai の Nelson N. Stone氏が共著者であるStanislav Lazarev 氏を筆頭著者とする以下の論文です。
Low-dose-rate brachytherapy for prostate cancer: outcomes at >10 years of follow-up.
BJU Int. 2018 May;121(5):781-790.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29319928
1990年から2006年に小線源治療をうけた757人が対象
フォローアップの中央値は12.5年
17年PSA非再発率
低リスク 86%
中間リスク 80%
高リスク 65%
結論は以下のように書かれています。
結論:LDR-BTは優れた生存率をもたらし、17年PCSS(prostate cancer-specific survival :前立腺癌特異生存)率は97%である。結局、PSA再発をした患者の18%が小線源治療後 > 10年で再発した。これは継続的な追跡調査を正当化する。
日本においてはこのような長期のフォローは多分なされなく、今後もこのような論文は発表されることはないでしょう。
治療後、10年以降もマウントサイナイにおいてはフォローされ、その結果が発表されているのはそれはそれで、何らかの参考にはなるかと思われます。