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高リスクで2つ以上の因子をもつ場合を超高リスクとした論文
投稿者: 投稿日:2015/10/09(金) 16:02:15 Home No.6557 [返信]
北里大学特別栄誉教授の大村智さんが2015年のノーベル医学生理学賞を受賞したということで、HDR治療、石山先生の論文 で紹介した北里大学の石山先生の論文を改めて読んでみました。(暗いアクションです)

2014年版NCCNガイドライン 日本語版のMS-22の高リスク群の「有害因子が複数認められる患者は超高リスク群とする場合もある。」を適用し、「2つ以上の因子をもつ患者を超高リスクとした」とのことです。

患者の詳細はTable 1.のとおり。

NCCNリスク分類による5年PSA非再発率は以下のとおり。
・高リスク  97.8%
・超高リスク 81.9%

2つ以上の因子をもつ患者を超高リスクとすることにより、結果として高リスクのPSA非再発率の値がよくなったと思われ、同様に超高リスクの値もよくなったと思われます。
PSA非再発率のグラフをみると、超高リスクは2年を経たずしてPSA再発しています。

北里大学病院 放射線治療科|放射線治療法の紹介|前立腺がんの放射線療法の3) 密封小線源療法 と題して、組織内照射療法におけるLDR、HDRの適用に関して記述されています。


低リスク群 LDR
中等度リスク群 HDR+外部照射、一部はLDRの適応±外部照射
高リスク群 HDR+外部照射


中間リスクでどのような場合がHDRかLDRになるか仔細は分かりません。

北里大学のHDRの適用は、前立腺がん地域医療連携 CaPMnetに書かれている「慈恵医大における前立腺がん診療」「高線量率小線源療法(HDR:high dose rate・ブラキセラピー)」と異なります。
すなわち、慈恵医大ではHDRの適用は「80歳以下の高リスク局所がん」となっています。
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