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トリモダリティにおけるホルモン治療
投稿者:SANZOKU 投稿日:2016/08/07(日) 00:49:27 No.7634 [返信]
野美井さん。

トリモダリティにおけるホルモン治療は、もともと治療効果の上乗せを狙うだけの治療です。
確か非再発率を数%良くするというものです。
この数値は一般的なトリモダリティ治療の話で、S医大の場合は治療成績自体もともと良いので、
上乗せ率はもっと小さいと思います。

ホルモン治療の役割はまだよく分かっていないのですが、
おそらく浸潤を抑制し、癌が照射範囲に入りやすくするものと思います。
従って、前立腺の辺縁に正確にシード挿入されていれば、
あまり必要がないと考えて良いのではないでしょうか。

これまでS医大でもハイリスクではホルモン治療は標準的に行われていたのですが、
これまでの治療実績に鑑みて、その役割は限定的で良いという結論が得られてきたということだと思います。

ホルモン治療を余儀なくされる患者さんは大勢いらしゃる訳ですが、
それは命に替える位ならホルモン治療の副作用を甘受するということだと思います。
しかし、ホルモン治療の副作用は決して小さくありません。
はっきり言って、男性ホルモンがないという状態は、かなり異常なものです。
これはその治療を受けてみないと分かりません。

かってホルモン治療の副作用についていろいろ記載したら、その報告を見た医師から、
ホルモン治療を拒否する人が出てきたらどうするのだと叱られた事がありました。
それは命を救ってやっているのだから、副作用くらい黙って我慢しろという目線だと思います。
患者は苦渋の選択をしてホルモン治療をしていることを忘れて欲しくないですね。
そしてホルモン治療を受ける患者に、そのことを充分に説明して欲しいです。
私自身、今後再びホルモン治療を甘受しなければならなくなるかもしれませんが、
私はそれでも敢えてホルモン治療の副作用は決して小さくないと申します。
そして、無駄な治療を少しでも減らそうと努力されているS医大に敬意を払うものです。

続く外部照射も大過なく過ごされるものと確信しています。
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