おらっちゃさんに思うこと
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2016/02/23(火) 00:53:21 No.6983
[返信]
専門医さん、おらっちゃさん
おらっちゃさんはほとんど進むべき道を決めておられるので、
このような場合は、あまり多くは言わないようにしているつもりですが、
(物事はすべてエビデンスとか、数字で解決するものではありませんから)
専門医さんからもアドバイスが出ているので、ここは私の感想も述べさせていただきます。
専門医さんが、ノモグラムによるリンパ節転移の予測をされていますが、
ノモグラムの説明をしていただける先生は極めて少ないのが現状なので、それだけもありがたいと思います。
生検や画像検査でハイリスクの限局がんと判定され、
実際のところ、前立腺に限局している可能性は半分もない(日本版ノモグラムで)のに、
摘出が最善と言われて手術を受け、再発されてきた患者さんをたくさん見て来ました。
しかし、哀しいかな、ノモグラムのような情報が患者に伝わることはほとんどありません。
http://pros-can.net/01/img/pc-table.pdf
インフォームド・コンセントではこれらもきっちり説明すようにというなんらかの決まりが欲しいぐらいです。
今回のケースでは、リンパ節転移の可能性が40%ぐらいというのは、おそらくあまり外れていないとは思いますが、
始めから浸潤があるようなケースでは、ノモグラムの対象外ゆえ推定にすぎません。
専門医さんがおっしゃる通り、理屈では骨盤域の照射もすべきだと思うのですが、
放射線治療(IMRTなど)では、たとえ骨盤域の照射をしない場合であっても、
かなり良い成績がでていることも事実です。
理由は定かではありませんが、画像に写らない程度の小さなリンパ節転移であれば、
周辺に照射されるファジーな線量が、それを抑える方向に働いていると思われます。
事実私も、「PSA147、T3、GS9」でしたが、前立腺そのものと精嚢部だけの限定照射でした。
骨盤域の照射を重ねたほうがより確実な気もしないではありませんが、
前立腺に当てる線量が大きければ、かなりそれをカバーできるのではと思っています。
小線源(LDR、HDR)+外部照射 が有利なのは、前立腺の外に照射するかしないかではなく
それを重なることによって、限局部の線量が大幅に増えるという意味のほうが大きいと思っています。
おらっちゃさんの書き込みで、私が気になるのは、線量が74Gyということですね。
Y大付属病院だとすれば、もっと線量が多いはずと思っていましたが、この数字ではチト物足りません。
近頃はIMRTでも広範囲照射とスポット照射(局所ブースト)を自由に組み合わせて使えるようになってきており、
オリゴメタでもIMRTが可能という時代に足を踏み入れつつあるようですが、
保健適用を厳密に解釈すると、IMRTの保険適用は「限局がん」に留まる固形腫瘍となっています。
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おらっちゃさんはほとんど進むべき道を決めておられるので、
このような場合は、あまり多くは言わないようにしているつもりですが、
(物事はすべてエビデンスとか、数字で解決するものではありませんから)
専門医さんからもアドバイスが出ているので、ここは私の感想も述べさせていただきます。
専門医さんが、ノモグラムによるリンパ節転移の予測をされていますが、
ノモグラムの説明をしていただける先生は極めて少ないのが現状なので、それだけもありがたいと思います。
生検や画像検査でハイリスクの限局がんと判定され、
実際のところ、前立腺に限局している可能性は半分もない(日本版ノモグラムで)のに、
摘出が最善と言われて手術を受け、再発されてきた患者さんをたくさん見て来ました。
しかし、哀しいかな、ノモグラムのような情報が患者に伝わることはほとんどありません。
http://pros-can.net/01/img/pc-table.pdf
インフォームド・コンセントではこれらもきっちり説明すようにというなんらかの決まりが欲しいぐらいです。
今回のケースでは、リンパ節転移の可能性が40%ぐらいというのは、おそらくあまり外れていないとは思いますが、
始めから浸潤があるようなケースでは、ノモグラムの対象外ゆえ推定にすぎません。
専門医さんがおっしゃる通り、理屈では骨盤域の照射もすべきだと思うのですが、
放射線治療(IMRTなど)では、たとえ骨盤域の照射をしない場合であっても、
かなり良い成績がでていることも事実です。
理由は定かではありませんが、画像に写らない程度の小さなリンパ節転移であれば、
周辺に照射されるファジーな線量が、それを抑える方向に働いていると思われます。
事実私も、「PSA147、T3、GS9」でしたが、前立腺そのものと精嚢部だけの限定照射でした。
骨盤域の照射を重ねたほうがより確実な気もしないではありませんが、
前立腺に当てる線量が大きければ、かなりそれをカバーできるのではと思っています。
小線源(LDR、HDR)+外部照射 が有利なのは、前立腺の外に照射するかしないかではなく
それを重なることによって、限局部の線量が大幅に増えるという意味のほうが大きいと思っています。
おらっちゃさんの書き込みで、私が気になるのは、線量が74Gyということですね。
Y大付属病院だとすれば、もっと線量が多いはずと思っていましたが、この数字ではチト物足りません。
近頃はIMRTでも広範囲照射とスポット照射(局所ブースト)を自由に組み合わせて使えるようになってきており、
オリゴメタでもIMRTが可能という時代に足を踏み入れつつあるようですが、
保健適用を厳密に解釈すると、IMRTの保険適用は「限局がん」に留まる固形腫瘍となっています。
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