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GANBA-SETA さん
投稿者:SANZOKU 投稿日:2015/01/18(日) 10:12:25 No.5305 [返信]
GANBA-SETAさん。仰るとおり私は元々は工学系です。いや工学系崩れという方が正確ですかね・・・。いろいろやっていたもので。

今回自分は2つのことを間違っていました。その一つはサンプル数nが最初から最後まで変わらないという勘違いです。以前から、たとえば5年非再発率のグラフに3年以上経過観察ができたものというような但し書きがあるのを怪訝に思っていたのです。つまりサンプルは少なくとも5年以上観察されなければ5年非再発率は出ないだろうという考えでした。しかし今回気付いたのはサンプル数nが変化できるとすれば、3年しか観察していない人も3年非再発率までのデータとしてグラフに反映できるということです。

例えば毎年10名の治療数があるとすると5年で見るとn=50になります。ですが1年目はn=50であっても2年目はn=40になり、5年目はn=10になります。このような場合5年目の非再発率のデータは偶然性に支配されるようになって統計的意味合いがかなり低下しますね。これが1点目です。

もう一点はひげの父さんのご指摘です。サンプルの患者さんの中には癌死以外の理由で亡くなる人や、連絡が取れなくなって不明になる人や、結果に影響を及ぼす治療を受けてしまったりして不適格になる人が年を経るごとに増えてサンプル数が減少すると言うことです。例えば5年目はn=10→n=5に減ったとすると、もっと偶然性に左右されることになるということです。このような場合一人の患者さんの動勢で20%の変化になってしまいます。

私は以上の点で間違ってました。以上のことから10%を越えるステップがあるグラフはその時点以降のデータはあまり参考にならないという教訓を得ました。

以上の教訓を得て、もう一度先にアップした東京医療センターのグラフを読み解けば、手術は術後1年くらいまでに再発が多いが、その後も徐々に10年くらいまで再発が続く。一方放射線は5年くらいまで再発が続くがその後は非常に少ないと読めました。皆さんは如何ですか?
https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=5285
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