ビートルズ好きさんの疑問を良く理解しているか自信がないのですが、
私は次のように考えています。
GSとは細胞の異形度を整数値化して表したものです。
しかし異形度を数値化する数学的アルゴリズムはありません。
あればコンピュータを使用して計算できることになります。
おそらくそれは人間の感覚的尺度で決められるものです。
もちろん専門的研修を受けて判定方法は標準化されている筈ですが、
最後は人間の感覚に頼るところがあるのです。
従って病理医によって異なる判断がなされるのは仕方ないと言えます。
しかし判断が異なるからと言って、細胞サンプルは同じですから
本来の病状は同じである訳です。
それなのに異なる判断に従って同じ病状の方に、
異なる治療法を適用するのは不合理としか言えません。
そこで異なる判断であっても同じ病状であると見なして、
同じ治療法を適用するプロセスが必要になってきます。
そのプロセスを私はノーマライズという言葉で表しています。
その良き方法の一つは同じ病理医が判断し、
治療担当医がその判断をこれまでの経験に照らして活用することです。
病理医が変わるなどの時は、治療担当医がこれまでの経緯を勘案して
その間を補完する役目を果たす必要があると思います。
このプロセスを私はノーマライズと言い、
より精密な判断と結果を得るプロセスと考えています。
病院によっては病理医の判断に絶対的ウェイトを置いているところもあるかと思います。
また治療法を決める要素としてのGSの重みは病院によって異なると思います。
...(続きを読む)
私は次のように考えています。
GSとは細胞の異形度を整数値化して表したものです。
しかし異形度を数値化する数学的アルゴリズムはありません。
あればコンピュータを使用して計算できることになります。
おそらくそれは人間の感覚的尺度で決められるものです。
もちろん専門的研修を受けて判定方法は標準化されている筈ですが、
最後は人間の感覚に頼るところがあるのです。
従って病理医によって異なる判断がなされるのは仕方ないと言えます。
しかし判断が異なるからと言って、細胞サンプルは同じですから
本来の病状は同じである訳です。
それなのに異なる判断に従って同じ病状の方に、
異なる治療法を適用するのは不合理としか言えません。
そこで異なる判断であっても同じ病状であると見なして、
同じ治療法を適用するプロセスが必要になってきます。
そのプロセスを私はノーマライズという言葉で表しています。
その良き方法の一つは同じ病理医が判断し、
治療担当医がその判断をこれまでの経験に照らして活用することです。
病理医が変わるなどの時は、治療担当医がこれまでの経緯を勘案して
その間を補完する役目を果たす必要があると思います。
このプロセスを私はノーマライズと言い、
より精密な判断と結果を得るプロセスと考えています。
病院によっては病理医の判断に絶対的ウェイトを置いているところもあるかと思います。
また治療法を決める要素としてのGSの重みは病院によって異なると思います。
...(続きを読む)