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ひじき爺さん
投稿者:SANZOKU 投稿日:2015/06/02(火) 22:36:18 No.5938 [返信]
ひじき爺さん。こんばんは。ひじき爺さんは私より1歳年上ですが、その名を唱える時は微妙な気分ですね。爺さんの称号は10年早いかと・・・?冗談です。

それはさておき、再度ご指名がありましたので、しゃしゃり出ます。これまで主治医やセカンドオピニオン、サードオピニオンといろいろな事を言われ、その上、私を含め外野席がとやかく言って混乱されているのかもしれませんね。お詫びを述べられても何のことやら・・・?

掲示板を騒がせる発端となったお詫びに、ひじき爺さんの現状について自分なりの考えを述べさせてください。また余計なお世話だと言われるかもしれませんね。時宜にピッタリの眞さんの「勝俣先生の講演ビデオ」のエビデンスレベルによれば権威者の意見が最下位の5ですから、私の考えなぞランクもありませんので笑って聞き流してください。

無神経な主治医に死ぬまでホルモン療法と言われて、サードオピニオンに辿りつかれた訳ですが、主治医の病院は近くにあって通いやすいということですので、名実共に爺さんに昇格した時はありがたい存在だと思います。私も主治医に何をやっても同じと言われ続けていました。ですが、早期の低容量の抗癌剤使用やランマークの使用なども視野に入れて、自分で調べた資料を持参して診察の度にプレッシャー?をかけている内に、結構乗り気になってくれました。また通常は6ヶ月経過後の骨シンチも骨転移外来に行きたいとか放射線科の医師と話ししたいと頼んでいたら、3ヶ月後に再びやってくれました。医師も患者の熱意に押されて結構言うことを聞いてくれます。患者の回復を願っていることは同じだと思います。ですから、まずは主治医のところでホルモン療法をはじめてみられるのは如何ですか?

ホルモン療法と言っても実はいろいろあるのでして、カソデックスとLH-RHアゴニスト剤を組みあわせるCAB療法が一般的ですが、カソデックスのみまたはLH-RHアゴニスト剤のみから始める病院もあるようです。またmotoさんのように低容量のエストラサイトを用いる療法もあります。他にも療法はあります。それぞれ考えがあるようですが、その療法のエビデンスレベルは? と聞かれるとさっぱりですわ。これらにもちろん新薬も入り乱れて百科繚乱の状態です。お医者様でもいろいろですから、患者はもっと訳が分からんというのが本当の所かな。だからと言って治療をしない訳にはいかないです。従ってここでも医者と相談の上、納得のゆく方法を決めるしかないかと思います。ただ、どれも治療を始めて癌の顔つきを見ながら進めるのでして、それによって当然戦略も変わってきます。そういう意味で癌の顔つきを見定める期間も必要ですから、急いでも仕方ない訳です。

自称専門医さんも言っていましたが間欠療法は、この癌の見定めがついた段階で考慮することになると思います。もちろん本人の副作用も関係しますが・・・。間欠療法は未だ生存延長に貢献するか否か結論は出ていません。またその機序も不明確です。ですからエビデンスレベルは低い。それでも副作用や、あるかもしれない癌の耐性化を警戒して、やる人があります。もちろん自己責任ということになるでしょうね。

ついでに睾丸摘出についても触れますが、これもLH-RHアゴニスト剤の代わりというか、昔はこれをやった訳で、現在はLH-RHアゴニスト剤がこれに取って代わったということです。睾丸摘出をやると副作用が少ないとか、費用が安く済むと言われていますが、慌ててやる必要はないのではと思います。自分の癌を治療上で見極めてから、そのような結論に至っても良いのではないかと思います。この掲示板に投稿されている方にもその手術を受けられた方が居ます。その具合を伺ってみるのも一つの方法かと・・・。

以上ホルモン療法について述べましたが、こんな概論はどうでも良いと言われそうなので、自分ならどうするかを述べます。カソデックスから始め、自分の癌の様子を見て必要ならLH-RHアゴニスト剤も使う。もちろんPSAが安定するようなら、間欠療法も試みる。その先は予測できません。どちらにしても様子を見ながらゆっくり進むしかないので、焦って事を成しても仕方ないと思います。

これらホルモン療法とは別の問題として、再発部位の確定という問題があると思います。2月にMRIとCTを受けておられるので、PSAのお昼寝モードの上昇を鑑みるとしばらくは部位の確定は困難と思われます。ホルモン療法を始めると部位の確定はできなくなるので、リスクはあるがホルモン療法を先延ばしにすることも考えられます。

仮に転移再発だとするとその部位にもよりますが、IMRTなどの放射線治療を施すことも考えられます。これが自称専門医さんの言っていた「再発部位がわかり、それが1,2カ所程度であれば、その部位に放射線を当てるということも一つの選択肢です。」という部分です。これは最近注目されているオリゴメタ治療という方法で、転移癌にたいして積極的な治療を行うと延命はもちろん、場合によっては完治も狙えるというものです。ただこの治療のエビデンスレベルは何でしょうね? 自称専門医さんは、治療は主治医と患者が決めるもので他人が口を挟むものではないと言っていた割には、機序の明確でない標準治療とは思えない治療を提案するとは、どうなっているのでしょうか? ああ、私ならこの治療を受けますがね。

局所再発ならちょっと話は厄介です。放射線の再治療は難しいかと・・・。もちろん手術もないかな・・・。再発部位によるけどクライオなんて手はないですかね・・・? この治療は日本でも試行的にどこかで始めていたと思います。何かある可能性もあるので、陽子線治療をした先生などに相談してください。もちろんホルモン療法は有効です。誰か名案のある方に受け継ぎます。

以上、エビデンスレベル皆無のSANZOKUの考えでした。まあこれからどんなことを勉強しなければならないかのヒントくらいにはなるかもしれませんが。

ひじき爺さん。爺さんへの道は未だ未だ厳しいですよ。まだまだ勉強することもあるだろうし、闘病も続きます。余病をもらって、あちらに行っては元も子もないので、ランナーさんのようにトレーニングも必要だし・・・。それにしてもランナーさんは、ほんまにホルモン治療してたんかいな!?


追伸(アンドロゲン抑制剤について)

仮にアンドロゲン抑制剤を使用することになった場合の自分の感想を述べます。現在使用されているアンドロゲン抑制剤は、ゾラテックス、リューブリン、ゴナックスあたりです。自分はゾラテックスとゴナックスの経験があります。これまでの報告を見ていると後者の方が若干効き目が強いように思います。初期のPSAの低下速度や効き目が薄れた時の薬剤変更などによって、その傾向が見て取れます。これは前者がLH-RHアゴニスト剤であるのに対して、後者がGnRHアンタゴニストであるということで薬効が少し異なるからだと思います。

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