MRIの結果
先日、MRIの受診結果の診察がありました。生検→がん告知→CTと骨シンチによる転移の確認→MRIに至りました。検査の結果を聞くのはいつも不安で落ち着かないものです。
レポート情報では、「濃染は明らかではないもののT2WIで低信号域が一部後方に突き出しており、被膜外浸潤を否定できません。」というものでした。がっかりしたものの、落ち込んでその後の先生の話が上の空にならないように、意識を集中させました。
画像で「どの部位が被膜外に浸潤しているのですか」と先生にお尋ねたしたところ、画像のその部位をマウスで示していただいたのですが、何か出っ張っているようには見えるけれど、あまりよくわかりませんでした。
ただ、レポートによると、生検後の出血の影響があり、判断が難しいとのことです。このため、詳細な評価が難しく、断定的な表現はされていないようです。MRI検査日は生検から68日経過しており、出血の影響は大丈夫かなと思っていましたが、やはりまだ残っていたようです。
これまでの検査結果からは、私の病状はPSA6.76、GS:4+4(1)、4+3(2)、3+4(1)、被膜外浸潤をレポートの通りとすると、病期:T3aN0M0 となり、高リスクになりました。
治療法の選択
私は前回の診察時に、小線源を主体とした治療方法を望んでいることを先生にお伝えしました。先生も了解してくださいました。
小線源療法を選んだ理由は、がんを告知された後、藁をもすがる思いでインターネットを模索し、前立腺がんの情報を収集する中、私が最初に接したのは「じじ..じぇんじぇんがん」という体験記でした。この体験記は「高リスク前立腺がんで根治が難しい」と診断された中で、トリモダリティとS医科大学を選択した過程を記録したものです。私は、筆者の病状において、「なぜ、この療法、この病院施設を選択したのか」の説明に納得できました。高リスク前立腺がんにはトリモダリティ(小線源+外部照射+ホルモン療法)が有効であるという認識を持つようになりました。
また、この腺友ネットで多くの方々の生の体験や、論文データによるPSA非再発率など、多くの投稿を拝読させていただきました。高リスク~中リスクの前立腺がんに小線源を主体とした治療方法(トリモダリティ、小線源単独高線量療法、小線源+外照射療法)が有効であることは疑う余地がないと思いました。ただし、これらの治療を良好な成績で提供できる医療施設は限られていることが、本ネット上でも示されています。
S医科大学での診察の機会
この腺友ネットで投稿されている多くの方々が治療を受けられ、評判の高い、S医科大学のO先生に先月、私の診察をお願いする旨メールをお送りました。すぐにご返事を頂き、連休明けに診察していただけることになりました。他にも、優れた実績の小線源療法ができる施設を調べました。しかし、正直、(腺有ネットの先輩たちが治療を受けられたS医科大学で自分も受けたい)という気持ちが自然と強くなっていました。
まずは診察の機会を得ることができまして、ありがたいと思います。また、快く、紹介状や検査資料を準備していただいた現先生にも感謝したいと考えています。
また、腺友ネットの皆さまに、今後もご相談することがあるかと思いますが、宜しくお願いします。